大統領選挙の年にあたる２０１６年、「ドル円相場」はどうなるのだろうか？

昨年のお盆休みと言い、今年のお正月と言い、ＧＷといい、
日本人がのんびりと過ごしているときに、ＣＴＡなどの投機筋が大暴れしますね。


「～勝利の女神～」は、本日５月２日に「読者への手紙」を書きました。



アメリカ大統領選挙の年は、日本は「円安政策」を実施しにくい傾向があります。

アメリカ大統領が大統領選挙の勝つために、為替政策で対日批判を行うためです。




識者の中には、４月２７日のイエレンＦＯＭＣの声明文は「３月の声明文とほとんど変わりなし！！！」と豪語している人もいますが、それは違います。

イエレンＦＯＭＣも、４月声明文で、はっきりと冒頭で、「Growth in economic activity appears to have slowed」（経済活動が減速した）と、宣言しています。

４月のＦＯＭＣの声明文では、イエレンＦＯＭＣの目下の注意点は、３月の「国際金融情勢のリスク」から、「アメリカ国内の経済成長の減速」と「アメリカ国内の物価の動向（物価が上昇しなくなったこと！！！）」へシフト！！！

すなわち、イエレンＦＯＭＣも、いまだに、「行き過ぎたドル高」「ドル高ユーロ安」「ドル高円安」を警戒していたわけです。



それにしても、今年の「アメリカの為替報告書の内容の厳しさ」には驚いてしまいました。

２９日発表のアメリカの「為替報告書」は、オバマ大統領が、アメリカ議会にＴＰＰを批准してもらうための「議会への懐柔策」の意味合いが強いです。