しろい箱:85

 

平子「…..有馬さんは」

「亡くなられたのかー」

カネキ「….」

「ええ」

 

「僕が」

「○しました」

冒頭は 問いかける平子に振り返らずに返すカネキのところから

平子「……..そうか」

 

カネキ「平子上等….」

「近づけばあなたもー」

 

 

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平子「ー戦う気はない」

カネキ「ー!?」

 

躊躇なく側へときた平子に驚く様子のカネキ

平子「……」

 

有馬の顔を見つめる平子「…….」

 

「嘘が下手だなー」

 

 

*「ー平子班長」

「….有馬さんにお別れを言っても」

平子「ああ」

 

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また 白フードの4人も有馬へと寄り添いつつ涙をみせる

その様を見つめるカネキ「…..」

 

 

平子「庭の子だー」

 

「ー有馬貴将は あの子たちの希望だったー」

 

カネキ「…平子さん…」

「あなたは…?」

 

 

どこか遠くをみるかのようにもみえる平子「俺は」

 

「ただの部下だー」

 

 

「ついてこい」

 

「ーコクリアを抜ける」

カネキ「…..!!」

 

平子「ー0番隊は有馬貴将の命により」

 

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「ーカネキケンの逃走を幇助する」

 

カネキ「ーー!」

 

 

 

 

無線の向こうの瓜江『ーー…もう一度ご説明をー』

『ー和修特等…..』

 

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場面は政がひとり立ち尽くす どうやらあの直後の司令室へ

そこでは既に始末された捜査官たちの遺体が転がっており また 吉時?についても巨大な赫子のようなもので串刺しされ事切れてしまっている様子

 

政「ー指揮官の丸手特等は」

「”殉シ”したー」

 

「何者かの襲撃を受けて」

「”逝去した和修局長”の後を追ってー」

そう語る政の片手にはあの丸手が持っていた拳銃?が

 

「ー総指揮は私がとる….」

「こちらの対処は済んだ」

「瓜江は、っほ、法寺特等の援護に向かえ….ー」

 

と、通信を終えるや 側の椅子に力なく尻をつく政

 

政「……….」

「……ッパ…」

 

「…….パー」

 

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「パパ~~~!!!!」

 

 

「丸手…」

「丸手ェ~~~ッッ….」

「許さないからねー….」

「あたし許さないからああああ…..」

瓜江「ー局長が○に…丸手特等が後を追った…?」

 

「ー米林..」

「六月は…ここにはいなかった」

才子「ー!」

瓜江「俺達は…法寺特等の元へ向かう…」

才子「わかった…」

瓜江「(ー一体…どうなってる….)」

 

 

法寺「ー…”赤舌連”の首領」

「焔”イェン”を駆逐するのに」

「15名の特等と30名の准特等 100人以上の犠牲が出ました」

 

「ー弟である彼の危険性は それを凌ぐと評価しています」

 

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間には タタラと対峙する法寺・アキラらの描写も

法寺「ー….アキラさん」

「私が○ぬぐらいの想定は済ませたうえで 立ち回りをお願いします」

 

カネキ「…..僕の逃走を幇助….」

 

 

「………..最初(はじめ)から….」

「こうするつもりだったんですね…」

「ー平子さん」

 

「僕も…」

「有馬さんにお別れを言っても良いですか….?」

 

 

平子「…..」

 

「ー”持たせてくれ”、と」

スッと 片手にもった何かをさしだす平子

 

カネキ「…..!」

 

 

「……結局」

「つけてるとこ、見れなかったな….」

 

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「ー彼アイヌ、」

 

「老いたる鷲 古り皺み、病み倦んずる者。ましら髯、」

「厳かしきアツシシ、マキリ持ち、研ぎ、あぐらいゐ、オンコそぎ、心恍れり。」

再び 有馬に寄りそい別れを告げるカネキ

 

「オー・トイヤン・クツタリ….(汝地上に拡張せる者よ)」

 

「ー総て善し、吾は拝せり。吾は老い、吾は嘆けり。」

「吾は白し、早や輝けり。」

「吾は消えむ、ああ早やー」

 

「(ぼくを ころしたひとー)」

「(ぼくに なまえをくれたひと)」

 

「(…ぼくに 希望をたくしたひと)」

 

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「……有馬さん」

 

 

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「(あなたはぼくのせんせいで)」

「(おとうさんでした)」

 

 

 

「僕…幸せでしたよ」

 

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