2009年12月

2009年12月31日

京都正伝寺庭園からの眺望は別世界 1

正伝寺は京都の北方の山際にあり、比叡山の借景で有名な円通寺の西方にあたりますがこちら正伝寺も比叡山を借景しています。円通寺は海抜高が高くないため、寺と比叡山の中間にマンションができると借景が害されると大きな騒ぎになっていますが、この正伝寺は平地から登った丘にあるためその心配はなさそうです。
正伝寺は1268年に今出川に建立され、1353年に現在の地に移建された。その後1652年に金地院の最岳元良より伏見城の御成御殿を正伝寺・方丈として寄進され翌年ここに移築された。当寺の復興には金地院崇伝も努力しており、最岳にとっては師・崇伝の遺志を完成させるために南禅寺において崇伝が行ったと同じやり方を正伝寺で行ったのではないか、という推測があります。崇伝が女御御所を拝領し南禅寺の方丈に移築し、その前庭に小堀遠州により「虎の児渡し」の庭をつくらせた、という状況とよく似ています。そしてこの正伝寺の庭の七五三の丸い刈り込みを「獅子の児渡し」の庭と称せられています。   左写真は正伝寺の丘へ上がるアプローチ階段、右写真は正伝寺からの眺望で前景に「獅子の児渡し」の庭、遠景に比叡山が見える   才本


正伝寺2正伝寺1

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2009年12月07日

美しく造形された品の良い京都の紅葉

先日京都の比較的平地部の紅葉名所をいくつか見てきました。むかし(学生時代か?若かったからインパクトが強かったかもしれないが)神護寺の山間で見た強烈な赤紅葉の美しさに圧倒された記憶がありますが、今回見た紅葉はちょっと様子が違いました。鷹が峰の光悦寺、源光庵、常照時や東山の南禅寺、永観堂などを鑑賞しましたが、記憶にある神護寺で見た圧倒的な自然(に近い)の紅葉が心に迫るというものではなく、寺院の庭でバランスよく適度に配置された品の良い美しさ、仕組まれた美しさとでもいえましょうか、造園的によく検討されていると思います。写真をご覧下さい。上の段は永観堂のライトアップです。下左は光悦寺、下右は源光庵の窓から見た紅葉です。  才本



永観堂3永観堂2永観堂1








光悦寺源光庵