「日本2713万、ベトナム2803万」

この数字、何だと思いますか?

 

少々古いが2017826日の日経新聞の記事で、確かアメリアの調査会社が行った国別給与比較での取締役に関するデータである。単位はなんと!円です。

 

取締役ですので、社長と呼ばれる方も含んでのことでしょう。日本の社長の給与が低いのか、海外の社長の給与が高いのか。いづれにしても、取締役の平均報酬が日本よりベトナムの方が高いというデータに驚いた記憶がある。

 

ベトナムに進出する多くの企業さんは“安い労働力”が魅力とおっしゃる。確かに、2018年の最低賃金は、日本同様に地域で異なるが、ホーチミンでは3,980,000ドン(約2万円)。大卒初任給の平均が348㌦(4万円弱、某人材紹介会社調べ)で人材を獲得できる魅力的な労働市場に映る。対して名古屋の最低賃金は871円/時間(月間14万程度)、大卒初任給20万円強といったところでしょうか。

 

日経記事の取締役年収と比較すると、新卒年収との倍率は日本が約9倍程度、ベトナムでは凡そ60倍前後ということになる。

 

この60倍の幅を、階層間の移動が難しい格差社会とみるのか、成功者が出現し始めた二極化現象か、はたまた、個人の成長余力・可能性ある社会とみているのか、ベトナム自身はどんな社会であるとの認識にウェイトを置いて捉えているのだろう?

 

こんな調査データもある。


3000
万㌦(33億円)以上の超富裕層の増加は、過去16年間ではベトナムは世界で最も急激に増加しており、今後10年間でベトナムの富の増加は200%を維持し、100万㌦以上の富裕層は1.4万人から3.8万人なると予想している(ニューワールドウェルス調べ)。

 

見方を変えれば、世界最速で二極化が極大化しているとも言えなくもなく、これが取締役平均給与を2803万円へと押し上げているのかもしれない。つい先日、公園の駐車場にベントレーが6台(関税等で車は日本の倍程度の価格である。11億円??)連なって止まっていた。調査通りに経済的な成功者が多数輩出されているのは確かなようである。


多くのベトナム人は他人事であるベントレーの価格などには興味はなく(知らない)、日々懸命にバイクを走らせ、かつての日本が“冷蔵庫、洗濯機、テレビ”の三種の神器にあこがれ普及したように、身近な関心事や自身の将来に大きな可能性があると強く信じているだろう逞しさを感じる。

 

一億総中流の奇跡に突き進んだあの頃のように.... ただ日本とは違いは、国民に渡らず途中で消える富が多くあるかもしれない、という事かもしれない。

 

そうそう、

日経の記事によれば、部長職あたりで他国と報酬が逆転するようある。企業がグローバル化をするということは、人材の流動化もグローバルに晒されるということでもある。必要とする人材を他国から獲得できる機会は増えるが、自社の人材を海外の厚遇で取られる危険もあると言えるのだろう。お気をつけあれ。

 

さてさて、
「将来はこの子も2803万円だな」との期待を胸に、バイトに汗する大学生がいる店へ食事へ行くかぁー


バイトの時給は、なんと100円!? 

可能性の幅はデカいぜ! がんばれっー!!



本日の佐分和彦でした。
ありがとうございます。
今日の日本サッカー ガンバレ!!