前回の記事では、「カルマ（不理解感情）の出来事が起こった時、どんな風になるのか？」について解説しました。


今回は、「人間関係におけるカルマ（不理解感情）」これについて具体的に解説したいと思います。


人間関係において出来事が発生する場合、基本的には「自分のカルマの出来事であり、相手のカルマの出来事でもある」と考えられます。


「カルマの法則」から考えるならば、互いのカルマを解消するために、人間関係が発生している。と考えられるのです。


ちなみに、

◎カルマの解消とは、カルマの内容を体験すること。

◎カルマの解除とは、カルマの内容を理解すること。

をいいます。


詳しくは、次回のブログで解説します。


友人関係、恋愛関係、会社の同僚、ママ友など、縁ができる相手というのは、互いに効率よくカルマを解消できる相手だということなのです。


例えば、一緒にいて楽しい相手、気の合う相手であれば、その相手との関係性でポジティヴなカルマを解消していると考えることができます。


お互いに快適な関係であれば、ポジティヴなカルマを解消し合っているといえますが、自分が相手に対して快適でも、必ずしも相手は快適とは限りません。自分に対してとても気を遣っていたり、ストレスを感じている場合もあります。


その場合、相手の気持ちを理解できていなければ、別の人間関係において、「相手は自分に対して快適だけど、自分は相手に対して不快なカルマ」として体験する事になります。


また、互いがストレスを感じていたり、そりが合わない相手であっても、中々縁が切れない相手というのは、互いにネガティヴなカルマを解消するのに効率の良い相手だと考えられます。


関係性が、ポジティヴであれ、ネガティヴであれ、長く関係が継続する相手、あるいは長時間一緒にいる相手というのは、お互いにとってカルマの解消に都合の良い相手。だと考えることができるのです。


例えば、結婚に発展する相手というのは、お互いのカルマ、特に「家族のカルマを解消するのに適した相手」だと考えられます。


つまり、結婚して生活を共にすることで、互いに効率よくカルマを解消しているということなのです。


「カルマの法則」において夫婦関係というのは、両親（養育者）に対して、理解できていない気持ちを理解できる体験をさせてくれる関係であり、両親の理想や潜在的な理想を叶えるのに適した関係であると考えられます。


この内容については、また別の機会で詳しく解説したいと思います。


ではもう一度、人間関係の話に戻します。


カルマの解消の為に人間関係が発生しているとすれば、仮に人間関係が上手くいかずに会社を辞めたとしても、解消すべきカルマが残っていれば、また別の会社でも、また同じような出来事が繰り返される可能性があります。


そのような場合、どうすれば良いか？ということですが、ストレスを感じている人との関係性から、カルマ（不理解感情）の理解を進める必要がある。ということになります。


◎いったい誰の気持ちを理解する為に、私はこの人間関係を体験しているのだろう・・・。

◎いったい誰の気持ちを理解する為に、私はこの環境にいるのだろう・・・。

◎いったい誰に対して、こんな不快な気持ちにさせてしまっていたのだろう・・・。


そんな風に考えながら、カルマ（不理解感情）の理解を進めてゆくのです。


つまり、カルマを解除するのです。


そして、カルマを解除する事ができれば、ストレスを感じていた相手との関係が改善されたり、あるいは自然と縁が無くなる流れに向かう事になります。


つまり、相手との関係性において、必要なカルマの解消や解除が終わると、相手との縁が薄くなったり、縁が無くなると考えられるのです。


では、特定の人との縁を継続したい場合、どうすれば良いかということですが、相手に対して有益なカルマを提供し続ける事ができれば、その関係を継続することができます。


今回の解説はここまでです。


次回は、「カルマの解消」と「カルマの解除」について、詳しく解説したいと思います。