前回まで、家系宿命期のそれぞれの時期の特徴について書いてきました。


おおよそ自分がどの宿命期にいるのか?がわかると、その時期に気を付けるべき内容がわかります。未来に訪れる宿命期に備えて、「今どんな気持ちで過ごすべきなのか?」について目を向けやすくなります。


現在が「低迷期」であれば、今の貧しさや苦労の蓄積が、未来の上昇期の糧になると考えることができますし、「安定期」であれば、未来の下降を防ぐために、今の恵まれた環境に感謝しつつ、徳を積むように日常的に意識することだと思います。


今回は「家系宿命期と幸福度」について考えてゆきたいと思います。


解説に入る前に、おさらいを兼ねて、「家系宿命期」について簡単にざっくりと解説します。


人間の一生には、変化しようとして変化しやすい時期とそうでもない時期、変化したくなくても変化させられる時期とそうでもない時期があります。



【カルマの法則】
○人間の一生には変化しやすい時期とそうでもない時期があります。
 
○変化には「プラスの方向の変化(上昇)」と「マイナスの変化(下降)」があります。

○安定には、「プラスの安定(安定)」と「マイナスの安定(低迷)」があります。
 




カルマ論では、 「人間の一生涯の変化の量は、全ての人が同量である」 と考えています。若い時に波乱万丈で生きると、後半生は波があっても穏やかに過ごせますし、逆に、若い時に生活が安定していると、後半生では少しの波でも心が乱されたりするということです。


「家系宿命期」では、人生における変化の流れについて、大きく4つの要素に分類しています。


◆プラス方向への変化・・・「上昇期」
◆プラスの安定の時期・・・「安定期」
◆マイナス方向への変化・・・「下降期」
◆マイナスの安定の時期・・・「低迷期」
 




家系宿命期


家系宿命期

各時期は、(基本的には)上記の流れを繰り返します。個人レベルでは、それぞれ、約15年〜20年です。どの時期から人生がスタートするのかは、生まれた時の家族(家系)がどの時期にいるのかによって変わります。


流れのアップダウンにも個人差があります。波乱万丈な生涯を送る人もいれば、緩やかな生涯を送る人もいます。その人自身のカルマによって違うということです。


各時期の特徴や流れを把握することと、現在、自分(家族)がどの時期なのか?を知ることで、意識的に流れをコントロールすることができるようになります。本人の努力、人間関係、お金の使い方などによって、良い時期を延長したり、しんどい時期を短縮することができます。流れを固定、反転することもできます。


各時期の特徴を、下記にまとめています。

■各宿命期に起こりやすい出来事
(家族関係、仕事、収入、健康、スポーツ、住居、資産)など


【安定期】
家族内に多少の不仲、相続、名前、後継ぎで揉める、高学歴、芸術、社会奉仕に関心、安定した仕事、家業、家賃などの権利収入、企業勤務、公務員、農業などの土地の仕事、糖尿病などの成人病、生活習慣病、肥満、軽度のアトピー、適度な運動、趣味程度のスポーツ、持ち家と住居以外の不動産を所持、環境のいい田舎の一軒家、別荘、海外留学


【安定期〜安定下降期】
浮気、離婚、別居、借金、詐欺に遭う、保証人、ギャンブル、嘘つき、公務員的、医療福祉、ボランティア、事業や家業の衰退、入院、障害者、軽度のうつ、アトピー、不動産を失う。


【下降期〜低迷期】
破産、事故、暴力、戦争などで家人がたくさん亡くなる。解雇、ギャンブル、無力、詐欺的な仕事、何をしてもダメ、早死、急死、精神障害、アルコール依存症、重度のアトピーなど、持ち家を失う、火事、天災、悪環境の家、空気の悪い都会の賃貸


【低迷期】
家族がばらばらになる、母子家庭、父子家庭になる、学歴なし、宗教への興味、生活保護を受ける、親族の助けを受ける、バイト、パート、職が定まらない、休みがない、病気がち、障害者、要介護、精神病、難病、病的な鍛錬、格闘技、故郷を離れる、出稼ぎ、旅にでる。


【低迷期〜上昇期】

家業内にリーダーが現れ、家族を引っ張る。高収入のバイト、自営業、水商売、歩合制、契約、派遣社員、不安定な仕事、休まないで働く、貯金なし、身体を鍛える、スポーツ、武術に打ち込む、引っ越しが多い、賃貸、


【上昇期〜安定期】
家族内がまとまる、共通の目的意識、起業、独立、安定、貯蓄できるようになる、中小企業、正社員、スポーツ選手的、引っ越しが少なくなる、持ち家。



ではここから、今回のテーマである「家系宿命期と幸福度」について考えてゆきたいと思います。


各宿命期の特徴を見ると、特に「上昇期」「安定期」は幸福度が高く、「下降期」「低迷期」に向かうにつれ、幸福度が低くなってゆく。このように考えてしまうと思います。


実際に、「上昇期」「安定期」は、経済的にも安定し、家族間の問題も少ない時期です。


一方、「下降期」「低迷期」は、お金が出て行く流れが加速し、身の回りにもトラブルが増える時期です。


では本当に「上昇期」〜安定期(安定下降期)」の人達は、「下降期〜低迷期」の人達よりも幸福なのか?というと、必ずしもそうとは言い切れないと思います。


経済的に厳しい環境で生きている人達の中にも、日々を幸福に生きている人達はたくさんいますし、経済的に豊かな環境で生きている人達の中にも、不幸だと感じながら生きている人達もいるはずです。


人間が「何を前提に幸不幸を感じるのか?」と考えてみると、過去の自分、あるいは、身近な周囲の人達と比べて、自分の幸福度を測っている場合が多いのではないかと思います。


さらに「隣の芝生は青く見える」という言葉があるように、人間には、他人の事をうらやましく思ったり、よく見えてしまう傾向があります。


過去から現在が「安定期」だと、これまでの恵まれた環境を前提に、自分の幸不幸を考えてしまいやすくなるため、自分が豊かさに対して感謝することが難しくなってしまいます。


豊かな状態に対して感謝することができないと、その状態が豊かで幸せであることが理解できるように、出来事が発生しやすくなります。


日常が良い状態にある時ほど、良い状態を当たり前のように考えてしまい、感謝できないものです。その状態を失ったり、トラブルを経験することでによって、「あの頃はよかった、幸せだった」と感じるというのは、経験済みの方もおられると思います。


たとえば、健康な時には、自分の健康に対して、なかなか感謝できないものですが、病気になると、当たり前に身体が動き、健康であることに対して、感謝できるようになります。病気になったことで、人の優しさや、当たり前の日常に対して感謝できるようになることもあると思います。


逆に、過去から現在が「低迷期」であるとすれば、ある意味、貧しさや不遇な環境に対する免疫?が出来ているため、同じ環境に置かれた場合、安定期に生きる人よりも不幸だと感じにくいとも考えられます。また小さな幸せに感謝しやすいとも考えられます。


つまり、「安定期」だから幸せであるとも限らないし、「低迷期」だから不幸であるとは言い切れないということです。

同じ環境であったとしても、それを「不幸」だと感じるか、「幸せ」だと感じるか?は人それぞれであり、それまで生きてきた環境の影響を受けやすいということなのです。


「安定期」には、トラブルに対する免疫も弱い為、日常のささいなことでもしんどい気持ちになりやすいのかも知れません。すると、豊かな環境に生きていたとしても、心が安定しなかったり、思い悩むことが多くなってしまうとも考えられます。


「低迷期」の貧しい時期や、理不尽な環境に対してでも、感謝することができたり、幸せだと考えることができれば、やがて迎える「上昇期〜安定期」の上昇度や安定度も高くなり、良い状態も継続しやすいと考えることができます。


明石家さんまさんの座右の銘は「生きてるだけで丸儲け」だそうですが、そんな気持ちで日常を生きることが、理想的なのだろうなと思います。