saekiの日経225先物・オプション生活日記

サラリーマン投資家saekiがオプション取引をメインにコツコツ"差益"を重ねる投資日記。放置系ポジションを主体に「賢明なる放置家」への道を突き進む。スイング→デイトレ→バリュー投資→システムトレードと失敗投資を繰り返し、ようやくローリスクのオプション裁定取引を手法とする投資方法にたどり着いた、その投資生活の一部始終と自分への戒め、日々の研究、投資家としての成長を記録する。

自己に対する戒律

マーケットへの参加にあたり、自分に対する甘さ・恐怖心・欲望に打ち克つための永久絶対不変の戒律をページトップに記し、悩んだときはいつでも参照する。


1. 現在持つリスクを100%理解し、破産リスクをとらないこと。

2. この先取れるリスクを把握し、追証リスクを負わないこと。

3. 勝手な相場観を持たないこと。

4. 優位性のあるポジションルールを厳守すること。

5. 市場の気まぐれを受け入れどんなことも起こり得ると心掛け、何が起きてもパニックにならず僅かでも優位性を保つこと。

6. 欲張るな、欲張るな、うるせぇ黙れ、とにかく欲張るな。

7. この一瞬は唯一無二の一瞬なり。パターン信仰に溺れること無かれ。

ブログを休止します

 なんとなく始めてダラダラと続けているうちにほとんど習慣化して4年近く続いたこのブログ、気付けば毎日100人以上訪問していただいており、更新を待っている方もおられるかと思うと心苦しいのですが、この記事をもちまして休止することとしました。

 実は、本業の事情で暫く相場から離れることになりました。あまり詳細は述べられませんが、先週まで出張していたとある国への海外赴任が正式に決まりました。先週までの出張がある意味派遣準備出張であったのですが、現実に直面して少し甘く考えていた自分に気付きました。インフラ整備の問題もあってネット接続が困難な環境も理由の一つですが、それ以上に、若輩者がマネージメントとして出向くという重圧もあり、相場を気にしている場合では無いだろう、と。また、生活面でも家族のケアに今まで以上に時間を掛けなければならない、と。
 まぁ、元々自分の希望をかなえてもらったわけですから、それには精一杯応える気でいますし、今しかできないことを優先しようという思いから、赴任中は相場やブログから離れることを決めました。期間は恐らく3年程度になります。3年後に日本に戻ってきても相場は今日と変わらずに私と向き合ってくれるでしょう。できればオプション市場も今以上に活性化されて流動性を増して出迎えてくれることを期待しています。

 先週までノーポジだったのですが、本日225連動のETFと現地成長株を組み込んだファンドを資産半分づつ購入しました。3年放置するつもりです。家族のため、祖国のため、現地のため、そして自分自身のために新しいことにチャレンジしたいと思います。3年でまた18000円回復してればいいなぁ。

 今までこのブログを通じてお付き合いいただきました方々、相互リンクいただいたブロガー仲間の皆様、コメントで応援いただきました方々、本当にありがとうございました。後ろ髪を引かれてしまいますのでコメントへの返信は致しませんことご容赦いただき、ここで一旦線を引かせていただきます。

では、またいつの日か。

久しぶりに

えっと、、海外出張も2週目になりますが、ようやく移動中の空港でネット接続できました。とある急速に発展しているイメージのある東南アジアの国なのですが、インフラ整備が遅れておりホテルも出先もネットに繋がらず、24時間いつでもどこでもネット接続当たり前の日本を羨ましく思いました。

先週末時点の収支をUPし忘れましたが、水曜日のボラドロップに上手く乗りながらノーポジにできて、資産は年初の水準を回復しました。
総資産 11,200千円(大体)
ポジション : ノーポジ

私がノーポジのときは日経の値動きも穏やかなようで、全くもってやるせなす。

もうすぐ帰国です。あぁ子供の顔を早く見たい。

放置の王道 再スタート

大きく資金を溶かして別の戦略で出直そうと思った先週であったが、コメントの中で戦略をコロコロと変えすぎていないか、とのアドバイスもあり、客観的且冷静になって改めて週末に考えてみた。(428さん、改めてコメントありがとうございました)

先ず、自分に足り無いものはなんだったのか。先に反省しているように逆張りの逆行で最も弱さを露呈する精神的な弱さである。特に、含み損を抱えると冷静でいられなくなり、それが膨らむと一発逆転を狙ったり全てを投げ出したくなる。いわゆる破滅願望というもの。

次に、取っていた戦略は問題があったかと冷静に考えれば、問題はなかった。冷静にルールどおりの運用であれば、マイナスはかすり傷程度であった。それまでの好調からか、そのかすり傷を受け入れることが怖くてこうなってしまったのだ。

上で挙げた弱点を克服せずに、常に利益の出る戦略をとろうと安易に思いついて戦略変更を考えたのだが、戦略を変えてもルールどおりに損切り利確ができなければ同じことだよな。戦略を変える理由がそこであるなら、変えることは無駄なことであると感じた。手法そのものの問題ではなかった。

過去の取引記録や損益履歴を振り返って、自分がどんなやり方が得意でどんな相場が苦手であることかよく分かった。苦手な相場に相対したときにどんな感情であったかもブログを読み返してよく分かった(恥ずかしくても素直にブログに記録していてよかった)。それに加えて過去データのシミュレーションを参照すると、受け入れるべき損失を受入れ、得意の相場で利を伸ばすことで、これまでのやり方・設定ルールが最も効率化されていることが良く分かった。やはり、長きに渡って実践して利益を積み上げた戦略であるので、それは信頼に値する。メインポジは従来どおりのカレンダー・ダイアゴナル主軸の放置ポジをとろう。

IVサヤトリをメインにしようと思ったのは一方通行相場でのガンショーに耐えられない精神的な弱さからだと分析しているが、冷静に考えると自分の投資ゴール・投資を通じてどうありたいのか、と言う目標に対して最適な戦略かというところに疑問がある。戦略そのものはローリスクで利益を出す有効性が確認され、安定した収益の面では継続するに十分な魅力なのだが、メインでやっていくとなると証拠金効率の問題や歴史的大暴落があったときの運用など、未知な部分が多い。あくまでもメインのガンショーポジの補佐として一定のサイズ比率を超えない程度に運用する。

2009年3月第4週 収支

現金残高 16,557,093円
OP買総額 1,785,000円
OP売総額 2,710,000円
先物含み -5,951,000円
総資産額 10,103,093円

必要証拠金 7,185,348円
受入証拠金10,606,093円
証拠金使用率  67.7%

D:0.272 G:0.071 V:31.45 T:27.232

うぅぅぅぅ。先週から更にドローダウンが止まらず資産は大台割れ直前。年初からコツコツ稼いだ利益は吹っ飛んでしまった。ピークをつけた2週間前から30%のドローダウン。久しぶりにブログ更新の気が進まないが、続けることが自分自身のためでもあるので洗いざらい記しておこう。

既に反省をしているが、そもそも大底圏からデルタを傾けて今週中盤までにマイナス15%。勝手な相場観丸出しでデルタを傾けた負けは鞘の逆行でもなんでもなく、どれだけ耐えても取り返すことは出来ませんでした。ページトップに掲げた戒律を忘れていたようだ。

デルタを中立にしてからも相場の上昇は止まらず。今週前半で処置を施したはずであったが、出血は止まっていなかった。更に15%のドローダウンの原因は先週末に立てたFOTMのコールバック。これは買い玉が噴かないから失敗と感じていながら相場の反落を期待して引っ張ってしまった。買い玉100枚売り玉15枚の大きなサイズのコールバックも買い玉がついてこなければ単なる裸売り15枚が担がれたのと同じこと。こうなるのは分かっていたのに逆張りの罠にかかってしまった。含み損が大きくなるにつれ、相場の反転による収益改善度が大きくなるので損切りできなくなる。これが逆張りの罠であり、含み損に耐えられなくなって投げたソコが底。本日相場は反転したという悲しい結末。

しかしコールバックでブッコキ。これはこうなることが分かっていたのにやられてしまった。コールFOTM買いバックのギリシャはガンマもデルタも全てマヤカシ。担がれて不利になればなるほどギリシャが良くなる。何がなんだか分からなくなって踏み上げ相場とともにパニック的に投げて文字通り投了。そもそも建てるときの考え方が間違っていたのだが、ギリシャと損益曲線を当てにして万一ここからの急騰があっても損失を取り戻せる思ったのが悪かった。

唯一の明るい材料としては、実験ポジであったIVサヤトリの安定性を確認できたこと。約6週間の実験で上下に激しく振られたもののほぼ計算どおりの利益が出た。今週後半からはメインポジとしてIVサヤトリ+その弱点を補完するサブスプレッドと合わせて新たに運用を始めた。これまでカレンダー系ポジをメインポジとして公開しておりましたが、今後のポジ情報はIVサヤトリ運用ノウハウそのものになるため、公開は今週から省略します。その代わりに、その他ポジを合算したネットのギリシャを記録していきます。

精神的な弱さで損が出たと言っても良い今回のドローダウンであるが、どう考えればよいのだろう。今まで精神的に負けたときには精神的に強くなる反省を何度もしているが、性格に合わない戦略を立てていたと考えるのはどうだろうか。OPは色々な戦略を選べる良さがあり、自分の性格に合うように戦略を立てればよいのだろう。逆張りの期中損に耐えられない性格なら順張りで期中益が出る戦略にすればよし。弱い自分を認めて自分に合う戦略を模索していくのは時間がかかるかもしれないが、それも良いでしょう。来週からの大きなテーマ。

いろいろ書きたいことがあるのだが頭がスッキリしない。週末はエネルギーを貯めて来週からの相場に相対します。

日経続伸で含み損拡大 緊急反省会

WBC連覇、いやいや、めでたしめでたし。で、相場のほうは、10稼働日で7000割れ寸前から一気に20%上昇して8500直前。無茶苦茶ですな。こんな一方的に動くとガンマショートでは損失は覚悟をしなければならないのだが、許容範囲以上の損失を出しているようだ。本日ES引け時点の資産は年初資産を下回っていた。これまでの2ヶ月のコツコツが吹き飛んでしまった、ということだ。確かに10稼働日前から約15%のドローダウンを喫している。1ヶ月以内で15%のドローダウンは何かが間違っていて修正が必要であると考えざるを得ない。これはいかん、と平日ではあるが緊急レビューを行った。

ドローダウンの始まりは先週先々週と底値圏からの上昇をやや大きなデルタショートの反落期待ポジで耐えようとしたこと。これで10%近いドローダウンを喫したが、この間違いについては是正済み。今週に入ってからの更なる相場上昇にコールダイアゴナルがやられてしまった。これで更に5%のドローダウン。ダイアゴナルは売りがINしたらロールするルールで運用すれば長期的にはプラスになる検証が出来ているので、ここもロールすればよいのだが、それも今この状態では有効かどうか判断し難い。まぁ自信が無いということ。

行き過ぎた相場は元に戻るからロールし続ければよい、と言うのは過去データで検証する限り、という断りがあって未来から過去を振り返った場合のことで、相場急上昇の渦中にあっては、今が行き過ぎている状態なのかどうかは判断できない。その上、相場が一方的に動いて損失が広がれば広がるほどリバウンドの期待が高くなりポジションが切りにくくなる。むしろナンピンしたくなる。これが逆張りの弱点なんですなぁ。今回の損失は、逆張りで引っ張り続けた結果であろう。

この先どうするか。資金が続く限りロールし続けるのが検証から導かれたガンマ微ショート継続の放置正攻法なのだが、どうもこのガンマショートの逆張りがチキンで欲張りで逃足鈍足な私の性格に合わない。少し方針変更を考え、IVサヤトリをメインにガンマを売らずに放置できる方法を検証中で、兼業でも可能なガンマロング放置術を実践していくつもり。大きく動いても有利に手仕舞うことが出来るような心にやさしい順張りを取り入れる。昨日の敵は今日の友、ガンマを友達にしてみよう。

バイアスがかかると

連休でネット徘徊していたらこんなものを拾いました。

このダンサーは右回り?左回り?というネタですが、最初に回転方向を認識すると、「どう見てもこっち周りだろ」と逆側の可能性を完全否定してしまいます。実は右にも左にも見えるのですが、これが思い込み、バイアスがかかっている状態、と言う奴ですね。一旦薄目でなんとなくぼかして見ながら、「もしかしたら逆周りかも」と逆周りをイメージすると逆周りに見えるようになります。今度は最初と逆周りにしか見えなくなります。慣れてくると右にも左にもどちらの回転方向にも自在に認識することが出来るようになります。

バイアスがかかるとは恐ろしいことですね。相場でも「ここからはどう考えても上だろ」「こんなに上がる訳が無い」、と言う思い込みは実はこれがどう見ても右(左)周りだろ、と思い込むことなのかな、と。ここからは絶対に○○だ、と思ったら要注意。そんなときは一旦遠目から目を細めて「もしかして逆かも」と考えてみよう。180度違ったものが見えてくるかも。

(著作権侵害等ありましたら削除しますので連絡願います)
dancelady

2009年3月第3週 収支

現金残高 15,156,626円
OP買総額 9,500,000円
OP売総額 8,705,000円
先物含み -4,175,000円
総資産額 11,608,626円

必要証拠金 5,712,480円
受入証拠金10,981,126円
証拠金使用率  52.0%

[メインポジション]
CD1 : 04C825Sx8-05C850Lx8
CC1 : 04C825Sx6-05C825Lx5
CB1 : 04C900Sx20-04C100Lx100

PD1 : 04P675Sx6-05P625Lx6
PD2 : 04P650Sx6-05P600Lx6
PCB : 04P700Sx9-05P500Lx50

[The SSS TVF 〜2009/2/12]
ポジ詳細は省略
必要委託証拠金 7,100k
現ポジ予想収益:+479k/月
現ポジ含み損益:-2,375k
通算確定損益:+3,081k
total: +705k

今週は酷いヤラレ様です。1週間前の木曜日から約10%のドローダウンを喫しています。今まで相場の急騰ではガンマにやられていて、ガンマには注意を払っていたのだが、今回は少し違う形で結局担がれた。どこに問題があったかといえば、デルタショートを大きくしたまま相場の反落を待っていたところ。デルタ約-1〜2で1000円近く上げられては損失もそれ相当なものでしょう。ガンマはほとんど抑えていたにもかかわらず、またまた勝手な相場観で今回はデルタでやられました。デルタ=相場観なのは承知なのだが、相場が待っていれば戻ってくるものと勘違いしていたようだ。先週のブログにあった「レンジ内では我慢する」というのは間違った認識であった。傾いたデルタはガンマと相談しながら、安心できるまでヘッジすべきであった。なぜなら、行き過ぎた相場は戻ってくるが、行き過ぎかどうかはその時点では判断できないから。我慢することが有効なのは、相場の上下ではなく、IVのサヤ逆行に対してであった。あぁ勘違い。

The SSS VVはThe SSS TVFと名前を変えて実験中。今週は弱点の上昇相場であったがほぼ横ばいで推移した。上昇相場が苦手な理由は単純で、ポジ全体のデルタが残存日数の減少に連れてマイナスに傾く傾向があるから。これについて、調整する際に現時点でなく一日進めた時点のデルタをフラットにすることを考えた。こうすると上昇にも強くなるが、明日の個々の銘柄のIVは予想できないので正確性が無い欠点は残る。そのため、今のところは相場は短期的には上も下も50:50、と割り切って調整時点でのデルタフラット化にしている。

メインポジは次々に売り玉がINした変則を損切って一部は250円離れたダイアゴナルに変更。これは買いの多いダイアゴナルや3-4カレンダーと似たマイルドな損益曲線で安全度は増した。それに加えて過去の経験で負けたことの無いプットカレンダーバックと、同様に経験上無敗のコールFOTMバックを建てて少しでも取り戻す。今月は厳しくなりそうだ。

2009年3月第2週 収支

現金残高 15,466,309円
OP買総額 7,780,000円
OP売総額 8,240,000円
先物含み -2,619,000円
総資産額 12,387,309円

必要証拠金 8,679,777円
受入証拠金12,847,309円
証拠金使用率  67.6%

[メインポジション]
CD1 : 04C800Sx8-05C850Lx8
CD2 : 04C775Sx6-05C825Lx6
CS1 : 04C825Sx6-04C850Lx6
CS2 : 04C775Sx4-04C800Lx4

PD1 : 04P675Sx6-05P625Lx6
PD2 : 04P650Sx6-05P600Lx6

[The SSS VV 〜2009/2/12]
ポジ詳細は省略
必要委託証拠金 2,400k
現ポジ予想収益:+593k/月
現ポジ含み損益:+385k
通算確定損益:+389k
total: +774k

*その他ポジは低リスク低損益寄与のため省略

SQ -> SQで資産は11,886k -> 12,387k、+4.2%でした。一応プラスですが、昨日まで+10%をキープしていたところを最後にガツンとやられて終了、となんとも後味の悪い終わり方でした。昨日の段階で変則を積み増してガンマショート、ベガロングが強くなったところで強烈GU。日場終値で+400、夕場でさらに+120でおまけのサーキットブレーカー発動とあっては値洗い激悪でも仕方ないか。よくよく見ると、実験中のSSS-VVのプラス分がメインポジのマイナスをカバーした形になっている。ガンマヘッジベガヘッジにSSS-VVを使うようにメインポジとSSS-VVのサイズバランスを考えるのがこれからのテーマ。

今月は損益曲線を見ながら、売り玉を担がれるたびにヘッジを重ねてきたが、成功か失敗かと考えればメインポジはトータルでマイナスだったから失敗と言える。元々あるレンジを想定してそのレンジをブレイクするまでは放置、ブレイクしたら損切り+ロール、と言う前提でポジを建てているので、中途半端にヘッジする必要は無かった。と反省した途端に壮絶カチ上げでデルタマイナスが膨らんでいるが、7750を超えるまでは耐える予定。針の筵にいる気分だが、ルールに従って居心地の悪い傾いたデルタで週末を迎えるが、耐えるところは耐える、これだな。

損切りと言えば、先週C750売りが壮絶に担がれたときに、損切りの代わりにバタフライを4セット建ててみた。建てた当初は、損切りする代わりの悪あがきSQ宝くじと割り切っていたのだが、失敗があった。SQ宝くじと割り切るのなら、リスクパラメータと損益変動を全体ポジから外し証拠金管理だけにすべきであった。むしろ、期中決済前提でリスク管理するほうが良かった。結局水曜日にリスク管理が大変になりちょっと相場が戻したところで利確したのだが、結果論で言えば、750のバタフライはSQ持込でほぼ最大の利益になっていた。だがそれは結果論。

変則やクレジットスプレッドの売り玉がINしたときにバタフライでその場を凌ぐのは単純な損切りよりも優位性のある行為であることは検証済み。ただ、損失限定であっても全体ポジとしてリスク管理し、リスク管理が大変になるSQ近くで最大利益が得られる場合には利確する。この方針で行こう。

実験中のSSS-VVはいい感じで1ヶ月が過ぎた。急騰急落を乗り越えて現状の運用で安定した利益が得られることの手応えがあった。メインポジのガンマをヘッジしながら単独で利益が取れるので、証拠金シミュレーターを見ながら少しサイズを大きくして、メインポジのヘッジとして機能させるように、メインポジとのバランスを重視してもう1ヶ月様子を見る。

損益曲線の3D化

全体ポジの損益曲線形状を重視しながら色々な戦略を組み合わせているのですが、今のところ、時間軸を横軸にしたグラフと原資産変動を横軸にしたグラフを並べて監視しています。これを3Dにしたいなーと常日頃思っており、マイポジ管理シートに手を加えて少し試してみました。

結論的には、一目で直感的明快に分かるほどのグラフはなかなかExcelでは出来ないかな、と言う感触。そもそも最近のゲームにある3Dポリゴンのようなものを理想ゴールにしていたのが間違いといえば間違いですが。


04P600Sx3-04P650Lx1のレシオスプレッドを例にすると、等高線グラフで作成した場合は、
090318-2



んー、分かり難いか。折れ線グラフで作成すると、
090318-1



んー、しっくりこない。PC側の処理速度の限界もあって、あまりデータ数を増やせない限界もあるし。グラフオプションの調整でもう少しは見易くなるのかな。

基本的なスタンスとして、損益曲線形状とその時間変化を拠り所に戦略を組み合わせているので、これが完成するとかなり有益なのかと思うところがあり、もう少し煮詰めてみたいと思うところ。

2009年3月第1週 収支

現金残高 13,190,299円
OP買総額 6,503,000円
OP売総額 10,003,000円
先物含み 2,854,000円
総資産額 12,544,299円

必要証拠金10,614,012円
受入証拠金16,044,299円
証拠金使用率  66.2%

[メインポジション]
CD1 : 04C800Sx8-05C850Lx8
CS1 : 04C825Sx6-04C850Lx6

PD1 : 03P750Sx4-04P700Lx4
PD2 : 04P650Sx6-05P600Lx6

[The SSS VV 〜2009/2/12]
ポジ詳細は省略
必要委託証拠金 4,300k
現ポジ予想収益:+407k/月
現ポジ含み損益:+1862k
通算確定損益:-1455k
total: +407k

*その他ポジは低リスク低損益寄与のため省略


週単位での値洗いの上下で一喜一憂するのはナンセンスで、況や日々の値洗いを気にしすぎるのはよろしくないのだが、週初と週末で損益変動が激しく日経の上下に翻弄された。デルタショートが上手く利になった水曜までは大きな含み益があったのだが、木曜のカチ上げでコール売りを踏まされた。あれこれポジを落としたり、スプレッドを組み直したり、ヘッジの買いを入れたり、とあわただしく動き、ようやくデルタニュートラルに戻したその後相場は急落。くぅー、往復ビンタごっつぁんです。まぁ、行って来いで先週とほぼ変わらない損益になっただけだが、うーん、損失が出ていないだけましなのか。相場観でデルタを傾けるのも当たったところであまり大きな利益にならないので、損得無しで再びニュートラル戦略へ。あまり相場観をポジに反映しすぎない方が相場の急変で右往左往してしまう私にとっては良さそうだ。

IVサヤトリ実験ポジ改めThe SSS VVは足踏み状態。やはりジリ下げが予想以上の利益になり相場の上昇で損失が出るが、元々、「相場は長期的に上がったり下がったり五分と五分」が利益の前提条件のサヤトリなので、短期的な損益の動きに翻弄されず長期的に見る必要もある。もう暫く大きな方針変更無しで実験継続。今週分かったことは、あまり期近を引っ張らず、早めに期先を使うようにした方が調整頻度が減り、損益変動がマイルドになる。また、売り玉と買い玉の期近/期先比が違うとベガが傾くので、同時に期近期先のロールをするのが良いのではないか。来週で実験開始後1ヶ月になるので、大体の運用方針はつかめるのではないか。

2009年2月第4週 収支

現金残高 11,710,201円
OP買総額 5,979,000円
OP売総額 6,923,000円
先物含み 1,715,000円
総資産額 12,481,201円

必要証拠金 8,465,996円
受入証拠金13,425,201円
証拠金使用率  63.1%

[メインポジション]
CD1 : 04C800Sx8-05C850Lx8
CS1 : 03C775Sx7-03C800Lx7

PD1 : 03P750Sx4-04P700Lx4
PD2 : 04P650Sx6-05P600Lx6
PB1 : 03P750Sx4-03P700Lx6

[IVサヤ取り実験ポジ 〜2009/2/12]
ポジ詳細は省略
必要委託証拠金 4,200k
現ポジ予想収益:+464k/月
現ポジ含み損益:+3080k
通算確定損益:-2679k
total: +401k

*その他ポジは低リスク低損益寄与のため省略

相場観でデルタを若干ではあるがショートに振っていたため、NYを無視してグイグイ上昇する日経に翻弄されながらも、若干の調整程度で終了。総資産、実験ポジともややプラスで引けた。3月限は新規に建てずに4−5月限の変則を建て始めるが、あまりベガロングを大きくしない程度にしておくつもり。ここからはIV上昇を伴わない緩やかな下落を想定する、とIV予想もデルタ予想もなかなか当たりませんが。

IVサヤ取り実験ポジは悪くはない結果であり、運用においてなんとなく弱点が分かった。損益曲線ではフラットであるが、IV下落を伴う上昇には損失が発生する。売り玉のIVが大きく下がらないからか、買い玉IVが急激に下がるからか。逆に下落時は利が乗る傾向がある。上昇時の調整はポジ積みで、下落時の調整はポジ縮小で、とすればよいのか。開始後半月でほぼ1ヶ月運用での想定利益が出たので、上手く行っていると言えるのだが、引き続き実験観察。

2009年2月第3週 収支

現金残高 11,761,587円
OP買総額 8,060,000円
OP売総額 10,622,000円
先物含み 3,096,000円
総資産額 12,295,587円

必要証拠金 8,096,294円
受入証拠金14,259,087円
証拠金使用率  56.8%

[メインポジション]
CD1 : 03C775Sx4-04C850Lx6
CD2 : 03C850Sx10-04C900Lx10
CS1 : 03C800Sx6-03C850Lx8

PD1 : 03P750Sx4-04P700Lx4
PD2 : 03P775Sx4-04P725Lx4
PB1 : 03P600Sx12-03P500Lx30
PB2 : 03P750Sx4-03P700Lx6
PB3 : 03P775Sx3-03P725Lx6

[IVサヤ取り実験ポジ 〜2009/2/12]
ポジ詳細は省略
必要委託証拠金 4,100k
現在ポジの予想収益:+450k/月
現在ポジの含み損益:+572k
通算確定損益:-251k

*その他ポジは低リスク低損益寄与のため省略

昨年8月末に資産が1100万に達して以降、10月12月1月と何度もチャレンジしては押し返された厚い総資産額1200万の抵抗線をようやく突破できた。利益の貢献は先週末に建てたコール側ダイアゴナル、それにデルタを若干マイナスにして相場の下落についていったこと。しかしトータルのガンマはややショートなので、デルタは相場の下落ですぐにプラスになってしまうため、ついていくのが大変だ。今週末時点ではデルタフラットになっているので、来週からどうポジを立て直すか思案せねば。

資産レンジブレイクの貢献はもう一つ、先々週から実験的に行っているIVサヤ取り戦略。先々週からIVサヤ取りポジを実験しているが、ポジサイズと損益が無視できないほど大きくなってきたので損益変動のみ記録していくこととした。基本的に単純なIVサヤトリ戦略なのですが、運用手法次第ではメインポジに匹敵するローリスクミドルリターンが狙えるのではないかと実験中。肝になるのは、売買する玉の権利行使価格帯(ATMからの距離)、ポジションサイズ、ギリシャの整え方、調整タイミング、(ほとんど運用要素全てですね)だと思います。この手の単純な理論に基づく戦略は運用手法が損益を決める大きな要素でしょうから、この辺りをパラメータとして変化させながらベストなポジションを組んでいくことが目標です。実験のため、マーケットに余計なインパクトを与えないように、暫く詳細は非公開とさせていただきますこと、ご了承ください。実験において決定的に使えない戦略であることが判明したときには詳細レビューを掲載します。

SQ宝くじの利回り検証

宝くじ感覚で持ち玉をSQに持ち込むことはよくある話ですが、期待値はどんなものなんでしょうと思ってデータ検証しました。


検証期間:2004年1月限〜2008年10月限

SQ前日大引成でのロングストラドル:26勝32敗 期待値 -10.4円/セット・回
SQ2日前大引成でのロングストラドル:26勝32敗 期待値 +0.6円/セット・回
SQ3日前大引成でのロングストラドル:22勝36敗 期待値 +10.6円/セット・回
SQ前週末大引成でのロングストラドル:22勝36敗 期待値 -13.1円/セット・回

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うーん、なかなか面白い結果である。SQ前日引けでのロングストラドルは昨年10月のあのSQで大きく取り戻してもまだ期待値マイナス。SQからあまり時間が離れると売りの優位性なのか、期待値マイナス。水曜の大引けで建てた場合はほぼチャラであり、いわゆる魔の水曜日を挟む火曜日の大引けで建てた場合はプラスだ。魔の水曜日ってのは迷信かと思っていましたが、意外と嘘から出た真なのかもしれません。宝くじを買うなら早くてもダメ、遅くてもダメ、ということ?


大きく動くことを期待する宝くじ(ロングストラドル)はこんな感じで、確実なリターンには不向きであるが、購入時期を選べば本当の宝くじ以上の期待値で大きなリターンを狙うこともできるのでしょう。では動かないことを期待する宝くじはどうでしょう。ATM±500のロングバタフライを検証してみる。

SQ前日大引成でのロングバタフライ:32勝26敗 期待値 +21.5円/セット・回
SQ2日前大引成でのロングバタフライ:33勝25敗 期待値 -1.7円/セット・回
SQ3日前大引成でのロングバタフライ:34勝24敗 期待値 +6.6円/セット・回
SQ前週末大引成でのロングバタフライ:32勝26敗 期待値 +21.3円/セット・回

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当たり前と言えば当たり前だが、ロングストラドルの裏返しでヘッジが効いているので大きな負けがなくてマイルドな損益カーブになっている。こちらはSQまで時間がある場合とSQ前日はリターンが良い。大きなリターンはないが着実に積みあがっている。宝くじというよりも、宝くじの胴元か。


これらを実践すると、自分の成り注文で各玉が5円不利に約定した場合には優位性はなくなってしまうし、売買最終日の大引けはザラ場引けが起こりやすい(私も一度体験しています)、など、結果がついて来るか難しいラインだと思います。また、過去データは500円刻みですが、もしも250円刻みだったら結果が変わっている可能性があります。ま、それでも、期待値50%以下の一般的な宝くじに比べたら魅力は大いにありそうです。

実は、このデータのうちSQ前日大引けのストラドルデータは昔から検証しており、ショートストラドル優位の結果から、私も過去記事で分かるように、SQ前日大引けショートストラドルを実践しておりました。2008年9月限でザラ場引けになって運良く損失を免れ、様子見していた2008年10月限で凄い事がおき、暫くSQ持込は控えておりましたが、改めて過去データを検証してみると、来月SQは何か仕掛けてみようかという欲望に駆られます。夢見る中年ですから。

2009年2月第2週 収支

現金残高 11,306,395円
OP買総額 8,785,000円
OP売総額 10,295,000円
先物含み 1,090,000円
総資産額 11,886,395円

必要証拠金 7,853,532円
受入証拠金13,396,395円
証拠金使用率  58.6%

[メインポジション]
CC1 : 03C850Sx8-04C850Lx6
CD1 : 03C850Sx10-04C900Lx10
CS1 : 03C800Sx6-03C825Lx6

PD1 : 03P750Sx4-04P700Lx4
PD2 : 03P775Sx4-04P725Lx4
PB1 : 03P600Sx12-03P500Lx30
PB2 : 03P750Sx4-03P700Lx6
PB3 : 03P775Sx3-03P725Lx6
*その他ポジは低リスク低損益寄与のため省略

 2月SQが平和に過ぎて、SQ→SQで+5.2%でした。目標10%に届かなかったが、先月前半の噴かないバックを敵に回しながらの激しい下落に見舞われたことを考えれば、今年最初のピンチを上手く乗り切ったのでは無いかと思うところ。後半は8000を挟む小動きのためほとんど何もしていない。何もしていないのにプラスになっているなら上等か、と前向きに考えておく。

 先月の反省もあって今週月曜に粗方の2月限は処分したので今週は余裕がありました。コール側+3-4カレンダーを1セット積み増し。さらに金曜の昼休みに板状態を見たら、期先が薄かった数ヶ月前と比べるとかなりおいしい感じ。4月限の板もかなり厚いし、期先が安め。思わず変則を仕掛けて03C850−04C900の変則が110円売り85円買い、と25円のクレジットで10セット組めた。今までの経験上、組んだ時点で勝ったも同然の25円クレジットコール変則であるが今月はどうだろう、ここから03C850が担がれることがあるのか。ここのところ本業が慌しく、後場寄り30分しか見られないが、まぁまぁそれでも悪い結果ではない。むしろ場を見続けているとチキンな私は毎日毎日の後場の下落に対してのヘッジ貧乏になっていた可能性が高い。

 今週から半年ほどはベア目線でポジを組もうと思う。デルタ−0.5ぐらいがニュートラルな感覚で。というのも、本業の環境から判断するに、1年程度で景気が回復するようにはとても思えないからである。中規模上場企業の私の会社もいよいよ操業短縮となった。取引先が次々と倒産し、部品サプライヤの大手電子部品メーカーからは一方的なディスコン通知や事業撤退連絡。我が社の大型設備販売部門は1年分の在庫を抱えて工場は完全ストップ。体力勝負に持ち込まれると倒産の危機すら有り得る。株価は半年先を読んでいると言われるが、1年やそこらで今の状態より良くなるとは思えない、と肌で感じる。次は給料カットか。今年のボーナスは出ないかもしれない。そうなると生活のヘッジのためにはベア戦略しかないのかな、と。自社株を空売りするわけには行かないが、自社株積み立てとかしなくて良かった。自社株積み立てなんて信用2階建てと同じようなものだからね。

倒産したときに路頭に迷わないようにOPトレードで生活費ぐらいは稼げるようにしておかねば。

2009年2月第1週 収支

現金残高12,040,245円
OP買総額 7,545,000円
OP売総額 7,850,000円
総資産額11,735,245円

必要証拠金 5,243,058円
受入証拠金12,172,245円
証拠金使用率  43.1%

[メインポジション]
CC1 : 03C850Sx4-04C850Lx3
CD1 : 02C825Sx3-03C900Lx3

PD1 : 03P750Sx4-04P700Lx4
PD2 : 03P775Sx4-04P725Lx4
PB1 : 03P600Sx12-03P500Lx30
PB2 : 03P750Sx4-03P700Lx6
PB3 : 03P775Sx3-03P725Lx6
*その他ポジは低リスク低損益寄与のため省略

3週連続の週末飲み会をクリアし、やっと家に戻ってみると、NYかなり上昇しています。今週は毎日のように後場寄りから急上昇して8100付近まで上げてからの8000まで戻しのパターン。上手く波に乗れたり逆行したりで結果的に何も場を見なければもう少し利益を積むことが出来たのだが、下に警戒していたので逆行の急騰は往復ビンタ覚悟のヘッジは已む無し。

今週から3-4月限カレンダーを立て始めたが、プット側変則はATMに近いところに少ない枚数で立ててみた。保険バックは遠いところと近いところと少しづつ散りばめて。今後はこんな感じで攻めてみる。

ちょっとメモ : SBIの場合、受入証拠金に前日大引けでの先物損益が計算される。ESなど大引け以降の先物損益は当日未精算額合計に表れており、拘束金額となってその分必要委託証拠金が増減される。
先物オプション余力=受入証拠金−必要委託証拠金−拘束金額
総資産=受入証拠金+NOV−前日大引けでの先物損益+前日大引け以降から現在までの先物損益

OPの優位性を利回り換算する 第2弾 〜正負対称性から

「相場の上昇スピードは遅く下落スピードは速い。だからプット側IVは高い。」というのはN225OPの定説であり、経験則からもなるほどと思う部分はあるのですが、相場の急上昇があってコール売りを担がれる度に、「それって本当なのかね、誰かの嵌め込みなんじゃねーの?」、と疑ってしまい、今回自ら検証してみました。

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先ず、1995年初から2008年末までの14年間の日経平均での終値→翌日終値の変化率の分布を取ってガウシアンフィッティングしてみると、、、。正規分布しているように見えなくもない。少なくとも極端な歪みは無い。

20090131-2
それでは時間軸を変えてみよう。同じ期間の日経平均で、終値→5営業日後終値の分布を取ってガウシアンフィッティングしてみると、、、。これまた正規分布しているように見えなくもない。若干マイナス側のすそがが広がっているように見えるのが、急落のオーバーシュートなのでしょうか。それでも大体2σぐらいの範囲では正規分布しているように見える。私にとっては意外な結果でした。

ここで気付くことに、1日の変化量分布も5日の変化量分布も、ザックリ人間の私には左右(+と−)で対称に見える。これを、暴騰も暴落も短い期間では同じような確率で発生しているのではないか、と読む。短期的な相場変動は実は正規分布しているのではないか、と。
この結果を強引に、短期的には相場変動が実はランダムウォークしていてプラスもマイナスも同じ変化確率で変動しているのではないか、と考えると、なるほど、だから相場の上昇はゆっくりだからいつでも逃げられる、とコール売りを積むことは、デルタ/ガンマの目線からはプット売りを積むことと同じだった、と言うことで、担がれて当然なわけですな、納得。コール売りは相場上昇でIV下落が起きやすいから有利である側面はあれど。


さらに仮説を立ててみる。短期的に相場変動が実は正規分布しているのであれば、少なくともプラス変動とマイナス変動が対称であるなら、スマイルカーブのATM付近が右側下がり形状である限り、IVの低いコール側は将来の変動に対して予想ボラが低く見積もられている(割安)で、IVの高いプット側は割高であるはず。そう思ってコールを買ってプットを売ってデルタ・ガンマヘッジすればリスク無しで利益が取れる、と考えたところで、よくよく思い出したら、てつやさんがデルタニュートラル戦略として実践検証までされておりました(手法を導く過程に多少の違いはありますが、本質は同じ戦略と思います。私の場合、「上か下か確率が同じなら、安いほう(コール)を買って高いほう(プット)を売ればいいんじゃん?」という素人丸出しの仮説に基づいています。)。

私も過去データからギリシャを割り出し、ATMプラス500円のコールを買い、ATM-500のプットを売り、ガンマフラットになるように枚数計算してデルタを先物売りでヘッジする。これを6ヶ月間分(連続ではなく、暴騰・暴落・大暴落・ヨコヨコ・ジリ上げ・ジリ下げの代表的な1ヶ月分の合計で6ヶ月分)でシミュレーションしました。機械的に毎日大引けで理想的に小数点以下まで枚数してデルタ・ガンマヘッジ出来たものとすると、検証結果は、デルタヘッジの先物1枚あたりの利益として。。。
20090131-3
び、微妙。でもやや遠めから目を細めて見れば右肩上がりに見えなくもない。デルタヘッジの先物1枚当たりに換算して半年で約43万の利益。証拠金は急変があると100万ぐらいまで増えるので100万円でスタートするとして、半年で+43%。先日検証したガンマリスクを負った戦略と比較しても悪くはないか。ちなみに、大きく下がっているのは、グラフ中央の急落は2007年8月10日前後のジリ下げで、グラフやや右側の急落は2007年12月末のジリ上げ。

#ここから追記
20090131_4
2007/3/27〜2008/5/27までの14ヶ月の連続データを作成しました。これを見ると、途中で大きいドローダウンがありながらも右肩上がりになっております。これがIVサヤの優位性なんでしょう。利回りを計算すると、100万円でスタートしたとして14ヶ月で+100%、+71%/年。いいんじゃない?やはり、2007年後半から全体IVの上昇とともにサヤが拡大しているので後半のパフォーマンスが良い。ちなみに最大ドローダウンは2008年1月22日のプットIV急上昇によるもの。
#追記ここまで

この検証通りに機械的にデルタヘッジをやれば儲かることが結論ではなく、何を以ってIVの高い安いを判断するかを考えれば、後は基本スタンスとしてIVの高いものを売って安いものを買ってガンマ・デルタをヘッジすればちゃんと儲かるようになっている、これがボラティリティ売買と言うものなんだな、と言うことが理解できれば良い。それがOPの優位性であり、長寿(相場での)の秘訣なんでしょう。

2009年1月第5週 収支

現金残高11,600,549円
OP買総額 5,450,000円
OP売総額 5,770,000円
総資産額11,280,549円

必要証拠金 8,176,642円
受入証拠金11,600,549円
証拠金使用率  70.5%

[メインポジション]
D1:02C825Sx5-03C900Lx3
デルタヘッジ:03C850Sx1

D2:02P750Sx8-03P725Lx6
D3:02P750Sx8-03P700Lx6
BS1:03P600Sx12-03P500Lx30
*その他ポジは低リスク低損益寄与のため省略

今週も飲み会の後のアップだが、飲み会のときはIV高のジンクスを無視して今週は安定した結果であった。今週は激しく上下に振られながらも証拠金シミュレータとにらめっこをしながら耐え切った。IV中ブクレで激しかった含み損もようやく昨年末比でプラスに転じた。どうも市場には私を含めて二匹目のドジョウを狙う輩が多いようで、重要指標を控えた今週末ESも先週のようなIV高を叩くのを狙っていると逆に行くようですね。ヘッジを入れた瞬間からトレンド変換するし。。。相場とは実に趣深いものだ。

ようやく期先の板も一昔前ほどになってきた。来週から3-4限月カレンダーにシフトしていこう。来月からは少しATMに近いところで枚数の少ないスプレッドを建ててみようかな。今週は大したことも無く、週末は色々検証したいことがあるので短いですがこの辺で。

2009年1月第4週 収支

現金残高12,054,666円
OP買総額 7,692,000円
OP売総額 9,060,000円
総資産額10,686,666円

必要証拠金 9,163,679円
受入証拠金12,054,666円
証拠金使用率  76.0%

[メインポジション]
D1:02C825Sx5-03C900Lx3
D2:02C900Sx8-03C975Lx6
CB1:02C875Sx4-03C110Lx10

D3:02P750Sx8-03P725Lx6
D4:02P750Sx4-03P700Lx4
BS1:02P650Sx10-02P500Lx30
CB2:02P750Sx4-03P500Lx30
*その他ポジは低リスク低損益寄与のため省略

むむむ。。。ブログで偉そうな検証をアップした翌週は不調なことが多いのだが、今週もそのジンクスを打ち破れなかった。ボラドロップで含み益が膨らんでホクホクだったのは金曜日前場までで、後場からの相場急落IV急騰でまた含み損に。しかも放置範囲の下限いっぱいまで来ている。コールを売りながらデルタヘッジしてきたが、これ以上の下げは限界。ここまで下げればバックが噴くだろうと思っていたところまで下がっているが、噴かないのは想定外であるが致し方ない。想定レンジを下回ったら潔くポジを落とすとしよう。証拠金計算も一応シミュレータで出来るのでパニックになることはなかったが、使用率高すぎ。

今週から3週連続で金曜日は会社の飲み会なのだが、会社の飲み会があるときの週末荒れ夕場はちょっと困るな。今日も急落でIV急騰。場が見れたらデルタヘッジでコール売りがセオリーなのだが、デルタロングに傾いたままの週末。ちょっと不安。

OPの優位性を利回り換算する

オプショントレードに活用できる優位性の1つとして、オプションという商品のもつ原資産の変動に対する保険的役割が故にHVが長期的にIVを下回っていることから、ガンマショートが優位であると考えています。
とは言え、売りにはたった一度の負けが痛恨の一撃となって即退場となるリスクがあり、安全性を加味せずに単純に売り続けるのは早かれ遅かれ破産に繋がるため、優位性はありません。私が実践している放置スタイルは「如何に安全にセータを取るか」を具体化した一例と考えていますが、これをシンプルな形にして、過去データを元に安全なOP売りの利回りを検証してみます。

先ず、過去5年の終値データから(2008年10月末まで)、IVの上下の影響を少なくするために同限月かつ近い権利同士のスプレッドをモデルにする。ATMと±500円の権利行使価格を対象にし、ATM±500円の玉がINしたらコールもプットもロールするルールでの収益変動を追ってみる。ここに記載しない詳細ロール条件はあまり結果に影響ありませんが、一応企業秘密ということで。とりあえず手数料は考慮していません。

損益変化

[ショートストラドル]
全期間1セット:必要最大証拠金200万と想定
年に何回かある暴落はロール後にIVドロップで取り返し、いい感じの右肩上がりで資産を伸ばしていたが、グラフの右端(昨年10月の乱高下)で数年分の利益を飛ばしている。それでもスタート時からはプラス。これが売り方の基本的な優位性の分と考えてよいでしょう。証拠金200万円からスタートしたとして、5年で+100%、20%/年の単利。長期でプラスとは言え、昨年10月のように数日で数年分の利益を吐き出すことを許容できるかどうかと言えば、私にはちょっと無理、精神的に。

[±500円ショートストラングル]
全期間2セット:必要最大証拠金300万と想定
こりゃだめだ。枚数のレバレッジはかかっているので波に乗れば資産の上昇スピードは早いが、最大証拠金が嵩んでリターン率は低い。更には昨年10月の乱高下で瀕死状態に。300万円ではじめたとして、5年で+50%、年間10%のリターンとなる。これを±1000円にして枚数を更に倍にすれば、更に悲惨なフリーフォールになることでしょう。

[ATM±500円ロングバタフライ(ショートストラドル+ロングストラングル)]
全期間1セット:必要最大証拠金50万と想定
ロングバタフライを推奨しているわけではないのですが、シミュしやすいので最大損失を限定した安全売りポジのモデルとして。結果を見てこれは驚いた。かなり安定して緩やかな右肩上がり。昨年10月の大変動相場も滑らかにこなしている。5年前に50万円からスタートしたとして+150万円。単利で+300%/5年=60%/年=5%/月。最大損失を抑えることでリスクを抑えながら証拠金レバレッジを効かす、とSPAN証拠金算出法をうまく使っている。機械的にロールするだけで月利5%。これが安全な売りポジの利回りと考えてよいのでしょう。バタバタ動いて5%/月も取れないなら、黙ってATM売って外を買って相場について行け、ってことなのでしょうか。

[My戦略]
全期間1セット:必要最大証拠金120万と想定
詳細は内緒(過去ログで大体分かると思いますが)ですが、期先を使ってジリ上げに強いコール売り系スプレッド+ジリ下げに強いプット売り系スプレッド+暴落に強いガンマロングスプレッドの3戦略をミックスさせて、現状私が取っているギリシャと±1000円範囲の損益曲線が近くなるような戦略をATMとATM±500円の期近期先で構成してシミュすると、あらビックリ。美しい右肩上がりでたまに発生する大暴落も利益に変えている。120万スタートとして5年で単利1050%, 年利108%, 月利9%。ホントかよ。でもこの結果でとりあえず現在の戦略に自信はもてるな、ウン、よしよし、と自己満足。


この検証のもう1つの目的は、OTMを使って枚数のレバレッジを上げたスプレッドを広範囲にわたって放置するのと、それに近いギリシャをATM近傍で枚数を減らしたスプレッドを狭い範囲のブレイクでロールする場合とで損益変動がどのように変わるか、の比較でした。OTMは最大証拠金の割りにリターンは高くない上に、急騰急落での損益のブレが大きい。この下ブレに耐えられるかどうかはその時にならないとなんとも言えない。

と言うことで結論ですが、現在のギリシャ、損益曲線を保ちつつ、ATM近傍の売り買いをメインにして枚数レバレッジを減らし、損益を安定させていこうと思います。それにより放置可能な変動許容範囲は狭くなりますが、1日1回昼休みに後場寄りだけでも場が見られる状況なら十分でしょう。長期的に安定収支を望むにあたり、相場環境やスマイルカーブ形状などの不確定要素を味方につけられるのなら効果的ですが、敵にならないよう敢えて影響を排除するのも1つの考え方でしょう。噴かないバックを眺めながら、こんなことを考えていました。
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