普通のサラリーマンが通常業務に飽きて、何か新しいことをしたいと思う事は自然なことだと思います。人間は、本来創造性を発揮したいと考える生き物であり、新しいことを知ることへの好奇心はそれを裏付けています。
ほとんど人は仕事に時間を投資していますので、その仕事の中で何か創造性を発揮したいと思うと思います。創造性の方向性はいくつかあると思うんですが、ここでは新しいビジネスモデルを構築して、会社を大きく変えていくことを想定します。


3つのプロセスがあります。

①市場調査・・・・・市場の課題を発見すること
②サービス企画・・・・・・課題を解決するサービスを考えること
③事業計画・・・・・・顧客単価と顧客数、またサービスの開発費を予測すること。

①市場調査
全てはイシューから始まると言いますが、市場の課題を発見することが重要です。市場の課題とは、要は顧客が困っていることは何かという事です。例えば、価格の高さに困ってるとか、登録することが面倒だとか、保守が大変だとか、サービスの安全性に疑問があるとかです。
もしその課題が業界全体の課題であれば、その業界をひっくり返すことが出来るかもしれません。もし一部の人しか困っていない場合は、その人たち限定に提供することになります。とにかく課題を発見することです。

②サービス企画
①の市場調査で課題を発見した後は、その解決策を考えます。自社の経営支援が技術でその解決策が実現できるのならば、なおよしです。もし自社だけで難しい場合は、業務提携を考えます。業務提携のポイントは、自社が提供できるものと提携先から欲しい物を明確化することです。要は、お金のやりとりするのではなく、相互の資源をやりとりするのです。ちなみに、お互いの資源を出し合って合弁会社を作ることは、資本提携と呼ばれており、手法はやや異なります。

③事業計画
顧客数と顧客単価をデータを元に計算して、どの程度売り上げがあがるか計算します。未来のことなので当然 妄想なんですが、どれだけ事実のデータを組み込めるかがポイントです。
開発費も例えばシステムならば、画面数や機能概要をざっくり想定して、さくっと見積もりしてみてください。その後出てきた見積もり額に"2"をかけてください。それでそこまではずさない費用が出てきます。
 
 ビジネスモデル構築で一番大事だと思う事を一つだけあげるならば、そのビジネスモデルを小学生に説明して理解してもらえるかどうかだと思います。物理の世界でもそうですが、ロジックで物事を突き詰めていくと、最後は数式になります。
同様に、シンプルなビジネスモデルは美しく理解しやすいため、上司も、パートナーも、顧客も理解し共感してくれる可能性が高まります。

市場の本質をシンプルにとらえ、 課題をシンプルに解決できれば、利益は後から付いてきます。

参考書籍:【事業開発担当必見】おすすめのビジネス書をランキング形式で紹介する