■神さまの言うとおり弐 第159話 ネタバレ 「運命の流れが変わる瞬間を」です。
明石
「『時限爆弾』カードを渡してくれたらキスしてやる」
丑三
「明石靖人の仰せのままに」
■愛する人の言葉は神罰より重い…。
明石
(……よし…、とりあえずこれで丑三は助かる___…)
明石
「待て!『キスカード』があるだろ?」
丑三
「え、どーゆーコト?」
明石
「キスカードを手に入れたらお互いに渡し合おう!」
丑三
「嫌だ、そんなの…まわりくどいよ」
明石
「そ…その方が偶然っぽくてドキドキするだろ?」
丑三
「わかった…絶対の絶対だぞ!!」
明石
「絶対の絶対だ!!」
【次巡 明石靖人→ハンナ】
明石
(……ここでハンナに『時限爆弾』を渡して___…ハンナが上手く隣のかみまろに引かせられれば、かみまろを『時限爆弾』で倒せるかもしれない!!
でも…確実に引かせられるとは限らない…!!もし失敗すれば『時限爆弾』カードはハンナが持ったまま『0』になることになる…!!
クソ…駄目だ…!!)
「これを引け、ハンナ!(♡9)」
ハンナ
「…!」
明石
(まだ渡せない…!!)
(とにかく何か考えないと、あと22ターンで俺が死ぬ!!)
【次巡 ハンナ→かみまろ】
天谷
「おーい、かみまろちゃん」
かみまろ
「!」
天谷
「この選別が楽しい事はよーくわかったんだけどさぁ。最終的に俺はどーやったら勝てるワケ?」
かみまろ
「そりゃお前、『手札無くなって上がったら』って言ったじゃん」
そう言ってかみまろはハンナからカードを1枚引く。
天谷
「上がったら神?」
かみまろ
「そうだよ、でもその前に神罰で全員死ぬ可能性もあるけどね」
瞬(しゃくれ)
「その辺りが最初からどうも腑に落ちねぇ」
秋元(しゃくれ)
「瞬…!?」
かみまろ
「嬉しいなぁ。そんなに俺の事理解ってくれてるなんてぇ」
瞬
「黙れ…」
かみまろ
「高畑瞬。お前は地球で一番の俺の理解者かもしれないねぇ」
瞬
「黙れ…!!」
かみまろ
「でも、この選別はそうじゃない」
明石
「!?」
かみまろ
「ここまで生き残って来たお前らならわかるだろ?この選別の真髄は神罰だ。神罰という不条理にあるメッセージと、俺がこの選別に込めた哲学の話をしよう。」
「容姿端麗な奴もいればブスもいる。貧乏人もいれば大富豪もいる。人間は悪い事も良い事も不条理を背負って生きてると思うんだ。
そしてそれは必ず移り変わる。人と出逢い、時間を経て、やがて自らも変わっていく。この選別におけるカードのやり取りがまさにそうだ。
手札が変われば人生が変わる。」
「上がった奴は全員生き残り!!神になる資格が与えられる!!だから皆、楽しもうや♪」
明石
(……かみまろの言葉を信じるなら…これで勝つ為のルールは明確になった!上手くいけばここにいるほとんどが生き残れるかもしれない…!!
でも最悪の場合、誰一人神になれないのかもしれない…!!つまりかみまろの言うとおり___…
『神罰』に打ち勝たなければ神になれない!!!見極めろ!!己の手札と場の状況を!!感じ取れ!!支配しろ!!運命の流れが変わる瞬間を!!!)
【次巡 秋元いちか→リリィ】
リリィが秋元からカードを1枚引く。
地蔵
「全体神罰(フィールドジャッジメント)、『引いたら順番リバース』発動!!こっからもっかい逆回りだあー」
■次号に逆回りだぁー。次号、ほんの紙一重程の。
■神さまの言うとおり弐 最新160話 ネタバレにつづく…