前回は、「低迷期〜低迷上昇期〜上昇期」の特徴について解説しました。


お金がなく苦労する時期(低迷期)を経て、手放すものや執着するものがなくなると、やがて「低迷上昇期」に向かうようになります。まだまだ楽な時期ではないですが、この時期に入ると、少しずつお金が稼げるようになってきます。


自転車に例えるならば、向かい風の上り坂を、ローギヤで必死に進んでゆくイメージです。最初は厳しい上り坂も、少しずつ脚力もつき、やがて道も平たんになり、楽に進めるようになってきます。ここまでくると、「上昇期」に入ったと言えます。


今回は、「上昇期〜安定期」への流れについて解説したいと思います。


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【上昇期〜安定期の特徴・起こりやすい出来事】

【家族関係】
家族内がまとまる、共通の目的意識

【仕事・収入】
起業
独立
安定
貯蓄できるようになる
中小企業
正社員

【健康・スポーツ】
スポーツ選手的

【住居・資産】
引っ越しが少なくなる
持ち家


家系宿命期


上の図を見てもらうとわかるとおり、「上昇期〜安定期」は、「「下降期〜低迷期」で蓄積してきた「徳の貯金」を使って「恩」が受けられるようになる時期です。「徳の貯金」を「恩」に換えながらお金を稼ぐ時期だと言えます。

(参考記事: 「恩を受ける」と徳を積む


この時期は、家族内もまとまりやすく、経済的にも安定し、ゆとりが生まれます。慈善活動や社会貢献活動などに対する関心も高まりやすくなる時期です。


人生の中でも、幸福度や満足度の高い時期だと言えますが、この時期に、どれだけ徳を積めるかが、「安定期」の継続時間に影響を与えるといえます。


「安定期」は、「下降期〜低迷期」に貯めた「徳の貯金」を使って恩を受けている時期なので、使えば使うほど徳の貯金は減ってゆきます。やがて「徳の貯金」の底が尽きてしまうと、「徳の貯金」を殖やす為に、「安定下降期」に突入することになるのです。


つまり、恩を受けながら、同時に徳を積むことができれば、よりレベルの高い「上昇期〜安定期」への発展を継続させることができる可能性があるということなのです。


世の中の成功者と言われる人達が、寄付や慈善事業にたくさんのお金を投じるのは、この仕組みから考えると、「上昇期〜安定期」を継続させるための行為となります。


「徳を積む行為」とは、寄付や慈善事業以外にもたくさんあります。


一般的な「徳を積む行為」とは、少し異なる内容も含まれていると思いますが、カルマ論を前提に考えた場合、以下のようになります。


◎「恩を受ける」・・・得すること、利益のあること、儲かること、他者からの恩恵を受けている状態。

◎「徳を積む」・・・損すること、不利益なこと、儲からないこと、他者に対して恩恵を与えている状態。



「恩を受ける」 ⇔ 「徳を積む」

受け取る ⇔ 与える

自分を優先する ⇔ 他者を優先する

本人の快適 ⇔ 他者の快適

儲かる ⇔ 儲からない

勝つ ⇔ 負ける

得する ⇔ 損する

問題を解決してもらう ⇔ 問題を解決する

問題が起こらない ⇔ (他者の)問題を回避させる

気を遣われる ⇔ 気を遣う

無力になる ⇔ 能力を使う

依存する ⇔ 依存される

安定を提供してもらう ⇔ 安定を提供する

チャンスに出会う ⇔ チャンスを提供する

願いが叶う ⇔ (他者の)願いを叶えてあげる

リターンを受け取る ⇔ リスクを背負う

お金を受け取る ⇔ お金を支払う

生活保護を受ける ⇔ 税金を納める

寄付される ⇔ 寄付する

奉仕される ⇔ 奉仕する


自分にとって利益が少なく、相手にとって利益の多い行為を、「徳を積んでいる行為」だと考えることができます。


通常、そのような出来事が起こると、「損をした」「ずるい」「悔しい」というような気持ちになりがちですが、「あぁ、これで徳の貯金が増えた」と思えば、肯定的に考えやすくなるのではないでしょうか。


今日の内容はここまでです。


次回は、「家系宿命期と幸福度」について解説したいと思います。