感想

2022年05月16日 13:26

5月13日公開でしたが,さすがに仕事がある日に見に行くことができなかったので,土曜日の初回を見に行きました。チケットを購入し,やっぱりパンフレットを買わなければね♪
シン・ウルトラマン_20220514_0001

 「ネタバレ注意」と大きな帯が掛かっていましたので,読まないで見てみました。家に帰ってパンフレットを読んでみると,見落とした部分が多かったので,休みの今日,もう1度見に行きました。

 予想通り,駐車場も映写室内も空いていました。観客の年齢層は私と同じぐらいの人が多めでした。ウルトラマンを生で見た世代ですな。通路を前にした席なので視界も良好。しっかり見よう。

 ネタバレしないように気をつけて感想を書いてみようと思います。まずウルトラQの事件を受けて禍威獣特設対策室(禍特対)が設立されるという次第が描かれます。読みは科特隊と同じですが,戦闘組織ではなく,役所の一部署という色合いが濃いです。このあたりはシン・ゴジラから引き継いだ感じです。個人的にはゴメスの顔がシン・ゴジラそっくりだったのがよかったです。オリジナルもモスゴジの改造だったので,そういうこだわりがオールドファンにはうれしいところです。

 オリジナルから数体の怪獣を選んでお話が進んでいきます。ウルトラマンに登場する敵の中でも知能犯が出てきますので,どちらかというとウルトラセブンに近い印象を受けました。これに似たシーンもありました。どちらも人間の姿でしたが。
セブン

 オリジナルでは常にハヤタ隊員として行動し,ウルトラマン自身の意思はほとんど表れませんでした。本作ではウルトラマンの人格で行動します。なので,モロボシ・ダンに近い存在だと思いました。ただ,宇宙人が地球の生活に適応するために高速で辞書を読んでいたり,地球の禍威獣と戦うためか,生物学の本を読みふけっていたりしました。モロボシ・ダンは地球代表みたいな雰囲気がありましたが,シン・ウルトラマンは人間を見守るという,ちょっと離れたところに立っている感じでした。

 であるのにウルトラマンは命がけあるいは我が身を捨ててでも守ろうとします。それにはふか~い訳があるのですが,それはここでは語りません。

 シン・ゴジラでは怪獣という災害に立ち向かう政府の様子がパロディ気味に描かれていましたが,今回は外交でしょうか。相手は宇宙人ですが。

 シン・ウルトラマンは故・成田亨氏の意志を受け継ぎ,カラータイマーがないデザインです。また,スーツではなくCGなので,より銀色になりました。これも初期デザインに近いものです。あと,口元が初期のAタイプの雰囲気を残しているように見えたのも個人的にはよかったと思いました。

 ウルトラマンがビルの谷間を飛ぶシーンは,平成ガメラのギャオス戦を彷彿とさせていて,さ~すが樋口監督と思いました。

 実はエヴァンゲリオンは好きではないのですが,特撮の庵野さんは好きです。ブルーレイが出るのは当分先になるだろうから,財布と相談しながらもう何回か見ようと思っています。とりあえずお財布に負担をかけない,旧作を全話見直そうかと思っています。


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2014年09月07日 20:51

「ひぐらしのなく頃に奉」をやりました。待望の新作です。ディスク2枚組です。1枚目は従来のひぐらし3部作が1枚になったもの。2枚目が今回の新作です。2枚目だけをインストールしました。

 「思い出に残っているゲームは?」というブログネタがありますが,私のアドベンチャー/ビジュアルノベル部門では,1位は間違いなくひぐらしです。

 ディスク2には,ひぐらしのもととなった,「雛見沢停留所」,「ひぐらしアウトブレイク」,そして「ひぐらしのなく頃に 神姦し編」~これが事実上の新作です~が入っています。

 アウトブレイクは神姦し編のプロローグというべきもので,これをやらないと神姦し編のシナリオロックが外れません。

 で,神姦し編はというと,「・・・軽い。」と赤坂ならそうつぶやいたでしょう。面白いといえば面白いのですが,ストーリーの濃密さでいえば従来の本編には比ぶべくもありません。

 わたしゃぁてっきり悟史が戻ってくる話だと期待していたのですが,別の平行世界のお話でした。タイトルの通り,神様が三柱(一人は羽入)が出てきますが,ちょっと肩すかしを食らった感じです。 最近の作品では,キャストロールのあと,後日譚とも真のエンディングともいうべき話があるので,ここで悟史のくだりがあるのかと思いましたが,本当にオチだけでした。

 代償行動で,皆殺し編をまたやっています。やっぱりええなあ。

 発表間隔の件はオッケーです。良いお話を読ませていただければ,いくらでも待ちますよ。買いそびれないように,メルマガとかしていただければ助かりますね。年齢からくる体力の衰えというのは,誰にでもやってくるものです。自然の営みに対して,私たちが抗うことはできません。途切れなければいいんですよ,ピアノの伴奏のように。私も体力と相談しながら1日でも長くWと過ごしたいと思っていますから。

 1つお願いがあるとすれば,是非悟史が帰ってくるお話を!入江が約束したじゃないですか,悟史君を雛見沢に連れ帰りますと。詩音が誓ったじゃないですか,悟史君が帰ってくるまで何でも我慢しますと。私も生の「むぅ」を見たいです。ひぐらしは悟史が帰ってきてこそ,本当に完結するのだと思っています。沙都子や詩音の本当の笑顔はまだ見られていません。ローズガンズデイズのように,綺麗に終わっていないのですわぁ,を~っほっほっほ。

 ・・・年甲斐のない冗談はさておき,私はそれをお待ちしています。

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2014年02月23日 19:01

ローズガンズデイズにはかっこいい人がたくさん出てきます。筆頭はやっぱりレオ獅子神かな。

 レオが帰ってきたとたんに物語の彩りが鮮やかになります。ローズの3年間の苦心はこのためにあったのかと思うほどに。彼女自身が「レオ君の教え子」と言ったように,彼女が背負う責任,傷を包容できるのはレオだけだったのでしょう。この3年間,ローズにとって最もつらいことは,レオがいないことだったのかもしれません。

 あれほどの超人的な強さを発揮しながら,一番最後の見せ場はローズに譲るあたりもしびれますね。

 くわえ煙草で仕事をする男たちはかっこいい。セロニアスモンク,憂歌団,次元大介,レオ獅子神・・・そして俺,だったらいいなあ。

 ローズの凄いところは,あれほどの試練をくぐり抜けても,本来の自分を失わなかったこと。港での約束を守りきったこと。それ故に苦労があったのですが,ゴッドファーザーのマイケルのようにならなかったからこそ,レオも彼女を信じ,助け続けたのでしょう。 そこが一番かっこいいと思います。

 サイラスもいい。彼にはことの結末がわかっていたのでしょう。夢枕に立つ彼女の言葉も彼は正しく聞き取っていたのだと思います。それでもなおかつ親友に殉じた決意,美しいと思いました。

 ベスト3はこの3人。次点は李梅九。他にもいっぱいいますが,特にかっこいいと思ったのはこの3人だね。

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2014年02月03日 20:32

ローズガンズデイズも3周目に入りました。さすがに覚えてきたので,就寝時間も適正化しつつあります。

 ラストはなかなかに含蓄のある描写です。そこだけ何回も見ました。

 1枚の絵と1行のテキストで,ローズの幸せな人生を描けるのが凄いと思いました。すべてを語らず,想像の余白を残す。さながら水墨画のようです。

 日当たりの良い縁側で夫婦揃ってお孫さんを見守る・・・そんな穏やかな日々が偲ばれるのです。それは,「うみねこ」の譲治と紗音が夢見た世界。そしてローズはそれを手にすることができたと確信するのです。

 あのシーンがあったからこそ,この作品に出会えて良かったと思いました。

 ネットの反応を見ていると,「風の谷のナウシカ」を見に来た”宮崎ファン”の様子を思い出しました。当時の宮崎さんは息をもつかせないアクションシーンと軽妙なギャグが人気でした。ナウシカは漫画が先行で話が進んでいました。知っていたら,シリアスな作品だということはわかるのですが,私の後の席の人は知らなかったようで。・・・一生懸命笑おうとしては,ギャグシーンがないので飲み込んで・・・の繰り返しでした。優れた作家は様々な作風を見せるものなのですよ。あうあう。あの司馬遼太郎にさえ”恋愛小説”があるのですから。ここは惨劇抜きで作品世界を確立されたことに賞賛を送りたいと思います。


 サントラも買いましたよ。有名どころは全部売り切れ。危うく入手できないところでした。「-愛はオメルタ-」と「-23番市の音楽-」。 でも,一番好きな「Adventum」が入っていないのですよ。このゲームを思い出すとき,なぜか,この曲が一番に浮かびます。他に楽しい曲や元気な曲,勇ましい曲がたくさんあるのに,なぜかこの曲が思い浮かぶんです。ぜひ,全曲が入ったサントラを出して欲しいものです。

 ・・・さて,これから行方不明の米軍士官を探しに行きましょうか。 

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2014年01月25日 18:54

今日は日中は天気?でも明日は所用で出かけるので,今日はらんといようと思い,ツーリングには出ませんでした。これで3週間。W,ごめんよお。でも今日はもう1つ目的があって,家にいたのです。

 たった今読了しました。07th Expansionの最新作,「ローズガンズデイズ Last Season」。久しぶりにゾクゾクしました。これは「ひぐらしのなく頃に」以来ですね。うみねこ,彼岸花とオカルト路線に行っていましたが,本格的な人間ドラマでした。

 ・・・何か評判が悪いようですが,私は大好物ですよ。こういう話。圭一の沙都子救出や赤坂の徹甲弾級のゾクゾクが至る所に!竜騎士07さんの底知れぬ深さを存分に味合わせていただきました。平行世界の推理ものではなく,これはど真ん中の直球勝負!彼が紡ぐ物語を小説を読むように楽しめました。

 実は「うみねこのなく頃に」の途中からわけがわからなくなって,しばらく07th Expansionさんからは遠ざかっていました。うみねこにはひぐらしのような達成感が感じられなかったからです。それほどひぐらしが好きだったということの裏返しだったのだと思います。

 去年の年末,ふとひぐらしがやりたくなって,今のパソコンにインストールし直して,祭囃し編を繰り返しやりました。それがきっかけで回帰して,うみねこやって,彼岸花もやって,ローズガンズデイズにたどり着きました。1月の20日頃入手して,Season1からず~っとやっていました。やめられん。チャプターごとにセーブ画面が出るのですが,次が気になる終わり方をするので,つい進んでしまいます。おかげさまで慢性睡眠不足です。

 未来少年コナンが終わった頃のインタビューで宮崎駿さんが,誰も死なせたくはないが,1人はどうしても救えないというようなことを仰っていました。その頃は私も宮崎信者だったので,素直にそう思いました。でもひぐらしは,鷹野さえも救いました。これは歴史的快挙だったと思います。

 「ローズガンズデイズ」はマフィアの話ですから,そのようにはいきませんでしたが,ひぐらしの心を継ぐ作品だったと思います。終盤はローズの運命にハラハラしながら,でも,鷹野を救った竜騎士07さんなら,極上のエンディングを見せてくださると,信じて読み続けました。ラストを見て,竜騎士さんが帰ってきたと思いました。ローズも引退後は幸せな人生を送れたようなので安心しました。ラストはあまりのどんでん返しにもう,脱帽です,万歳です。

 そして細かなサービスも忘れません。登場人物のロールが最後に出るのですが,田無美代子と富竹ジロウの名前が!!!メリル,あんたラムダデルタだったのか?・・・思わずニヤリとしてしまうのでした。富竹さんは相変わらず殺されていましたね。

 音楽も良いし。ひぐらしのアニメ版を見ない一番の理由は音楽が違うからです。川井憲次さんは好きですよ。押井監督作品は大好きですから。でもひぐらしの音楽はdaiさんでないと私はだめなんです。

 ・・・しかし人気投票,何でローズが13位なんじゃあ!バトラーが1位?いがんでるぜ。でも読み方は人それぞれ。私のように年くっている者とは違う読み方,感じ方があるのでしょう。

 時代設定が架空の戦後。原爆投下ではなく自然災害による敗戦。どさくさに米中が日本を占領して日本人のアイデンティティが急速に失われる時代。あくまでお話の中の日本ですが,実質的には現実の日本も大差がないような・・・悲しいことです。

 とにかく,私にとってはど真ん中です。これをアップしたらまたやろう。最初から。

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