2006年03月31日

砂布にとっての『石垣カフェ』

石垣カフェ写真展

すごく懐かしかった

一年程前に初めて訪れて、7ヵ月前にはなくなったのに
すごく長い間そこにいたような気がする
すごく長い間、『それ』はあの石垣の上にあったような気がする

たった7ヵ月だけなのに
俺が初めて訪れてからたった5ヵ月なのに


マンマさん、
ホントに見晴らしよかったね!あの風景、あの高い場所から俺の大好きなクロスロード、百万遍交差点を見るなんて二度とないかもしれない

返信コメントに書こうかと思ったけどいっぱい書きたいことがあって文字数オーバーするからこちら(本文)に書きます。

なんで俺が石垣カフェにこんなに思い入れがあるのか、こんなにこだわったのか。
もちろんあの空間が居心地よくて楽しくていろんな人に会えて、そしてこの抵抗運動、このアナーキーな空間に関わっている、という高揚感、そういう理由はある。
けどそれだけじゃあ、ないんだ。

石垣を撤去しようとする大学当局、守ろうとする学生有志との話し合い『石垣問題説明会』に参加させてもらい、発言までさせてもらった。
説明会場で俺はマイク片手に「大学側はこの問題に関して事前に充分に学生と話し合ったのですか?単なる告知ではなく、話し合いです!」と、当局側の担当者、東山副学長に詰め寄った。そして
「俺は学生ではなく企業に勤める社会人です、企業というところは殆どのことがトップダウンで決定されます、
せめて、
せめて大学くらいは
愚直に民主主義であって欲しい」
と訴えた。

ぶっちゃけ、俺の石垣カフェに対するスタンスは『真面目な?笑、学生の抵抗運動に[便乗]してすき放題、やりたい放題する悪い大人・笑』というものである。
そして石垣は学生にとってはサークルとかライブとか政治問題の会合とかの立て看板を出す大事なメディアなのだが、学生でない俺は石垣がなくなっても、リアルで困るわけではない(心情的にはあの石垣がなくなるのは許せんが)

つまり石垣に関して俺はかなりお気楽な立場なわけだ。その俺がなんで?

学生に負けてほしくなかったんだ。『いくら反対しても大学の決定は覆らない』なんて若い学生に思ってほしくなかったんだ、大学というところは一部の例外を除いて学生は4年たてばまるまる人が入れ替わる、たった4〜5年前の運動が忘れられてしまうんだ、4年後の新入生は石垣のない風景しか知らなくなるんだ。
石垣を撤去したあと、当局はなにをするか、それが恐かったんだ。


『国立大学特別法人法』だったっけ?とにかくそんな名前の新しい法律が何年かまえにできた
これは『国立大学といえども国の財政は苦しいから大学側で採算とってくださいね、学長にもっと権限あたえるからさあ』という法律らしい

つまり、大学は企業に、学長は経営者になるという法律だ

経営者が不況の時に何をするかは決まってる
コストの削減だ

経営、という目から見ると非生産的な施設はいらない、ということになる
そして京大の経営、という目から見る非生産的な施設とは?

『京大吉田寮』
そして
『京大西部講堂』!

石垣の次に狙われるのはこのふたつじゃないかと思った
石垣ひとつ守れないで寮や西部が今までどおり存続しえる、という保障はどこにもない。


俺は過去、吉田寮の食堂や西部講堂前広場でのライブやイベントに何度も出演させてもらったし、西部講堂でのコンサートでいろんなミュージシャンのステージを見てきた。

誰がカバやねんロックンロールショウ、
ダディ竹千代と東京おとぼけキャッツ、
ダウンタウンブギウギバンド、
リザード、
連続射殺魔、
山本シンと招き猫ユニット、
ヴァンパイア、
だるま食堂、
三十三間堂、
ネオマチィス、
光玄、
岡本民、
ハニー&コスチューム、
スキソイド、
ウルトラビデ、

忘れちゃいけない
『浅川マキ』

浅川マキのバックミュージシャンだけでもすごいぞ、
山下洋介、
坂田明、
つのだひろ、
南正人、
内田勘太郎、
近藤友則、
川端民夫、

まだまだこんなもんじゃない、数えきれないミュージシャンの演奏に出会った

こんな思い出いっぱいの場所を潰してたまるか
石垣ひとつ守れないで吉田寮や西部講堂が無事でいられるか!?



7ヵ月間戦ってくれた
石垣カフェのスタッフの方々に敬意を表します

感謝します

俺は楽しかったよ!
  

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2006年03月30日

たのむから!

吹雪かないでくれ










街の中で遭難したかねえ!
  
Posted by saihan_kikaku at 23:15Comments(7)TrackBack(0)

2006年03月29日

石垣@百万遍/その後

7a5b97bb.jpg
画像でおわかりいただけるだろうか

まだ工事中ではありますが百万遍交差点の京大の石垣、今出川通りから学内に続く『森の小径』ができたようです。2mばかり石垣は削られたようですが。

去年、7ヵ月にわたって石垣の上に立てこもる『石垣★カフェhttp://ishigakicafe.hp.infoseek.co.jp/』という抵抗運動がなければ画像のあたりから今出川沿いの石垣、全部なくなっていたんだよね。

時々ここを通ると、あの見晴らしのいい、開けっ広げなアジトを思い出すよ  
Posted by saihan_kikaku at 00:52Comments(3)TrackBack(0)

2006年03月28日

選挙ブルース

俺が中学3年の時に作った唄のタイトルです
最近は亀岡の某ぶっ飛び市会議員もライブで(!)唄ってくれてたりします

今夜は『歌詞アップ』やないですよ〜



来月、俺の地元、京都の知事選挙がある

候補者は二人。


『活力ある京都をつくる会』の
★山田啓二(現職・♂)
(自民・公明・民主・・・あれ?社民もでしたっけ?の節制なき相乗り推薦)

『新しい民主府政をつくる会』の
★衣笠洋子(♀)
(共産党推薦)


はっきり言って現職有利は間違いない
どれだけ票差が開くかが話題だったりするらしい

ま、選挙は水モノだしな

俺がジミンコーメー推薦候補に投票するわけはないのだが

最近、選挙に行くようになった。けどいつも「これは!」と思うような候補者がいないので結局は『消去法』で選ぶことになる

ジミン、コーメーは真っ先に『消去』される笑

で結局は不本意ながら共産党候補が残ったりするのだ

別に共産党が好きなわけではない。ジミン、コーメーがひど過ぎるだけだ

ミンシュは中途半端だしジミンと変わらねえ。シャミンは頼りない

どちらかというと共産党の『保守的体質!笑』は嫌いなのだが、9条がらみで投票すべき既成政党はシャミンが死んでいる今、残念ながら共産党しかない

けどなあ

京都にお住まいのかた、見ました?衣笠候補のでかい立て看板。

『女性知事』

なんやねん、あれ

はっきり言って知事が男か女かなんてかんけーねーんだよ、
有権者は性差で知事を選ばねえ!

性差別に反対する党が性差を『売り』にしてどうするよ!
そのつもりはないなんて通用しない、立て看はコマーシャルであり、そこにでかでかと書かれたことは『売り文句』なんだよ!
百歩譲って、そんなつもりはないってことにしようか。それでもかなりセンスを疑う。
社会党土井委員長の時代で終わってるんだよ!

あまりがっかりさせないでくれ、選挙に行く気が失せちまう。

京都発9条厳守
これだけでいいじゃないか

はあ・・・第3の道は遠いなあ・・・
  
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2006年03月27日

働いたあ!

やっと10日連続勤務が

終わったあ!
\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/

明日は免許の更新にいかねば
  
Posted by saihan_kikaku at 22:58Comments(2)TrackBack(0)

Life is Musicの頃

管理人NAO君本人のブログ
http://blog.livedoor.jp/naoya_shimoda/
にて、先日の『酔いどれ達の夜』のコトを書いてくれているのだが、そのなかでこの曲に触れてくれてるんで歌詞アップしちゃいます

★Life is Musicの頃★

久しぶりに
会ったおまえは
疲れた足で夜の街
ただ眠るだけの部屋への
帰り道
そうさ
この俺も
同じさ

一杯飲み屋で
おまえとコップ酒
久しぶりに呑んだ
酒の肴は
あの頃のジャムセッション
ブルースの話と
クスリでイカレちまった
あいつの話

Life is Music
遠いあの頃
Life is Music
もう一度


あの頃おまえは
黒いジャズベース
俺は
安物エレキギター持って
あいつはささくれだった
スティックで
いつも店のテーブル
叩いてた

俺はブルースマン、
唄うたい
おまえはジャズメン
あいつはロックンローラー
ジミヘンを聴かなくなった
昔の仲間達
今も聞こえるかい
Life is Music!

Life is Music
遠いあの頃
Life is Music
もう一度

Life is Music
もう一度あの唄
Life is Music
唄い始めろ
Life is Music
ギター弾くことだけが
Life is Music
すべてだった

久しぶりに
会ったおまえは
疲れた足で夜の街
ただ眠るだけの部屋への
帰り道
そうさこの俺も同じさ
(砂布均/詞・曲)


この唄のなかで俺は『遠いあの頃』と唄っているが今現在はまさしくLife is Music!

『あの頃』以上にね

昔は背中に目一杯の悲愴感って感じでこの唄を唄ってた気がするが、今はあの頃の自分を優しく抱き締めながら楽しく唄ってる

無理をすることはないんだよ、
できなくてもいいんだよ
でも諦めなくていいし焦らなくてもいい


ジミヘンをスゲーって思ったんだろ?
ディランに感動したんたろ?
ストーンズをカッコイイって思ったんだろ?
トムウェィツを渋い!って感じたんだろ?
ジャニスに惚れたんだろ?

パティ、ピストルズ、ルーリード、ニールヤング、ボブマーリィ、
数えきれない唄うたい、ギター弾き、バンドマン

みんな好きなんだろ?


ならOKだ
さあ唄おうか
あの頃の
おとしまえをつけてやるさ

もっと楽しく
もっと自由に
もっとしたたかに
  
Posted by saihan_kikaku at 01:37Comments(3)TrackBack(0)

2006年03月26日

最近の条例やら法律やら

奈良県議会が可決した『少年補導条例案』

いままで法的根拠のなかった未成年に対する警察官による『補導』、法的根拠を与え少年による『不良行為』を取り締まれるようになった。

気を付けなければいけないのは、対象は『違法行為』というはっきりしたものでなく『不良行為』というあいまいなものであることである。

未成年の喫煙・飲酒は法律で禁止されているからこれはしゃーないとして
例えば(20歳未満とか18歳以下とか内容によって年令は異なるが)『家出』『深夜徘徊』『有害サイトの閲覧』『義務教育をさぼる』『保護者の同意なき無断外泊』とかも含まれるらしい。
最大12時間の保護(拘束)を認めた。

どうやら奈良県議会議員や奈良県警のお巡りさん達はガキの頃、これくらいのやんちゃはしなかったらしいぜ。
高校生がライブハウスに行ってそのまま夜遅くまでストリートライブやるのもあかんのやろか。

俺は17の時からBALビル裏のライブハウスで唄ってたちうねん。
ライブのあとチャージバックで友達とビール呑んでましたが(^o^;

学校をさぼるんも例えばひきこもりの不登校とか、除外するなんて明記してないらしい。

有害サイト?の基準は?
アダルト限定とも違うようだ
反体制の政治的サイトも反社会的問いうことで対象になる?
パンクバンドのサイトとか有害指定する?

奈良の中学生とかは俺のブログ見ないほうがいいのかもしれないな笑

ホントに子供達のコトを考えて深く議論した?
大人、警察の都合で簡単に決めてない?

問題だらけやと思うのは俺だけやない。


コーメートウが法案を通したがってる悪名高き『人権擁護法案』を先取りして鳥取県議会で可決され問題となった『人権擁護保護条例』、
弁護士会などの猛反対にあい、この条例の無期限効力停止を県議にて可決したらしい。
なにしろ取り締まるのが裁判所でも警察、検察でもなく得体の知れない『人権委員会』というからな、一部の利益のために表現の自由が侵されるとこだったのだ。

例のPSE法、結局は『中古電気製品はレンタルした後、無償譲渡ならOK、しかもレンタル契約書を交わすことを義務づけずレンタル終了後に検査したかどうかも販売業者の善意に委ねる』ことになったらしい。
当面の経過措置らしいが当面は事実上、販売が容認されたコトになる。

ほら、みんなで騒げば変えることができる!
こんな法律なくてもいいんだよ
てか、事実上の容認ならPSE法なんてなくしちまえよ!


気をつけなきゃいけないのは前にも書いた『共謀罪』

この法案だけは通しちゃいけない。
これが通れば次は一気に平和憲法改正までもってかれる。

俺は騒いでやる
  
Posted by saihan_kikaku at 01:25Comments(4)TrackBack(1)

2006年03月25日

少年補導条令

奈良県議会、またとんでもない条令を可決したみたいやな

情報が入りしだいまた書くが

どうやら『違法行為』とはいえないものまで補導できる法的根拠を警察官に与えるものらしい
  
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2006年03月24日

グラス一杯分の悲しみなら

最近この唄の人気が赤丸急上昇してるっぽいので歌詞アップしちゃいます♪


【グラス一杯分の悲しみなら】

グラス一杯分の悲しみなら
一晩泣き明かして
飲み干しちまいな

グラス一杯分の憎しみなら
あんにゃろう蹴飛ばして
飲み干しちまいな

グラス一杯分の淋しさなら
そのグラス、空になるまで
付き合ってあげるよ

浮き世の色事なら
どこにでも転がってる
昔流行った唄
恋はお洒落なゲームさ

グラス一杯分の恋心なら
そんなに慌てないで
ゆっくり味わいな


グラス一杯分の夢ならば
覚めちまわないように
キツイのをキメようか

グラスから溢れる幸せならば
少しばかり分けておくれよ
おいらの空のグラスに

グラスに残った溜息なら
いろんな味がするでしょ
甘くて苦くて

恋は夜咲く花
その刺に傷ついても
狂い咲きしましょうね
その蜜に酔い痴れて

グラス一杯分の秘め事なら
酔ってないふりをして
酔い潰れないようにね


グラス一杯分の淋しさなら
そのグラス、空になるまで
付き合ってあげるよ

浮き世の色事なら
どこにでも転がってる
昔流行った唄
ありふれた唄さ

ボトル一本分の
愛があるなら
行きなさい、夜が明ける前に
あんたのいい人のところへ
(詞・曲/砂布均)



唄と酒はやたら相性がいい
あんたもそう思うかい?
  
Posted by saihan_kikaku at 01:25Comments(9)TrackBack(0)

2006年03月23日

THE FREEWHEELIN'BOB DYLAN

今夜も日本酒呑んでます

泪プレゼンツライブの時に泪君からいただいた『爽快辛口純米・楚々淡麗』、泪君の地元、滋賀のお酒だ。

一口呑んでみて思ったのは、日本酒特有のムッとくる感覚がない、
純米淡麗の旨さはもちろん知っているがこんなに呑みやすいのは昔、ビーンズからもらった『二人静』以来だ。

こりゃやばいよ泪君、飲み過ぎてしまうよ笑

720mlってことは4合か、さっき封を開けてもう半分呑んじゃったよ


えっと、今夜の話題はディランのレコード

こないだの酔いどれ達の夜の後、寺田町と呑みながら久しぶりにボブ・ディランの『フリーホイーリン』を聴いた。

1963年のディランの2枚目のアルバムである。
ファーストはカバーばかりやったからソングライターとしては実質上のデビューアルバムになるのかな。

このアルバムの素晴らしさは今更俺が語るまでもなくみなさんよくご存じだとは思うが、それでもちぃーとばかし語りたいので笑

『風に吹かれて』『くよくよするなよ』『戦争の親玉』『激しい雨が降る』など、ディランの曲はほとんど名曲なのだがその中でも特に傑出した名曲が、このディラン初期のアルバムには収められている。
20世紀の音源の中で一番を挙げよと言われたら、そりゃあ素晴らしい音楽はたくさんあるし迷うだろうけど最終的にはこのアルバムを選んでしまいそうな気がする。

なにが凄いって、俺は30年くらい前に(当時中学生)初めて聴いたんやけど、聴くたびに新しい『発見』があるんよ。
こないだ寺田町と一緒に聴いてた時もそうだった!

考えられるか?30年も聴いてんのに新しい発見だぜ?

ってこれ読んでるディラン好きのミュージシャンとかは『おまえに言われるまでもないっ』って突っ込み入れてんのやろな笑

まだ聴いてない若い唄うたいがいたら、必ず聴くことをお薦めする

20年、30年後に、きっと俺と同じ事言ってっからさ
  
Posted by saihan_kikaku at 00:13Comments(6)TrackBack(0)