<前回より続く>
2.弁護士(続き)

(3)身内の不祥事には反応の鈍い弁護士会ですが、外部への抗議声明は素早い。たとえばこちら。
教育基本法改正:北星学園女子中生徒の反対意見書、学校に批判匿名メール /北海道(12/1 毎日)
 北星学園女子中(札幌市中央区)の中学3年生が今月、安倍晋三首相らに教育基本法改正反対の意見書を送ったことに対し、学校あてに批判の匿名メールや電話が複数あったことが分かった。札幌弁護士会は「表現の自由は尊重されるべきだ」として、30日、藤本明会長の声明を発表し、併せて同法改正反対を訴えた。

 同校によると、意見書は「国を愛する心は押し付けられるものではない」などと記載し、改正案が衆院本会議で可決された16日に生徒27人が連名でファクス送信した。一部の報道機関が17日に内容を報道した直後から「何を教えているんだ」などと抗議の電話やメールが計十数件あり、インターネットの大手掲示板でも「担任がやらせた」と同校教諭を名指しで中傷する書き込みが相次いだという。

 藤本弁護士会長は「自ら考え、意見を表明するのは民主主義社会の根幹。表現の自由は子供にも当然認められており、萎縮(いしゅく)させるような行為は強く非難されるべきだ」と声明を読み上げた。【真野森作】

事実を指摘したら中傷になるんですか?
mumurブルログ:北海道新聞と共産党系教師による連係プレーが発覚 「子供たちの行動力に驚いた!!」のセリフに白々しさが滲み出る
やましいことがないならなぜ北海道民医連(共産党系)は教師の実名を削除したんでしょうね? 共産党とマスコミと弁護士による世論操作こそ「表現の自由」を悪用して「民主主義の根幹」を揺るがすものです。

3.労働組合
浦和事件ビラ(1)先日こんなビラを受け取ったんですけど、いくら読んでも「JR浦和電車区事件」がどんな事件なのかさっぱりわかりません。

賛同者は魚住昭・斎藤貴男・二木啓孝・北村肇…と「またお前らか!」という面々です。もちろん署名はしませんでした。どう悪用されるか分かったものではありませんから。
いくらプライバシーポリシーがあったって、ひとたびマスコミ業界人に渡れば取り返しがつかない。「報道目的」は個人情報保護法の全面適用除外です。(*2)

〔前略〕共謀罪を先取りした暴走が相次いでいます。その労働組合版といえるものが、JR浦和電車区事件であり、関西では関西地区生コン支部事件です。当たり前のことですが、労働組合は組合員間でさまざまな意見交換をしつつ、決まった方針を組合員全体で実行していくものです。それが共謀とみなされ、犯罪視されたのでは、組合活動そのものが否定されたも同然です。

で、こんな事件らしい。えん罪JR浦和電車区事件を支援する会
一方的な主張ばかり書かれてもなー。集団で「ウソにウソを重ねるY君」などと決めつけて個人を攻撃するのはいじめじゃないんですか?
日弁連が警察に警告書を発したり、抗議集会で枝野幸男が講演したりとずいぶん手馴れたものですね。

(2)「関西地区生コン支部事件」のほうは聞いたことがありました。
刑務官汚職、労組幹部も100万円 贈賄で逮捕(9/22 イザ!)
大阪拘置所(大阪市都島区)の刑務官による汚職事件で、同拘置所刑務官、桑野勝彦被告(37)=収賄罪で起訴=が、同拘置所に収容されていた全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部(関生支部)執行委員長、武建一被告(64)=強要未遂罪などで公判中=の処遇に便宜を図った見返りに現金100万円を受け取っていた疑いが強まり、府警捜査2課は22日、贈賄容疑で武被告を逮捕。収賄容疑で桑野被告の逮捕状を取って取り調べを始め、同日午後にも再逮捕する。

 また、府警は武容疑者のボディーガードで同拘置所に収容されていた山口組系暴力団幹部(56)も、桑野被告に対する贈賄申し込みの疑いで取り調べており、容疑が固まり次第、逮捕する。

同和利権も解消せずに人権擁護法案とな! に続きまた大阪拘置所が舞台です。
部落解放同盟元支部長・小西邦彦〜山口組系暴力団組長・金政基〜労組支部執行委員長・武建一。法治国家ってレベルじゃねーぞ!(あほ

支援者の言い分も紹介しておきますか。
関西生コン支部・武委員長が釈放される(レイバーネット)
「刑務官の身の上話に同情」ってなんだかな…。で、暴力団との関係は?

大阪ではこんな事件もありました。
市の清掃作業妨害の疑い あいりん地区の団体委員長逮捕(朝日)(9/27)
 清掃作業をしていた大阪市の職員に暴行を加えるなどしたとして、大阪府警警備部は27日、同市西成区・あいりん地区の労働者支援団体「釜ケ崎地域合同労働組合」委員長の稲垣浩容疑者(62)=同市東淀川区淡路4丁目=ら4人を威力業務妨害と暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕した。

 調べでは、稲垣容疑者らは4月27日午前、野宿者らのテントが並ぶ同市浪速区の歩道で、市職員らによる清掃作業の様子をビデオカメラに収めようとしていた男性職員に「わしらを撮ったらあかん。何をしとるんや」などと言い、カメラのレンズを手でふさぎ、手首をつかむなどして作業を妨害した疑い。

同じ人物がこんなところにも登場します。
敷地44平方メートルに3300人住民登録 大阪・西成(12/7 朝日)(*3)
 日雇い労働者が集まる大阪市西成区のあいりん地区にある5階建てビル(敷地約44平方メートル、延べ床面積約173平方メートル)に、約3300人が住民登録されていることが7日、分かった。他人になりすまして転入届を役所に出し、住民基本台帳カードなどを不正に取得したとして京都府警に逮捕された男の以前の住所を捜査する中で発覚した。

 問題のビルには、労働者支援団体「釜ケ崎地域合同労働組合」(稲垣浩委員長)などが入居。周辺は日雇い労働者向けの簡易宿泊所が立ち並び、南側には大阪府警西成署がある。

(3)労働組合といえば、岐阜県庁の裏金にも深く関わっていました。
岐阜県裏金問題、元組合書記次長を業務上横領容疑で逮捕(12/5 朝日)
 岐阜県の裏金問題をめぐり、県警捜査2課は4日深夜、県職員組合に隠されていた裏金の一部100万円を着服したとして業務上横領の疑いで逮捕状を請求していた組合の元書記次長で現在は県下呂土木事務所課長補佐の岩佐啓久(ひろひさ)容疑者(46)=同県下呂市小坂町落合=を逮捕した。この問題での逮捕者は、組合元副委員長の木下三千男容疑者(49)に続いて2人目。

 調べでは、岩佐容疑者は書記次長だった02年9月20日ごろ、県の各部署で作られた裏金を組合に集めるための受け皿の一つだった「一行の会 代表岩佐啓久」名義の口座から、100万円を自分個人名義の銀行口座に入金し、着服した疑い。調べに対し、容疑を認めているという。

 岩佐容疑者は、00年に木下容疑者が組合の副委員長に昇格したのに伴い、後任の書記次長に就任。組合の経理責任者の立場にあった。

 一連の裏金問題では、組合に隠された裏金から計500万円を着服したとして木下容疑者が同容疑で逮捕後、起訴され、さらに別の500万円を着服したとして再逮捕されている。

県と組合 癒着根深く(10/13 東京新聞)では組合が保守系知事を支援するという岐阜県の特殊事情を強調しています。でも組合による特定候補の支援自体はどこでもやってることですよね?(ていうか民主党なんて労組の動員でもってるようなものでしょ) それで支援した候補が当選すれば癒着が生じるのも、岐阜に限ったことではないはず。
本当に他県で同種の事例がないか、疑ってみる必要がありそうですね。

各地で相次いで表面化した同和利権も労働組合と無関係ではないはず。これもマスコミが追及しない暗部でしょう。

4.そんなわけで教師・弁護士・労働組合にまつわる犯罪や不祥事の数々をまとめてみました。共通するのはいずれも何らかの特権を持っていること(特に憲法を後ろ盾にすることが多い)、そして全般的にマスコミの扱いが甘いことではないでしょうか。

反権力を振りかざせば何でも許されると勘違いして、自分たちの目的遂行のためには他の国民に被害が及んでもお構いなしという身勝手な論理は、彼らに共通するものだともいえそうです。
<12/15 更新>
 
(*2)しかも彼らには「取材源の秘匿」という絶対的特権があるので、個人情報がどこから漏れたかも容易に隠蔽できます。

そういえば10月には取材源秘匿を認める裁判所の判断が相次ぎました。内容以前の問題として、個人的に気になっているのは決定が新聞週間(10/15〜21)のあいだに下されたというところ。
読売記者の取材源秘匿 証言拒絶認める 最高裁(10/17 イザ!)
取材源秘匿広く認める/共同記者の証言拒絶で(10/20 四国新聞)

決定がマスコミに利用されることは裁判所も当然予想できたはず。「おかしいぞ!(中略)裁判所」キャンペーンとは直接関係ないかもしれないけど、何か裏で力が働いているようで気持ち悪いですね。

(*3)事件発覚のきっかけとなった容疑者は元警察官だったとのこと。
あいりん地区住基カード不正、容疑者は失跡中の元福岡県警巡査長(12/12 読売)
 大阪市西成区のあいりん地区の44平方メートルの宅地に約3300人が住民登録している問題で、この宅地を住所地とする別人になりすまし、住民基本台帳カードなどを不正取得したとして、有印私文書偽造容疑などで京都府警に逮捕された契約社員瀬戸浩二容疑者(33)が、失跡中の福岡県警の元警察官だったことがわかった。

 動機について瀬戸容疑者は「別人になって新たな生活がしたかった」と供述。妻子がありながら、別人になりすまして結婚し、就職までしていた。

 調べでは、瀬戸容疑者は県警銃器対策課の巡査長だった2003年8月、妻子を残したまま福岡県内の自宅を出て失跡。その後、音信不通となり、生死さえ分からなくなっていた。県警は同年10月、長期の無断欠勤を理由に分限免職処分にしていた。

何やっとんねん(怒
「ほら警察組織は失踪したくなるほど酷いんですよー」みたく「おかしいぞ!警察(後略)」のプロパガンダに利用されなきゃいいんですが。