マスコミ不信日記

オーウェルが描いた、じょじょに「ある言葉」が使えなくなり、言論の自由が奪われ、魂が管理されていく、静かで不気味な全体主義の近未来は、支那や北朝鮮よりむしろ現在の日本の姿そのものではないだろうか?
──西村幸祐「『1Q84』ではなく『一九八四』の世界を迎えた日本」〜『メディア症候群』より

平成24年総選挙「マスコミ族議員候補」まとめ

遅くなりましたが毎度おなじみの企画です(笑)
とはいえ民主党政権ではマスコミの既得権が脅かされることが少なかった=マスコミ族議員の活躍の場がなかったので判定が難しい。消費税の軽減税率ぐらいですかね。
なので実質「マスコミ出身候補」といっていいでしょう。

【選挙区】
氏名 年齢 経歴 所属政党 前職・元職・新人
※その他備考

【北海道2区】
 沢田隆二 42 元広告会社社員、FMノースウェーブ社員 みんな・新

【北海道7区】
 鈴木貴子 26 元NHK職員 大地・新

【北海道9区】
 山岡達丸 33 元NHK記者 民主・前
※活字文化議連会長・山岡賢次の三男

【青森1区】
 波多野里奈 39 元青森朝日放送、フリーアナウンサー 民主・新

【青森3区】
 大島理森 66 元党副総裁、毎日新聞記者 自民・前

【宮城1区】
 林 宙紀 35 元フリーキャスター みんな・新
 郡 和子 55 元東北放送アナウンサー 民主・前

【宮城2区】
 斎藤恭紀 43 元東北放送気象キャスター 未来・前(←民主)
 今野 東 65 元フリーアナウンサー 民主・元

【宮城4区】
 伊藤信太郎 59 元キャスター 自民・元

【宮城5区】
 安住 淳 50 党幹事長代行、元NHK記者 民主・前
 大久保三代 36 元NHKキャスター 自民・新

【秋田2区】
 佐藤邦靖 57 元秋田北報社社員 共産・新

【山形2区】
 近藤洋介 47 経産副大臣、元日経新聞記者 民主・前

【茨城2区】
 額賀福志郎 68 元財務相、産経新聞記者 自民・前

【茨城6区】
 丹羽雄哉 68 元厚相、読売新聞記者 自民・元

【栃木4区】
 山岡賢次 66 生活代表代行 生活・前(←民主)
※活字文化推進機構理事、活字文化議員連盟会長として新聞・出版業界から消費税減免の陳情を受ける。義父は作家・山岡荘八
元民主党「新聞と『知る権利』議員懇談会」発起人代表

【群馬1区】
 宮崎岳志 42 元上毛新聞記者 民主・前
活字文化議連に出席、新聞・出版業界から消費税減免の陳情を受ける

【群馬5区】
 小渕優子 39 元TBS社員 自民・前

【埼玉3区】
 宮瀬英治 35 元ベネッセ社員 みんな・新

【埼玉5区】
 枝野幸男 48 経産相、弁護士 民主・前
※民主党「新聞と『知る権利』議員懇談会」事務局長

【埼玉9区】
 五十嵐文彦 64 元財務副大臣、時事通信記者 民主・前

【比例北関東】
 山内康一 39 党国対委員長 みんな・前
※活字文化議員連盟副会長

【東京6区】
 小宮山洋子 64 元厚労相、NHK解説委員 民主・前

【東京7区】
 長妻 昭 52 元厚労相、日経ビジネス記者 民主・前

【東京8区】
 石原伸晃 55 元党幹事長、日本テレビ記者 自民・前

【東京12区】
 太田昭宏 67 党代表 公明・元
※公明党新聞問題議員懇話会副会長

【東京14区】
 松島みどり 53 元朝日新聞記者 自民・元
※自民党新聞販売懇話会で特殊指定廃止反対表明

 野口東秀 50 元産経新聞記者 維新・新

【東京15区】
 柿沢未途 41 元NHK記者 みんな・前

【東京20区】
 加藤公一 48 元リクルート社員 民主・前

【比例東京】
 高木陽介 53 党幹事長代理、元毎日新聞記者 公明・前
※公明党新聞問題議員懇話会副幹事長

 川松真一朗 32 元テレビ朝日アナウンサー 自民・新

【千葉3区】
 岡島一正 55 元NHK報道局副部長 未来・前(←民主)

【千葉4区】
 三宅雪子 47 元フジテレビ社員 未来・前(←民主)

【千葉5区】
 薗浦健太郎 40 元読売新聞記者 自民・元

【千葉6区】
 生方幸夫 65 環境副大臣、元読売新聞記者 民主・前

【神奈川6区】
 池田元久 71 元NHK記者 民主・前

【神奈川9区】
 笠 浩史 44 文科副大臣、元テレビ朝日記者 民主・前
※活字文化議員連盟事務局長

【比例南関東】
 志位和夫 58 党委員長 共産・前
※新聞協会の要請受け特殊指定見直し反対表明

【岐阜3区】
 武藤容治 57 元エフエム名古屋(現ZIP-FM)取締役 自民・元

【岐阜5区】
 阿知波吉信 49 元総務省室長、産経新聞出向 民主・前

【静岡5区】
 細野豪志 41 党政調会長 民主・前
※筑紫哲也・西山太吉らと「メディア規制」反対シンポ同席

【静岡6区】
 渡辺 周 47 元読売新聞記者 民主・前

【静岡7区】
 斉木武志 38 元NHKアナウンサー 民主・前

【愛知3区】
 近藤昭一 54 元中日新聞社員 民主・前
※民主党「新聞と『知る権利』議員懇談会」メンバー

【三重3区】
 岡田克也 59 副総理 民主・前
実弟は東京新聞政治部長・高田昌也

【長野3区】
 井出庸生 35 元NHK記者 みんな・新

【長野4区】
 矢崎公二 53 元毎日新聞記者 民主・前

【長野5区】
 加藤 学 44 元NHKディレクター 未来・前(←民主)

【比例北陸信越】
 漆原良夫 68 党中央幹事、弁護士 公明・前
※活字文化議員連盟副会長

【京都5区】
 沼田憲男 65 元日経新聞記者 未来・新

【大阪7区】
 藤村 修 63 官房長官 民主・前
※活字文化議員連盟副会長

【大阪10区】
 松浪健太 41 元産経新聞記者 維新・前(←自民)

【大阪16区】
 森山浩行 41 元関西テレビ記者 民主・前

【兵庫1区】
 井戸正枝 47 元東洋経済記者 民主・前

【兵庫4区】
 清水貴之 38 元朝日放送アナウンサー 民主・新

【兵庫8区】
 田中康夫 56 党代表・作家、元長野県知事 日本・前
※個人情報保護法案反対集会出席

【和歌山3区】
 坂口親宏 52 元テレビ和歌山アナウンサー 民主・新

【島根2区】
 竹下 亘 66 元NHK記者 自民・前

【岡山5区】
 花咲宏基 46 元リクルート社員 民主・前

【広島4区】
 中川俊直 42 元テレビ東京政治記者 自民・新
※父親は活字文化議員連盟前会長の中川秀直

【山口3区】
 河村建夫 70 元官房長官 自民・前
※子どもの未来を考える議員連盟(旧子ども図書館設立推進議連)会長、活字文化推進機構理事

【香川1区】
 平井卓也 54 元西日本放送社長 自民・前

【愛媛1区】
 永江孝子 52 元南海放送アナウンサー 民主・前

【佐賀1区】
 原口一博 53 元総務相 民主・前
※「民主党政権で電波利用料引き下げ」発言

【熊本3区】
 坂本哲志 62 元熊本日日新聞記者 自民・前
 本田浩一 45 元リクルート、電通九州社員 維新・新

【沖縄1区】
 下地幹郎 45 郵政民営化相 国民・前
※活字文化議員連盟副会長

(12/19 当落追加)

なぜ「マニフェスト政治の破綻」を問わないのか

10ヶ月半ぶりの更新になります(苦笑)

今回の総選挙の重要な争点の一つは「民主党政権への評価」のはずです。一部マスコミは「脱原発」「政権の枠組み」などばかり争点にしようと必死ですが(皮肉)
政策の是非を云々する前に、そもそも「その政党に政策の立案・遂行能力があるのか」を問わなきゃ順序がおかしいですよね?
まあ民主党が「今と未来へのナントカ」をキャッチフレーズに掲げ、小沢一味がナントカ未来党を立ち上げるぐらいですから過去を問われると不都合ということなのでしょう。

政権評価の指標となるのがマニフェストだったはず。マニフェストサイクルとやらで、PDCAを回せば改善が図れるというのが推進派の言い分でした。一体Checkはどうしたのかと(まあDoの段階で崩壊してましたが)。
自己評価でもこのありさま。
【民主党】09年衆院選マニフェスト検証 「実現」は31%
民主党:09年衆院選マニフェスト検証 「実現」は31%
毎日新聞 2012年10月31日 20時54分(最終更新 10月31日 21時06分)

民主党政策調査会(細野豪志会長)は09年衆院選のマニフェスト(政権公約)で掲げた166項目の政策の達成状況を検証した。

「実現」と評価したのは高校無償化や農業者戸別所得補償など51項目で、全体の31%。
「一部実施」は子ども手当や高速道路無料化など63項目で、「実現」より多かった。
同党は検証結果を次期衆院選のマニフェストに盛り込むことも検討している。

このへんですかね。2009年総選挙マニフェスト 実績検証について - 民主党
もちろんお手盛りの大甘査定です。一例を挙げれば「5 雇用・経済」の中で「公正取引委員会の機能強化」が達成となってますが、実際はこの体たらく。
公取委員長空席 異常事態に危機感足りぬ(2012.11.19 産経)
 現在、公取委は死去した委員1人を含めて2人欠員となり、定足数ぎりぎりの3人で運営されている。病気などで1人欠席しても委員会を開けない状態だ。

 委員長らの選任には衆参両院の同意が必要だが、野田政権は9月8日閉幕した通常国会に続き、臨時国会でも最後まで人事案を提示しなかった。極めて問題だ。

 竹島氏の任期満了はあらかじめ分かっていた。ねじれ国会を理由に、人事の先送りを重ねた政府・与党は怠慢の極みといえる。

再販や下請規制で何かと公取とは対立するマスコミにとては都合のいい事態なんでしょうね(毒

他にも問題が。2年半前、鳩山辞任直前の報道をみてみます。
政権公約達成わずか22% 民主が“自己採点”
【政治】民主党、「マニフェスト(政権公約)実施は51%」と自賛[10/05/26]
○民主:公約実施は51% 党が独自集計

民主党は昨年の衆院選マニフェスト(政権公約)で掲げた具体策について、進ちょく状況をまとめた。全179項目のうち、「実施」は39項目(22%)どまり。それでも「一部実施」を合わせると92項目(51%)になるとして、半分以上は具体的に着手したと自賛している。一方、20項目(11%)は空欄で、事実上未実施と認めた。米軍普天間飛行場の移設問題など、混迷する外交面での遅れが目立つ。
〔中略〕
毎日新聞が独自調査している民主党の「マニフェスト実行度」では、「達成」34件、「未着手」25件。毎日調査ではガソリン税の暫定税率廃止など2件を「違反」としているが、同党評価には「違反」はない。

□ソース:毎日新聞

基準が同じと仮定すると「実施/実現」が22%→31%と、2年で9ポイントしか進展なしって酷くないですか? あるいは2010年の数字が捏造ではなかったのか?

マスコミも怠慢です。一応検証してるのは毎日ですが、
民主党:公約達成平均2.2点 毎日新聞とNPO検証(11/24 毎日)
【毎日新聞】民主党マニフェストの実績検証 ―通信簿平均2.2(5点満点)(言論NPO)
ネットでは「未着手で1点はおかしい。0点だろ」などと非難轟々。

以前、毎日は独自に「民主党政権の通信簿」(archive)を作成していました。鳩山辞任とともに投げ出しましたが、なぜ今回は言論NPOに丸投げなのか。過去の評価が甘すぎて矛盾をきたすからではないのかと疑いたくなります。
【政治】民主党のマニフェスト、すでに半数着手…178分の87 実行へ明確な姿勢(2009/10/19)
毎日新聞は18日、発足から1カ月を経過した鳩山政権について、8月の衆院選で掲げたマニフェスト(政権公約)や、与党の連立政策合意の実行度を独自に調査した。計178項目の具体的な政策のうち、すでに着手・実現した政策は87項目(49%)に上り、全体のほぼ半分を占めた。一方、未着手の政策は86項目(48%)、公約を修正したり、当面先送りした政策も5項目あった。「国民との契約」と位置付けるマニフェストに沿って政策実行を推進する鳩山政権の姿勢が調査のうえでも明確になったといえる。


まあ分かりきったことですが、民主党のマニフェスト破綻を批判すると、マニフェストを煽ったマスコミにブーメランが返ってくるから逃げているのでしょう。
政党を問う:検証・マニフェスト選挙/上(その1) 民主公約、風前のともしび 上(その2止) 未来像なく破綻(10/27 毎日)
 09年マニフェストの策定過程で、財源への懸念が提起されなかったわけではない。09年5月の民主党代表選で、現副総理の岡田克也氏は「財源なくして政策なし」と訴えた。だが、鳩山由紀夫幹事長(当時)に敗れた。小沢氏は「政権を取れば財源は何とかなる。(政策は)全部入れておけ」と繰り返し、代表に就任した鳩山氏は同調した。旧大蔵省出身の藤井裕久元蔵相が「一般、特別会計を合わせた計207兆円の1割は削れる」と発言したことも財源確保に信ぴょう性を与えた。

公約評価も様変わり シンクタンクなど、政党乱立で(12/3 日経)
マニフェスト評価、冷めた熱気 検証大会は見送り(12/2 朝日)全文
 09年は学者や経済人がつくる「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)がマニフェスト検証大会を主催。日本青年会議所やPHP総研、日本総研など9団体が、民主、自民両党のマニフェストを分析し、採点した。10年参院選でも8団体が実施した。

 だが、21世紀臨調は今回、「準備する時間がない」として開催を見送る。過去の検証大会に参加した構想日本、PHP総研の2団体は「時間がなく分析の予定はない」(構想日本)などと、検証や分析もしない。経済同友会はアンケートの実施にとどめる予定。突然の解散や相次ぐ政党の離合集散で、政策を吟味できないのが主な理由だ。

どの記事も21世紀臨調に言及しながら、そこに自社の幹部が多数参加したことには一切言及していません。
そもそも公式サイトから名簿が消えていてWikipediaにしか残っていない。こんないい加減な組織が一時期連日のようにマスコミの政治面に載ってたとは驚きです。

毎日の記事が典型ですが、「前回のマニフェストは小沢一派の独断(だから今残ってる民主党には責任がない)」というのもありがちなですね。そもそもそういう「党の公約と候補者の主張の不一致」を許さないのもマニフェストだったはずですが。

そしてこのざまです。
小沢氏、「未来」でもバラマキ 前回衆院選の民主マニフェストに酷似(2012.11.29 ZAKZAK)
「3年前と同じ欠陥商品を売りつける詐欺」と「3年前の損失を放置して新商品を売りつける詐欺」、どちらも詐欺には変わりませんからね!

【飯尾潤】民主党「御用達」学者の大罪(下)【寺島実郎】

承前

寺島実郎と飯尾潤そんな飯尾でさえ、小沢の秘書ら三人が逮捕された西松建設による違法献金事件を受け、民主党が昨年設置した「政治資金問題をめぐる政治・検察・報道のあり方に関する第三者委員会」の座長を務めたことを悔いているようだ。委員会は昨年六月、「(政治資金規正法)違反が成立するか否か、事案の重大性、悪質性、捜査手法などに多くの疑問がある」と検察やメディアを厳しく批判する報告をまとめた。まさに、小沢による小沢のための委員会だった。

報告への風当たりは飯尾の予想を超えて強かった。今では周囲に「第三者委員会なんてやったんで、民主党議員はかえって、付き合いにくくなったようだ。僕は民主党の弾よけになって傷物になっちゃうし……」とこぼしているという。


子供じゃあるまいし何を泣き言いってるんでしょうか。これ以降、飯尾の出番は減ったようにみえます。菅が首相を辞任した時のコメント。
注文 新首相へ(2011/08/18 朝日)
チームワーク重視を 民主党は出直し必要 
政策研究大学院大教授 飯尾潤
−−政権交代した意味はあったのでしょうか
NPOや労組などに活躍の場が増えたことは成果かもしれないが、残念ながら政権交代が可能にするはずの政治はほとんど実現していない。
民主党は4年で実現するとうたったマニフェストも1年目から無理に実行しようとして行き詰まった。国民の負託を得た強いリーダーシップも、思い切った政策転換も、新しい政権運営の仕組みも結局、実現しないまま。
政治主導に導く政務3役の増員など新しい政権運営の実現や、国会改革に集中してから政策を実現していくべきだった。
民主党は深刻な反省の上に出直す必要がある
 (聞き手・津坂直樹)
お前がまず反省しろと。期間の問題ではなくそもそも実現不可能だったり極めて危険な内容だったりすることは当時から散々指摘されてたはず。「政策研究」の看板を下ろすべきでは?

榊原英資元大蔵財務官で「ミスター円」との異名をとった早大教授の榊原英資は、衆院選後に発売された「文藝春秋」(〇九年十月号)で、民主党政権は未曾有の大不況に対応し、日本経済を再生できる政策を打ち出したと絶賛していた。

「(財源なきバラマキは無責任だとする自民党の批判は)実は全くナンセンスです。財源は短期的に見れば、国債発行で充分賄える」「鳩山民主党政権の誕生は、日本経済を大きく飛躍させる絶好の機会です」

その後約一年が経つが、日本経済は飛躍から程遠い。不景気にあえぐ国民に、民主党の経済政策を「保証」した榊原の罪は重い。


「ミスター円」というのもマスコミが作り上げた虚像ではなかったのか。よしんば通貨のプロでも経済政策に明るいとは限りませんよね。
殺風景:【話題】 榊原英資氏(元財務官)が “予言” 「欧州発の “第2のリーマン・ショック” が起き、1ドル=60円台に突入する」
35:名無しさん@12周年:2012/01/19(木) 13:36:01.69 ID:nANrSP070

昨年だったが為替のコラムに書かれていた・・・榊原

悪名高き自称為替のプロ

マス・メディアやインターネットの世界に登場する為替評論家、アナリストと称する方々の為替動向に関するコメントを全て否定したり、無視しても、何の意味も無いが、反面教師として受け取るか、素直に受け取るかの判断は難しい。

しかし、相場に大きな変化があったときに必ずマスコミに登場し、当事者の神経を逆なでするようなトレンドを増長するコメントを流す元高級官僚の大学教授のコメントほど忌まわしいものはない。
この10年間でほとんど当たったことがなく、明確に鵜呑みにしたら必ず損をするという輝かしい実績を持つ人物は、社会の迷惑どころか為替業界から退場勧告を出したいぐらいです
いやほんと、民主党の経済政策って何かありましたっけ?「子ども手当は経済効果がある!」とか見当外れのことを言ってた記憶がうっすらありますが。

反省なき礼讃の無責任

鳩山外交を迷走させたA級戦犯は、日本総合研究所会長の寺島実郎だ。「文藝春秋」(〇九年十月号)で、日米中の三カ国関係を正三角形に近づけるべきだと説いた。

「新時代の外交の舵取りを行うのが、戦後の『団塊の世代』である鳩山由紀夫氏ということにも運命的な巡り合わせを覚えます。(中略)世界情勢が『友愛』の理想に近づき始めていることもなんとも不思議な巡り合わせです」


寺島の場合は民主党というより鳩山御用達というべきですかね。朝日のネット論壇wで負け犬の遠吠えをしてたようですが。
寺島実郎の視座 「普天間」は終わっていない(1) 〜編集長インタビュー〜 一色清(2010年07月08日 WEBRONZA+)
 「鳩山由紀夫という人物は、僕は長い付き合いだからわかるけれど、本当に思いやりのある、ある意味では善人。いい人なんですよ。であるがゆえに、沖縄に日本における米軍基地の7割以上が集中していることに対して、途方もない不条理感をもっているし、同情もしている。センチメントとしてその問題を何とかしなければいけないと思い込む生真面目さがあった。そして、彼自身が発信してしまった『少なくとも県外』という言葉に対して誠実でありたいというくらいの気持ちはあるわけで、ある意味では情の人なんですよ」
何をグダグダ言っているんだか。「自民党にはできない県外移転!」と大見得を切った鳩山民主党の末路が“敵前逃亡”だという現実を直視していない。

屋山太郎保守系の政治評論家、屋山太郎も政権交代を後押しした。「新潮45」(〇九年二月号)では、当時の麻生太郎首相の姿勢を糾弾した。

「ダメな人物だと直感したのは二〇〇八年九月二十四日、自ら閣僚名簿を発表した際の発言だ。全閣僚を紹介したのちこう述べた。『全閣僚に官僚は使うもの、使われるな。また省益ではなく、国益を追求せよと伝えた』(中略)麻生氏の『官僚を使え』という言葉は官僚政治、いいかえれぱ明治以来、続いている官僚内閣制の本質をまるで認識していないことを如実に示している」

だが、屋山が期待した民主党政権は、衆院選勝利の夜から「脱官僚」を「脱官僚依存」に修正した。菅直人に至っては、首相就任記者会見でこう言い切っている。

「官僚のカを使って政策を進めていく内閣を作っていきたい。官僚こそが政策や課題を長年取り組んできたプロフェッショナルだ」

明らかに屋山の片思いだった。
屋山は、民主党は外交・安全保障面では現実路線をとるだろうとも予測していたが、普天間問題での迷走を読みきれなかった。

学者・文化人には当然、言論の自由があり、政治的に中立である必要はない。しかし、真理や事実に対してもっと謙虚であらねばならない。民主党の政策を無批判に礼賛して必要以上に持ち上げ、国民の判断を歪めた罪を反省し、政権の軌跡を検証した彼らの論文を一刻も早く読みたいものだ。

(敬称略)


いま読み返しても当時の麻生首相の発言のどこが問題なのか全然分かりません。かく言う屋山の論理も早い段階で破綻してました。
鳩山首相ショック? 内閣&民主の支持率暴落で“退陣方程式”完成か(2010/04/19 ZAKZAK)
 政治評論家の屋山太郎氏は、「日米関係をめちゃくちゃにし、高速道路値上げなど公約違反が多すぎる。それでも謝らず、黒を白と言う。嘘ばかりだ。支持率は早晩、20%を割るだろう。参院選で勝てるわけがない。5月末にも鳩山、小沢のツートップは辞めざるを得なくなるのではないか」と話している。
「お前が言うな」という以外に言葉が出てきません。最近は櫻井よしこ氏らとともにTPP賛成を主張してますが、それって経産官僚のパシリということじゃないんでしょうか。

ほんと彼らの厚顔無恥ぶりには呆れますね。私の知る限り、こうした御用学者の発言をまとめた記事はほかに見当たりません。それこそオーラルヒストリーwなんじゃないかと思うんですが(毒

こうした学識者を多用したマスコミの責任でもあるんでしょう。たとえば「文藝春秋」は保守系でそれなりに伝統と格式があるはずが、こうして読み返してみるとひどいものです。
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    平成20年1月1日より


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