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皆様、おはようございます。

昨日(1月20日月)は午前中、髙鳥事務所での打ち合わせ、午後は支援者宅への訪問、夕刻からは有田地区町内会の新年会という地元県議らしい一日でした。

市議選関係の皆さんの来訪や打ち合わせが多くなってきました。本番3カ月前に近づいていますので準備も本格化しているようです。こちらも組織として支援体制を構築できないか模索中。

有田地区は既にすっかりおなじみの皆さんなので楽しく宴席を楽しみました。酔っぱらいながらも地域課題を熱弁する皆さんも多く、さすが町内会長さんです(笑)。

昨年は河川改修や道路安全対策で少しはお役に立てたので感謝もされてモチベーションも上がる良い会でした。

さて、今日の一枚は「しょう油だんご」by 石田彌菓子店さんです。

私は石田彌さんのこのお団子が好物中の好物で、これさえあれば飯も要らない位の一品ですね。子どもの頃はもちろん帰省した折にはどうしてもこの団子を食べないと帰ってきた気にならなかったものです(笑)。

我が家では昔から「あまから団子」と呼ばれており、世間一般の「みたらし団子」とは私の中では「一線を画して」います。とにかく美味い!私の中ではイチオシのソウルフードですね。

団子自体も美味しいですが、タレが甘からず辛すぎず美味。「秘伝のたれ」なのでしょうが、どこにもそんなことが書いてないのがつつましく、本当に秘伝ぽいですね。

だいたい「秘伝のたれ」とかデカデカ書いてある店が納得の味であることは稀なこと(笑)。こっちはホンモノでした。

子どもの頃は「うちも菓子屋なのになぜ甘辛団子がないのか?」と激しく疑問に思っていましたが、ある時「石田彌さんほど美味しくなければ売れないだろう?」と言われて子どもながらに妙に納得した記憶があります(笑)。

しかし、残念ながら明日を持って食べることができなくなるとのこと。SNSには基本、食べ物系は載せないことにしているのですが、今日は特別です(涙)。

地元紙にも紹介されていましたが、石田彌さんも今月末をめどに閉店。明治36年(1903年)創業とのこと。120年余りの歴史に幕を閉じることになるようで、なんとも寂しい限りです。

1903年ってなにがあったのだろうと調べてみたら「ライト兄弟の飛行機初飛行」とありました。完全に歴史の世界ですね。

ウチも駅前菓子屋の一翼を担っていましたが先に力尽きて止めてしまいました。ほぼ同時期に駅前に出てきていますから、長いお付き合い。

確かウチの笹飴か翁飴も売ってくれていたので、よく納品に行きましたね。同級生の広美ちゃんもいました(笑)。

ところで新潟県では、事業承継支援に力を入れ始めています。商売が成り立っても後継者がいなかったりして廃業する比率が我が県はトップクラスに高いとのこと。

結果的に伝統の「技術や味」が失われてしまいます。私にとってはこの団子は「国宝級」の味ですから本当に悔やまれますが、新潟県の足腰を弱らせるような技術伝承が失われるのは哀愁以上の問題が潜んでいます。

「秘伝のタレ」とは書いていない秘伝の技術が刃こぼれのように失われていくことは、地域経済にボディーブローのように効いてくるはず。様々な支援策がありますから「悩んでいる場合」は県に「即相談」です!

昨日の昼は飯がわりに石田彌さんの最後の「あまから団子」をかみしめるように味わいながら、新潟県の将来を憂うひと時となってしまいました。

「甘辛団子」くん、長きにわたりありがとうございました!君のことは一生、忘れません(涙)