秋利美記雄 ベトナムの縫製工場を巡る

ベトナムをはじめとするアジアの縫製工場を巡っているコンサルタント・秋利美記雄が見聞したインドシナ地域の四方山話を披露する。

2013年08月

ホーチミン市の第2区というと
サイゴン川の向こうの地域で現在はまだ開発が進んでいるとは言えないが、
上海の浦東地区のような未来図を描いている新都心だ。

ベトナムの縫製工場を巡る-Thu Thiemは将来の新都心

外国人が多く住む高級住宅地があり、インターナショナルスクールなどの
それに付随した施設なども建設されている。

機会あって、とあるインターナショナルスクールを訪問したのだが、
設備の充実さにビックリ。
流石に学費は高く、幼稚園でも1人当たり年間軽く100万円を超え、
高校になると200万円近くする。
だが、この学校に通っている生徒の45%はベトナム人なのだ!OMG!

ベトナムの縫製工場を巡る-ACGインターナショナルスクール


ベトナムの縫製工場を巡る-充実したインターナショナルスクールの設備



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ベトナムでのアパレル生産は
中国での生産とどこが違うのか?

インターネットで各社の情報が簡単に検索できる日本と違い、
ベトナムではまだまだHPを持っていない会社も多い。

IT業界ならまだしも、繊維業界にアナログ人間が多いのは
日本もベトナムも同じことだ。

それゆえ、業者探しもアナログな方法をとらざるを得ない。

弊社は生産管理の仕事も携わっているため、
顧客の依頼次第で、いろいろな工場に出かけることになる。

そうして知った情報や彼の地で聞いた情報をもとに
さらに工場を開拓していく。

あるいは、片端から電話をかけて、繊維関連の業者にあたる。
これなども、電話の掛け方を知らないと、徒労に終わることもある。

聞きつけた情報も一度は自分で行って見てみないと何とも言えない。
昨今の工場は、近くて街から1-2時間離れたところにあるのが
ふつうだから、行って確認するとなると、時間も費用も掛かる。
行ってみても、その工場が必ずしも「使える工場」とは限らない。

それでも、弊社では時間をかけ、金をかけて、情報収集している。
そして、その情報をできるだけ安い価格で必要な方々に提供している。

ベトナムの縫製工場を巡る-情報にはコストがかかる

日本にいらっしゃる人からすれば、
単に工場の情報だけで料金をとるなんてと思われるかもしれないが、
弊地に駐在されている商社やアパレルの方々が駆け込み寺のごとく、
最終的には私のところにやってくるという事実があるということだけ
ご紹介すれば料金をいただくことの妥当性がわかってもらえるのではないかと思う。

ベトナムに拠点も知り合いもない会社は、有料サービスであることを
はじめから承知で依頼して来られる方々も少なくないし、
それに対して、弊社でも調査して、お答えする。
最終的に該当する対応可能な工場がないケースも多々ある。
その場合は、料金はいただかない。

もちろん商売の規模によっても、対応は変わるのだろうが、
個人事業でなければ、それなりの規模の商売をしているだろうし、
1件20,000円という工場紹介料は破格に安いと思うのだが、
いかがだろうか?

現状は、これに一部お見積もり情報も無料で提供しているのだが、
これはそろそろ有料に改めるつもりだ。

弊社の場合、繊維業界に詳しくない他の一般のコンサルタント会社でも
簡単に入手できる工場情報は、Webサイトで無料で紹介している。
その情報をもとに顧客に工場を紹介している会社もあると聞く。

弊社の有料情報は、そうしたありふれた情報を超えた極選情報だ。

もし値上げしても、誰も文句ないよね。

代わりにというわけではないが、無料のレポートまで提供することにした。
参考になれば幸いだ。


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ベトナムでのアパレル生産は
中国での生産とどこが違うのか?

今年の日本は異常に暑いという。

一方、このベトナムなどがある東南アジアはいえば、
まあ、いつも通り30度前後で、とくに暑いということもなく
安定している。

とくに、ホーチミン市は体感の温度は、数字以上に快適だ。

今日は別に、気候の話をしたいわけじゃない。

ビジネスにおける温度差の話だ。

つまり、ビジネスにおいても、同じ事実や情報を受け取っても
こっちと向こうで感じ方や受け取り方が違っていて、
協調して動いている場合、その感覚の差が、業務の進行に
影響を及ぼすことが多々ある。

ベトナムの縫製工場を巡る-日本とベトナムの間には温度差がある

その感覚の差を称して「温度差」ということがある。

日本とベトナムでは、遠く離れて、背景も異なるし、
この温度差を埋める作業というのが、とくにベトナムにいる
日本人スタッフに課せられる任務となる。
と同時に、この狭間で、締め付けられて苦しんでいる方々も少なくない。

弊社の業務などもまさにそこに関係していて、
最大のネックはこの温度差だ。

日本からベトナムへ進出して、ここに事務所や現地法人まで作られて
活動している会社の方々が弊社の顧客となるケースがある。

だが、そこまでの道のりははるかに遠い。

というのは、日本とベトナムとの間にかなりの温度差があるからだ。

ここでアパレル製品や縫製品を調達しようとする際、
日本の本社は、現法やら事務所やらに、
そうした商品の調達を指示する。
ベトナムは、アパレルや縫製品の輸出で有名だから、すぐにでもできるだろうと。
だけど、待てど暮らせど、調達の目処は一向に立たない。

日本の本社からすれば、ここに出資して、
わざわざ事務所や現法を作ったわけだから
そこに働く人たちで調達先を見つけてくれば、
それで済む話だと思っている。
彼らにすれば、実に簡単な話だ。

だが、ベトナムの現場を預かるスタッフからすれば、
情報も何もない中で、希望に適った商品を調達してくれる
業者を見つけるのは
「そんなに簡単じゃあないんです。」

っていうことなる。

かくして、太平洋を挟んだ、社内で何度も喧々諤々のやりとりがあって、
インターネットやなにかで検索しまくって、やっと弊社に辿り着き、
「わざわざ日本人の業者に頼むのか?」などと嫌味を言われながら、
はじめて、弊社の事務所に電話やメールが入るということになっている。

このブログを読んでらっしゃるベトナムの事務所の駐在担当の方、
縫製品の調達で悩んでいらっしゃるのは、あなただけじゃなくて、
誰もみんなそうなんですよ。

こちらの事情に理解のない本社の上司には、
このブログをコピーして、送りつけたほうがいいかもしれない。

ベトナムには日常の業務や生活の中で、いろいろと不条理なことがおこるのだが、
それが世の中というものだと割り切らないと、この国ではやっていけないと思う。

でも、それと同時に、話せばわかる国でもあって、
そこから見ると、日本はなんでもかんでも杓子定規で
なんとも面白みのない人たちの国ということにもなる。

先日も昨年からこの地にやってきて、アパレル生産の現場で
きっと日夜悪戦苦闘しているのだろうと予想される、
ある会社の社長さんからご相談を受けた。

細かな話はここに書けないのだが、
彼の話を聞いていると、ともかく現地に飛び込んでみて、
そこで、様々な事実を発見し、学んでいっていることが明らかだった。

彼は、起こったことを事実として、まずはそのまま素直に受け入れていた。
もちろん、そこには、穏やかでない彼の心情が、滲み出るどころか、
吐き出されていたのだが、ともかく、まずは現実の現場を見ていこうとする、
その姿勢には好感が持て、ついつい長い時間お話を伺い、アドバイスもさせていただいた。

現地に行けば、やはり、現場でしか聞けない情報というのに遭遇するものだ。

こちらに来て、あちこちからいろいろと情報を手に入れたのであろう。
私にもなにか裏技的な秘策はないか、というようなことをそれとなく打診された。


ベトナムの縫製工場を巡る-ベトナム生産に裏技あり!

裏技!

実はなくはない。


当然、そういう話は聞く。

だけど、邪道だろう。

で、どういうことかだけ説明し、
彼の場合は、実際難しいそうだということだけ理解していただいた。

でも、うちは裏道にはいかないので
みなさん、そのおつもりで。

脱中国・中国プラスワンの戦略の中で、資材の有無の条件によって各国の特徴を捉えることが重要だということは昨日もお伝えした。

これは、生産品目によっても、言えることだ。
IMG_1082

たとえば、
日本が誇る世界的なスポーツメーカーのMでは、
東南アジア戦略の中で、
布帛の生産はベトナム、カットソー関係はインドネシアというように
その国ごとの特徴を捉まえてはっきりと使い分けている。

以前、たびたびカンボジアへ視察に出て、
ジャケット類や作業着などの工場を探したことがあるが、
いろいろ回ってみての結論は。
この手のアイテムは、カンボジアではやれない、であった。

彼らが得意とするのは、Tシャツやポロシャツ、などの簡単な商品を
大量に流すことで、低価格で生産できるということだ。
せいぜいがパンツ類くらいまでか。

こういう点では、日本の大手のF社とかI社とか、限られた業者しかやっていけない。

あるいは、こじんまりやりたいなら、委託生産ではなく、自社工場を作るべきだろう。
外資にもお金の出し入れの融通が利くカンボジアは自社工場戦略に向いていると言える。

前述のように、インドネシアも布帛類より、カットソー類のほうがおもしろみがあるという。

ベトナムについていえば、圧倒的に布帛類で、
しかも手の込んだ商品が彼らの手の良さとマッチする。

私もOEM生産に携わった経験を持つ、スキーウェアやスーツ類は、
組み立てるパーツが多く、複雑で、そういう意味で非常にベトナム向きなアイテムだ。

ミャンマーもベトナムと同様なアイテムを生産しやすく、
この国がベトナム+1と言われるのも、そういう所以かもしれない。

しかし、ミャンマーの生産もガチガチの計画生産で、
レディス類とかの生産にはまだ対応しきれない。

タイはメーカーもたくさんあって、何でもできるのだが、もうすでに工賃が高騰し、
縫製工場の出る幕はあまりないようだ。

私の結論:
今後5年間はベトナム縫製が総合力でNo.1だろう。




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~~ ミラン・コンサルタント ~~
ベトナムでのアパレル生産は
中国での生産とどこが違うのか?

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