2015年05月

2015年05月25日

新緑美しい室生寺の、時とともに流れる光景2

金堂と弥勒堂が並んで建つ敷地レベルをさらに奥へと石段を上がり、また左へ折れ曲がり上がって行くと今度は本堂《国宝、鎌倉時代後期》があり、その横を見上げると石段の上にはかわいいスケールの美しい五重塔《国宝、奈良時代末から平安時代初》が現れ、緊張感あふれる時間の流れはここでクライマックスを迎えます。この五重塔の美しさはこの環境抜きで考えられません。下から見あげると、石段がビスタを構成しそのビスタの先端に五重塔を配置し、見る者の期待を一身に受け止め、しかも期待の何倍か以上の美しさで答えております。塔自体の美しさはもちろんのこと、この環境の中でのスケール感の良さが美しさの何パーセントかを果たしていると感じます。  才本

この金堂の横の石段を上がっていくと・・・・・・
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さらに折れ曲がり、石段をのぼったところからもう一度金堂を見返したところ。
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本堂の地盤レベルに上がると脇から五重塔が望見される、ここで感動は一気に高まる。
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石段の上の五重塔、この美しさの秘密は?
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2015年05月12日

新緑美しい室生寺の、時とともに流れる光景 1

室生寺は奈良時代末期に創建された密教寺院である。
深い山中の境内の、最初にある仁王門を通り抜け、少し進んで左を見ると鎧坂と形容される美しい石階段があり、その上に檜皮葺建築の屋根が見られます。それを登っていくと正面の建築の屋根がだんだん大きくなり、上がりきると金堂《国宝、平安初期建立の仏堂の正面に、鎌倉時代に舞台造の庇(礼堂…礼拝空間)を付加した建築》の全貌が現れます。左手には弥勒堂《重要文化財、鎌倉時代前期》が現れます。4〜5月の初夏に鎧坂から金堂を見るさまは、鎧坂の左右にはシャクナゲの花が咲き乱れ、鎧坂の先には舞台造の金堂が目に入り何とも言い難い美しい光景です。
この先さらに上がると本堂《国宝、鎌倉時代後期》、さらにその上に五重塔《国宝、奈良時代末から平安時代初》が次々と現れ、周りの新緑と調和し、美しく、緊張感があふれる時間の流れに胸をときめかせます。
この得も言われぬほど素晴らしい、時間とともに流れる光景をつくったのは我々日本人の先祖様なのであります。  才本

左手に仁王門、右手に鎧坂、その上に檜皮葺の屋根が見える(金堂)
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鎧坂中ほどからシャクナゲと金堂の遠景を見る
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舞台造の金堂正面  基壇の石組みと舞台の木組み、檜皮葺の屋根が緑を背景に美しい
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金堂と弥勒堂を見る、この両堂の間を奥にあがると本堂、五重塔が現れる
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