新本格魔法少女りすか
新本格魔法少女 りすか2

【あらすじ】
心に茨を持った小学五年生・供犠創貴と、
“魔法の国”からやってきた転入生・水倉りすかが繰り広げる
危機また危機の魔法大冒険!
これぞ「いま、そしてかつて少年と少女だった」きみにむけて放つ、
“魔法少女”ものの超最前線、りすかシリーズ第一弾!
魔法は、もうはじまっている。(「BOOK」データベースより りすか1)

心に茨を持った小学五年生・供犠創貴と、
“魔法の国”長崎県からやってきた転入生・水倉りすかが繰り広げる
危機また危機の魔法大冒険!
ついに現れた最強の“天敵”を相手に二人の打つ策は―!?
これぞ「いま、そしてかつて少年と少女だった」きみにむけて放つ、
“魔法少女”ものの超最前線、「りすかシリーズ」第二弾!
魔法は、もうはじまっている。(「BOOK」データベースより りすか2)

とりあえず、タイトルに引いちゃダメです(真剣)
《戯言シリーズ》既読の方は不満を持たれているようですが、
私は好きです。充分に面白いです。
タイトルからは、何かファンタジックで軽〜〜い楽しいものをイメージしますが、
全くそんなんじゃないですから
案外重くてグロくて黒いですから。
主人公の創貴からして「小五として……というか人としてどうなん?!」って感じのやつで、人は“駒”で、人の命も自分の命も同じように簡単に切り捨てることができて、もしここで死ぬのならそこまでのやつだったと言うことだと、軽く考えることができるやつで、いや良いところもあるんだけれども、でもそれがどこかはっきりとは言いにくい。強いて言えば、一生懸命なヤツが好きだというところかもしれない。
りすかもりすかで、可愛いんだけれども、こちらもある目的のために創貴に利用され利用し、時には残酷で。
あ、でも創貴ほどの毒は全くないんで、本当に可愛くは見えるよね。
でも、それぞれ見た目と中身のギャップが新鮮と、言えなくもない。

内容は……そうだな、推理もの+魔法もの、かな。
でもあくまで魔法はメインではなく添え物。小道具。
話の中心が如何に魔法になろうとも、大事なのはそこではなく、
そこに隠された目的である。そこを間違ってはいけない。
魔法もののくせにどこか現実的な非現実で、
うまく日常に非日常を練りこんだものだと感心する。
ちゃんと理屈みたいなものも書かれているし、
その辺の《軽い魔法もの》のは一線を画している。

2巻からは心理的なものも絡んできて、物語も大きな展開を見せる。
1巻も面白かったけれど、2巻はもっと面白い。
早く3巻は出ないものかと期待が高まる。

とはいっても、今12ヶ月連続刊行中だから、無理だろうなぁ。
ていうか、12ヶ月連続刊行っていってもさ、
よく考えたらその直前に「化物語(上)(下)」を出してんだから、
よく考えたら14ヶ月連続刊行だよなぁ〜……
いやぁ、講談社、よくもまぁそんな無茶なことをさせるものだ。
面白いけど。