斎京四郎ブログ(新潟県議会議員:上越市)

新潟県議会議員 斎京四郎のブログです。毎日更新 徒然なるままに日々の活動を書いています!

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皆様、おはようございます。

昨日(9月21日木)は来客対応、昼前後は高田方面で相談事対応、戻って休息モードの1日でした。

一昨日より体調が芳しくなくエコモードで運転中ですが今日はお医者さんに行こうと思っています。

さて、今日の一枚は「NanaKomaコンサート」のご案内

9月30日18時30分から高田まちかど交流館で箏とオーボエの演奏会が開催されます。東京藝大のお友達同士のコンサートですね。お二人とも新潟出身なので応援してあげたいところです。

箏の高倉さんは上越市出身で先日の文化会館での「真夏の音楽会」にも登場していましたが、今回はオーボエの古俣さん(新潟市出身)とのデュオコンサートです。

このデュオは以前、聴いたことがありますが箏とオーボエっていうのが意外に相性が良いものだと思いました。オーボエという管楽器は「音が立つ」というか目立つので箏の大きい強い響きにも負けないのでいい感じでした。これが私の吹くクラリネットなんかだとボケた感じになり箏に埋もれてしまうのでしょうが相性というのは奥深いものですね。

一見意外な組み合わせが相性が良いというのは何の世界にもありそうですが、意外な組み合わせは大体が上手くいかないことも多いので音楽世界ではレアな組み合わせの成功例だと思います。

お二人とも藝大ですから腕の方は間違いのない保証書付き(笑)ですので秋の夜長をレアな響きでお楽しみください!

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皆様、おはようございます。

昨日(9月20日水)は来客対応後、地域要望で現地の確認などという1日でした。

いつまでたっても涼しくなりませんね。大した距離ではないのですが外歩きをしたら頭が痛くなりました。気圧というか湿度というかなんか変な感じですね。9月も下旬というのにおかしなことです。

さて、今日の一枚は「カーブミラー」

昨日は保倉区の方から要望があったカーブミラー設置について現場をみてきました。私もたまに通るところですが県道に市道が斜めに入っているので確かに見通しが悪く反対側からくれば写真のカーブミラーがありますが、立っている側は反対側にミラーがないので相当、前に出ないと視界が開けません。

こうした箇所は他にも多いと思いますが1つ1つ片付けていくしかないですね。地方議員をやっているとこうした相談は数多いわけですが、結果はどうあれ無理筋なものは別にしてなるべく即応を心掛けています。

ところで、こういう確認作業のメリットというか効能ですが地元の方と現地を歩くので道々、いろいろな話ができるということです。案件とは別にその地域の歴史であったり、昔の地域の様子だったりいろいろと勉強になることが多いですね。

カーブミラーは見えないところを映すわけですが、地域の人との道々の会話は見えない、あるいは見えなくなってしまったことを映し出してくれます。

それは地元に住んでいながらほとんど知らないことが多く昭和の時代の村の合併などの話から過去の災害の話まで多岐に渡るわけですが、意外に今の区分や地域の成り立ちを学べることもあり、面白いものですね。

カーブミラーのように見えないところを見ながら進めるよう意識しながら仕事をしたいものです。出会い頭の衝突はしなくないですから(地方議員あるある笑)。

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皆様、おはようございます。

昨日(9月19日火)は特別委員会審議で県庁へ行き、打ち合わせをして戻るという1日でした。

昨日はSNSへの転送が上手くいかず「今日の一枚」の写真がHPの画像の転送になっていたようで「なんでだろ?」と謎な現象に若干、困惑しましたが原因はわからず。今日は上手くいくのか?(汗)

さて、今日の一枚は「太陽光パネル」

昨日の委員会はカーボンニュートラルに関する本県のエネルギー事情についての審査という内容でした。本県はエネルギー供給県で発電量の6割を県外に送っているという「電力生産県」なのですが、再生可能エネルギーの利活用について議論が集中しました。

原発が止まっている状況で旧式の火力発電の比率が高く、再生可能エネルギーに期待が高まっているわけで、本県でも2030年、2050年に向けて再生可能エネルギーの割合を大幅に増加させる見込みを示しています。

問題はその内訳で今後、比率を増やしていこうというのは太陽光発電が断トツで高い割合を示していました。本当にそれでいいのかよ?というのが率直な疑問。

なぜ太陽光?との質問も私を含めて何人かがしましたが、回答は「全国平均くらいには増やしていきたい」とのことで、ちょっとどうなのか?と疑問を持たざるを得ないですね。

太陽光発電への依存度が高まることは発電そのものにもリスクもありますし、プロの間でも太陽光発電の是非は議論になっているわけでトータルで見れば環境にやさしいかどうかも大いに疑問です。

メガソーラーの環境破壊が話題となりFIT制度も打ち切りが見えている中で増やすというのはいかがなものか?と思わざるを得ないのですが。そもそも「全国平均に達していないから」というのは理由になっていないのでは?

再生可能エネルギーは適地適作が基本だと思うのですが、例えになっているか分かりませんけれど、自然環境が理由である農産物の生産量が少ない県が「せめて全国平均を!」と頑張るってちょっと考えにくいですよね?九州や東海地方と同じような自然環境ではないわけですから全国平均を目指すことに意味はあるのか?

一方、包蔵水力は全国4位とのデータもありました。ならば水力に力を入れるのが筋なのでは?と思うのは自然の流れです。確かにイニシャルコストは高いですが、賄える世帯数(発電量)と設置コストを単純に比較すれば水力の方が断然コスパは良いのです。そもそもダムをつくらなくとも小水力発電なら技術進歩もあって大いに可能性が広がっています。なのになぜ新潟県で太陽光?

災害などの面でもエネルギーの地産地消が話題となっている昨今ですが、本県が将来に向かって太陽光発電量を大幅に増加させるような施策を推進するのは疑問でしかありません。地産地消なら地域の規模もありますが、水力や木質バイオマスなどの方がよほど本県に適しているのでは?

本県で太陽光発電の比率を高めることがあらゆる面から検討して最適解であるという納得のいく理由が分からない限り、これは首を縦に振ってやれやれと応援する気にはなれないな、と感じた委員会質疑でした。一見、お手軽だという意味以上に理由はあるのか?

昔、よく生徒に言っていました。「平均点を目指すというのは学習者にとって何の意味もない」。

全国平均という目標に何か意味があるのか?を引き続き質していきたいと思います。



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皆様、おはようございます。

昨日(9月18日月祝)は午前中は休息に当てニャンズの世話、午後から「鳥まん」の荒納さんの叙勲の祝賀会、人魚館で開催されたウクレレコンサートとハシゴするという一日でした。

荒納正晴さんは長年の食品関連への功績が評価され旭日双光章の栄誉に浴され誠におめでとうございました。私にとっては永遠に近所の鳥まんのおやっさんですが長年のご苦労が実ってめでたい限りです。

さて、今日の一枚は「ウクレレ奏者 名渡山遼」

つい先日、プロデューサーのWさんから「ウクレレコンサートやるけれど来ませんか?」とお誘いがあり、予定も被っていたのですが普段、大変お世話になっているのでお付き合い程度の気持ちで「何とか伺います」とお返事しました。

正直言ってウクレレは自分で弾くなら面白そうだなとは思いますが、お金を払って聴くというのは私の中にはない概念。ウクレレ漫談というのが一時流行った記憶は微かにありますがそんな程度でガチで聴くというのはちょっとなーなどと思いながら前の会を中座してダッシュで駆けつけました。

当日券を買おうと思って「お幾らですか?」と訊くと、これがまた良いお値段で慄いてしまい「帰ろうかな」とも思ったのですが、折角来たんだからと諦めてチケットを買いました。

いやー、帰らなくてよかったです!とんでもなく上手いというか、私のウクレレの概念を破壊するに十分な圧倒的なテクニックと表現力。途中、彼の弾いている楽器は本当にウクレレなのか?と何度もガン見してしまいました。

何かの間違いじゃないか?と思うくらい素晴らしいパフォーマンスでした。ウクレレというハワイアンな雰囲気を醸し出すお手軽な楽器のはずが、超絶技巧と圧倒的な美音で別世界を構築していましたね。

私はウクレレの世界には全く知識がないのでもしかすると今のウクレレの世界はこういう方向性なのかもしれませんが、初めて聴くど素人が口をあんぐり開けてしまうのは、やはり本当に凄くないと起こらない現象だと思います。

天才だなぁと思いました。ピアノのリストとかヴァイオリンのパガニーニとかトンデモナイ演奏家が出てその楽器の可能性や限界を突破してしまうことはありますが、きっとこんな感じで登場したに違いありません。

どんな世界でも突然、可能性をグッと広げ限界を突破してしまう天才というのはいるものですね。我々の世界も天才がそろそろ必要な気がしました(汗)

アッパレ!の一言に尽きますね!皆さんも是非、検索して聴いてみてください。名渡山遼さん、イケメンです(笑)。

https://ryonatoyama.com/



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皆様、おはようございます。

昨日(9月17日日曜)は午前中は桑取に稲刈見学、午後からはネコの譲渡会にネコ見学、来客対応を挟んで夕刻より安国寺、八幡の秋祭りの神楽鑑賞という1日でした。

TVで保護猫番組が人気のようで私も観ましたが、昨日の譲渡会は結構な賑わいでかわいい子たちに良きご縁があることをお祈りしてきました。ネコ可愛い(笑)。
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さて、今日の一枚は「小田嶽夫詩入り直筆アルバム」

昨日は桑取のコメ作り師匠Iさんの稲刈見学に行きました。タイミングが合わずコンバインには乗れませんでしたが、お宅にお邪魔して犬と戯れるという幸せな時間を過ごしました。犬可愛い(笑)。

するとご主人が古いアルバムを見せてくれて高田出身の芥川賞作家、小田嶽夫の直筆サイン入りのアルバムを見せてくれました。旧家だけあって貴重なものがあるのですね。

昭和21年6月とあるこの桑取川の美しい写真を撮ったのは濱谷浩、これまた戦中、戦後の日本を代表する写真家です。疎開先として高田に滞在しており、小田嶽夫、斎藤三郎など当時の一流の文化人との交流は有名です。

濱谷浩は桑取の民族文化の記録で有名ですが、上越の地での活動がその後の作風に大きな影響を与えた転機となったのも小田嶽夫をはじめとする高田文化サロンでの交流が一因であったのは間違いのないところでしょう。

そんな濱谷浩の写真に小田嶽夫が添えた詩が桑取の旧家に残っているということはその証左といってよいと思います。今、小林古径美術館で開催されている斎藤三郎展に展示してある写真と全く同じ作品がこのアルバムにもあってビックリしました。

ところで、彼ら文化人はどうやって高田と桑取を行き来していたのでしょうか?おそらくは「徒歩」だったのではないかと推測できます。先日、名立で飲んだ時も名立と高田の行き来は徒歩だったという話を聴きました。「爺さんは仲町まで歩いて飲みに行っていたものだ」というのは今では考えられないわけですが、名立、桑取、中ノ俣は山道を通れば実は至近距離なので意外に高田も近いのですね。

車で行き来する現在ではちょっと思いつかないのですが、車社会以前は山道は「文化交流の道」でもあったことを示していると言えるのでしょう。おそらくは徒歩で桑取に入り幾晩も逗留して、この地の民族風土を味わい住民と語り合ったことは想像に難くありません。

こうしたことが桑取や名立の精神的豊かさを育み、今日においてもその芳香を嗅ぐことができるのは今日、貴重な文化遺産といえるのかもしれません。

スピードや「瞬時」ということがもてはやされる今の時代にあって、こうしたローカルでたっぷりとした時間の中で育まれるものの大切さを味わうひと時でした。

あせらず
弛まず
悠々、滔々と
大海に向かう

まさに理想の境地です。
かくありたし、と思った桑取での思わぬ出会いでした。


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