at 13:54│エチオピア | エルタ・アレ火山

2017年07月10日

エルタ・アレ火山の南の火口が再び!

エチオピア北東部・ダナキル砂漠に聳える活火山エルタ・アレ。
間近で迫力ある溶岩湖の姿を観察できる場所として非常に注目を集めてきました。2016年の11月から17年の1月にかけて、非常に活発な活動を続け、1月には大きな火山活動により火山の様子も大きく変化しました。

10月末~11月上旬にかけて、南の溶岩湖から溶岩が溢れ出し、また溶岩湖の表面のレベルが地表のすぐ近くまで上がっていました。あまりに活動が活発な事から、火口の淵からの見学は危険となり、近くの岩山の上からの観察をお楽しみいただいておりました。
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2016年11月観察のエルタ・アレ南の火口
(夕方)
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同様に2016年11月観察のエルタ・アレ南の火口。夜になるにつれて徐々に溶岩の赤色が浮かび上がってきます。

1月末にはさらに大きな火山活動が起こり、南の火口から1km程離れた場所に新しい火口が出現。まさに生きている火山を印象づけられる出来事と言えます。
新しい火口が出現した翌日にエルタ・アレ火山のベースキャンプに宿泊していたのですが、麓からでも溶岩によって夜空が煌々と照らされる様子がはっきりと観察できました。
この新しい火口の出現により、特にこれまで最も迫力ある溶岩湖の見学ができていた南の火口が大きく変わり、溶岩湖の表面のレベルが大きく沈下し、間近で観察することができなくなっていました。南の火口の下にあった溶岩だまりの溶岩が新しい火口へと流れて行ってしまったと考えられていました。新しい火口へは、宿営地となる山上のシェルターから1時間程度歩き、火山の展望ポイントまでご案内しておりましたが、これまでの様に間近まで近づく事が困難な状況でした。
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2017年1月下旬の南の火口 新しく流れ出た溶岩の模様が非常に美しい。

一方、これまで沈黙を続けていた北の火口も徐々に活発な活動を初め、12月の初旬には北の火口でも溶岩が流れ出る姿が観察できています。夜中、火山ガスが噴き出す音がシューシューと鳴り続けていました。1月末の火山活動では、これまで北の火口を覆っていた冷えた溶岩の塊が崩落し、巨大な火口が姿を現しました。もくもくと噴煙を上げる姿はこれまでほとんど見られなかった新しい北の火口を印象づける出来事でした。
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2017年12月撮影 エルタ・アレ北の火口

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2017年1月下旬撮影 エルタ・アレ北の火口

先日、現地エチオピアより入った最新情報によりますと、山上付近の火山活動にまた大きな変化が起こり、南の火口で再び溶岩が観察できるようになったということです。世界広しといえども、ここまで間近に迫力ある火山の様子を見学できる場所はそれほど多くはありません。南の火口で再び溶岩湖が観察できるようになったという情報は多くの観光客にも朗報であるに違いありません。

2017年6月 再び溶岩湖を望む事ができる様になった南の火口
エルタアレ


エルタアレ2


もちろん、これから冬までの間、どのような活動が起こるのかは神のみぞ知るという状況。南の火口が以前の様な迫力ある姿を我々に見せてくれるかどうか、現時点ではっきりとした事は言えませんが、大きな期待を持たせてくれる事に違いはありません。

11月~2月にかけて、ベストシーズンを迎えるエチオピア・ダナキル砂漠は、地球の活動を肌で
感じる事ができる特別な場所として、存在し続けているのです。

■2017年11月~2018年2月 ダナキル砂漠への旅はこちら
ダナキル砂漠・塩のキャラバンとエルタ・アレ火山 8日間・10日間
アフリカ大地溝帯最深部 アファールトライアングルを行く 13日間
ダナキル砂漠とアビシニア高原周遊の旅 15日間

西遊旅行 米谷健吾




at 15:19│マダガスカル | アフリカの料理

2017年06月22日

旅の楽しみはやはり「食」 マダガスカルでのお食事

西遊旅行・東京本社の寺岡です。
今回はマダガスカルのツアーにおけるお食事の様子をご案内させていただきます。

■マダガスカルの主食は?
ずばり、日本人の私達と同じ、お米です。
それはマダガスカルに人々が居住し始めた歴史に遡ります。
かつて人々は、インドネシア方面の東南アジアから船に乗って、マダガスカルに辿り
ついたそうです。東南アジア方面から来た人々は、マダガスカル島に米食文化を
持ち込みました。
マダガスカルの首都・アンタナナリボから少し車を走らせるだけで、水田が広がります。
お米はそんなにパサパサしておらず、日本人の私達の口によく合います。

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首都アンタナナリボ郊外に広がる水田


マダガスカル料理_teraoka


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マダガスカル料理に、お米は欠かせません


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地元の市場でも、お米を売る女性たちを見かけます


■お洒落なメニューはフランス料理の影響
ツアー中はレストランやホテルでお食事をお召し上がりいただきますが、
「アフリカ」のイメージでいると、びっくりするようなハイクオリティのメニューが
出てきます。マダガスカルは一時フランスの統治下にあったことがその理由です。

特に驚いたのは、マダガスカル西部にある「大ツィンギー」を訪れるべく、モロンダヴァ
からベコパカまで、未舗装の悪路200㎞を一日がかりで移動した日の道中のレストラン。
小さな村に建つ木造のレストラン。バルコニーのような屋外にテーブルがセットされ、
ハエも飛んでいました(これは仕方ないです)。
しかし、テーブルの上には素敵なテーブルクロスが敷かれ、食器からメニューから、
とてもお洒落なものが運ばれてきました。各お料理の味もGOOD。
ツアーの日程上行き帰りの計2回こちらのレストランにて昼食をとることになりますが、
どちらとも満足なランチタイムとなりました。
下記にメニューをご紹介いたします。

【とある村のレストランで出てきたコースメニュー】
●小前菜:スモークフィッシュと胡椒のアイス●
●前菜:エビのサラダのパイナップル添え●
●魚料理:白身魚のグリルと野菜のソテー●
●デザート:ヨーグルトシャーベット●

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こちらのレストランは2回利用しましたが、2回目のランチタイムも豪華でした。
エビのグリルと人参のコンポート、魚のフィルのライス添え、チョコレートアイス等を
楽しみました。

■新鮮で豊富な魚介類
メイン料理は、お肉だとコブ牛が有名ですが、お魚や甲殻類もよく登場します。
エビのカレー、茹でガニ、タコのサラダ、車エビのグリル、お魚のスープなど。
エビやカニが大胆に振る舞われる点は、嬉しくなってしまいます。

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車エビのグリルとパスタ


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茹でガニ(なかなか固いですが)


■お楽しみは、現地のフルーツ
各お食事が充実したマダガスカルのツアーですが、隠れたお楽しみは現地のフルーツです。
どこでもマーケットに行けば、バナナやパパイヤ、ココナッツなど熱帯の果物が並べられています。
それに加え、地域ごとによく見られるフルーツがあります。

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市場で売られる熱帯のフルーツ


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日本ではたくさん食べる事のできないフルーツが盛りだくさん


南部では、運が良ければジャックフルーツをお召し上がりください。ジャックフルーツは
英名で、クワ科パンノキ属の植物。大きくて外側はとても固いのが特徴ですが、中身は
ほろり、ほろりと身が割れて取れて食べやすいです。

ジャックフルーツ_teraoka

ジャックフルーツは固いので、現地の方に切ってもらいました


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ジャックフルーツの中身。パイナップルのような色と繊維質。実はポロポロと取れます


西部モロンダヴァは、バオバブの並木道がある事で有名な場所。
ここではズバリ、バオバブの実とそのジュースをお楽しみください。
丸く大きなフットボールのような形をしたバオバブの実。スウェードのような茶色い表面
をしています。
私の時は、2,3個実をホテルに持ち帰り、ガイドさんが水を加えてジュースを作って
くれました。酸味のあるさっぱりとした味で飲みやすかったです。
その後調べてみると、バオバブにはオレンジの約3倍のビタミンCが含まれているそうです。

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バオバブの並木道


バオバブの並木道にて (9)_teraoka

並木道のすぐ近くで売られていたバオバブの実。左側はバオバブの木を模した民芸品


バオバブの花_teraoka

こちらは食べられませんが、おまけでバオバブの花
乾季に入り始めたころはまだ木に垂れ下がっていますが、落葉と共に地面に落ちます。
上の写真は地面に落ちた花を拾ってポールの上に乗せたものです。


・・・いかがでしたでしょうか?
アフリカの中でも貧しい国の一つと言われるマダガスカルですが、
意外と日本との食文化での共通点があり、また、洗練された食文化をもつ一面を
垣間見ていただけましたでしょうか?
また、マダガスカルはバニララム酒の生産でも有名です。
スーパーでは、香り高いバニラ入りラム酒が格安でお買い求めいただけます。

動物・絶景だけではないマダガスカルの旅を、ぜひお楽しみください。

at 13:56│ナミブ砂漠 | ナミビア

2017年06月07日

世界最古のナミブ砂漠を求めて

ナミビア1

 東京本社の有馬です。

 今回はゴールデンウィークに同行させていただいたナミビアの魅力についてご紹介させていただきます。

 ナミビアは正式名称をナミビア共和国といい、アフリカ大陸南部に位置する国です。1990年、隣国・南アフリカ共和国の不法統治から独立を果たしました。それ以前にも、1885年よりドイツ領南西アフリカとしてドイツ植民地であったため、ナミビア東部で大西洋沿岸の街・スワコプムントではその名残を見ることができます。



 ナミビアの最大の見どころのひとつにナミブ砂漠があります。世界最古の砂漠と称されるこの砂漠は、北はアンゴラ国境付近から、南は南アフリカ共和国北端まで、南北およそ1300km、東西50~160kmに広がっており、総面積はなんと50,000km²を誇ります。大西洋を北上するベンゲラ海流の影響で形成されたナミブ砂漠は、砂が鉄分を含んでおり、赤っぽく色づいているのが特徴です。ナミブとは、現地主要民族であったサン人の言葉で「何もない」という意味。その名の通り、一面が砂漠に覆われ、連なる砂丘のほかは何も見えません。


 ナミブ砂漠を見学するため、ナミブ・ナオクラフト国立公園へ向かいます。日の出の後、ゲートが開かれ、いざ中へ。朝日に照らされた光景はまさに絶景、息をのむ美しさです。

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 いくつものデューン(砂丘)があるなかでデューン45に登ってみます。
およそ300mも高低差があるこの砂丘、砂に足をとられ、一歩進むのも一苦労。頂上は、ほど遠い!

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 それでも何とか登っていきます。

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 砂丘用に用意したサンダルも脱ぎ捨て、裸足で登ること約20分。やっと頂上地点に到着です。

 さて、砂丘を降りるときは滑り落ちないように注意が必要です。さらさらの砂に、深く足が埋もれてしまいます。頂上の絶景を堪能した後に、スピードをつけて砂丘を降りていくのも快感です。

 
 ナミビアには砂漠だけでなく、野生動物を観察できるエトーシャ国立公園や、古代サン人によって刻まれた岩絵が残るトゥバイフルフォンテインなど見所が多くあります。

エトーシャトゥバイフルフォンテイン



 8月4日、9月8日出発のツアーはおかげさまですでに満席をいただいておりますが、9月22日出発のツアーは引き続き募集中です。ぜひ皆様のお申込みをお待ちしております。


 赤く輝く、世界最古の砂漠を見に行きませんか。

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at 08:15│ナマクワランド | フラワーウォッチング

2017年05月05日

アフリカの花園・ナマクワランド

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今日は年に一度、見渡す限りの花畑が広がる場所として知られる南アフリカのナマクワランドをご紹介したいと思います。既に今年の8月ツアーは催行決定となっていますので、是非、ご検討下さい。

ナマクワランドとケープタウンの休日
08月22日(火) ~ 08月30日(水) 9日間 468,000円 催行決定

南半球に位置する南アフリカは日本とは季節が反対となるため、8月末頃に春を迎えます。7月頃から降り始める雨は乾いた大地を潤し、8月の中旬から下旬にかけてナマクワランド地方を色鮮やかな花の絨毯で埋め尽くされるのです。まさに荒野が一面の花畑に変わる、そんな奇跡の場所が南アフリカの北ケープ州・ナマクワランドです。

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ナマクワランド周辺にはいくつかの花の名所があり、中でも有名な場所はマワクワ国立公園、グーギャップ自然保護区です。この時期、オレンジ、紫、白、黄色の花々が一斉に咲き誇り、熱狂的な花の競演が始まります。

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彼方まで続く花、花、花…これだけ多種多様で広大な花畑は、世界中を見回してもナマクワランドだけといえます。

約4000種もの植物が群生し、そのほとんどが固有種で、多肉植物だけでも1000種を数えます。
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色鮮やかな花々が一面を覆います。
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花畑で思う存分フラワーウォッチングをお楽しみいただきます。

旅の最後にはケープタウンに2連泊滞在し、豊かな自然をお楽しみいただきます。
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ボルダーズビーチに集まるケープペンギン。ペンギンの中でも小型種で、愛らしい姿を見せてくれます。
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南アフリカオットセイのコロニーのドイカー島をボート上から観察。
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インド洋と大西洋が交わるケープポイントやアフリカ最西南端喜望峰などの景勝地も訪れます。

ナマクワランドは8月中旬から9月上旬のわずか3週間だけ出現する幻の花園です。
是非、一年に一度現れる奇跡の花園を訪れてみてください。

at 09:23│エリトリア | エリトリア正教会

2016年12月11日

エリトリア人の信仰心にふれる ~聖マリア教会~

エリトリアの首都アスマラにある、聖マリア教会をご紹介します。
エリトリアでは古くからエリトリア正教が信仰されています。エチオピア正教の流れをくみ、1993年のエリトリア独立後、一部がエリトリア正教会として分離しました。現在はカトリック、プロテスタントそれからイスラム教も共存し、様々な宗教を信仰する人々が平和に暮らしています。
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聖マリア教会の日曜礼拝

この聖マリア正教会のあった場所には7世紀頃から小さな教会がありましたが、現在の建物は1917年~1920年に建てられたもので、正面に描かれる宗教画は1950年代にイタリア人の画家によって描かれました。
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毎週日曜日の朝には礼拝に多くの人々が集い、その敬虔な姿に心を打たれます。
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建物は四角形をしており、エリトリア正教の教会内部は3つのセクションに分かれます。
観光客も靴を脱いで内部のカディスト(礼拝場所)へと入ることができます。
人々の信仰の深さに驚かされるばかりです。

①キナ・マフレット:シンギングプレイスと言われ、ミサの際に歌が歌われる場所です。
②カディスト:人々が礼拝をする場所で、男女別に分かれています。この教会では女性は右側、男性は左側にこのセクションが設けられています。
③カディスタ・カドゥスタン:最奥部に位置する聖室。司祭しか入ることができない、教会でもっとも大切な場所です。

朝、7時過ぎに教会を訪れると、既に司祭による説教が始まっており、多くの人々が集まっていました。
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説教する司祭

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教会内部にて

エリトリア正教会では白い服装が正装とされ、人々は白い衣装に身を包み教会に集います。
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聖マリア教会を訪れる際には、日曜礼拝の時間に訪れると、建築物としての教会だけでなく、エリトリアの人々の信仰心にも触れることができます。

エリトリアを訪れるツアーはこちら
知られざるアフリカの角 エリトリア




at 17:00│カーボヴェルデ | 西アフリカ

2016年11月02日

知られざる島国 カーボヴェエルデ ~世界遺産シダーデ・ヴェーリャ

 大阪支社 高橋です。

 ようやく秋らしい気候となり、東北地方では紅葉の風景が見られるというニュースを目にしました。私の住む関西地方では、紅葉はまだまだといった様子ですが、今シーズンはどこで紅葉を楽しもうか、現在検討中です。今日との嵐山あたりをのんびり散策しながら、紅葉を楽しむのも良いかもしれません。

 今回は、アフリカのセネガル沖約600kmの海上に浮かぶ島国カーボヴェルデについてご紹介します。
 
 大小15の火山群島で構成されている、アフリカ最西端の島国・カーボヴェルデ。
 島それぞれに特徴があり、いまだ火山活動を続けるフォゴ島、緑豊かな山岳風景の広がるサント・アンタン島、文化の中心サン・ヴィセンテ島など、島ごとに異なる風土を体感いただけます。

 アフリカ最西端の島国・カーボヴェルデを構成する島々の中に、「サンチャゴ島」があります。

 ここサンチャゴ島において、観光のメインとなるのが、サンチャゴ島の盛衰を今に伝える歴史地区として、世界遺産に登録されている「シダーデ・ヴェーリャ」です。

 シダーデ・ヴェーリャは、首都プライアから15kmのところに位置しており、都市名は「古い都市」を意味します。カーボヴェルデ・クレオール語では単に「シダディ」(Sidadi)とも呼ばれています。

 アフリカ北西岸の沖合にあり、市の中心部は「熱帯地方で最初のヨーロッパ人の入植地」であります。
 サンチャゴ島が発見されたのち、1462年にアントニオ・ダ・ノリ(António da Noli)によってこの町は「リベイラ・グランデ」(ポルトガル語で「大河」の意味)と名付けられました。
 その後、1466年にシダーデ・ヴェーリャは、ギニアビサウやシエラレオネからブラジルやカリブ海地域へ奴隷を輸出する重要な貿易港となり、その結果、シダーデ・ヴェーリャはポルトガル入植地のなかで2番目に豊かな都市になったのです。

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【大西洋とシダーデ・ヴェーリャの街並みを一望】


 1572年までに、リベイラ・グランデの街には約1500人の人々が生活するまでになりましたが、その多くは谷の上までプランテーションを広げるための奴隷たちだったと言われています。谷の上方までオレンジ、レモン、ザクロ、イチジク、ヤシの木などで生い茂っていたそうです。

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【バナナ・プランテーションが広がる渓谷の展望】


 市内を一望できる「サン・フィリペ要塞」は1590年に建造されました。
 その目的は、(ポルトガルの)植民地をイギリスやフランスの手から、また度重なる海賊の侵入・破壊からリベイラ・グランデの街を守ることにありました。
 海賊たちの度重なる侵入、破壊、略奪により、要塞内で現存するのは「貯水タンク」のみでした。
 この貯水タンクは、雨水が水路を通り、小窓から地下のタンクに貯められる構造であり、また、動物の皮で作った袋を利用し、渓谷から水を運んでいたという話もあります。
 これらの作業は、想像するだけでも大変な仕事、奴隷貿易の重要な拠点として栄えた都市であったことを考えると、それらの仕事は奴隷がおこなっていたのであろうことが想像できます。

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【現存する貯水タンク】

 要塞内には、当時は武器庫、兵舎、礼拝堂さらには監獄までが建ち並んでいたとの事ですが、破壊され地中に埋もれてしまったとの事でした。

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【サン・フェリペ要塞】


 海岸線側の方へ足を延ばすと、いくつかの大砲も残されています。
 これらの大砲は、海より侵入・攻撃してくる海賊から、イギリスやフランスから、ポルトガル人入植地を守るために設置されていたというのは安易に想像がつくかと思います。

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【「海側」に向いた大砲】


 これらの「大砲の向き」について、現地ガイドさんから興味深い話をしていただきました。

 1585年、イギリスの海賊サー・フランシス・ドレイクは25隻の船、2300人の船員たちという大海賊団を組んでサンティアゴ島に到着し、リベイラ・グランデ(現在のシダーデ・ヴェーリャ)を略奪したという歴史があります。
 ドレイクの船団はこのリベイラ・グランデに2度上陸し、攻略した後にサン・フェリペ要塞までの山路を登って到達、攻め落としたとされており、その後に要塞の大砲は海側に向けられました。

 その後、1712年にジャック・カサール(Jacques Cassard)率いるフランス軍の船団が侵入してきた際、フランス軍はプライアの港に船を隠し、陸路でシダーデ・ヴェーリャに進軍し、背後(山側)から要塞を襲撃しました。
 その後、村へと下り略奪を行ったとされ、その後に要塞の大砲が山側に向けられたということでした。

 このような興味深いシターデ・ヴェーリャのサン・フェリペ要塞の見学を終えた後、海沿いに広がる「シダーデ・ヴェーリャの街の散策」もお楽しみいただきます。
 街の見どころは、また後日お伝えいたします。

 熱帯地域に初めて建設されたヨーロッパ入植地の姿を伝えるだけでなく、奴隷貿易の重要な拠点として複数の大陸の歴史にとって重要な役割も果たしたシターデ・ヴェーリャに興味を持たれた方、また、その他の島々の異なる風土を体感されたい方は、是非西遊旅行へご一報ください。

 次回は「シダーデ・ヴェーリャの街の散策」のみどころをご紹介いたします。

 つづく・・・。

■「世界遺産シダーデ・ヴェーリャ」へ訪れるツアー
 アフリカ最西端の島国 カーボヴェルデ
 ~知られざる島国・カーボヴェルデの自然と歴史を知る旅
 ①01月21日(土) ~ 01月30日(月) 10日間 ※まもなく催行
 ②02月18日(土) ~ 02月27日(月) 10日間 ※ご集中























 
 

at 10:01

2016年10月19日

ナミビアと言えば…

東京本社 寺阪です。

さて、ナミビアと言ったら何を思い浮かべるでしょうか?
おそらくナミブ砂漠という方が多いのではないかと思います。

かくいう自分も以前、個人的にナミビアを訪れた際はナミブ砂漠を目的に行ってきました。
オレンジ色の砂丘、そして立ち枯れたアカシアの木が並ぶまるで絵画のようなデッドフレイ。
どちらも魅力ですが、個人的には白とオレンジと青のコントラストが美しいデッドフレイが一番のオススメです。

※下記写真は全て3月に同行させていただいた時に撮影したものです。

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絵画のようなデッドフレイのアカシア


もちろん、有名な砂丘、デューン45や他の砂丘も美しいです。
こちらは通常、早朝に訪れるため、美しい陰影との対比がご覧いただけます。

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名前のついていない砂丘


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デューン45の上からの眺め


そしてツアーでは、小型機に乗り、デューン45やデッドフレイの上空を通過し、大西洋まで行ってくるデザートフライトを体験、地上からだけでなく、空からもナミブ砂漠を堪能いただきます。
地上からとはまた違った美しさを存分に味わえます。


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このような小型機に搭乗


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デューン45(中央やや左下の砂丘)の上空を通過


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デッドフレイの上空を通過


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大西洋まで迫る砂丘


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上空から見るナミブ砂漠



ツアーではナミブ砂漠だけではなく、不思議な植物ウェルウィッチア、巨大なオットセイのコロニー、珪化木がゴロゴロと転がる化石の森、世界遺産にも登録されているトゥバイフルフォンテインの岩画など、他にも見どころが満載となっております。
http://blog.livedoor.jp/saiyutravel-africa/archives/4991782.html

さらにヒンバ族の村を訪れたりエトーシャ国立公園でのサファリもあったり、毎日違う景色がご覧いただけ、飽きることはございません。

砂漠に興味のある方、サファリにも興味ある方、動物や民族に興味のある方、いろんな方にオススメのツアーとなっております。
是非、一度ナミビアを訪れてください。

現在発表中の日程は、
12/24発→募集中
12/29発→催行決定
2/17発→まもなく催行
3/11発→まもなく催行
となっております。

ツアーの詳細や最新の催行状況はこちらをご覧ください。