2007年12月

2007年12月24日

琵琶湖周辺の中世寺院建築

京都に近い滋賀県琵琶湖周辺には都風に洗練された中世の寺院建築が数多く残っています。八日市市周辺には「湖東三山」と呼ばれる西明寺、金剛輪寺、百済寺、最近「湖南三山」と呼ばれるようになった湖南市(栗東市の隣)の長寿寺、常楽寺、善水寺。これらのうち百済寺以外は中世の仏堂建築が残りどれも国宝に指定されています。さらに西明寺と常楽寺は三重塔(国宝)をあわせもち美しい境内の景観を今に伝えています。
長寿寺本堂は古く鎌倉時代初期の建立で、それまでは仏像空間(内陣)だけであった仏堂の前に礼拝空間(外陣・げじん)を付加し二つの空間を大きな屋根で覆い一体化した構造となっています。その後定型化する仏堂の先駆けとなります。また檜皮で葺かれた屋根に“むくリ”(反りの逆のカーブ)がつけられ何とも慎ましやかに感じられます。
西明寺は三重塔がプロポーション、バランスよくこの時代のものとしては最も美しい塔のひとつと思います。名神高速道路をまたぐ長い参道は季節により彩を変え、脇にいろいろ楽しみを配し、境内に達する期待感を高めながらも楽しく上れるという空間演出がされています。 才本
上左から常楽寺、長寿寺、下左から西明寺、西明寺で見た紅葉の光景(昼間です)


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常楽寺長寿寺







西明寺西明寺2

2007年12月11日

京都 高瀬川一乃舟入の数寄屋建築

12月のはじめに京都で紅葉を楽しんできました。
高瀬川、一乃舟入付近の明治期建築の数奇屋建築です。導かれて書院に入ると、この寒い季節にもかかわらず障子を開放してあり、庭の光景が目に飛び込んできました。そこにはもみじが真っ赤に紅葉し、その光景は一服の絵のように、障子の額縁でバランスよく縁取られていました。
美しく、気持ちよく空間を創作して楽しんだり、人を招いて楽しませたり、また季節ごとに風情や時の移ろいを楽しむ、そういった行為は日本人が遺伝子として誰もが持っている心ではないかと思います。美しさや気持ちよい住まいを追求するための人間の創意工夫はとどまる所なく進化します。当時文化の中心であった京都にはそんな数寄な粋人が多く集まり名建築を残しました。われわれの建築設計業もそんな粋な心が味となり作品に奥深さが生まれるのではないかと思います。 才本
写真 高瀬川の光景 

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高瀬川

2007年12月07日

いま桜通のイチョウ並木の紅葉が最高です

今年は11月に入ってから急に冷え込み、わが事務所に近い桜通のイチョウ並木が見事に紅葉しています。あまりの見事さに、先日カメラを持って歩道橋に上がり撮影致しました。小さな写真ですがご覧ください。まだ1週間ぐらいはこの美しさが続くことでしょう。よろしければ皆さんもぜひ現場をご覧になってください。
(12月6日撮影) 才本

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桜通のイチョウ 1桜通のイチョウ 2