では具体的に、「どんな影響を与えることができるのか?」「どんな効果が期待できるのか?」これについて解説したいと思います。
【カルマの法則】
心(感情、恋愛)、意(思考、仕事)、体(身体、健康)、場(環境、住居)に意識的に変化を起こすことで、身の回りに起こる出来事を加速させたり、コントロールすることが出来るようになります。
前回の旅行の記事でも書きましたが、「心・意・体・場」を意識的に動かすことによって、日常生活や仕事に対しても能動的になり、判断力や決断力も上がるようになります。
その結果、身の回りの出来事が、早いリズムで起こるようになります。これを「流れが加速する」と表現しています。
流れが加速することで、カルマの解消スピードも速くなります。
カルマが解消されると、今まで縛られてきた生き方や考え方から解放されてゆきます。
その結果、ストレスから解放され、選択の幅が拡がり、理想の自分へと近づきやすくなるのです。
「心・意・体・場」を意識的に動かすことで、夢や目標に早く近づくことが出来たり、停滞している状態から早く抜け出すことができる。と考えることができるのです。
何故、映画を月に5本以上観ることが効果的なのか?それは「心・意・体・場」すべてに影響を与える内容が含まれるからなのです。
旅行(一人旅)は現実的にちょっと難しい・・・という方でも、映画を観ることであれば、色々工夫しながら、少しは実践しやすいのではないかと思います。
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では本題に入る前に、
今回のテーマに対する「よくある質問」について書いておきます。
Q自宅でDVD鑑賞ではダメでしょうか?
⇒「映画館に足を運んで映画を観ること」が重要なので、自宅でのDVD鑑賞では、残念ながら効果が半減してしまいます。
Qなぜ月に5本以上なのでしょうか?
⇒「心・意・体・場」に変化を与える事が目的なので、「チャレンジすること、忙しくなること、外出が増えること、葛藤すること、効率よくお金を使う事」などがポイントになります。生活環境には個人差がありますので、月に5本以下でも良いので、チャレンジしてみる。という事だと思います。
Q友人と一緒に映画を観に行ってもよいですか?
⇒旅行と同様、一人で観に行くことをおススメします。誰かと一緒に行動すると、相手のカルマの影響を受けることになります。一人で行動すると、自分の選択、自分のペースで出来事を体験する事になるので、自分のカルマが解消しやすくなるのです。
まとめると、「DVDではなく映画館で、ちょっと大変だなぁと思う本数を、できれば一人で観に行くこと」が理想的です。
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では実際に、映画を月5本以上観る事で、どんな影響があるのか?「心・意・体・場」それぞれについて考えてゆきたいと思います。
【心】
◆映画を観る事で、感情が動きます。感動したり、ハラハラドキドキしたり、胸が締め付けられたり、泣いたり、笑ったりと「心」がたくさん動きます。
◆映画を観ていると、主人公や登場人物に感情移入してしまうことあります。自分のカルマに影響する内容については、共感したり、反発したり、強く感情移入することになり、さらに「心」が動きます。
◆「感情が湧きおこる」ということは、何らかのカルマがあるということです。映画を観た後、ちょっとスッキリした気持ちになったりするのは、カルマの解消が進んだ。という事でもあるのです。
◆カルマの理解が難しい理由として、相手の気持ちを、相手の立場にたって考えることが難しいということがあります。例えば「浮気」に関するカルマある場合、「浮気する人」「浮気される人」「浮気相手」「周囲の人達」これらの立場全ての気持ちが理解できれば、カルマが解除されることになります。
しかし実際には、自分以外の他者の気持ちを理解するというのは、同じ立場を経験していなければ、中々難しいものです。映画を観る事で、映画の中での人間模様や、登場人物の葛藤から、直接的な人間関係では理解が難しい相手の気持ちを理解できる可能性がでてきます。
◆映画館の中というのは密室で、隔離された状態です。上映中は照明も落とされ、真っ暗な状態になります。つまり、映画館という空間の中では、日常の人間関係から離れた状態になれるのです。これは旅行の効果として、「日常の人間関係から離れる事や(物理的距離を取る事)、乗り物の隔離された空間で黙想する事と同じような状態だといえます。
◆隔離された空間で映画を観る事で、自分自身が映画の世界に参入しやすくなります。日常のカルマから離れ、他者からのカルマの影響を受けにくい状態になっています。自分のカルマに影響を与えやすい状態となっている為、カルマの解消が促進されることになります。
(ちなみに、「カルマタロット」の基本であり極意である「セルフリーディング」は、同様の効果が期待できます。作法に従ってリーディングすることで、カードの登場人物の世界に参入し、より次元の高いリーディングを導くことができるようになります)
【意】
◆「どの映画館でどんな映画が上映されているのか?」「いつ、どこで、どんな映画を観るのか?」「そのために時間をどうやりくりするか?」このように考えるプロセスで「意」が動きます。
◆映画を観ることで、普段考えないテーマについて考え、問題意識が高まります。物事に対して深く考えるきっかけにもなります。
◆月に5本以上の映画を観る事になると、「普段なら、わざわざお金を払ってこの映画は見ないはず・・・」と思うような映画もおそらく観ることになります。「普段なら見ない映画を観る」実はここに、重要なポイントがあります。
普段しない選択には、新たな可能性があるということです。普段の自分の判断や選択では解消できなかったカルマが解消できる可能性がでてきます。
◆映画を観る事で「心」が動きますが、同時に「思考」が動きます。自分にとって問題意識が高いジャンルについては、よりたくさん思考が動くことになります。逆にあまり関心のなかったジャンルや、特に興味のなかったテーマの映画を観ることで、新たな問題意識や、思考の幅が拡がるきっかけとなります。
◆映画を観た後、その映画の余韻に浸ることがあると思います。これは、問題意識が高い状態で、心や思考が動き続けている状態です。映画館を出て、通常の世界?に戻り、現実的な自分自身と向き合うことで、カルマの解除が進みやすくなります。
◆映画を観た後、食事をしたり、買い物をしたり、ついでに用事を済ませたりと、新たな行動や選択の幅が拡がります。
「一人で外食をする」という行為だけでも、「今何が食べたいのか?」「どの店に入るか?」「何を注文するか?」など、自分のペースで、自分の選択で、決定してゆくことになります。人に合わせない自分の選択をすることで、自分自身のカルマを体験しやすくなります。
特にキャラクターウエイトが軽い人の場合、日常生活の中で無意識に相手に合わせている傾向があります。すると、「本当の自分がどうしたいのかわからない、自分が本当は何をしたいのかわからない」という状態に陥りやすくなってしまうのです。
つまり、自分のペースで、自分の選択で映画を観たり、食事をしたりするという事がとても貴重な体験となるのです。自分自身の選択により映画を観る事で、自分が何をしたいのか?を見出すことができたり、自分自身としっかり向き合えるきっかけにもなり得るという事です。
◆「何を観るか?」という事ですが、何も決めずにとりあえず行ける時間に映画館に行く。その場で観る映画を決める。という方法もおススメです。「自然動」で実践する「身体の声に従う」に準じた方法となるため、よりカルマの解消が促進されやすくなります。
【体】【場】
◆自宅でDVDではなく、映画館に足を運ぶことで、「体」「場」が動きます。乗り物に乗ったり、歩いたりと、身体を動かすことになります。「出かけたついでに、〇〇に行こう」など、余裕があれば足を延ばしてみるのも良いと思います。
◆月に5本以上映画を観る為には、近場の映画館だけでは達成できない場合も出てきます。普段なら行かない映画館に行くために、普段なら乗らない電車やバスに乗るという事も出てきます。それもまた良い事です。
【お金】
◆「心・意・体・場」の流れを加速させるために、「お金を使う」という行為も重要です。お金を使うことでカルマの解消が促進されるからです。
◆月に5本映画を観ることで、出費も増えると思います。映画だけではなく、食事をしたり、帰りに立ち寄ったお店で欲しい物が見つかったりと、誘惑もたくさん出てくるかもしれません。買うべきか我慢すべきか、お金を使うことへの葛藤も出てきます。それも含めて「カルマの解消」だと考えることができます。
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旅行(一人旅)の場合、「心・意・体・場」の中でも、特に「体・場」に大きな影響を与えますが、映画の場合は「心・意」に大きな影響を与える事になります。
「心」(感情のカルマ)は、通常、恋愛や人間関係などで、悩んだり、葛藤したりすることで解消されるカルマです。
映画を観る事で、大きく感情が揺さぶられ、登場人物と一緒にハラハラドキドキしたり、葛藤したり、胸が締め付けられるような気持ちになったり、恐怖感を味わったりすることで、「心」のカルマを解消することになります。
自分が体験したくないようなしんどい状態や、苦しい状態について、映画の中でしっかりとその感情を体験することで、日常生活でのネガティヴなカルマの体験を軽減できる可能性があるのです。
もちろん、そのプロセスの中で、「これって一体誰の気持ちなのだろう」と考える事で「カルマの解除」も促進されます。
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映画のジャンルについては、本当にどんな映画でも良いのですが、戦争の映画などは特に良いのではないかと思います。
ちょうど今日、8月6日は「原爆の日」です。
平和な時代を生きる私達には想像もできない悲惨な戦争の体験、その時代に生きる人達の気持ちに触れ、戦争について知る。これはとても重要なカルマの解消だと思います。
「理解できていない気持ちを理解するように、出来事が発生している」とするならば、戦争を繰り返さない為にも、今を生きる私達が当時の悲惨さを知るということが、とても大切なのだと思います。
その時代に生きた人達の気持ちに触れることで、今自分が仮に、どんな悩みを抱えていたとしても、それがどれだけ贅沢な悩みなのか?その悩みを持てるという現実が、すでに幸せなのだ。そんな風に思えるきっかけにもなるのではないかと思います。
と、最後は自分に向かって書きました。
よろしければ、ご参考ください。
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(入門/本コース/再受講/単発受講)
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心(こころ)体(身体)意(意識)場(場所・環境)の変化によるカルマの解消の仕組みと、実践的な活用方法について解説します。
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