2022年07月05日
「パンデミック大好況」の終わり方~想定外に「猛威を振るう高インフレ」に夏場のアメリカ株式市場は震かんし続けるだろう~
アメリカでは、6~8%の高インフレが続います。
6月30日発表の「5月の個人消費支出(PCE)」では、「高インフレが個人消費を既に減衰させている」ことが明らかになりました。
アメリカのGDPの中で個人消費はおよそ7割を占めています。
アメリカの第二四半期(4-6月)の実質GDPの伸び率は、マイナスに陥る可能性が高まってきました。
一方、6月29日のシントラのECB年次フォーラムでも、パウエルFRBは「景気後退よりもインフレ退治を優先する」と、あらためてインフレ退治への「強い意志」を内外に毅然と示しました。
さて、パウエルFRBが政策金利を3~4%に引き上げると、おそらくアメリカ経済は減速して旺盛すぎる需要を冷やします。が、この程度の政策金利の引き上げでは、高インフレは収まりそうもありません。
つまり、とても困った問題は、パウエルFRBがインフレ退治に本気度を増せば増すほど、インフレが収まる前に景気をオーバーキルさせて、アメリカ経済をして景気後退(リセッション)入りさせてしまう危険が高まる点です。
その一方で、都合の良いことに、今の高インフレは、アメリカ経済が実際に「景気後退入り」さえすれば、そのとき初めて低下してくれそうです。
かくして、高インフレ退治のために、パウエルFRBは、2022年末か2023年第1四半期にはアメリカ経済を景気後退入りさせることでしょう。
その結果、アメリカ株式市場は早ければはこの夏あたりか、どんなに遅くてもこの秋くらいには、バブル崩壊することでしょう。
さて、実際に、景気後退入りが起きれば、2023年あたりにはある程度はインフレも収まり始めることでしょう。
インフレがある程度治まり始めれば、この時、パウエルFRBは金融引き締めの手綱を緩めて、利上げを停止、間を置いて今度は利下げへと転じる可能性があります!!!!
かくして、今回の景気後退は、パウエルFRBが比較的早く金融政策を転換しそうなので、深刻なものにはならないでしょう。
さて、何処かの時点で、パウエルFRBが「金融引き締めの手綱を緩める」と「示唆」すれば、この時、内外の株式市場は暴騰することでしょう。私達個人投資家は、全力でこの「パウエルFRBの示
唆」を、全力で注視しましょう!!!!
題名と目次は、下記のようになっています。m( )m
1人でも多くの方にお読みいただきたいです。(^^
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【題名】
パンデミック大好況の終わり方
~想定外に「猛威を振るう高インフレ」に、
アメリカ株式市場は震かんを続けるだろう~
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【目次】
1,ここ一週間で、どんどん「景気後退」懸念が高まっている!
~金利先物市場が語っていること~
「各種マクロ統計の悪化」が続々と発表
~「アトランタ連銀のGDPナウ」の「第二四半期予想」が、
なんとなんと「年率でマイナス2.1%」へ!!!~
3,ご意見番のローレンス・サマーズ氏の見立て
~今後6~9か月間にアメリカ経済は「景気後退入り」へ~
(FRBは来年の何処かの時点で利上げを停止するだろう)
~次の上昇局面に備えよ~
(今回の景気後退は深刻なものにはならない!)
5,向こう数年間は、
アメリカ株式市場は「壮大なボックス相場」へ???
~「アーサー・バーンズ化」するパウエルFRB~
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