2012年08月

2012年08月18日

京田辺・酬恩庵は歴史を積み重ねて美しい環境を維持している

俗称で一休寺と呼ばれる酬恩庵は京都市と奈良市の中間に位置し、京都府京田辺市にあります。この酬恩庵には今も多くの価値ある建築や庭が残り、しかも周辺環境もよく保存され、文化財とそれを取り巻く山や自然の緑が美しく調和し、訪れるものを心地よい気分にしてくれます。しかし今、山の反対側から住宅街が押し寄せており山の一部が住宅地に造成される危機に瀕している、とのことであります。
この寺院は鎌倉時代に創建され、その後一休禅師が63歳(室町時代1481年)ころから再興し、88歳で亡くなるまで約25年間住まわれたとのことです。
敷地は北側道路からのアクセスで、南側は木々が繁茂した山で塞がれており、その山に抱かれるように境内が広がっています。
北側道路に面する総門から入るとアプローチは真南に進み、山の手前で右に90度折れて(西に)進む。さらにまっすぐ(西に)進むと禅宗寺院としての伽藍があり、またその参道の右側(北)に庫裏・方丈(ともに重文・江戸初期)があります。禅宗伽藍のなかでは、重文に指定された本堂は室町時代1400年代前半に建立された本格的な禅宗様建築で、格子などに美しいディテールが施されています。これらの格子に濾された光に満たされた内部の姿はさぞかし美しく、気持ちよいことでしょう(残念ながら中へは入れませんが)。また、方丈には名勝に指定された庭園が、南と東と北に広がっています。南庭の背景となる山の緑が宅地開発でなくなると景色が一変します。これは一大事で是非食い止めたいものです。 その他の重文建築として東司、浴室、鐘楼がある。 才本

境内案内図
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総門から南へ進む参道、この参道を突き当たり右に折れると下の光景が現れる
2総門から南進

この道を直進すると禅宗伽藍、右手にいくと方丈・庫裏、左手は山手になり緑が見える
3中門前の参道

禅宗様式の本堂
4本堂

本堂の建具や壁の格子デティール
5本堂デティール

左が庫裏、右が方丈
6庫裏と方丈

方丈の南庭。背景に借景された山の緑が見える
7方丈南庭

呈茶スペースに飾られた牡丹と掛け軸
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2012年08月07日

暑い京都の街から平安神宮の神苑に逃避する

去る7月16日、祇園祭の宵山の日の天気は予報とは異なり炎天の酷暑となり、午後の祇園祭の参観は、強い日差しと熱せられた街中の舗装道路の不快さに耐えきれず、近くにある平安神宮の神苑に逃避することにしました。以前にもこのブログで書きましたが、東神苑にある栖鳳池の水のにたつ屋根つきの橋、泰平閣はベンチも着いて、水面をなめるように吹き抜けるさわやかな風を感じることができ、ゆったりと休息ができます。警備する人がいるのでもなく自由に長時間でも休息が可能です(閉苑時間までですが)。ここでゆっくりとした後に再び四条に向かうと、午後6時には祇園周辺が歩行者天国となり、暑さも少々や和らぎ山鉾の提灯に灯りがともり、宵山の雰囲気が高まってきます。  才本

栖鳳池にかかる泰平閣
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泰平閣
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祇園祭の宵の山鉾に灯がともるIMG_1227(400P)2