2008年02月

2008年02月28日

藤原正彦氏の講演を聴く

先日ある異業種交流団体で藤原正彦氏の講演を聴く機会に恵まれました。「国家の品格」が出版されてから2年余りになりますが出版数は250万部を越すと言われます。講演を聞いてその理由がわかりました。大変感動的なお話でした。早速本を読み、簡単ですが主旨をお伝えしたいと思います。
欧米的な近代合理主義がここにきてついに破綻した。これに変わって日本人がこれまで維持してきた「情緒」と「形」を見直す必要がある。「情緒」とは日本人が持つ自然に対する感受性、それを基盤とした美意識、もののあわれに対する美意識、懐かしさという情緒など。「形」は武士道に基づく道徳基準でその中で特に大切なのは惻隠(そくいん)−敗者への共感、劣者への同情、弱者への愛情−。「卑怯」な行為は絶対的に許してはいけない。
欧米支配下の野蛮な世界にあって、そのような日本独自の生き方、考え方、道徳を、取り戻し世界に範を垂れることが、日本の果たしうる人類への世界史的貢献である、と結論付けています。


2008年02月25日

工事中の平針団地の見学会

なごやネットの皆さまへ
23日の平針団地の工事途中の住民見学会には人街なごやネットからも参加しました。
日曜日にもかかわらず県の職員の方1人と施工業者の数人の立会いの下で住民10数人となごやネットからはわたしはじめ人が参加しました。平面は2DKと3DKの2タイプです。今回の見学で感じたことはバルコニーの奥行きが意外と広く感じたこと、奥行き寸法は壁の内法で1300ほどです。またRCの戸堺壁は梁と兼用されているので、いつも戸堺壁に添って天井面にでてくる大きな梁型はなくすっきりしていました。また床スラブはフラットなボイドスラブなのでスラブ下に梁型が出なく圧迫感がなくていいですね。ボイドスラブとすることでスラブ厚が厚くなり上下の遮音にも効果が出るでしょう。また梁兼用の戸堺壁も厚くなるため両隣との遮音性もよくなりますね。平面の進化はほとんどないですが構造的には進んでいるように思います。ただこれはコストアップになっていると思いますがいかがでしょうか。見学写真はバルコニーで、と見学後の打ち合わせ風景。 才本


平針住宅見学平針住宅打ち合わせ

sai_livedoor at 12:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!竣工たより 

2008年02月21日

本日、住宅の「やり方」を行いました

「やり方」とは図面にかかれた建築物の位置と高さを現場で確認し、クライアントに説明し了解を得るというものです。設計段階では図面や模型など説明しており理解は得ていますが、改めて現場に立ってその寸法を実感してもらいます。現場に建物の外壁の芯に合わせて糸を張り建物の大きさや空き寸法を確認します。また1階床の高さを確認し道路からのアクセス通路に無理はないかの確認もします。建物の基本寸法を決定するという意味で大変重要な打ち合わせです。写真はクライアント夫妻と建設会社が寸法を確認しているところです。わたしは撮影しているので写っていません。  才本


080221やり方

sai_livedoor at 11:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!現場たより 

2008年02月16日

ホームページのリニューアル 2

わが社のホームページのリニューアルが着々と進んでいます。先日お話した「住まいの考え方」の追加に続き各ページの内容の整理、組み直しそして各ページのボタンを統一し見やすくしました。迷路に入り込むような見にくさを感じさせないように、どこにいても見ているサイトの位置が把握できるように、またどこにいても簡便にほかへ移動できるように工夫しています(まだ途上ですが)。新しく「家づくりに関して」というページを設けました。これはマイホームを考えて見える方のために設けたものです。「建築相談」は完成していますが、今後「設計の流れ」や「よくあるご質問」を追加する予定です。
興味ある方は是非ご覧下さい。  才本

2008年02月14日

なごや福祉用具プラザの改装

ただ今なごや福祉用具プラザを改装中です。今までは、研修室はプラザの施設から離れて別のゾーンにありましたが、今回の改装でこれをプラザ施設ゾーンに割り込ませ、同時に展示方式を変える計画です。防災設備、消防設備などがフル装備の大規模建築の一画にあり配線配管が予測できないとか、さらに工事しながら開業するという離れ業でしたが、順調に進んでおります。あと10日ほどで完成の予定です。利用者の方には今しばらく迷惑をおかけますがもう少しお待ちください。写真は研修室をここへ移動するために広げられたスペースです。  才本

福祉用具プラザ080122

2008年02月09日

人人ネットの「建築家の住宅展」

住宅建築家の集まりである<人人ネット>の「建築家の住宅展」が今日から今池ガスビル4階の東邦ガス展示場で行われています。10数人の建築家の住宅作品がパネルで紹介されています。私どもも出品しております。来週、15日(金)から17日(日)にはガス会社によるリビングフェアも開催されます。どうぞご覧ください。 才本

人人ネット 住宅展

2008年02月08日

わがアトリエのホームページのリニューアル

昨日2月7日に6年(記憶をたどるとそれぐらいか?)ぶりにわが社のホームページをリニューアルしました。これまでは背景に黒色にしたものですから長期間見ているとそれが重く感じたり、窮屈に感じたりしていましたので今回は逆のすっきりと爽やかなイメージを出すため白をベースにもってきました。それはイメージどおりできたと思っています。それから新しい試みとして「住まいの考え方」を追加しました。私どもの住宅作品のいい場面を選びその考え方をワンフレーズの言葉で解説したものです。(写真)このホームページを見られた方がこの場面を見て「こんなところに住んでみたいな」と思っていただければ成功です。まだ完全にリニューアルが終わったわけではありません、今後も順次追加修正を行なっていきます。一度ご覧いただければ幸いと思います。  才本

ホームページ写真

2008年02月07日

丘の上のコートハウス 1年検査と薪ストーブ生活の拝見

昨日「丘の上のコートハウス」の1年検査を行ないましたが、この検査ためにご主人も半日休みを取り、検査に付き合っていただきました。春夏秋冬、1年の気候を経ますと不具合は大体出てきます。
今回は薪ストーブの楽しみ方について聞けることを期待しておりましたが、幸いにもご主人がおられ、すでにもくもくと燃えていました。この寒い時期にリビング、ダイニングそして2階まで間仕切りを閉鎖せず開放的に過ごしておられ、なんとも快適な生活を拝見することができました。ダイニングの床暖とリビングのストーブで家じゅうが温かいとのことでした。ご家族の団欒を写真で見てください。なお駐車場に積まれた薪ですが、これが一冬分だそうです。  才本

三輪邸 暖炉でくつろぐ三輪邸暖炉の薪

2008年02月02日

名古屋大学豊田講堂の改修工事

本日2月2日は名古屋大学で定例となったホームカミングデーが行なわれ、改修された豊田講堂の竣工式とお披露目があるという事で見学してまいりました。最大の改修点は講堂の裏側に大きなホワイエが増築され、さらに奥にあるシンポジオンという建物と結び付けられました。その結果、ホワイエ空間はゆとりができ、開放的な設計で明るく気持ちよい空間となりました。その他、講堂のシェル構造の屋根が耐震補強されたり、講堂の座席寸法に余裕を持たせるなどです。他の歴史ある大学講堂に比べ、戦後にできた新しい講堂ではありますが時代とともに変化する<ものさし>に合わせるように改造され延命措置がなされたわけです。今回のように過去の遺産を生かしながら、一部の改造と増築で時代に合うようにすることが今後ますます必要になってくることでしょう。   才本

豊田講堂外観豊田講堂内部