お客さんのMさんはお話上手で、いろんな分野のお話を聞くのがいつも楽しい。

この間は、俳句の話。

「寝るときに、毎日一句考えるようにしてるんですよ。
俳句ってね、お金もかからへんし、楽しい遊びだよ。」

そっか。心に残しておきたい光景や、心動かされたことを、カメラに収めるように、俳句という形で記憶をしているんだ。おもしろそう。

さっそくその夜、お風呂で「七夕」というお題で、作ってみることにした。
30分ほど湯船につかって考えて、やっとできたのがこれ。

   どれにしよ 短冊片手に 小一時間

短冊は夏の季語なのかどうかもわからないし、思っていることを17文字で伝える難しさを感じながらも、結構楽しい時間だった。

その後、Mさんが来店していただいたときに、初披露させていただいた。

「小一時間というのがいいねえ。これからも絶対に俳句の本とか、季語の本とか見ないで、5年くらいはどんどん作っていったらいいよ」

なんだかとってもうれしかった。
勉強しなくていいというのが、またまた楽な感じでいい。

楽しみをまたひとつ見つけた。