2016年06月04日

最近の展示会、二つのパリ

この二つのパリとは、一つはルノワール展の「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」もう一つは、写真展 木村伊兵衛「パリ残像」に写し出されたパリである。
ルノワール展図録によると,この絵はあるがままの光景を描いたように見えるが、実はこの裏には綿密な計算によって練り上げられた構成があり、ルノアールにとっての理想郷を創作したものだ、という。ルノワールは、絵画とは「楽しくてきれい」であるべきだという自分の信条に従い描いた。たとえば、モデルたちも用意周到に選択された人々の集まりなのである。ドガなど友人の画家にもポーズをとってもらい、彼らにモデル代も支払ったという。
いつの時代もそうだが、この時代にもロートレックが描いたように貧困や売春はあった。しかしこの絵が描かれた1876年ころのパリには現実にダンスブームが起こりこのムーラン・ド・ラ・ギャレットのようなダンスホールがつくられた。日曜の午後や祝日には舞踏会が開かれ、この絵のように家族連れや地元の人でにぎわい、そういった光景をルノワール流に仕立て上げた、というわけであります。
もう一つの木村伊兵衛の「パリ残像」は1955年前後に木村伊兵衛が撮影したパリであります。
戦後間もない時期にパリの庶民の生活や街を撮影しているのですが、その明るく楽しい表情、そしておしゃれな生活が印象的であります。
この二つのパリには共通する、生活を美しくきれいに楽しむ庶民が描かれています。才本

ムーランドラギャレット400P   



木村伊兵衛

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2016年06月04日 19:12│コメント(0)トラックバック(0)
    

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