民主党候補に「特異現象」 「マスコミ出身者」20人超える(7/15 J-CAST)
480ある議席を争う衆院選で、注目点のひとつが、その「出自」。各候補者が公開しているプロフィールを見ていくと、意外なことが明らかになった。自民党は、地方議会議員や官僚の出身者が多いのに対し、民主党は、マスコミ出身者の多さが際だっているのだ。

年金問題で脚光を浴びた長妻昭氏(東京7区)が、日経BP社の「日経ビジネス」出身なのは有名だが、郡和子氏(宮城1区、東北放送出身)、小宮山洋子氏(東京6区、NHK出身)など、放送局の正社員ではないラジオのパーソナリティーなどを含めると、少なくとも23人がマスコミ出身者。宮崎岳志氏(群馬1区、上毛新聞出身)や長島一由氏(神奈川4区、フジテレビ出身)、加藤学氏(長野5区、NHK出身)など、新人候補者も多く、それ以外の候補者の出身母体も、産経新聞、読売新聞、テレビ朝日など幅広い。

2ちゃんねるなどではずっと前から指摘されてた話ですけどね。さすが2chからネタを盗んで「Jカス」と嘲笑されるだけのことはある(毒
ところで候補者として近藤昭一(中日新聞出身)や矢崎公二(変態新聞)の実名を挙げなかったのはわざとですか? 近藤といえば朝鮮総連系企業からの献金で有名です。マスコミの追及は甘かったけど。

J-CAST記事の続き。
民主党候補のマスコミ出身者の比率が際だっている背景について、早稲田大学大学院客員教授で日本インターネット新聞社社長の竹内謙さんは、党と候補者の利害が一致しているという点に着目する。

「民主党に追い風が吹いているのは間違いないのですが、地方の状況をきちんとみると、組織に基礎がないことが分かります。そこで、党としては、どうしても『風を受けられる人』を探したくなる。一方、候補者の側からすれば、自民党は組織政党なので、若い人は公認を取りにくい。その結果、メディアに露出していて知名度があったり、伝えるスキルを身に付けていて、票が集まりやすいマスコミ出身者の民主党候補者が多くなるのだと思います」

違うな。一言で言えば「マスゴミとの癒着」でしょ?
地方レベルでは既に民主党が推薦した「毎日放送出身の大阪市長」「西日本新聞出身の福岡市長」がいるように先行しています。当選後何をやってるのか極めて影が薄いし、お得意の「マニフェスト」の達成度合いも全然伝わってきませんが(毒

民主党がマスコミの利権のために働く
    ↓  ↑  ↓  ↑
マスコミは民主翼賛報道で支援し不利益な内容は伝えない


ということ。「自民党だって〜」みたいなせこい反論もあるようですが、実績を議論しなきゃ意味がないですね。マスコミにとっての「貢献度」=第三者からみた「癒着度」では民主党一辺倒だということを、まとめをかねて実例を挙げていきます。

【放送】
2007年11月11日 業界と民主党の抵抗で放送法改正骨抜き
民主党のいうとおり「業界の自主的取り組み」に配慮したらこのざまです。
痛いテレビ:BPO「TBSのやらせは問題ない、処分した総務省は問題」(7/17)
不二家問題のときといい、BPOはTBSに何か借りでもあるんでしょうか?
BPO委員の立教大教授・服部孝章は民主党“小沢擁護”委員でもありましたね。

これもひどい。
今日の韓流通信 Act.III【民主党】原口一博「民主党政権で電波料を下げます」〜テレビで利益誘導公言
いやいや、マスゴミが大好きな(毒)「国際水準」からしたら現状でも激安なんですけど。
2008年03月02日 民放キー局でも3億円!安すぎる放送局の電波利用料

電波利権では、フジテレビ系岩手めんこいテレビ開設をめぐる「当初、本社を小沢一郎の地元・水沢に誘致」「小沢側は産経新聞の拡販に協力」「見返りに献金受領」という癒着を紹介済み。
テレビ朝日の系列局開設でも利権があったといいます。
多度津併合:「朝日の4局目をつくってもいいよ」、「電波利権」翌93年3月2日マルチ小沢君。―『岩手めんこいテレビ』【架空株主】疑惑に続いて
 95年6月、「岩手朝日テレビ」はようやく予備免許を付与された。
会社設立は7月21日。社長に就任したのは
小沢後援会「けやきの会」会長で、地元の大手建設会社・高弥建設社長
(当時)の望月茂(84歳)だった。

望月は11月9日、自宅を訪ねた私にこう語った。
「テレビのテの字もわからないのに、(「岩手朝日テレビ」の)社長になった。
当時、私は地元の顔だったから、スポンサーが欲しかったんだろう。
私が声をかけたらソッポを向く人はいなかったからな」

 小沢は岩手で二つのテレビ局に隠然たる支配権を持ち、
それが「小沢王国」を強固にする基盤になったといってもいいだろう。
 一方、朝日新聞は地方テレビ局を作るために、小沢に大きな借りを作った。

小沢が西松事件で代表を辞任しながら「代表代行」(失笑)に居座り、変わったことといえば「記者会見をしなくてよくなった」ことだけという茶番を批判できないわけです。
候補者の大半は小沢が代表のときに決まってますから、仲間をたくさん選んでくれた「恩人」小沢を完全に失脚させるわけにはいかなかったということなのでは?

【新聞】
新聞特殊指定廃止に反対する「新聞と『知る権利』議員懇談会」(発起人代表・山岡賢次副代表)を作って活動。そして差別発言・政治資金不正・日銀人事介入・マルチ商法擁護山岡関係会社による舛添厚労相の論文盗用と「疑惑のスーパーマーケット」状態なのにマスコミの追及は大甘です。普通ならスキャンダル一つで役職辞任は必至でしょう。

同種の団体は自民・公明にもあったものの、党の幹部が関与したのは民主党ぐらいです。この議員懇談会の顧問は鳩山由紀夫でしたが、もともと鳩山家とナベツネとの親密な関係が裏にあるようです。
木走日記:無垢な世論と胡散臭い読売を味方にした鳩山邦夫氏は手強いぞ
3月7日、鳩山一郎元首相の没後50年の会で挨拶した渡辺はこうも語っている。
「いつかは鳩山兄弟(由紀夫民主党代表、邦夫氏)二人で手を握って安定政権を作ってほしい」
 渡辺の政治記者としての初仕事は、初代自民党総裁の鳩山一郎の番記者だった。秘書の石橋義夫(現・共立女子学園理事長)とともに、鳩山兄弟の「馬」になって音羽の庭で這いつくばったほど鳩山家と親しいのだ。
(後略)
週刊朝日6月26日号『鳩山邦夫総務相”罷免”の内幕』記事 P19より抜粋

だから鳩山の「故人献金」疑惑追及も手緩いわけですか。松岡・赤城農水相のときとはえらい違いですね!

さらに特殊指定の見直し作業に踏み切った当時の公正取引委員会事務総長・上杉秋則氏が、本人の過失ではないのに弁護士を詐称したとして公取委員への就任を潰したのも民主党でした。

ほかにも岡田克也の弟・高田昌也が東京新聞政治部のお偉いさんなのは有名な話。それで岡田代表下での前回総選挙で「最初に言い出した民主党だけにプラスに終わって広がりがないのでないか」(東京新聞・金井辰樹)という自覚がありながら、マニフェスト宣伝に走ったとも考えられます。

加えて民主党「新聞と『知る権利』議員懇談会」事務局長で「犯罪被害者の実名発表」で業界の言いなりだった枝野幸男は、談合で摘発された部落解放同盟系ゼネコン「三ツ和総合建設業協同組合」から献金を受け取ってもスルーだったり、
「メディア規制」反対集会で筑紫哲也や西山太吉ほか一名と同席した細野豪志は「筑紫と特別な関係か」「不倫旅行で議員パス使用疑惑」(いずれも本人否定だけで追及終了)「永田メール事件で党役職辞任を表明したのに居直り」と有権者の大顰蹙を買いながら、マスコミでは優遇されたりとか。
2006年04月17日 個人情報と政官業(上)細野豪志は腹を切れ!

【出版】
童話作家で民主党議員(当時)の肥田美代子が中心となって文字・活字文化振興法(他称「ひだ法案」?!)を制定しました。
まあ実質全会一致でしたが、落選後すぐ同法の推進機関として設立された財団「活字文化推進機構」理事長に就く厚顔無恥ぶりはどうよ? 仮に農水族議員が食育関係の法案を自分で作って、落選したあと関連団体に天下ろうものなら猛バッシングは必至ですよね?

その活字文化推進機構では、逮捕された元漢字検定協会副理事長の大久保浩も理事に名を連ねていましたがなぜか黙殺。そして漢検が民主党の福山哲郎・前原誠司らに献金していたことも、なぜかほとんど報道されません。
漢検ファミリー企業から献金/民主・前原副代表ら返還へ(5/3 赤旗)
 本紙が調べた政治資金収支報告書によると、二○○七年までに、大久保浩前副理事長が代表を務める情報処理会社「日本統計事務センター」から、前原副代表が支部長を務める民主党京都府第二区総支部に計百二十二万円、福山議員が支部長の同府参院選挙区第二総支部に計約五百二十万円、松井議員が支部長の同選挙区第三総支部に五十万円の献金がありました。

さらにはリクルート出身の候補者が複数いたりとか、反対に元民主党議員の島聡がヤフーに転職という事例もありますね。政界と経済界を行き来する現象ってアメリカで「回転ドア」とかいうんでしたっけ?(うろおぼえ

こうした民主とマスコミのもたれ合いの先に「破綻状態のマスコミの公的救済」を予想することもそう困難ではないでしょう。
文字・活字文化振興法に伴う施策として再販制度維持とともに制定当時、「出版業界への財政支援・優遇税制」という声もありました。
小沢に縋ったりして苦心して開設した地方のテレビ局も、地デジ負担で青息吐息のようですし。

フランスやアメリカでは政府が新聞保護に乗り出した、というニュースをしきりに流すのもその「地ならし」かもしれません。
18歳に新聞1年間無料配布 サルコジ仏大統領が支援策(1/24 産経)
新聞社救済法案を提出 非営利団体扱いにと米議員(3/25 産経)
米新聞社に「救済論」浮上 議会や地方政府、優遇税制など検討(6/9 日経)
マスコミ上で「将来性も競争力もない企業を公的資金で救済するな!」と威勢のいいエコノミストの皆さんは、当然腐ったマスコミの救済にも反対してもらいたいものですね(毒
<7/24 更新>
まあJカスの記事はこっちよりはマシかな。
民主党が政権を取ったら一番困るのは誰だ? 記者クラブで安穏とするマスコミか(7/14 PJニュース)
そりゃ記者クラブは廃止すべきだろうけど、本音は「フリーの僕も記者会見に出られるよー\(^o^)/」というだけなんじゃないの? じゃあなぜ今、参考人招致から逃げた鳩山を会見でしどろもどろにするぐらい疑惑を糺さないわけ?
いくら記者クラブを廃止したって、田中康夫みたいに脱ダム馬鹿・五十嵐敬喜菅直人とも親密)などを重用する「側近政治」に堕したら最悪なんですけど。

余談ですが
PJニュース・小田光康(元共同通信、ロイターほか)
J-CAST社長・蜷川真夫(元AERA編集長)
JANJAN運営会社社長・竹内謙(朝日新聞出身、元鎌倉市長)←J-CAST記事はなぜか明記せず
オーマイニュース編集長・鳥越俊太郎(変態新聞出身)から元木昌彦(元週刊現代編集長)→すでに破綻

など、「ネットジャーナリスト」にマスコミ出身者が多い「特異現象」の理由についても説明してもらいたいものです。
ネットニュースといえども、既存マスコミと全く関係のないよそ者は排除される「ムラ社会の論理」があるからでは?と私は睨んでますが。

<8/29 追記>
毎日新聞が「新聞に公的資金500億よこせ」とかいう記事を載せたそうです。
苦境の新聞に公的支援を」 毎日の識者コメントに異論(8/26 J-CAST)
私が予想したとおりですが、何か?

再販制度・特殊指定、記者クラブによる情報独占、テレビ局との系列化など世界中で日本の新聞ほど過保護な業界はないでしょう。
「年500億円」の根拠はどこにあるのか、共同通信出身耄碌ジジイ・原寿雄(84)が新聞社の経営実態について何を知っているのか問い質したいものです。

そういえば毎日新聞社の08年度の連結最終損益は12億円の赤字だったのに、新聞報道はありませんでした。これが「公共的な情報をいち早く豊富に安価で提供してきた」とか嘯く新聞の実態なわけですね(嘲笑