ダッシュ海岸
7月14日 「海の日スペシャル」放送より


 ~生き物が住める干潟を再生(青森編)

すごい、
ダッシュ海岸の経験を生かして、
青森の人口の干潟の 生き物再生に成功したよ!!



転載元:
【DASH海岸 特設サイト】より
https://www.ntv.co.jp/dash/articles/653iihcc4z97gz8lfq.html

DASH海岸 ~海の日直前!青森の干潟改良SP~
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2019.07.14 公開


東京湾工業地帯の一角、梅雨の晴れ間の横浜DASH海岸で、城島と桝アナが小型定置網を使った生き物調査。
網にかかっていたのは、ウミタナゴの赤ちゃんやマハゼの赤ちゃん、そしてイシガレイの赤ちゃん。
かつての江戸前の名物として親しまれていたこれらの魚たちは、高度経済成長の水質の悪化と共に激減し、幻と言われる存在に。そんな魚たちの赤ちゃんがこうしてたくさんいるということは、DASH海岸で産卵し、その卵が孵り、育っているということ。こんな生態系のつながりができているのも…
「干潟の砂がふかふかじゃないといけない」と城島が言うように、砂と泥が良い状態であることが、生き物が棲みつく最適な条件。

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11年かかってここまで来たDASH海岸。木村さんによると、青森の駅前にもDASH海岸を真似して干潟を作ってるが、なかなかうまく行っていないという。
そこで、東京湾から北へ200kmの青森駅へ。その駅からすぐ近くにあるのが『青森駅前干潟』。
かつては干潟が広がっていたが、北海道の開拓ラッシュで護岸が固められ、北海道とを結ぶ青函連絡船の乗り口として活躍。しかし31年前に青函トンネルが開通すると連絡船は廃止となり、使い道のなくなった船着場を昔の海岸に戻そうとしたのが4年前。
木村さんも応援にかけつけ、横浜DASH海岸を見本に、地元の高校生や子供達が集まって、砂や石を入れて干潟を作った。いわば、DASH海岸の弟分。

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干潟で城島たちを待っていたのは、青森駅前干潟の立ち上げメンバーの志田さん。現在の干潟の状況を聞いてみると、「カレイがいない」と言う。
と、いうのも青森には40種類のカレイが生息。全国屈指の水揚げを誇るカレイ王国。しかし、この干潟にカレイが来たのは4年間でたった一度、一匹だけ。その理由は…?
城島が、干潟の砂を触ってみると「海岸の砂と違う」
桝アナも「DASH海岸ってもっとトロッとした感じ」と言うように、DASH海岸の砂は泥と砂のバランスが良く、トロッと保水力があるような感じだが、こちらの駅前干潟の砂は、サラサラとしている。

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さらに、DASG海岸ではよく見られる、カニやゴカイ、そしてカレイの大好物のマテガイなどが作る穴も見られず、それどころか、アサリの気配もない。この周辺の海水浴場にはたくさんのアサリがいるというが、この干潟にはいない。
“アサリマスター"こと桝アナによると、アサリは秋と冬に産卵。0.1ミリほどの赤ちゃんは海を漂い、いい干潟を見つけると、そこで成長し、よく見るアサリの形に。
「着定は大事ってイメージなんですよね。だからせっかく来てるのにここ無理ですって言っていなくなっちゃうのはあるかもしれないですね」と桝アナ。
つまり、アサリの赤ちゃんが漂って1度は駅前干潟に来ているが、砂が粗くて泥がないため、ここでは生き延びられないと思い引き返している可能性が高い。

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そして、生き物が集まらないもう一つの理由は、沖での潜水調査で明らかに。
桝アナ、木村さん、志田さんが沖合を潜ってみると、透明度がかなり高くてキレイな海水。
横浜DASH海岸の水は濁っているが、その正体は、プランクトン。つまり、それらをエサにする魚や生き物たちが増えやすい。さらに、透明度が高いと、海の上からは鳥が、海の中では大きな魚に見つかりやすい。
波打ち際から50mほどに行くと、白く粒が細かくトロッとした泥に変わった。こういった泥が干潟にあると、アサリなどの生き物も棲みつきやすい。
スジハゼの姿や、スジハゼの巣穴は発見できたものの、干潟に来て欲しいカレイの姿は見られず。
「すぐそこの沖合に行けば、たくさんいるはずなんですけどね」と木村さん。

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そこで、船に乗って沖合へ。今回お世話になる漁師の熊谷さんは、元々、東京都内の大手電機会社で働いていたが、31才の時に父の後を継ぎスーツを脱いで今では、陸奥湾きってのカレイ獲りの名人に。
3日前に仕掛けていた刺し網を引き上げると、まずカナガシラという魚が。頭が金属のようにカチカチな事が名前の由来で、古くから縁起のいい魚として、天皇家の儀式でも扱われてきた神聖な食材。
さらに、青森の名産でもある天然ホタテ、その貝殻には1キロ5000円にもなる高級品のミネフジツボも。
その後も、イガグリのような見た目と栗の様な甘みがあることから名がついたトゲクリガニ、青森名物で「海のパイナップル」とも称される珍味のマボヤ、深海魚のキアンコウなどがかかるが、駅前干潟に呼びたい本命はまだ。

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すると、ようやく念願のカレイの姿が!それは、徳川歴代将軍も愛した、別名「カレイの王様」とも呼ばれるマコガレイ。お腹を見てみると、産卵はすでに終わっている様子。つまり「子どもが生まれて、その子どもが条件さえ整えば駅前干潟に来るってことですよね」と城島。続けて、メイタガレイ、イシガレイ、スナガレイ、マガレイもかかった。駅前干潟のすぐ冲、ほんのわずかな時間でカレイが5種類!
まさに、カレイ王国!
「小さいカレイもいるはずですよね」と桝アナ。
「早めに準備しないと。カレイの子どもが来るように」と城島。

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青森駅前干潟にカレイを呼ぶために、まずやらなくてはいけない事は、エサとなるプランクトンを増やすという事。そこで、城島が同じ青森市内のホタテの加工場で0円で頂いていたのが、およそ3000枚、重さにして200㎏
のホタテの貝殻。
その貝殻を、志田さんと駅前干潟を整備してきたのにまだ生き物を見たことのない青森っこたちと一緒に、地元の名産のニンニクを詰めるのに使うニンニク袋に入れて、ハンマーでたたき割る。
「これを沈めると、貝殻の隙間に生き物が来る。で、その生き物を食べに大きな生き物がやってくる。こうしてどんどん青森駅前干潟が豊かになればいいなって」と城島。

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そして、くだいた貝殻に混ぜるのは、コンクリートに混ぜる地元産の軽石。
「無数の穴が空いていて、表面積が広い」と桝アナ。そう、軽石の表面には無数の凸凹があり、潮で流されやすい泥が詰まりやすく、アサリの赤ちゃんやプランクトンが住み付きやすい。
こうして、あっと言う間に完成し、駅前干潟の沖合に設置。
「小さいエビとか来たら、カレイも来ますもんね」と城島。
「明日には来ると思いますよ」と木村さんも太鼓判。

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しかし、明日どころか、ホタテの貝殻を沈めて5分も経っていないのに、桝アナが網であたりをガサガサとさぐっていると、沖合で見たトゲクリガニの赤ちゃんが!
「素晴らしい!青森駅前干潟の目標生物のひとつですよ」と木村さん。
「これいいっす!希望見えました!さすが…」と志田さんも、一緒に干潟を作って来た子どもたちも大喜び。
ここから色々な生き物がどんどん増え、カレイだけではなく、未来の駅前海岸には美味い生き物たちもやって来るはず。それを一足早く子どもたちにも。

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沖合調査で捕まえた陸奥湾の海の幸を使った絶品料理を教えてくれたのは、青森駅すぐ近く、日本料理"菜のはな"料理長の野呂さん。
作ったのは、名産のホタテのフライ、鍋代わりしたホタテの貝殻にカナガシラの頭でとった出汁、津軽味噌、カナガシラの身、刻みネギ、溶き卵を入れ、網で焼いた青森の郷土料理「貝焼き味噌」、トゲクリガニの姿蒸し。
海作りの仲間、子供たちと一緒に仲良く皆で頂いた。

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そして、2週間後。青森っ子たちと一緒に作った、ホタテの貝殻の隠れ家を志田さんとスタッフが見に行くと…
「これ、カレイ?」と志田さんがカレイらしき姿を発見。あとで調べてみると、スナガレイの子供と判明!
しかも、まだホタテの貝殻の隠れ家を設置して2週間しか経っていない。これから、その姿が、ここ青森駅前干潟でどんどん増えてくれるはず。

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【DASH海岸 特設サイト】

(以上転載はここまで)