駐在者:「日本親会社から言われ、先月からロイヤリティーを払うことになりました。」

弊 社:「えっ!、先月ですか? 契約書を見せてもらえますか?」

 

結構?あるやり取りである。さて、何が問題か?

ハイ、“先月“であることに問題はありそうですが、他に根本的な問題はありませんか?

 

“ベトナムから日本への支払利息の支払いには税金がかかります。”と言うと、恐らく日本では「えっ!!」と返ってくるのでしょうね。

実は、ロイヤリティーの支払いにも、支払利息の支払いにもベトナムで納税が必要なのです。

 

「えッ??」

 

異国ですので日本とは税制が異なるのは当然で、その一つに外国契約者税(FCT Foreign Contractor Tax)というのがベトナムにはある。

 

外国契約者税(以下FCT)とは、外国の事業者がベトナム国内においてサービス等を実施(ロイヤリティー、支払利息、技術提‥など)した場合に、サービスの内容に応じて1%~10%(簡便法の場合)の源泉控除する、というものです。

 

つまり、冒頭の「えっ!」には、

“ロイヤリティーの支払いには、源泉税10%(簡便法)が必要ですが、御社の取引ではFCTが漏れていませんか?、いや、間違いなく漏れていますよね。さて、どうしたものか….”、

という、深―い??意味があるのです。

 

日本にはない税制なので漏れやすく、特に第三者との取引において漏れた場合には、“予定外の追加負担はどっちがするの?”と、もめ事のタネを残すことになりかねないので注意が必要。

 

「支払をしようとしている取引は、サービス取引かどうか?」

 

ベトナム法人との契約の際には是非とも自問してみてください、

 

先週、大阪投資育成さんに声掛けを頂きセミナー講師を務めました。その際にレジュメを添付します。ご参考になれば幸いです。
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今日の佐分和彦でした。
ありがとうございます。