10月27日は去年制定された「文字・活字文化の日」ですが、案の定全然浸透していませんね。

そんな中、読売にだけこんな記事が。
「活字文化推進機構」設立へ 来年10月にも 経済、労働、新聞など協力(10/21 ネット上にソースなし)
国民の読書力や言語カの向上を目指し、経済界、労働界、新間・出版界などが協力して「文字・活字文化推進機構」を設立する。来年10月の発足を目指している。2005年7月に施行された文字・活字文化振興法の趣旨を、具体化させ実現するための推進機関となる。

機構では、文字・活字文化の振興に関するシンポジウムの開催、地域の読書運動や国際交流の促進などを行っていく予定。読み書きや表現などの能力を測定する「言語力・読書力検定」の実施も検討している。

同機構の設立準備金が来月にも発足し、世話人に、作家で日本ペンクラブ会長の、井上ひさし氏や高木剛・日本労働組合総連合会長、活字文化議員連盟会長の中川秀直・自民党幹事長らが就任する予定だ。

世話人の一人で、出版文化産業振興財団の肥田美代子理事長は「文字・活字文化推進法に魂を吹き込むため、機構が具体的な活動を進め、世論を喚起し、国民運動につなげることができれぱ」と話している。

ネットでも全くと言っていいほど話題になっていません。
読売新聞 「活字文化推進機構」設立へ という記事の見落としている視点|黒澤公人のドキュメンテーションシステムの100年(1960年-2060年)
穿った見方をすれば、活字文化推進機構は、個人が自由にブログや出版をする方向を押し留めて古典的、常識的意見を浸透させ、社会の体制維持をしたいために設立されるのかもしれないともかんぐりたくなるような、紹介をしていないか?
〔中略〕
なにか、社会的現象とはなれたところで、考えているようにもみえる。
たとえれば、明治の頃 家庭に電灯が引かれているのをみて、ランプが売れなくなったと怒っている おじいさんの話のように、みえるのだが。

うまい例えですね。
だいたい今までも類似の組織があるのに新しい団体など全くの無駄です。
社団法人 読書推進運動協議会
財団法人 出版文化産業振興財団(JPIC)
やってることは似たり寄ったり。違いを挙げれば前者は文部科学省、後者は経済産業省が所管することぐらいです。これが他の業界だったらマスコミは「二重行政」「縄張り争い」「天下りのため無駄な仕事」と叩きまくってるでしょう。

活字文化推進会議
読売新聞の肝煎りでできた団体。あれ?以前あった「推進委員会」が工事中になってますね。

活字文化議員連盟
再販制度廃止反対のため出版業界の働きかけで結成された「活字文化議員懇談会」が前身。新聞特殊指定廃止反対運動の最中、中川秀直(日経出身、自民党新聞販売懇話会代表代行)が会長に就任。

そして今回のなんたら機構。めんどくさいから「ひだ機構」でいいよw→肥田美代子と「童話利権」
シンポジウム「言葉の力と日本の未来」を多彩な顔ぶれで開催!文字・活字文化推進機構設立準備会(JPIC)
世話人12人。船頭多くして船山に登るって感じですね。
目新しいのは連合が入ってる点ですが、お前ら自殺とか格差とかもっと優先して取り組むべき課題があるだろうと。
役所といい業界といい、目標を見失った集団がどれだけ群れても何もできないに決まってます。

もちろん読書はしないよりしたほうがいいと思いますが、行政がしゃしゃりでてくる場面じゃないでしょう。
共謀罪や国旗国歌や教育改革などであれだけ体制を批判してきた人達が、なぜ自分の商売になると政治家や官僚に尻尾を振るのか私には全く理解できません。プロとして恥ずかしくないんですか?「お上には頼らねえ!」という気骨ある出版人はいないんでしょうか。

新聞業界の狙いは多分、読売記事にある奇麗事とは別のところにあります。
週刊・マスコミ気象台(JCJ web page)
◇新聞協会「活字文化推進機構」設立、発起団体に参加
新聞協会は10月4日、全国出版協会が中心となって進めている「文字・活字文化推進機構」の設立に向けて、設立発起団体として参加することを決めた。同機構は2007年10月の発足を目指している。文字・活字文化振興法の趣旨に沿い、国民の読書力および言語力向上のため、新聞を使った学校教育の充実や読書時間の拡充、著作物再販制度の維持などの活動を計画している。新聞協会は新聞を使った学校教育の充実などにかかわるとして趣旨に賛同し、設立に向けた準備会に加わることにした。(「新聞改造」10月12日号ほか)

やっぱりね。特殊指定が当面存続になったからって調子に乗りやがって。

マスコミはあの手この手で盛り上げようと必死ですが、検索してて気になったのはこの記事です。
「文字・活字文化の日」振興を目的としたプレゼントキャンペーンを実施! - CNET Japan
GMOインターネットグループの日本語キーワード検索サービスJWordを運営するJWord株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:翁永飆・沈海寅、以下JWord社)は、活字文化推進会議事務局(読売新聞)、トーハン、三省堂と協力し、2005年に制定された10月27日「文字・活字文化の日」振興を目的としたプレゼントキャンペーンを実施いたします。

JWordってこんな会社らしい。
痛いニュース(ノ∀`)JWord「JWordは、スパイウェアではない。もし除去したら中途半端にJWordが残るように設計した。」
警視庁、JWordに犯罪関連サイトのリストを提供
ちょww それ何て監視社会?