秋利美記雄 ベトナムの縫製工場を巡る

ベトナムをはじめとするアジアの縫製工場を巡っているコンサルタント・秋利美記雄が見聞したインドシナ地域の四方山話を披露する。

2014年06月

週末に訪問したTシャツ屋で「ベトナム愛国Tシャツ」をもらった。

はじめて訪れた先で、
先方のサンプルを見ている時に
このTシャツに気づいて、手に取ると
相手をしてくれた女マネージャーさんが、
「あなたにもあげるわ」と。

ベトナム愛国Tシャツ

南シナ海の情勢は誰しも気にかかるところ、
大方のベトナム人は中国の横暴に怒りを覚えている。

日本人の私をベトナム人の仲間に思ってくれるのは
ありがたいというべきだろう。


I Love Vietnam 背中には"I Love Vietnam"のロゴ




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打合せは時間のロス

 
弊社のウェブサイトは、O原くんという、
弊地に住んでITのプログラマーをフリーランスでやっている
日本人男性に管理をお願いしているのだが、
その彼が今度バンコクに移り住むことになり、
お別れ会を兼ねて、食事に出た。

ホーチミン市に住みながら、バンコクに何度か旅行してみて
向こうのほうがもっと住み良いとの結論に行き着いたそうな。

彼は海外生活はここが初めてなのだが、
彼のような仕事では、海外暮らしのほうがずいぶんと有利という。

彼が一にも二にも訴えていたのは、
打合せに相手の事務所に行く必要がないこと。

日本での顧客との打合せの時間というは
とにかく無駄。
何も決まらない無駄な打合せならしないほうがいい。
海外に住んでいるので、必然的にそうした打合せに出られず、
やりとりはメールが中心で、
たまに、SKYPEなどで話をする程度だという。

これが日本にいると、
何かにつけて、事務所に来てくれだので、
時間を取られること、限りない。

そして、しょっちゅう事務所に来いなどという顧客に限って、
行っても結局何も決まらずに終わる。

相談したい内容、自分のやりたいすら、決まっていないことも多い。

これが、遠くにいてメールでのやり取りとなると、
どうしても内容をまとめる必要がある。
そうやって、内容をまとめた上での相談になると話も早い。

たしかに、彼もここに来た当初は仕事もなく、
生活にも不安があったらしいが、
仕事はこなしているうちに、客が客を呼んでくれる。

それに今はクラウドソーシングのサービスやらもあって、
選びさえしなければ、彼のような技術者向けの仕事はいくらでもある。

彼の話を聞きながら、まったくもってそのとおりだと思った。

業界は違っても、中身はあまり変わらない。

日本人の仕事の能率の悪さが最近の話題の一つになっているが、
無駄な時間を省いていけば、残業だって必要なくなるし、
もっといいアイデアも生まれてきそうなものだ。

日本でも、電話の問合せを受けない企業など、
こうした効率を徹底する動きはでてきている。

弊社でも無料相談の面談のやり方を変えていこうと思う。





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ベトナムの2大都市、「ホーチミン市」と「首都ハノイ」について
書いてみたい。


まず、ホーチミン市だが、
ベトナム語ではThành phố Hồ Chí Minh(漢字表記では城舗胡志明)で、
言うまでもなくベトナム独立の指導者ホー・チ・ミン(ベトナム語: Hồ Chí Minh, 漢字: 胡志明)の名前からとって名付けられている。
だから、
地名としては、ホーチミン市であって、ホーチミンではないのだが、
日本では、昨今、
地名としてもホーチミンと呼ぶほうが一般的になってきているようだ。
ベトナム人が省略して呼ぶときには、
cityに相当するThành phốと呼び、Hồ Chí Minhとは呼ばない。

サイゴンの聖マリア教会

これは1975年後の南北統一後、変更になった名称で、
それ以前はサイゴンと呼ばれていた。
いまでも、サイゴンの名称はよく使われていて、
街のいたるところで見られる。
でも、
サイゴンというのはホーチミン市の中でも現在の第1区と第3区を中心とした一部のエリアの名称であって
ホーチミン市=サイゴンではない。
たとえば、ホーチミン市の中でも、
中華街のある第5区周辺は当時チョロンと呼ばれていたし、
いまでもチョロンの呼称は通じる。


ハノイ旧市街の夜市

一方、ハノイの方は、街の発展の状況や規模で、
どうしてもホーチミン市と比べられるのを気にするのかどうか知らないが、
やたらと「首都」ハノイを強調する。
ベトナム航空のアナウンスでは、
かならず「首都ハノイ」と呼ぶのが聞いていて妙に可笑しい。

ホーチミン市で北部から来た人に出身地を訊くと、
「ハノイ」と答える人の半分以上がハノイ出身ではなく、
周辺の田舎から出てきた人だったりする。

旧市街にあるハノイ教会

現在のハノイは、
2008年の大合併で、市域が以前の3.6倍、人口が2倍になった。
この合併でハノイに編入された地域のことを、
現地の人は俗に「ハノイ2」と呼んでいる。

ハノイは漢字で書くと「河内」であり、
紅河とトーリック川(蘇瀝江)とに囲まれていたことに由来する名称で、
現在のホアンキエム区、バーディン区、ドンダー区、ハイバーチュン区の
いわゆる街の中心部4区がこれに相当することになる。

発展著しいハノイ市西部のカウザイ区や南北トゥーリーム区は
これから外れている。


どちらもベトナムを代表する、
そして、今後は東南アジアを代表する大都市だし、
順調に発展の道を辿ってほしいものだ。


ハノイの新都心地域にあるインドチャイナプラザ






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かつて、二十数年以上前になるが、日本にいたころ、
出版社で旅行用の会話集を作っていた時代がある。

その当時は、I-PADのようなモバイル機器もなかったので、
表現方法といえば、紙上に文字で表示するだけだ。
旅行で使うフレーズの上か下に読み仮名をふって、
横に日本語訳をつけるといった体裁が一般的だった。

読み仮名をカタカナでふるのだが、これがなかなか至難の業だ。

そもそも、突き詰めて言えば、外国語をカタカナで記して、
それで伝わるというのは、ずいぶんと特殊な言語である。
マレー・インドネシア語はかなりこれに近いが、
それでも完璧とはいえない。

ヨーロッパの言語でも、半分くらいは、通じるかもしれないが、
残りの半分は神頼みするしかない。

10カ国以上の、そういう類の本を編集した経験があった上で、
東南アジアに来た。

シンガポールでは、英語、中国語、マレー語、タイにいけば、タイ語。

で、ベトナムに旅行した。

とりあえず、語学にはそれなりに自信を持っていたので、
自分も作っていた旅行会話集くらいを携えていけば、
なんとか現地語で簡単な会話くらいできるだろうと。

とんでもない。

「私(I)」だとか「あなた(you)」だとかいう言葉さえ、
伝わらない。

まず、文法(人称)の知識がないとどういっていいか、わからないし、
そういうルールを理解したところで、
発音ができない。
発音しても相手にわかってもらえないという意味だ。

旅行で何度か訪れてみて、本やテープで勉強するのはあきらめた。
ベトナムをある程度モノにするには、ここに住んで、修得するしかない!

これが、当時の私の出した結論だった。

最近、記事を書くことが多くなり、
日本の読者にベトナムの地名や人名を日本語で表記するという、
無謀な行為の連続の山道を通っている。

日本の書籍だとかマスコミだとかで、
なんとなく決めたんだろうなあと思われる
奇妙なルールのようなものにに気づいた。

皆が苦労して、
妥協に妥協を重ねて、出てきた結果なんだろうということは
推測できるが、
やはり腑に落ちないものが多い。

先日、暴動のあったBinh Duong省は、
このホーチミン市では「ビンユーン」と表記したほうが近いだろうし、
標準語とされている北部の発音でも「ビンズーン」であって、
日本の新聞などでよく見られる「ビンズオン」では、
聞かされたベトナム人には何のことだかわからないのは請け合いだ。

「青いパパイヤの香り」「ノルウェイの森」などで知られる
ベトナム人映画監督Tran Anh Hung氏は
日本のマスコミでは「トラン・アン・ユン」氏となっているが、
せめて「チャン・アン・フン」氏としてあげてほしい。

チャン・アン・フンはなぜかトラン・アン・ユンに


まあ、結局、どこかで表記ルールと割り切って、
機械的に規則を当てはめていくしかないのだろうが。

それで、弊社のHPやサイトでは、地名や人名は
現地語表記を多用している。

あとで、気になってその固有名詞について調べたいときには、そのほうが早く情報に辿り着けると考えたからだ。







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タイ族の手織り生地

今回のハノイ出張の際も
ベトナム北部の少数民族の手織り生地を扱っている業者に訪問した。

ベトナム北部の山岳地帯にはたくさんの少数民族が住んでいるのだが、
その中でもタイ族とモン族は機織りや手刺繍の伝統工芸を
世代から世代への受け継いでいる。

こうした伝統工芸を守ろうと、
国内外のNPO団体などが支援する動きがある。

ちなみに、
ベトナムにも各種慈善活動を行う団体があるが、
内容はまちまちで、まさしく玉石混交だ。
中には、まやかしもインチキもある。
それらを「ボランティア」や「慈善活動」という言葉で
一括りにしまうことに無理がある。
私自身は、こういうキーワードには興味はない。
要は、実態はどうかである。

前回の4月の出張では
実際に手織り生地を作っている現場も訪問したのだが、
それについては、あらためてこのブログでもご紹介する。

本日は、その手織り生地で作られた作品を少々。

モン族の手刺繍バッグモン族の手織りの麻(ヘンプ)生地


タイ族の綿生地のバッグモン族の手織り綿生地


モン族のヘンプ生地によるバッグモン族の手刺繍の図柄には意味が込められているという


ターイ族のクロスステッチの手刺繍タイ族はクロスステッチの手刺繍もお得意


ターイ族の手織り生地は柄が独特



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