2012年07月08日

コマンド・プロンプトが嫌いな人でも使える CUI とは

一部の開発者は、いまだにコマンド・プロンプト(シェル)を使っていますが、それはメリットがあるからです。 たとえば、シェルは、どんなコマンドでも、どんな状態でも、キーボードから簡単に実行できるからです。

GUI では、メニューからマウスを使って選ぶことになりますが、現在のマウスの位置によってマウスの動きが異なります。 多くのメニュー項目があると、選ぶことさえ大変になりますが、これは、キーボードと併用すれば簡単になります。 たとえば、右クリックして、キーボードの [C] を押せば、コピーになります。

しかし、多くのユーザーは、マウス操作を好みます。 マウスの方が直感的という意見が多いと思いますが、本質は、できることがメニュー項目に一覧されていることであると私は考えています。 もし、シェルのウィンドウの中にメニュー項目の一覧が表示されていたら、項目の番号を入力することは誰でもできます。 なぜなら、携帯電話のメニューを選ぶことと同じ行為だからです。 それに、実際、スマートフォンが使いにくいと感じる人が結構いて、これはつまり、マウスやタッチが使いやすいとは限らないことを表しています。

シェルが好きか嫌いかが別れる、本質的な要因は、したいことがすぐにできるかどうかです。 シェルが好きな人は、たいてい、エイリアスを使って、よく使うコマンドとパラメーターを、短いキーワードで呼び出せるようにしています。 自分用にカスタマイズされていないシェルは、シェルが好きな人でも、嫌いなシェルになります。 まったく同じシェル・システムを使っていてもです。 なぜなら、エイリアスが展開された内容を覚えていないために入力できないからです。

つまり、シェルが嫌いなる本質的な原因は、プロンプトが表示されても、何をしたらいいか分からないことです。 「何でもできるよ。」は、「昼飯は何でもいいよ。」と言われることと同じぐらいめんどくさいことなのです。 でも、これはメニューを表示させることで解決します。

また、シェルが好きな人でも、たまにしか使わないコマンドに関しては、ヘルプを見ます。 このヘルプは、メニューと同じです。 使いたいメニュー項目の番号の代わりに、オプション名を入力するということだけが違うのです。 ドキュメントはメニュー項目の代わり、むしろ、親切なメニュー項目なのです。

まとめると、使いやすい CUI は、次のようになります。
・CUI のメニュー項目には、ヘルプを表示する項目があること
・ヘルプのトップにはすべてのメニュー項目が並んでいて、メニュー項目の内容には、具体的なコマンド名やサンプルが書かれていること
・プロンプトから、CUI のメニュー項目だけでなく、すべてのコマンドが入力できること

先日公開した vbslib4 の「ショートハンド・プロンプト」(InputCommand 関数)を使えば、以上ような使いやすい CUI のメニューが簡単に作れるようになります。 GUI の方が見栄えが良くなりますが、開発が大変なので、素早く機能を提供したいときは、ショートハンド・プロンプトが使えます。

sage_p at 22:04│Comments(0)TrackBack(0)プログラミング 

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