2021年04月10日
アメリカでインフレがとうとう火を噴き始めた!♪(物価さえ上がれば、「アメリカでコロナ禍が終わる」ことはとても目出度いことで、ぜんぜん残念なことではない!!!)
市場予測を大きく上回る上昇率でした!♪
これで「2ヶ月連続の高い伸び」です。
3月の雇用統計の記録的な高さや、3月のISM製造業・非製造業の歴史的高さから、「3月の生産者物価指数」も高い伸びを示すことは、簡単に予想できたことです。
が、「今のアメリカの株価にとっては最も重要な鍵となるインフレ」予測については、慎重には慎重をきして、控えめに「アメリカでインフレが火を噴き始めるのは5月から」と予測していました。
今回の生産者物価指数の高い上昇率に接して、とてもうれしいし、とてもほっとしています。
こちら貞子メルマガは、「3月18日のFOMCの弱きの経済見通し」の「でたらめさ」に、ここのところすっかり翻弄されていました。
ここ3週間くらいは私も弱気に陥っていました。
ですから、今回のアメリカの「3月の生産者物価指数」の高い伸び(しかも2ヶ月連続!!)に接して、うれしさもひとしおです。
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米生産者物価、予想の2倍の伸び-インフレ圧力引き続き強まる
総合では前年比4.2%、コアでは前年比3.1%の高い伸びです。
この高い伸びは、5月・6月・7月・・・と、加速してゆくことでしょう。
とうとう、アメリカでは、ワクチン普及と共にマネーサプライが急速に回転し始めて、インフレが火を噴きはじめたようです!♪
生産者物価指数の高い上昇率が、消費者物価指数の高い上昇率へと波及するのは、もはや時間の問題でしょう。
消費者物価指数は生産者物価指数よりもちょっと遅れて反応する傾向があるものの、
週明け4月13日の「3月の消費者物価指数」の発表が今から楽しみです♪♪
物価さえ上がってくれるならば、
アメリカのコロナ禍が終わろうとしていることは、とても目出度いことで、ちっとも残念なことではないです。
2021年04月09日
残念ながら、アメリカでは「株価が大変好んだコロナ禍」が終わろうとしています。~嵐の前の静けさ~
残念ながら、アメリカ株が大変好んだコロナ禍は、アメリカでは終わろうとしています。
今後のアメリカ株式市場では、試練ばかりが待ち受けているように見えます。
去年までの「楽ちん」な株式市場を思い出しながら、今年の今後の難しい株式市場を眺めると、なんだか頭が痛くなりそうです。
今は穏やかさを取り戻している内外の株式市場も、早晩荒れ始め可能性があります。
高すぎるインフレ、回復ペースのスローダウン、迫り来る増税などを巡るさまざまな不安から、今のアメリカ株式市場の落ち着きは短命に終わることを、内外のマーケット参加者は大変心配しています。
2021年04月06日
「強気派」と「弱気派」の間で揺れ動く内外の株式市場
巨大インフラ投資には、マクロ経済学的には二つの効果があります。
一つは、中長期で、アメリカ経済の潜在成長率を押し上げる効果。
もう一つは、「近い将来に増税を行う」と宣言することで、ややもすると加熱しそうになる2021年のアメリカ経済を短期的にクールダウンさせる効果です。
なにはともあれ、増税が予定されているので、2021年末の内外の株価目標(注)もいくばくか下方修正されることでしょう。
訂正しました。
今のアメリカの経済論壇やエコノミストの間では、「アメリカ経済は長期停滞から既に脱していて、近いうちに3~5%の穏やかなインフレが訪れる」とする「強気派」と、
「アメリカ経済は長期停滞気味から未だに脱しておらず2%インフレが定着する」とする「弱気派」とが真っ二つに割れて激しく対立しています。
「強気派」、「弱気派」の見立て(予測)のどちらに「軍配」が上がるかは、今後の「アメリカ国内のインフレ率の行方次第」です。
年中央の2021年の5月・6月・7月に向けて、アメリカ国内の消費者物価指数が2.5%を軽々と飛び越えて、3~5%へと急上昇してゆくならば、「強気派」の予測が正しかったことが判明します。
このように「強気派」に軍配が上がる場合では、2021年のどこかに時点でパウエルFRBはテイパリングを模索し始めなければならなくなり、2021年中央には長期金利が急騰して内外の株式市場では大幅調整が巻きこるでしょう。
一方、「弱気派」に軍配が上がれば、2021年の長期金利の上昇はもうたいして起きないでしょう。2021年内にはFRBはテイパリングをも模索できないでしょう。
アメリカ株式市場は2021年夏から秋にかけて早々と頂点を打って、その後はボックス相場入りするのではないでしょうか???
(以上、一部抜粋引用 おわり)
続きを読む2021年04月02日
「強気派」と「弱気派」の激しい意見対立の中で、乱高下する内外の株式市場
3月18日発表の「FOMC経済見通し」は、どっぷり「長期停滞論」「弱気派」に浸かっている内容でした。
「強気派」の間では、この日のFOMC発表を受けて、「矛盾だらけの見通しだ!!!FRBはどんどん信用をなくしている!!!」との批判が高まりました。
一方、「弱気派」は「FRBは我らの味方」と自信を取り戻しています。
「2%を大きく超えるインフレが今後は定着する。長期金利も上昇する」とする強気派と、
「2021年のインフレは一時的なもので、2%を大きく超えるインフレはアメリカでも定着しないし、長期金利もたいして上昇しない。いつかはアメリカでもマイナス金利が起きるかもしれない」とする弱気派。
強気派と弱気派の間で、意見対立が激しくなっているのです。
言い換えると、「超膨大なヘリマネでアメリカは既に長期停滞を脱した」とする強気派と、「超膨大なヘリマネを持ってしてもその効果は2021年の1年限り。アメリカはまだ長期停滞のまっただにある」とする弱気派の間で、意見が激しく対立しているのです。
こういった激しい意見対立の中では、2021年の内外の株式市場は、今後とも乱高下が激しくなる一方でしょう。
どちらの意見が正しかったのか?
向こう半年くらいで判明することでしょう。
続きを読む
2021年03月30日
強い経済の裏打ちされて、「長期金利の上昇」を乗り越えて行くアメリカ株式市場
「熾烈な新冷戦」の幕開けです。
トランプ前大統領時代は、米中「新冷戦」と言っても、貿易関税を中心にした二国間対立で、今思えば穏やかものでした。
今回のバイデン政権下の「新冷戦」は、同盟国も巻き込んでの思想的な対立になっています。
これに対抗して、中国は枢軸国を結成する動きへと迅速に動いています。
民主主義国と非民主主義国とに地球が分断されはじめています。
あたかも第二次世界大戦「前」を彷彿とさせます。
そういった中、
「今年に入ってからの中国経済の停滞」が改めて再認識され始めています。
2021年の中国経済には「今まで見られなかったような異変」が現れ始めているのです。
「中国経済は今後10年くらいで急速に壁にぶち当たる」とする専門家も少なくない。
パウエル議長やイエレン長官も、最近では「中国との覇権争いに勝利するためにもアメリカ経済を強くするのだ」という趣旨の話を、赤裸々に口にするようになりました。
彼らの本音が垣間見えた瞬間です。
見方を変えると、これは、「覇権争いでアメリカが中国に勝利するまでは、アメリカ株式市場のブームは継続する」という「強い意志」の現れもあります。
「異変が起き始めている中国経済」に代わって、2022年からはバイデン政権が巨大インフラ投資を開始します。その規模、およそ3兆~4兆ドル。
この巨大インフラ投資こそは、中国との覇権争いでアメリカが勝利するために発動されるのです。
2021年のアメリカ経済はとても力強い成長が期待されています。この強い経済に裏打ちされて、長期金利は上昇し、インフレは火を噴き始めることでしょう。
2021年のアメリカ株式市場の行方を改めて予測してみました。
2021年03月26日
「大きなトレンド」の中での「小さな嵐」~恒例となっている「中国不動産バブルの崩壊」と、「バイデンの巨額インフラ投資」~
3月18日・19日の米中外交会議は、米中の「新冷戦の幕開け」の「火蓋」を切りました。
主に新疆ウイグル地区の人権侵害については、両国が想定以上に対決姿勢を露わにしました。怖かったですね~。
米中「新冷戦」が始まる直前には、
18日のFOMCの発表の中身が想定よりもややタカ派的だったこと、FOMCの経済予測が2022年以降が凡庸なものだったこ
とが改めて「引き金」となり、内外の株式市場は調整へ。
さらに、3月19日は「日銀ショック」が走りました。
日銀が長期金利の変動幅を「プラスマイナス2.0%」から「プラスマイナス0.25%」へと引き上げました。
多くの投資家が黒田日銀の「本気度」に「疑いのまなざし」を向けました。
追い打ちをかけるように、スエズ運河では大型のコンテナ船が座礁、世界のサプライチェーンに影を落とします。
北朝鮮はミサイルまで発射。
さらに、「中国経済の停滞」が改めて再認識され始めています。
今の北京政府は、不動産バブを計画的に崩壊させているところ。
(これで何度目になるでしょうか???)
2021年03月24日
バンカーから抜け出せないセントラルバンカーの小心 デフレ懸念払拭できるのか
今に始まったことでは無いですが、黒田日銀には情けない思いでいっぱいです。
高橋先生のアーカイブ、深くうなずいて読みましたので、ご紹介です。
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バンカーから抜け出せないセントラルバンカーの小心 デフレ懸念払拭できるのか
2021年03月23日
「テイパーなきテイパータントラム」本戦に身構える内外の株式市場~テスラ株やARKは30年以上前の日本株バブルのNTT株にちょっとだけ似ている~
春はいつも駆け足でやって来て駆け足で去ってゆく。
梅の季節が去ってゆくと、こぶしの花の季節が駆け足でやって来て、
こぶしの白い季節があまりに短すぎたと惜しんでいると、薄紅色の桜の季節が巡ってきます。
桜の花が春の嵐と共に去ってゆくと、赤と白のハナミズキの季節。
光り輝くハナミズキの下で、
「時間よ止まれ」とちょっとだけささやくものの・・・・・・時間は決して止まってくれない。
いつの間にかパラソルの中で雨のアジサイにたたずんでいる、
毎年同じことの繰り返しの中で、毎年同じことを繰り返せることに感謝しながら。
さて、
昨年2020年の株式市場は、とてもわかりやすい構図「前代未聞の超の付くウルトラ過剰流動性が内外の株価をみさかいなく
押し上げる」の中で、ユケユケで上昇しました。
今年2021年は、昨年のように簡単には行きません。
3月17日のFOMCについては、マスコミや大方のエコノミストは奇妙な間違った報じ方をしていました。
この日のFOMCでは、パウエルFRBが2021年のアメリカの景気拡大には自信満々でした。国内の「インフレ憎し」の世論に押される形で、FRBは早ければ2022年には利上げを開始、早ければ2021年夏場にはテイパリングの議論を開始する可能性があります。
この日のFOMCを境に、市場関係者の最大の関心事(リスク)
今年2021年は、長期金利が急上昇しやすく、株価も乱高下が激しくなることでしょう。
一方、長期金利の上昇は、ミクロの世界でも「大きな変化」を巻き起こしています。
「テスラ株の3月3日のバブル崩壊」が「ARKの3月3日のバブル崩壊」の引き金を引いたように、「ARKの3月3日のバブル崩壊」は、ナスダック市場に大きなダメージを与えるのではないかと、一時は大変心配されていました。
ところが、
テスラ株もARK銘柄も、弱気相場入りしているものの、
テスラ株やARK銘柄は、「30年以上前の日本の大型バブル時のNTT株」に似たようなところがあります。
2021年03月19日
リスクは、「コロナ禍」から「FRBの出口戦略」へ。(「大きな絵図」と「小さな絵図」)
昨年2020年の株式市場は、とてもわかりやすい構図「前代未聞の超の付くウルトラ過剰流動性が内外の株価を押し上げる」の中で、ユケユケで上昇しました。
今年2021年は、昨年のように簡単には行きません。
さて、
月18日のFOMCは、「アメリカの景気拡大」にお墨付きを与えました!!♪
市場関係者の最大の関心事(リスク)は、「コロナ禍」から「FRBの出口戦略であるテイパリング」へとシフトしています。
今年は、まがりなりにも「パウエルFRBがテイパリングを議論し始めるかもしれない年」、言い換えると「パウエルFRBが緩和マネーの出口を模索し始める年」なので、長期金利が急上昇しやすく、株価も乱高下がはげしいのです。
日に日に明らかになっていることは、
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アメリカの長期金利の上昇は、PERが信じられないような高値圏まで買い上げられた「テスラ株やARK銘柄が象徴するような、ハイテク・グロース株」には大きなダメージを及ぼすが、バリュー株にはたいしたダメージを与えないということ。
言い換えると、長期金利の急上昇でナスダックが大きく下げても、ダウはたいして下がらないし、ダウとの連動性が高い日経平均も大幅安にならない、ということです。
2021年03月18日
2021年03月16日
賃金の伸びが低すぎる…メディアや日銀が理解していない「日本のヤバい現実」
↓ ↓ ↓
賃金の伸びが低すぎる…メディアや日銀が理解していない「日本のヤバい現実」
OECD諸国の中で、もはや相対的貧困率でも一位のアメリカに次いで高いのがこの日本。
特に、若者やシングルマザーは「しいたげられている」と思います。
知り合いの女性から聞いた話:
「・・・・・・・・私はシングルマザーの家庭で育ったシングルマザーです。 シングルマザーの家庭で育った者は、シングルマザーの家庭で育った者同士でつるむ傾向があって、
男友達もそういった人が多いです。
男友達の中には、大学を出てみてもお給料の低い会社にしか就職できなくて、安月給で働き続けるのがつらくなって、その絶望から抜け出したくて、一念発起してラーメン屋とかの外食のお店を開く人が多かったです。
母親からなけなしの貯金を借りたりして、いざ開店したものの、やっぱり成功できなくって・・・・・、
母親からの借金を返済できなくなったりとか、30代の若さで1、000万円以上の借金を銀行から背負ってしまったりとか・・・・・続きを読む
年半ばには「ソフトなテイパーなきテイパータントラ」本線が始まる!?!~今後とのアメリカ長期金利の動きには要注意!~
「株式の益利回り」と「長期金利」との「相対比較」から眺めると、一部の「PERが異常な高さにまで買い上げられているグロース株」を除けば、アメリカ株式市場にはまだまだ上昇余地がありそうで
す。
さて、
2月半ばあたりから3月上旬にかけては、アメリカの長期金利が急上昇、内外の株式市場は激しく乱高下、調整しました。
この「内外の株式市場の調整」は先週で一旦は終了。
ナスダック市場の過熱感も一旦は払拭されました。
アメリカの長期金利はしばしの「安定期」に入ったように見受けられますが、実際はどうなんでしょうか???
先週に入ってから、「長期金利の安定的な推移」と「1.9兆ドルのバイデン・ヘリマネの効果」と「3月・4月は株価が上がりやすいといった季節的な要因」とが重なって、内外の株式市場には、再
び勢いよく「リスクオンの流れ」「株式ラリー」が戻って来ています。
今後の株式市場では、2月下旬から3月上旬にかけて起きたような「比較的小粒なガス抜き(調整)」が今後ともたびたび周期的に巻き起きるのか???
それとも、現在進行形の株式ラリーは3月・4月と継続して、年半ばには株価は大幅調整するのか???
今後とも長期の動向と株価の行方には要注意です。
2021年03月12日
「春の株価上昇」が始まっている!♪~息の長い「官製の株式ブーム」は継続する!♪
「バフェット指数」から眺めると、今の日米の株式市場は「大型バブル」の疑いが濃厚です。
しかしながら、しかしながら!!!
「株式の益利回り」と「長期金利」との相対比較から眺めると、一部の「PERが異常な高さにまで買い上げられているグロース株
さて、
2月半ばあたりからアメリカの長期金利が急上昇、内外の株式市場は激しく乱高下し、調整しました。
この「内外の株式市場の調整」は一旦は終了。
アメリカの長期金利はしばしの「安定期」に入りました。
今週に入ってから、「長期金利の安定的な推移」と「1.9兆ドルのバイデン・ヘリマネ効果」と「季節的な要因」とが重なって、内外の株式市場には、再び勢いよく「リスクオンの流れ」が戻って来ています。
が、この「安定」は一時的なもので長くは続かないでしょう。
2021年の私たちは、今後も繰り返し繰り返し「絶好の押し目買い」のチャンスに遭遇できることでしょう。
続きを読む
2021年03月09日
内外の株式市場は「大型バブル」の疑いあり。~春先の株価上昇は「かりそめの上昇」~
「バフェット指数」から眺めると、今の日米の株式市場は「大型バブル」の疑いが濃厚です。
2月半ばあたりからアメリカの長期金利が急上昇、これが原因で内外の株式市場は激しく乱高下、調整しています。
株式市場が1年先の業績改善を織り込んで急上昇してきた一方で、かたや長期金利のほうは初動が遅れ、いまやっと急上昇を開始したばかり。
市場では、やっと「健全なマーケットメカニズム」が働きだしたと言えます。
長期金利の上昇は景気回復期にはよく起ることです。
が、今回の景気回復期の場合は、かなり「異例」です。
実体経済が回復に差し掛かってみたら、その時は既に株価は「バブルの領域に達していた」という「前代未聞の事態」が発生しているのです。
「1-3月」では、「ロビンフッターたちのから騒ぎ」がなぎ倒されて、「グレースワン:テスラ株のバブル崩壊」が始まりました。この「テスラのバブル崩壊」が引き金となって、ARK銘柄は次々と調整局面入り、これが飛び火して、IPO銘柄やSPAC銘柄などの数々の「ピンスポット・バブル」の崩壊にまで発展しています。
あたかも、「大型のバブル崩壊」をスローモーションで眺めている
みたいです。
春先の3月・4月では、内外の株式市場は「季節性の要因」も重なって再び盛り返して上昇さえするかもしれません。
しかしながら、その上昇は「かりそめの上昇」でしょう。
3月・4月は、「バブル崩壊時にはよく起きる、絶好の逃げ場」なのか????
パウエルFRB議長も長期金利の急上昇には「静観の構え」を崩していません。
FRBは、あまりにイケイケになり過ぎていた株価を「マーケットメカニズム」にゆだねる構えを崩していないのです。
さぁ、どうなるのか!!!???
2021年03月05日
ソフトな「テイパーなきテイパータントラム(かんしゃく)」が始まった!~パウエルFRBは長期金利の介入には動きたくもないし、動けない!~
その暗黒怪獣がとうとうのそりのそりと動き始めました!
「市場メカニズム」が正しく働き出したと言うべきか・・・・・。
長期金利は、まるで「なまはげ」のように、
「チャラチャラしたやつはいないか~?」
「浮かれすぎているやつはいないか~?」
「ふざけ過ぎたやつはいないか~?」と、
市場を巡回しています。
内外の株式市場の混乱は向こう数ヶ月くらい続きそうです。
パウエルFRB議長はよほどのことが無い限り、長期金利の上昇には「介入」はしたくもないし、できません。
テスラ株が象徴するように、アメリカ株式市場の至る所で発生していた「ピンスポット(局所的)バブル」は今弾けていますし、今後とも弾けてゆくことでしょう。
年中央までに、アメリカの長期金利は瞬間風速で一時的に2.0%まで上昇する可能性が指摘できます。
そうなれば、ホットホットで加熱気味だった内外の株価は、どこまで調整して行くのでしょうか?
今週の「~勝利の女神~」は、長期金利の行方を追いながら、「今回の調整局面の行方」を考察してみました。