2007年01月08日

情熱大陸 立川志の輔

日曜日 TBSテレビ 夜11:00〜11:30

 情熱大陸は有名人以外にもスポットを当てる。
知っている人は少ないけど、その道では知らない人はいない職人さんや研究者たちにも注目している点はとても好感があった。
一時期はハマったほどだが、最近は面白くなくて見ていなかった。
やっぱり視聴率を取りたいんだろうなぁ、プロモーションの一環にしたいんだろうなぁという意図が見えるようになったから、出て来る人たちに面白みがなくなっている。
それでも、今回は見た。
立川志の輔師が出たから。
古典をやっている姿よりも新作をやっている姿に焦点を当てているような作りだった。
そして、苦悩している姿を終始追い続けていた。
只今、パルコでの1ヶ月公演の最中だろうか?
昨年、林家正蔵独演会のゲストで出演した時に見たのだが、ただただ面白かったのを覚えている。
その時は、新作で『親の顔』をやった。
高座ではみじんも見せなかった顔を楽屋では、テレビで見せていたような苦悩の表情をしていたのだろうか。


 自身の新作落語・ディアファミリーを例にして自分の落語を冷静に分析するコーナーがあった。
志の輔師のネタは『日常』が舞台になっているということや、『自分』が登場人物に出て来ること、『家族の会話』などを特徴として上げていた。
志の輔師は幼くして母親を亡くされて、父親とも離れて親戚の家に預けられた経験がある。
そんな過去を持っているだけに、家族を持つといろいろ思うところはあるだろう。
芸人とはいえ、彼にも帰る家があり、妻子がいて、父親や夫としての自分がいる。
落語の世界に理想の家族像を投影したり、全員が揃っている時の少ない時間と記憶を掘り起こしているかのようだった。
新作ネタは、はんどたおる、買い物ぶぎ、親の顔の三席しかあたしは知らないが、どれもが日常で起こり得ることばかりだ。
出て来る登場人物も一人は居そうなヤツが出て来る。
その三席のなかでも、『親の顔』を生で見た時は、びっくりした。
このあたしに『あった』のである。
倅の珍回答を巡って親子がやりとりするくだりは、あまりにも懐かしくて、親父やお袋と交わした会話が蘇って来た。
親父もお袋も子供相手に真剣に渡り合っていたからこそ生まれる笑いがあったんだなと思う。
師の言葉のいくつかに番組放送中納得しているあたしがいた。
目まぐるしく過ぎ行く中で、身の回りにはネタがいっぱい転がっていることを忘れてしまいがちだが、落語は案外身近なんだなと思ったりもした。



sagamiya1 at 01:37│Comments(2)TrackBack(0)日記&独り言 | 日記&独り言

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この記事へのコメント

1. Posted by たこべえ   2007年01月08日 11:03
(多分)はじめましてだと思います。

昨日の「情熱大陸」。
自身の表現を高めていこうとする苦悩する落語家・志の輔さんに感銘を受けました。昨年放映の家元の時もそうでしたが、立川流のいい所だと感じました。
2. Posted by 三浦家権太郎   2007年01月08日 21:25
たこべえさん、はじめまして。
まぁ、立川流の方々にも取り組み方は様々ってことなんでしょうねぇ...

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