トロンボーン奏者の演奏を聴いて、どんなとこに凄みを感じるか?
音楽性、センス、好みはあまりに様々なんでひとまず置いといて、技量、技能、としてはだと何になるかなあ。

操作性の鈍臭さの代表選手だし、実際自分が速く吹くんが苦手、ってな事でJJのジャズ、リンドベルイのビバルディなんかも勿論参ってしまいます。 音楽的にも素晴らしいし。

びったり合った気持ちのこもったコラールのハーモニーもそう。 どれもトロンボーンならではな魅力がある。
そもそも音程ちゃんと取れること自体トロンボーンほど音程の難しい作音楽器はない。
完全な純正調が出来るのはトロンボーンだけらしいですが、構造上出来るだけでホントにあうかっていうとそりゃ全く別の話だし。

ただ、個人的に心底から参った!!ってなるのは響きが豊な音の圧力。 本気モードなフォルテでストレスなく、美しく、強く、荘厳に十戒の割れる海の如しな音を聴いてしまうと私は立ち上がれなくなってしまう。ベッケだったり、先のアビーさん、ヴェン様、ロジンとか皆そう。 チャイコの悲愴、なんかもそうですね。

こればかりはホルンでもラッパでも弦でもない。
ズオーーーン!!と底鳴りするトロンボーンの音色には、何というか神様が宿っていると思ったりする。 匹敵、凌駕できる唯一はオペラ歌手の声くらいではないかしらん。 そんな音を一つの目標にしています。

どのスキルも大事だけど、ある意味トロンボーンの一番大事な側面、ではないかなあ。