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皆様、おはようございます。

昨日(9月15日日曜)は前日の夕刻から家族を連れて車で東京へ移動したため、午前中は買い物等して、午後からは戻りに使った一日でした。

地元ではいろいろイベントもあったのですが、ある意味、際限がないのでこの連休は家族モードとしました。娘の高校は大学と連動しているので連休明けから始まるのですが、そもそも宿題などほとんどない学校なので追い詰められ感はありませんね(笑)。

環八が渋滞していて都内を抜けるのは時間がかかりましたが、高速は連休でも空いていました。上信越道の4車線化工事もあと一息ですね。対面通行の場所も少なくなりました。このルートはよく使うので有難いことです。

さて、今日の一枚は先日、訪問した岩の原ワイナリーの雪室。
入ると柔らかくもヒンヤリとした自然冷房です。巨大な雪の塊が見ただけで冷たそう。川上善兵衛が始めたワインの低温発酵を支えた雪国伝統の雪室。

電気冷蔵庫が普及する前は、雪室はどこにでもあったと聞いています。現在は「本家」のキューピットバレイや安塚中学校の冷房施設が有名でしょうか。

今度できる新しい「あらい道の駅」にも大型の雪室が貯蔵庫として設置されるようですね。
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ちょっとわかりにくいですが、簡単な仕組みも表示されていました。素人目には極めて「シンプル」に見えますが、どうなんでしょうか?もっとも理屈が簡単なのですから難しくしようもないですよね。

ところで今年の夏も暑く、政府の緊急対策でせっせと設置した学校冷房。快適で喜ぶ子どもの様子が新聞等にも出ていました。

ところが大変なのは入れてからで、電気代はもちろん、暑い寒いの「冷房戦争」が始まります。どこの職場にもある問題だと思いますが、学校はお役所基準で一応28度設定なのですが、はっきり言って機械の28度設定は全く涼しくありません。

どこかのお役所が28度設定を見直すニュースが出ていましたがさもありなん、です。とくに開け閉めや活動量が多い学校現場では28度は効果なし。

男子は暑いと言い、女子は寒いと言い、職員も以下同文。せっかく冷房を入れたのにかえってストレスが多くなり、場合によっては険悪ムードになったりします。

「暑い寒い」の感覚は本当に個人差が大きいので、管理職の頃は冷房の時期が来ると少し憂鬱になりました。

そんな中、雪室冷房はそうしたストレスが少ないのだそうです。理由はわかりませんが、雪室冷房はなんだか「優しい冷気」らしいですね。「なんだそれ?」って感じですが(笑)、冷房が苦手な方も「雪室冷房」は大丈夫というケースもあるようです。

空き教室は山のようにある昨今、雪国の学校は一工夫で冷房は雪室仕様にすればいいのになと思っています。どうせ除雪の雪は河に捨てるのが一般的ですから雪室に入れちゃえばいいのにと考えるのは素人だからでしょうかね。

多分、相談すると「できない理由」が山のようにレポートされそうですが、その多くは「面倒くさい」「仕事が増える」というのが理由な場合もありますね(笑)。

川上善兵衛さんの「遺産」に触れて、雪室の可能性についていろいろと考える必要があるな、と改めて感じました。