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皆様、おはようございます。

昨日(11月21日木)は午前中は高鳥事務所や事務所での打ち合わせ、午後からは県民所得アップ対策特別委員会の上越市内視察に同行という一日でした。

年末に向けていろいろな会が開催される予定ので結構と忙しくなりそうな感じですね。まさに「師走」も近づいています。

さて、今日の一枚は特別委員会で訪れた板倉区の美しい薄陽(うすび)です。
新井リゾートのゲレンデが雪化粧していて、コントラストが面白く息をのむような美しさでした。

地元の楡井県議委員長のもと、上越に視察にやってきた県民所得アップ対策特別委員会の県議団ですが、まずは新潟太陽誘電株式会社さんへ。
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スマホなど最新の電子機器に欠かせない積層型セラミックコンデンサーの生産拠点です。現在、世界的に需要は急速に伸びていて工場もどんどんと拡張されています。
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最新型のスマホでは1,000個近いコンデンサーが使用されているそうです。展示用スマホの隣に砂時計が置いてあり、何の時間を計るのかと思ったら、砂時計の砂が「コンデンサー」なんですね!小さすぎです!

工場内は全館クリーンルームで窓から視察。写真は最先端につきNGですが、軽薄短小技術の極みの世界を垣間見ました。
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お次の視察先は板倉区の穂海農耕さん。持続可能な農業に向けたGAPの取組について、というテーマでしたが一番面白かったのは若き社長さんの醸し出す空気感。

「冷静な勝負師」的な雰囲気が漂っていて「ただもの」ではありませんね。全く畑違いな世界から農業に飛び込んで、新潟県トップレベルの農地面積を経営している若きエースです。

「コメだけで勝負したい!」「緩い。もっと競争にさらされないと強くなれない!」などの農政の担当者やボンヤリ農家さんが聴いたら飛び上がりそうなコメントを連発していました。

まぁ、どんな業界でも「革命児」はそういうものですよね。自分はそんなレベルじゃありませんが、「あいつは狂っている」と言われるくらいじゃないと改革はできません。

そして彼の魅力は「無駄に熱くなく、とても冷静なこと」。さすが元は理系の技術者だけのことはあります。情熱の光の色は「赤」ではなく「青」系です。実は青の方が温度高いですよね(笑)

若き風雲児の話を話を聴いてから外に出ると、今日の一枚の風景が。

苦境に立たされている農政ですが、板倉の片隅に薄陽が差していることは間違いなさそうです。