いよいよ今月末から要約の実践練習が始まる。

今日は、この要約練習の因果の作り方について
説明しておきたい。

いつもいうようにこの要約練習は、2次試験の採点基準に
添削基準を合わせている。

そこで因果についても少し工夫をしている。

つまり、解答では与件を根拠とするように
この要約練習では記者がそのコラムを書こうと
思ったきっかけ(時事ネタ)を因果の因に
持ってくるようにしている。

新聞でのこのコラムには必ず時事ネタが存在している。
この時事ネタを根拠にするのだ。

もちろん、与件文の構成によっては、時事ネタの存在意義が
薄い場合も、時にはある。

だが殆どは、時事ネタを根拠にすれば良い。

そうして、
「こんな事件、事実があったので→私(筆者本人)はこう思いました。」
という因果の文章に作ってほしい。

こうすることで、2次試験においても
与件文に根拠(事実)を探す癖ができるのだ。

尚、要約練習の大切な意義として
「整った文字を書く練習」でもある。

人から読みにくいと言われる文字を書く方は、
綺麗でなくても良いから、とめ、はね、はらい、
横線縦線のつなぎや間隔を意識して書くようにしてほしい。

これも2次試験の大切な訓練だ。

本番になれば、
わからなくなってきたり、時間が足りなくなると
夢中で書きなぐって書くケースも出てくるだろう。

そんな時でも、かねてから文字の練習をしておけば
少しは読みやすい、ましな文字が書けるようになる。
採点者に読んでもらえる文字を。

文字が気になる方は、書き方も練習の機会としてね。
それでは、皆さんのご参加をお待ちしている。