のらねこ紀行 〜IF YOU NEED〜

ロンドンからニューヨークへ移り住んだねこです。日常をゆるくお伝えします。

感染症検査が陽性(※)だったという話。

1年放置していたこのブログですが、書かねばならぬような案件が発生しましたので、この度キーボードをたたいております。


今年4月にアメリカから東京へと戻り、新たな日常が始まっていました。アメリカ時代に始めた仕事をやりつつ、渡米まで日本でやっていた本業の方も再開するというばたばたしていましたが、いろいろひと段落した7月頭、健康診断の一環として感染症の検査を受けることになりました。血液検査は、病院で血を少しばかり取られて一週間後には結果が出るという簡単なものでした。


一週間がたち、病院から電話がありました。


「検査結果が出ましたので、なるべく早く病院にいらしてください。」



「なるべく早く」という言葉が少し引っかかったものの、あまり気に留めずに連休明けに病院に行くことにしました。病院では前と同じように受付で診察券を渡し、前と同じように自分の番を待っていました。そして前と同じように診察室に入ると、前と同じ雰囲気ではない先生と看護師さん。


「検査結果ですが、このようになっています。」


そう言って見せられたのは、様々な感染症の検査結果。ほとんどが陰性(つまり問題がない)でしたが、一つの項目だけが「別紙参照」となっていました。


そして渡された別紙は「HIVウィルス検査」の紙。


先生は淡々と話しました。


「HIVの検査で陽性反応が出ています。」


え?ちょっとまって。エイチアイブイってあのHIV?私の世代なら、薬害エイズ事件でその名前は嫌というほど耳にした、エイズを発症するあのHIVウィルス。さすがに頭が真っ白になりました。テレビや映画では多く題材にされているものの、まさか自分の身に降りかかるとは。


でもちょっとまって。「HIV感染」の可能性があるようなことに全く身に覚えがない。そのことを先生に伝えると、


「今回の検査はスクリーニング検査といって、HIV感染の可能性があるものはすべて引っかかるようになっている検査です。人によっては、"擬陽性"と呼ばれる陰性なのに陽性反応がでてしまうこともあります。心当たりがないなら、擬陽性の可能性も低くはないと思います。」


そう説明を受け、次の日、HIVに本当に感染しているのかを確定する検査を受けることに。
20 



























 


「陽性」の宣告の受けた日は、もうずっとPCに張り付いてHIVに関する様々な情報を調べました。その際、ぼんやりとしか知らなかった「HIVウィルス」のことや「エイズ」という病気のことをちゃんと理解しました。


そこで「HIVウィルス」は自然界に存在していなかったウィルスだったということをはじめて知りました。所説あるようですが、カメルーンで他種の猿を食べていたチンパンジーの中で変種のウィルスが生まれ、そのチンパンジーを捕食(または獣姦)した人間に感染したところからすべては始まったとされています。ヒトに後天性免疫症候群という免疫力を低下させる病気「エイズ」は長い間原因不明の病気とされていましたが、1980年代になってフランスのパスツール研究所などの研究者がエイズを発症させるHIVウィルスの存在を確認しました。


それまでの自分の認識はHIVに感染する=エイズ発症、というものでしたが、HIVは潜伏期間が非常に長く、人によっては感染から10年後に発症することもあるのだそうです。そのため、HIV感染の自覚がないまま性交渉や献血を行い、他者を感染させてしまうことが多いのだとか。現在、エイズの発症を抑える薬がすでに存在し、毎日投与することで健常者と変わらない生活を送ることができます。しかし、この薬は1日でも怠ってしまうと、ウィルスが免疫を持ってしまい、その効果が失われてしまうというものなのです。そして、先ほど非感染者を「健常者」という表現にしましたが、これも今回初めて知ったことで、HIV感染者は自治体に申請することによって「障害者」と認定されるためです。


日本におけるHIVの感染の多くは性交渉によるものが多いのですが、欧米と同じく同性による性交渉による感染が多いのも特徴です。でも、実は性交渉によって感染する確率は意外と低く、輸血など血液による感染が最も確率が高かったりします。自分が感染していることを知らないまま非感染者と関係を持つことが多いのだと予想され、危険な行為を行った場合(または多くの人と関係を持っている人と関係を持った場合)はなるべくHIV検査を受けるほうが良いことがわかります。そのほかに日本で多いのは母子感染など。


さて、ここで自分の行動を振り返ると、上記のことに全く心当たりがありません。空気感染もなく、唾液からの感染もほとんどないHIV(口腔内のケガによってキスで感染した実例はあり)。自分には感染の可能性がある要素が一つもなかったのです。そこで引っかかるのは、日本人の感染原因データの中にある5%の「その他」。もしかしたら、自分はその5%に入るのかもしれないと考え、いろいろ調べましたが、この「その他」の項目に含まれるのは、医師などが患者に聞き取りした際に原因がわからなかったもの、ということなのだそうです。ここでふと思ったのが、聞き取りで答えることができない人が不特定多数いそうだなあということ。例えば不倫をしていたとか、海外の風俗で遊びまわってて家族に隠していたとか、答えることができないさまざまな要因もありそうだな、と。


ここまで調べると、自分は感染した可能性が非常に低いことがわかってきます。むしろ、医師に言われた「擬陽性」というものがあるなら、その可能性の方が高くなってきます。この時点で、気持ち的には8:2くらいで擬陽性ではないか、となりました。


さて、この擬陽性ですが、どうして起こるのでしょうか。


HIV感染の検査は、医師が述べたようにスクリーニング検査と呼ばれるものを行い、そこで陽性となったら、確認検査と呼ばれる感染を確定する検査を行います。なぜこのように段階を踏まないといけないかというと、単純に確認検査の費用は非常に高いためです。ですので、最初に安価なスクリーニング検査を行い、陰性ならそれで終わり、陽性なら確認検査というわけです。スクリーニング検査は可能性をすべて拾い集めるため、実際は感染していないけど感染している可能性があるということで陽性という評価になりやすいのだそうです。(といっても多いわけでもありませんが)


そして、今日、病院で確認検査を結果を聞いてきました。


その結果は......


「陰性」


思っていたとおり擬陽性だったわけです。といっても、結果が出るまでいろいろ考えてしまい、仕事どころではありませんでしたが。


結果としてなんでもなかった、ということに落ち着きましたが、降って湧いたような今回の出来事はいろいろ勉強する機会となりました。現在、日本には患者が約2,6000人いることや、感染してても気づかないまま生活している人も多いのではないかということ。そして、現在の医療では決して「死の病」ではなくなっているということ。


このブログも断片的な情報になっているので、もし気になった方は自分でいろいろと調べてみてください。


ちゃんちゃん。

あ、ら、しゃ、かふぇ。

四コマブログ





























































パリに遊びに行ったときに教えてもらったカフェチェーン「PAUL」が近所にもオープンしていました。以前そこでカヌレを食べて以来はまってしまっており、アメリカで買えるところを探しても見つからずという状況だったので、まさかPAILそのものが近所にオープンするだなんて。

当然一人で食べて何も買わずに帰ってしまったので、うさの怒りは心頭だったのは言うまでもありません。

りんごの唄。きっとそれは腕時計。

四コマ改稿






































































ということで、AppleWatchを手に入れました。運動や、車の運転中には非常に便利で生活がいろいろ変わりそうな予感です。でも、誰からも共感してもらえない今日この頃、というネタです。
ギャラリー
  • 感染症検査が陽性(※)だったという話。
  • あ、ら、しゃ、かふぇ。
  • りんごの唄。きっとそれは腕時計。
  • あんなにいっぱいだったのに。嗚呼、スタイラスペン。
  • あんなにいっぱいだったのに。嗚呼、スタイラスペン。
  • あんなにいっぱいだったのに。嗚呼、スタイラスペン。
  • あんなにいっぱいだったのに。嗚呼、スタイラスペン。
  • とりあえずの再開宣言。
  • とりあえずの再開宣言。
カテゴリー
  • ライブドアブログ