秋利美記雄 ベトナムの縫製工場を巡る

ベトナムをはじめとするアジアの縫製工場を巡っているコンサルタント・秋利美記雄が見聞したインドシナ地域の四方山話を披露する。

タグ:VTG

10月23日はザ・ウールマーク・カンパニー主催の展示会も開催されていたので、
ベトナム国際繊維産業展示会を見学した後に、そちらにも寄ることにしていた。
同時期に開催中のベトナム国際繊維産業展示会(VTG)ばかりが注目を集めるが、
こちらこそ面白そうだと個人的に気になっていた。

実際、主催者の気遣いが行き届いていて、オシャレで気持ちの良い展示会だった。
イースティン・グランド・ホテルって何処だ?

会場はイースティン・グランド・ホテルのボールルーム。
イースティン・グランド・ホテルって、どこだろう?聞いたことないなあ、と思いつつ、
車が住所の番地に近づいていくと頭の中で繋がるものがあった。
かつてのオムニ・サイゴン・ホテルだ。




できた当初はサイゴン一のあのホテル

21年前の1994年に日本人オーナーのY氏が
タンソンニャット空港から市内に入る幹線道路Nguyen Van Troi通り沿いに建てたこのホテルは、
当時から少なくとも10年くらいはサイゴン随一の高級ホテルとして際立っていた。
調べてみると、それが2008年にモーヴェンピック・ホテル・グループに売却され、
さらに今年の5月からはイースティン・グランド・ホテルと変更になっている。
オムニ・サイゴン時代には、お客様方とたびたび訪れたが、最近では足が遠のいていた。

その高級ホテルのボールルームで実施される展示会だ。胸中に期待が高まる。



どこまでも丁寧な応対

グランド・フロアから展示会会場の1階に上がると、
ボールルームのドアの前に受付が用意されていて、丁寧に案内してくれる。
登録用のアンケート用紙に記入し、出展企業のリストやおみやげの入った手提げ袋を受け取った。

部屋に入ると、まず、ぴしっとスーツ姿を決めた主催者側のインド系の男性と、
初老のベトナム人男性が案内してくれた。
インド系の男性の名刺の肩書ば新興市場開拓マネージャー。
ベトナム人のほうはアドバイザーらしい。名刺を切らしたとかで、後からコピーをもらった。
2人ともほとんどクセのない英語で説明してくれる。

何から何まで非常に丁寧で、礼儀正しい。

出展企業の選りすぐりの19社のみ

出展している企業は選りすぐりのわずか19社のみ。
半数以上は知っている企業だったが、残りは聞いたこともなかった。
静かな環境の中で、粛々と商談が進んでいる。

来場者もさほど多くなく、ゆっくり落ち着いて見て回ることができた。

ウールマーク・カンパニーの主催だけにセーター屋が多いのが目についた。
懇意にしているハノイに事務所を持つ会社がセーター専門なので、
代わりに情報をとっておこうと気になる企業には積極的に話しかけてみた。

他に、比較的小ロットで対応してくれる外資の一環カットソー工場があって、
商売に繋がるかどうかわからないが、これは面白いと思った。
ちょうど今週ハノイ出張が入っていたので、
その際に工場にお邪魔したい旨を伝えると喜んで応じてくれた。

昼食ビュッフェ付の展示会

終わると、グランド・フロアのレストランでの昼食に案内された。
入場時に、ビュッフェ昼食のクーポンを渡されていた。
食事をしながら、さらに商談を続けられる環境を用意しているのだろう。
欧米系の企業ならではの心憎い配慮だ。


展示会の資料とお土産の文具類

お礼状を兼ねたフォローのメール

2日後には例のインド系のマネージャーからお礼状のメールが来て、
メーカーとのコンタクトをサポートしますだの
以後ニュースレターを配信するだのの連絡あり。
こういう相手なら気持よく配信も受け取れるというものだ。

これは訪れて損のないと言うより儲けものの有意義な展示会だった。



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昨日は第15回ベトナム国際繊維産業展示会の中でも、とくにVJCテクノロジーという日本企業に焦点を当ててみたが、今日は全体を写真で振り返ってみたい。

エントリー・カウンター
ベトナムの展示会はたいてい招待状無しでも無料で入れる。


カウンターに出展企業紹介の冊子が置いてあったので、いただく。



入ってすぐにドカンと大きなブースが。中国・厦門からの企業。


日本勢は刺繍機のタジマがいつも大きく構える。


CAD/CAMシステムのALGOTEX。ベトナムですでにそれなりのシェアを持っている。


糸屋の商談風景


今年はインド系の方々の姿を多く見かける。中国以外の資材の調達先として、ベトナム繊維産業界がインドに期待しているためだろう。インド企業の出展も多かった。


デニム屋


カラフルなプリント生地屋


オルガン針の独占代理店


セミナーの風景
「ベトナム繊維産業の発展と統合」



台湾系のテープ屋


ハサミ屋


台湾系の現地生地屋


米国向け専門のカットソー縫製工場


プリント機の展示


中国の刺繍機屋。タジマなどの日本勢負けるものかと。


編立機


ビーズ付けマシン


プリント機


台湾のミシン屋


換気扇、送風機、これらも縫製工場には欠かせない。


いつもは割と呑気な展示会なのだが、今回は熱心な商談風景が随所で見られた。


これもTPPの影響だろう。

タジマのアオザイ美女の笑顔をもう一度アップして締めくくりたい。





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ベトナムの繊維産業展示会といえば、中国企業がわんさか集まっているというのが昨今の風潮。
日本勢では刺繍機のタジマとかバルダンとかがわずかに出てくる程度で、日本企業の影は極めて薄い。
そういう中で際立っているのがこの人、VJC Technology社ゼネラル・マネージャーの井上陽亮氏だ。



もともとCAD、CAMを扱う販売業者だったが、最近は取扱商品のバリエーションを広げている。
春の展示会Saigontexでの反応の良さから、
今回はBROTHER製の最新のプリンターを展示したところ、来客数がどっと増えた。


このプリント機には初日だけで150人の問合せがあったと興奮気味に語ってくれた。
この数はCAD・CAM販売のときの4日間の来客数合計に相当するというのだ。


凹凸があるところでもプリント可能。


ファスナーがあろうと、刺繍が施してあろうと、その上から平気でプリントできる。


蛍光色も可能。


デニム地にももちろん。


QRコードまでも。


黒などの濃色の場合、白をプリントした上で、その後、色を載せていくのだが、
このプリンターは白と他の色のインクを同時にセットし、
白を先にプリントした直後に他の色を載せていく仕組みだ。


それでも、1枚プリントするのに90秒かかるので、工場の量産用には向かないが、
小売店などで、無地のTシャツを用意しておいて、
好きな柄をお客に選ばせて、その場でプリントするにはちょうどいい。

価格は24,000ドルと27,000ドルの2種類ある。

年間の販売目標は10台だったが、この展示会の感触ではその目標は軽く達成できそうな見込みという。
タイでは年間に50台売れている商品とかで、この数字でもまだ満足はしていない。

だが、次の春の展示会にはさらにブースの規模を広げたいと意欲満々だ。

数少ない日本勢、もっともっと頑張って欲しいものだ。

最後は会場で見かけたアオザイ美女の写真をサービスとして。





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