マスコミ不信日記

オーウェルが描いた、じょじょに「ある言葉」が使えなくなり、言論の自由が奪われ、魂が管理されていく、静かで不気味な全体主義の近未来は、支那や北朝鮮よりむしろ現在の日本の姿そのものではないだろうか?
──西村幸祐「『1Q84』ではなく『一九八四』の世界を迎えた日本」〜『メディア症候群』より

田中康夫

筑紫哲也と阪神大震災と田中康夫(コピペ)

まずはこちらの本から、178〜181頁。
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キャスター・筑紫哲也氏のこと

その青年は両親の遺骨を拾っていた。自分が生まれ育った土地で。地震発生から数日後のことだ。悪夢のような火災は既に消え、とは言うものの、未だ木材や鉄骨の焼け焦げた臭いは周囲に強く漂っていた。

すると、TVカメラを担いだ一群が近付いて来る。そうして、断りの言葉もなく彼を撮影し始める。最初は耐えていた。が、様々な思いが去来する。生き埋めとなった両親を救い出す前に建物は火に包まれたのだった。堪え切れなくなって、叫んだ。「やめて下さい」。

「判りました」とカメラのレンズが外される。だが、彼は知っていた。依然、カメラが回り続けていることを。更に奥にレンズが装着されている構造のTVカメラだと見抜いていた。

「やめてくれ」と立ち上がりながら、先程よりも語気鋭く叫んだ。ようやっと、ビデオテープは停止した。そこで初めて気付いた。ニュース番組でキャスターを務める人物も立っていたことに。「話を聞かせて貰えますか?」と尋ねられて、彼は拒んだ。「とてもそんな気持ちにはなれませんので」と。

オンエアされないものだとばかり思っていた。なのに、違った。彼の表情を余す所なく……。この話を聞いて、僕は哀しかった。地震直後の逃げ惑う一人一人に許可を得ることなく撮影するのとは、訳が違う。繰り返すが、地震発生から数日後のことだ。声を掛けた上で撮影するのが大前提ではあるまいか。

そうした最低限の礼節すら見せてくれなかったから、彼は二度にわたって異議申し立てを行なったのだ。それに応じて、ビデオテープは停められた。ならば、お蔵入りさせるのが狢膺佑量鸞瓩世隼廚Α〈ジャーナリストとして如何なものか〉
と僕は当時連載していた「神なき国のガリパー」なる社会時評に押いて慨嘆した。(本書では「四人への手紙」の章に収録)

数日後、キャスターの命を受けたという男性が、青年の許へと現われた。合同慰露並祭の会場までやって来て、探し出したのだった。

「田中某の書いた文章に誤りがあったら、言って下さい」。彼は答えた。「いいえ、ありません」と。この話も聞いて、更に僕は哀しくなった。

が、最も哀しかったのは、件のキャスターは僕にとって、犹嫋↓瓩謀たる人物だったことだ。一〇年前、「朝日ジャーナル」の編集長だった彼は僕に「ファディッシュ考現学」なる社会時評の連載を与えてくれた。今回の未曾有の混乱の中で、ふと彼も間違ってしまったのだろうか? けれども、今でも密かに師と仰ぐ僕は、矢張り哀しいのだ。

二月末、僕の事務所に電話があった。「FAXで手紙をお送りしたいと申しておりまして」。スタッフが番号をお伝えした。が、キャスター・筑紫哲也氏からの僕宛ての私信は、その後、何か月も経つのに未だ到着していない。

〔付記〕 二年近く経つ現在も、故障している訳でもないのに、何故かFAXは到着しない。のみならず、パーティー等で少なくとも三回は邂逅しているが、先方は決まって親し気に「ヤア」と片手を挙げる。往時、沖縄特派員でもあった元新聞記者の彼は、政治家同様に日本では「ジャーナリスト」も、過去に盲目となる人こそが望ましい、とドイツのワイツゼッカー元大統領が聞いたら真っ青の珍説を、自ら具現化してくれている。因みに毎回、彼との間に会話は成立せぬ儘、終わっている。


「神なき国のガリバー」はSPA!の連載でしたが、同誌で現在も続いている田中康夫の日記に筑紫哲也死去の話題はでてきてませんね。
WEB SPA!|田中康夫の東京ペログリ日記リターンズ
「神戸震災日記」の後も両者が会う機会はあったようですが。
2004年6月5日(土)「別府市。第11期を迎えた自由の森大学で講演。「この国の行方と地域再生」と題し、福岡政行氏の司会で、同大学学長の筑紫哲也氏らと座談。」
2004年7月11日(日)「TBS。筑紫哲也氏の進行で参院選開票速報番組に出演。」

過去のエントリでも取り上げているように私は田中康夫を信用してません。いくら報道を批判したところで、自分だって同じマスコミ報道によって偶像化されて今の地位に就けたんだろ、と。
「ジャーナリストの役割は権力監視」といいながら「県知事」「政党党首」「国会議員」である田中と馴れ合い、監視なんてまったくしてこなかった屑ジャーナリストども―勝谷誠彦とか、噂の真相の岡留安則とかが典型ですね―が多すぎる。

それでもなお、今回の論点では田中に同意せざるを得ない。
というのも筑紫の反論があまりにも拙劣で無様だったからです(200〜202頁)。
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自分自身について言われることには一切弁明しないことにし、その後には地下鉄サリン事件が起きて、そのひまもなかったが、何を言われようと、結局は取材現場でどんな仕事をし、どんな人間関係を作り、そこで産み出されたものを視聴者がどう受け止めるかが全てだという思いが私にはあった。ただ、テレビ批判の常として、自分はそれを観ていない伝聞に基づいて何かを言い、書く人が多いことまでは防ぎようがない。

震災直後、焼け野原のような現場を歩いて話を開き続けていた私と取材チームは、そこで両親を失ったばかりの人と出会った。そんな悲痛な状況とわかって近付いたわけではない私たちに向かって、その人は「カメラは止めて下さい。止めた上なら話をする」と言った。私たちはその通りにし、オフカメラで聞いた話を私がスタジオでフォローした。その日の放送を観た視聴者は、現場の映像が途中で止まり、その後の説明を私がするのを闘いたはずである。ところが、これがどう曲がって伝わったのか、私が当人の制止をふり切って撮影を強行したと非難するコラムを書いた作家がいた。おそらく放送は観ていなかったのだろうが、粘着気質なことで知られるこの作家は以来、未だにそのことにこだわっていろいろ書き続けているらしい(私は読んでいないが)。

そんなことよりも、
マスメディアの一角に身を置いた者としての私の自己批判は、要約すれば、マスにとらわれるあまりミニへの視点が欠けていたことである。しかも、神戸のような場合、ミニそのものが単なる少数ではなかぅたために、従来から内包していた視点の欠落が大きく露呈された。マスメディアは外部のマスに向かって「こんな大事件が起きていますよ」と伝えておればよいと思い込みがちだが、その手段、道具にされた当事者(相対的ミニ)たちにとっては、そんな大局的情報ではなく、必要なのは「いつ、どこで水や食糧が手に入るか」などの生活情報だった。そういう「民」の視点を欠きがちなメディアのなかで健闘した地元メディアもあったが、個人として私が敬服し、教えられ、助けられもしたのは黒田清氏の姿勢だった。新聞記者出身の黒田氏は大学ノートを拡げながら、文字通り地べたに坐って被災者と同じ目線で聞き書きを統けた。

震災報道の記憶は、今や故人となったこの人の姿と分かちがたく私の心のなかに刻まれている。


詭弁というのはこういうものだというお手本みたいな文章ですね(毒
「番組をみていない奴が批判している」と論難しながら、本人は田中の文章を読まずに批判するという頭の悪さは救いようがない。誰か周囲に「おかしいですよ」と忠告する奴はいなかったのか。

「当初は両親を失った人とは知らなかった」からその部分の撮影は放送して構わないというのも、わけのわからない理屈です。マスコミ業界ではそれが常識な訳ですか? にしてはこの一件で「田中康夫の言ってることは間違ってる」と筑紫以外のジャーナリストが反論したという話も聞きませんけど。

黒田清のことなんか誰も聞いてないし、「生活情報」をいかに伝えるかについては筑紫の言い訳にもならないたわごとより田中の実体験のほうが有用だと思いますね。

あと、筑紫哲也と阪神大震災といえば有名なのが「温泉町」発言です。

筑紫はこれについても、さきほどの文章の前でデタラメな弁明と論点そらしに終始しています。
<12/11 更新>続きを読む

続・田中康夫の暴走、民主党の迷走

田中康夫の暴走、民主党の迷走の続編。

1.長野県知事選挙は田中の完敗に終わりました。
無手勝流社会観察日記 Reloaded: 田中後をどうするべきかが重要
「改革」なる文言をパフォーマンスの道具に使って、
それを支持の源泉につなげてきた田中康夫。

しかし、その手法は時を経て陳腐化し、
また、旧弊の打破ばかりをアピールする手法は、
そこからの創造を喚起するまでに至らず、
そうしたやり方が、結局は長野県民に飽きられてしまった。

それなのに、田中はそのことに気づかなかった。
いや、気づいていたとしても、手法を変えることはできなかった。
それ以外の手法を知らなかったからだ。

かくしてそんな田中康夫の執り行う長野県政に、
県民は「NO」を突きつけた。それだけの話である。

まあ、これでよかったんじゃないでしょうか。

2.しかし民主党は赤っ恥でしたね。小沢だけでなく鳩山も田中支持を表明してたそうで。
長野知事選 民主小沢代表と鳩山幹事長、田中氏を支持(8/5 朝日)
影響避け政党出遅れ 長野知事選(8/7 朝日)
 一方、終盤の自民党の動きに危機感を募らせた民主党は、4日になって小沢代表と鳩山由紀夫幹事長が田中氏支持を表明。「村井さんは基本的に自民党だ」(小沢氏)と、ようやく「反自民」の姿勢を鮮明にしたが、時すでに遅かった。

 同党県連は1月、田中県政批判の見解をまとめ、対立候補の擁立を模索したが、勝算が立たないことを懸念した執行部が反対。「相乗り禁止」方針もあって自主投票の道を選んだ。

 鳩山氏は6日夜、都内で記者団に「厳しい審判は厳粛に受け止めなければいけない。田中氏を推薦していれば勝っていた。しかし、無理やり推薦して勝っても県連としこりが残った」と語り、ジレンマを隠さなかった。

選挙:長野県知事選 村井氏当選 「選挙の小沢」、微妙な影? 民主党内に波紋(8/8 毎日)
 「ついに負けたか」。6日夜、田中氏落選を聞いた党幹部は思わず漏らした。選対幹部は「口で言っただけで主体的にかかわっていない。負けたことにならない」と影響を否定するが、別の党幹部は「(田中支持の)発言で有権者を動かそうとしてメッセージを送ったが、予測を誤った」と小沢氏の戦略ミスを認める。ベテラン議員は「代表1人が勝手にやって、負けていてはたまらない」と苦言を呈した。

 小沢氏は9月の代表選での再選を確実にしているが、それも来夏の参院選を小沢氏の下で戦えば勝てるという見通しからだ。党内の反応は強い期待の裏返しとも言える。

 党内ではただ、田中氏が新党日本の代表でもあるため、小沢氏の支持表明を来夏の参院選に向けた布石とする見方もある。ベテラン参院議員は「厳しい情勢でエールを送った。『今後よろしく』という小沢流の新党日本への呼びかけだ」と語った。【須藤孝】

いくらマスコミが糊塗したところで、どうみても「空気の読めない民主党」を露呈しただけなんですが。
小沢民主のやってることなんて茨城歯科医師会に民主支部とか自民の造反組が民主党入りとか、カネと数と力優先の旧態依然の工作ばかり。こんなことも言ってますが、裏で何やってるか分かったものじゃないですね。
田中氏との今後「話していない」 小沢氏 参院選で(8/9 信濃毎日)
田中も負けた後もっと減らず口を叩くと思ったんですが、案外おとなしい。それも国政進出を企んでのことだったりして。
田中県政追撃コラム&取材メモ:村井仁氏にも負けた田中康夫を拾う民主党に政権は取れるのか?

もう民主党はネタ提供政党として細々と生き残ってくれればいいです。最近ではこれが面白かった。
痛いニュース:民主党のイメージポスター発表
元ネタよりパロディのほうがクオリティが高いってどういうことよw

3.選挙中よりも選挙後のほうがマスコミ報道も賑わった感じです。ネット上でもいろいろ議論がでて勉強になりました。
Espresso Diary@信州松本:田中バブル崩壊の現場から。
東京のキー局や週刊誌は、田中康夫の落選に驚き、そして対応に追われることでしょう。夕方には、ある週刊誌の記者から私のところに電話があったんですが、「どうして田中さんがダメなんですか?」と半ば驚いたような声で質問してきました。今回の知事選は、マスコミとクチコミとの戦いだったと言えます。いかにもありがちな「田中康夫=無党派市民層を代表する改革派」という神話を、もう長野県民は信じなくなった。遊説では若者の間から、帰れ!コールが沸き起こった場所もあるほどです。東京発の情報ばかりを信じている人には「村井仁の当選=旧勢力への後戻り」と見えると思いますが、実際にはマスコミを利用した巨大な詐欺事件が解決したような雰囲気が地元にはあります。

大石英司の代替空港:情けない人々
プロが、投げ出すようなコメントを出しちゃ失格ですね。それに、無責任の極致は、自分が与党の懐にいる間は、ただヨイショするだけで、いざ下野した途端に、俺は知らん、てのは、少なくともこの人〔勝谷誠彦〕は長野県民じゃ無いってことだよね。俺なんか県民でも無いのに6年間付き合ったのに、たかだか田中が下野した程度のことで、中世の闇に戻りゃ良いよ、なんて無責任な態度を取るんなら、最初から田中の太鼓持ちなんかやるなよ。こいつの目的は、単に田中の側近として美味しい思いをすることで、別に長野県のことなんざどうでも良かったということじゃん。

泥酔論説委員の日経の読み方:田中離れ招いた地域経済の地盤沈下
財政再建団体転落と言われた県財政は好転したのか、今回対抗馬に一時擬せられた猪瀬直樹氏も、あれは県の貯金である基金を取り崩して帳尻を合わしていただけと喝破しているように、県庁が発表している「成果」と呼ばれるデータを精査してみる必要がありそうですが、日経をはじめジャーナリズムがこれをやった形跡はありません。
この他、東京世田谷にある田中氏の自宅抵当権が知事在任中に抹消されたことについて、彼は説明責任を果たしていないなど、功績どころか疑惑に何一つ答えてこなかった6年間だったんですね。
どう贔屓目に見ても、功罪半ばしたなぞという県政じゃないにも関わらず、日経はこういう見識しか持てないのです。

そういえば田中の退職金も五千万を超えるそうで、まことに結構な身分ですねぇ。
知事退職金変わらぬ高額なぜ?(8/5 東京)

4.田中落選の波紋とか。
"3選態度決定影響なし" 田中康夫氏落選で片山知事(8/8 日本海新聞)
片山だってトップダウンではないかと。
改革派の足元で:増田知事の12年/1 現実主義2 行政評価制度3 お役所体質(8/8〜 毎日)
パフォーマンス先行という共通項。増田の盟友・北川正恭も水谷建設疑惑で名前が挙がった以降表に出てきませんね。北川が早稲田なら自分は慶応、とばかり二匹目のドジョウを狙った浅野史郎もぱっとせず、彼ら「改革派知事」に推されて全国知事会長になった梶原拓は知事在任中の裏金問題でがけっぷち。
浅野史郎WEBサイト『夢らいん』:全国知事会 「闘う」姿勢身に付く
梶原前岐阜知事 裏金借りていた 700万円は未返済(8/9 読売)

ベタな例えですけど、見た目は環境に優しそうでも実際は鋼鉄やコンクリで補強しないと使いものにならない木製ガードレールの如く、見掛け倒しの地方改革の偽装が各地で終わりを迎えつつあるということなのかもしれません。

彼らを持て囃した市民オンブズマンの罪も重いですね。
市民オンブズマンを疑ってみるテスト
<8/12 更新>

田中康夫の暴走、民主党の迷走

1.こんどの日曜日に投票の長野県知事選ですが、激しい競り合いのようです。
大石英司の代替空港:御難続きの子供たち
この状況では、無党派は結局はタレントに靡く傾向が強いので、やはり田中有利な状況で推移するんでしょう。ここで取られる戦法は、田中の選対としては、ろくにメディア露出が計れない状況下で拮抗をキープできたことで、このまま「田中隠し」で投票日まで突っ走り、口を滑らせて失点させないことが第1ですね。逆に村井派の、田中県政下でこんだけ防災予算が削られました、みたいなキャンペーンはどうかと思う。ただ、ドタバタで擁立されたにしては、村井さんは、五分の勝負に持ち込んだわけで、十分頑張りましたよ。

豪雨災害でそれどころじゃないのかもしれませんが、確かに田中のメディア露出が少ないですね。一時「田中知事の生みの親」茅野實氏との確執で賑わいましたが。
【直撃】田中康夫「生みの親に痛烈批判された【独善】体質」(FRIDAY)
康夫知事、庶民に夢を与えた…長野県知事選20日告示田中知事はファシズム体制の独裁者」茅野氏、責任持って落とす…長野県知事選(7/20 報知)
「選挙で誰を推そうと、その『責任を取れ』というのは憲法違反です」(茅野)という開き直りもどうかと思いますけど。

私の関心は専らマスコミとの関係にあります。発言メモ捏造事件で「借り」を作った朝日新聞は田中批判をできないだろうな、とか。
「メディアの役割は権力監視」といいながら、長野県知事という権力(ヒラの国会議員なんて足下にも及ばない)は全く批判できないマスコミ業界人が結構いる。今回もそういう奴を晒し上げようと思ってたんですがちょっと期待外れ。
こちらの分析が面白かったんですけど、何が許せなかったのかコメント欄で必死になってる人たちがいますね。
Espresso Diary@信州松本:勝谷誠彦や日垣隆が伝えない長野県の知事選挙。

2.こういうグダグダな展開になったのも民主党が悪い(決め付け
長野知事選 民主、独自候補を断念(7/11 朝日)
 02年知事選では支持層の7割近くが田中知事に投票した民主党だが、県議たちは自民同様、人事や予算案で知事と対立してきた。県連は今年1月、「県民の信頼が大きく揺らいでいる」と田中県政を批判。羽田孜元首相の長男で参院議員の羽田雄一郎氏を擁立し、自民に支援させるシナリオを描いた。

 しかし、来夏の参院選で議席増を狙う党本部は現職国会議員の擁立に難色。6月21日、羽田父子のパーティーで、鳩山由紀夫幹事長は県連に対し「長野が大事なのはよくわかるが、常に国政のど真ん中でがんばって頂きたい」とクギを刺した。

 相前後して村井氏擁立の動きが急展開する。同27日、村井氏本人に公式の出馬要請をしたのは、民主党を支持する連合長野の近藤光会長だった。

 結局、民主党県連は「ここで雄一郎氏を立てると反田中票が割れ、勝てない」(幹部)と擁立を断念。小沢一郎代表による「相乗り禁止令」で村井氏支持もできず、ジレンマに陥った。

2003年の衆院選で、菅政権の「閣僚名簿」に田中が入っていたのが遠い昔のことのようです。

中央政界で対立しながら地方で馴れ合いというのはおかしいので、相乗り禁止はいいと思います。しかし不戦敗では政党の存在意義がありません。
香川県でも自主投票なのでそうで。
相乗り禁止で波紋、県知事選は自主投票(四国新聞)
小沢の脳内では参院選>地方選挙なんでしょう。「参院選で勝てば政権交代」と壊れた機械のように繰り返してるし。
だいたい2004年の参院選だって民主党が比例第一党でマスコミは「民意は政権交代!」などとわめいていたわけですが、その後の惨状は言わずもがな。
まあ、動けば動くほどボロが出るのでせいぜい海釣りでも楽しんで下さい。つか国民を馬鹿にしすぎだろ!

3.そんな民主は放置しといて田中康夫です。いちおう
脱記者クラブ宣言
・部落解放同盟批判:[PDF] 知事と部落解放同盟長野県連合会との懇談会記録
・地上デジタル批判:地上デジタルテレビ放送の問題点について、長野県はこう考えます
は評価してもいいかな。あくまで県外からの評価で、県民にとってはもっと重要な問題はたくさんあるのでしょうが…
つまりは「同和・マスコミ・ヤクザ担当」としては有能だけど知事の器じゃない。一般の企業でいえば総務部長の役割ですね。

裏を返せば他に何やってたのかさっぱり見えません。以前は石原都知事をカワードだなんだとバカにしてたのが支持に転じた無節操さとか、新党日本ってまだあったんだっけ?とか。

ちょっと気になったのは、チョコレートメーカー「ゴディバ」から県職員に採用された人が亡くなっていたこと。最近知りました。
訃報:今橋里枝さん 45歳 死去=商工部参事 /長野(5/8 毎日)
 ◇任期付き職員として企業から県へ 「赤カブ酢」などの開発に尽力
県議会:森田議員、今橋さんのメール公表 /長野(7/1 毎日)<全文は末尾へ>
転身のときは結構マスコミで報道されたと思うんですが、王滝村への「研修」や死去のニュースはあまり見かけなかったと思います。
長野県の任期付き職員〜その悲惨な末路 重いです。
なんか「下放」とかポルポトの農村強制移住とかを想起しました、とかいったら支持者から怒られるんだろうなー。

まあどういう結果でも、「長野県が出したゴミは長野県内で処理してください」としか言えないですね。

<8/5追記>
選挙戦終盤になって小沢一郎がこんなことを言い出しました。
長野知事選で小沢代表「田中氏に勝ってほしい」
勝ち目がなければこんなことは言い出さないのでしょうが、なんともぶざまですね。
民主信者のマスコミはそれでも小沢を褒めそやすのでしょうか。続きを読む

宮崎学が企む「ムネオ・ヤスオ連合」(ネタ)

miyazaki11.宮崎学といえば最近は『同和利権の真相』がらみで寺園敦史氏に名誉毀損訴訟を起こされて賠償命令を受けたり、
宮崎学と同和解放同盟 名誉毀損で別冊宝島ライターに敗訴(5/19 Birth of Blues)
例の朝日新聞「NHK問題」捏造事件に一枚噛んできたりしてきましたが、
取材テープは存在した!緊急集会から読み解く真相(8/14 JANJAN)
そういえば田中康夫と仲良しだったけど今回の総選挙ではどう振舞うのだろう、と思って宮崎学公式サイトを覗いてみました。

ちなみに、宮崎は2001年の参院選に「新党自由と希望」から出馬して惨敗してますね。左の画像はそのときのポスター(NANAO PAGEより)

2.なぜか8/27で連載コラムが唐突に終わったみたいです。
1000日間の総括(本音のコラム最終回・8/25付)
私は、日本という国を捨てて生きてゆく方途を検討するに至りました。まもなく見いだせるものと思います。六十年生きてきて、結局絶望しかなかったというみっともないことと相成りました。

どうしたんでしょうか、随分元気がないですね。

miyazaki2その一方で、最近は鈴木宗男と会って意気投合しているようです。
鈴木宗男との対談は大いに盛り上がった〜「郵政民営化法案」参院自民党の造反に注目せよ!〜(7/21)
旧サイトを検索してみたら、ムネオ疑惑の当初から結構同情的だったようですね。
鈴木宗男証人喚問のあほらしさについて(02/03/11)
「カネまみれの民主主義」を切ったら「清潔なファシズム」の出番になるだけやで(02/03/13)
鈴木ムネオ逮捕を嗤う(02/07/04)
まあ、反小泉・反官僚・反検察というスタンスでは首尾一貫しているということになるでしょうか。

3.ということは宮崎学を介して新党日本と新党大地が結びつくのだ!と妄想してみました。宮崎にそんなカネと力があるのかどうか全然知りませんけどね(参院選で名前を使わせてもらったお礼に田中を応援するのかと思ったら、そうでもなさそうだし)。

#でもいま売ってるサンデー毎日なんて、ただ自民と公明以外の政党を並べて「『反小泉』包囲網狒乾船磧璽反洵瓠廚箸いってますが、あれだって“チラシの裏”レベルじゃないですか? とりあえず共産党は絶対ほかと共闘しなさそうだし(国会で民主が審議拒否したときにも共産は結構出席してた気が)、全然「網」になってないだろうと。

田中知事の情報隠蔽、部下が重大証言

遅くなってしまいましたが、田中知事の公文書隠蔽を裏付ける重大な証言が長野県議会でありました。
「知事から調整指示」と県幹部が証言(朝日新聞 2/15)
 両氏によると、報道機関から情報公開請求が出された03年10月当時、知事の後援会幹部が下水道課の職員らに「働きかけ」をしたことを記録した文書は、下水道課内で回覧だった。課内では「公文書にあたるため公開するべきだ」との意見が強く、田附課長は知事にメールで相談。知事は10月9日、そのメールを岡部参事に転送したうえで知事室に呼び、「出さない方向で調整してくれ」と指示したという。
----中略----
 この日の証言で、岡部氏は「(極秘の)住基ネット侵入実験を行うとき、非常に大きな問題になると思った。でも知事からは『ともに獄中記を書きましょう。あなたを守ります』と言われた。それを信じて一切を無視してやってきた。踏みにじられて、痛みを感じながら実行した者は忘れない。自らの手を汚さず痛みを感じずに命令しただけの者は記憶からおのずと消えていくのではないかと思う」と話した。

痛烈ですね!この勇気ある内部告発を無視するマスコミは失格ですね。
某NHKの豚みたいに、泣きながら証言すればすぐ本当だと信じ込むみたいですが(呆)
裸の権力者・田中に連載を持たせ支援してきた日刊ゲンダイ週刊ダイヤモンド週刊SPA!などに言論の自由を語る資格ないということです。

田中知事に公文書違法破棄疑惑

昨日、読売新聞の「地域情報とニュース/長野」に以下のような記事が載りました。
既に消えていますが、ここに掲載します。
不存在公文書「あった」 一年四か月前から一転
----
知事後援会幹部の県への働きかけ示す内容

 県は五日、県情報公開条例に基づく公文書の開示を求める請求に対し、「不存在」として公開しなかった一年四か月前の決定から一転し、該当する公文書が「存在する」として公開を決めた。この文書は、田中知事の後援会幹部が県職員に働きかけを行っていたことを示す内容で、前回請求時の二〇〇三年十月には「なかった」としていた。田中知事は読売新聞社の取材に、「もう一回探して、文書が出てきたので公開した」と説明している。
 公開決定通知は、二月四日付。読売新聞長野支局の記者が今年一月二十七日、「知事後援会幹部からの県職員への働きかけ」の記録文書すべての開示を求めていた。請求内容は〇三年十月六日、別の記者が請求した内容とまったく同じ。

 公開された内容は、知事後援会幹部と当時の下水道課長らが、〇三年四月十六日、同十七日、同二十三日の計三回行った打ち合わせの記録。この知事後援会幹部の氏名は非公開だったが、関係者の証言から、下水道会社役員であることが判明している。

 〇三年十月当時、「不存在」と判断した下水道課長は、「課内で文書の一部を回覧したのは事実だが、個人的なメモだったので、途中で回収し破棄した」と話しているが、県の組織再編に伴い、同課の業務を引き継いだ生活排水対策室で内部を再調査したところ、原本の写しと見られる文書が、二種類のファイルにつづられているのが見つかった。

 松沢克典室長は「内容も業務に関連し、公文書にあたると判断した」と説明。前回請求時にも、同じ状態で保管されていた可能性が高いとの見方を示した。

 行政の文書管理に詳しい広田伝一郎・駿河台大大学院教授は「途中で破棄しても、回覧していれば、課として組織的に用いた公文書になる。それを破棄した行為は、刑法の公用文書等毀棄(きき)罪にあたる可能性もある」と指摘する。

 県情報公開課は「二つの決定で、公文書に対する認識の違いがある。当時の事実関係を調査して、『不存在』とした決定の再検討が必要になるかもしれない」と話している。

この問題では読売が独走してますね。出版社は仲良しの田中の疑惑は追及できないのでしょう。

脱記者クラブ宣言は評価していいと思いますが、最近の山口村越境合併をめぐる迷走振りといい、もはや有害無益ですね。
いいかげん「前任者よりまし」で済む時期は終わったんじゃないですか?長野県民の皆さん。

田中知事の個人情報収集疑惑

田中知事に請求書類提出 「氏名提供の必要なし」(毎日)
ただ、同課(当時文書学事課)の元職員によると、経営戦略局職員が03年夏ごろ、「報道関係者とみられる申請は同局に連絡してほしい」と同課職員に要請があったこともあるという。

毎日新聞がスクープした防衛庁の個人情報収集と同じ構図なのに、ずいぶん追及がぬるいですね。
お得意の「憲法学者」「ジャーナリスト」「市民団体」の批判コメントはなしですか?

田中についてはこんな記事も。
「絶対不可侵になり不幸」 茅野実氏を批判(毎日)
呆れた。その言葉、そのままあなたにお返ししますよ。

それでも、田中に連載を持たせている(いた)「SPA!」「ダイヤモンド」「日刊ゲンダイ」や「噂の真相」関係者が田中県政の不正を取り上げることはないでしょう。
だから、「マスコミの使命は権力を監視すること」という言葉を私は信じません。
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