2016年05月

2016年05月27日

松阪 本居宣長旧宅・鈴屋 光の階層が美しく心地よい空間2

それでは中央にある階段から二階に上がってみましょう。そこは前回お話ししたように、彼が53歳の時(1783年)に増築し、72歳に亡くなるまで自分の勉強部屋として使用した場所です。
そこはわずか4.5畳の小間ですが、南面に中庭に面する大きな窓(幅×高さがほぼ一間角)に特徴があります。窓の下端が低くしてあり、畳から40cmほどの高さにあるため、その開放感が大きく、内外空間が一体化して大変心地よく感じられます。2階にあるため外界からほどよく距離を保ちながらも(外観写真参照)、町の景色の眺望ができ、町の人の活気も伝わり、また光をいっぱい受け、風を感じ、外の緑や空を眺めることができます。大変うまい設計となっております。これは本居宣長が自ら求めた書斎像を思いのまま造ったわけで、彼の空間的なセンスの良さが感じられます。  才本

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外観右奥の中庭の向こうに書斎がある


sai_livedoor at 11:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!