2008年05月

2008年05月30日

バリアフリー住宅の勘所 5  水まわりについて 2

障害が軽い場合、高齢者の場合の水まわり
この場合は水まわりが他の健常者と共用で使用するのが一般的です。当事者は一度廊下など共用部分に出てから水まわりに入ります。このときの注意点は、廊下をゆったりとつくること、建具の幅は十分取り邪魔にならない引き込み戸とすること、動線の曲がりを極力少なくすること、そして当事者の部屋と水まわりを遠ざけないことなどに注意してください。水まわり内部も便所、浴室以外は細かく分けずに動線部分をゆったりとりましょう。左図は当事者は軽度のリュウマチ患者です。便所を含め水まわりを家族も使用するためリビングダイニングからと当該者寝室からアクセスできます。当該寝室からは近く廊下もゆったりとつくってあります。右図は祖母がほとんど寝たきりの状態ですが廊下を挟んで2枚の引き戸を同時に開放すれば容易にアクセスできます。便所は扉を2箇所設け健常者用と祖母がどちらも使いやすくしました。  才本


水まわり 障害が重くない場合

2008年05月26日

バリアフリー住宅の勘所 4  水まわりについて 1

障害が重い場合の水回り
障害が重い場合は障害者専用の水まわりを、寝室や生活のメインスペースから直接に入れるように設置する必要があるでしょう。水まわり周辺の扉は引き戸とし十分な開口幅をとります。そして便器や洗面器、浴室の位置や動線スペースの広さは障害の状況を把握して決定してください。この際、詳細寸法は現場などで本人とともにシミュレーションして確認して余裕のあるスペースとします。場合によっては汚物流しシンクや洗濯機を置くこともあります。上図のプランは夫婦2人暮らしでご主人が両下肢まひの場合で客用の便所は別にあるので本人専用で寝室から入ります。下図はやはり夫婦二人暮らしでご夫人がリュウマチです、客用便所はありませんのでリビングからも水まわりに入れるようになっています。 才本


水まわり1

2008年05月23日

桜通 新緑のイチョウをお楽しみ下さい

桜通と伏見通の交差点からの眺めをカメラに収めました。初夏の太陽と恵みの雨をたっぷりと吸収し力強く茂っています。昨年秋の撮影した紅葉のイチョウと見比べてください。人間が感じる季節感は太陽に光りや風の動き、気温などとともに植物の変化が大きな要因となります。 才本


桜通 新緑のイチョウ2桜通のイチョウ 1

2008年05月19日

バリアフリー住宅の勘所 3 玄関をゆったりとつくる

下記の図は前回お見せした平面図の1階平面図です。ホールは間口は内法で約3,600mm、奥行きは約1600mmとってあります。車椅子は玄関から入りエレベーターから2階に上がります。そして車椅子以外の方は階段で上がります。ホールに2階への動線をすべて集約することでゆったりとした空間にしました。さらに階段の南の吹き抜けのサッシからは光りがたっぷり入り、気持ちのよく2階へ上がることができます。 才本


2階平面図

2008年05月16日

バリアフリー住宅の勘所 2 究極のバリアフリープラン

住宅の動線がシンプルでゆとりがある究極のプランの一つは、間仕切りがないワンルームタイプのものです。下記の平面はある両下肢まひで常時車椅子生活の方の住宅の2階平面です。1階玄関ホールからエレベーターで2階に上がります。生活の中心は明るく眺望のよい2階で、リビング、ダイニング、キッチン、その他読書や趣味など、就寝以外の生活をこの間仕切りのないワンルーム空間で行ないます。エレベーターや便所の前のスペースも他の生活空間と兼ね広々ととってあります。またアイランド式のキッチンは車椅子でも自由に周回できます。車椅子生活でも健常者と同じ生活を楽しむことができる工夫がされています。才本

  
2階平面図(500P)

2008年05月13日

バリアフリー住宅の勘所 1 生活動線はシンプルでゆとりのある空間とする

住まいのバリアフリーは段差をなくしたり手摺をつけることに限ったことではない。もっと大切なことがあります。
一つ目は平面計画上の問題で、生活の基本である動線、すなわち住まい手が移動するラインをシンプルに構成すること。動線に曲がり角が多かったり、長かったりすると移動しにくく、時間がかかります。これは何も障害者や高齢者に限ったことではなく健常者でも同じですので、住まいを設計する際の大原則であります。(もちろん住まいは人それぞれの個性に合わせてつくりますから、それを無視する場合もありますが、今はそれを考えていません)。
二番目に動線スペースにゆとりを持たせることです。廊下が狭いと手摺をつければ狭くなるし、車椅子などでの移動がしにくくなります。そしてさらにまずいことに、狭い廊下からは直角に曲がって、入り口から部屋に入りにくくなります。住宅づくりの習慣で廊下幅を半間(壁芯寸法が910mm)にすることが今でも行なわれていますが、これは狭いのでもう100mmほど大きくするのがよいでしょう。
動線は一度つくってしまうと拡げることは簡単ではありませんので、特に最初から注意を払って設計を心がけてください。 才本


2008年05月09日

奈良の花の寺を巡る

このゴールデンウィークの最中に奈良の寺を巡り古寺の名建築とともに、見ごろの花をいくつか見ました。その一つ、今回は久しぶりに訪れた当麻寺の花を紹介します。奈良には、ぼたんでは長谷寺、しゃくなげでは室生寺と名高い寺がありますが、当麻寺はあまり知られていなく観光客も多くないのでじっくりと花を楽しめる寺です。左写真はぼたんです。当麻寺には多くの子院がありそれぞれにたくさんのぼたんが咲いています。これは中の坊書院のぼたんです。中写真は西南院のしゃくなげです。右写真は当麻寺境内で見れるふじです。  才本


当麻寺のぼたん当麻寺のしゃくなげ当麻寺のふじ