at 09:30│エチオピア | アフリカ大地溝帯

2016年07月22日

シミエン国立公園 「アフリカの屋根」をハイキング

東京本社の荻原です。
今回はエチオピア北部の「シミエン国立公園」をご紹介いたします。

「エチオピア」と聞いてイメージする場所と言えば、ダナキル砂漠やエルタ・アレ火山、ラリベラの岩窟教会群などが有名ですが、実はここシミエン国立公園は、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

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エチオピア最高峰ラスダシャン山(標高4,620m)をはじめとする高山が連なり、「アフリカの屋根」とも呼ばれるシミエン国立公園。およそ2500万年前の隆起と火山活動によって形成され、1,000mもの高さの断崖絶壁がいたるところでそそり立っています。

ツアーでは、標高3,300mの場所から切り立った山々が連なる景観を見ながら軽いハイキング。

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特殊な環境の中で独自の生態系が作り出され、ゲダラヒヒ、ワリアアイベックスといった固有の動植物を見ることができます。

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▲胸部が赤いゲダラヒヒ


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▲親の背中に乗った子どもの姿に出会えることも


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▲ナス科の「ソラヌム・エチオピクム」


高原の澄んだ空気を肌に受けながら、大自然を感じることのできるハイキングは本当に気持ちが良いです。

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シミエン国立公園のあるエチオピア北部・アビシニア高原は11月~3月頃までの間雨の少ない乾季のベストシーズンを迎えます。

今年は以前からご要望が多かった、シミエン国立公園を含む北部エチオピアとダナキル砂漠・エルタアレ火山を一度に周る充実内容のツアーを新設定致しました。

直行便が就航し、ぐっと距離が近く感じられるようになったエチオピア。
この機会にぜひ西遊旅行でエチオピアの旅をお楽しみください。


シミエン国立公園、イスラム都市ハラールを含むエチオピア5大世界遺産を10日間で巡る
ナイルの源・エチオピア アビシニア高原周遊の旅

<新企画>大地溝帯が造り出した奇跡の景観ダナキル砂漠と、世界遺産のシミエン国立公園を含むアビシニア高原を1度に訪問!
ダナキル砂漠とアビシニア高原周遊の旅

<新企画>シミエン山地とバレ山地、エチオピアを代表する2つの国立公園をじっくりと巡り、豊かな自然を楽しむ
固有種の宝庫 エチオピア自然紀行

at 09:30│エチオピア | ダナキル砂漠

2016年07月15日

極彩色のダロール火山 ~塩水が造り出した奇観

 大阪支社 高橋です。

 本格的な夏を迎え、毎日暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 弊社でも、先日「エチオピアと大地溝帯」のパンフレットを発表させていただきましたが、おかげさまで毎日たくさんのお問い合わせをいただいております。誠にありがとうございます。

 本日は、弊社でも2008年の視察実施から、長年ツアーを実施し、これまで数多くのお客様をご案内させていただきました「ダナキル砂漠・塩のキャラバンとエルタ・アレ火山」のツアーの中での
見どころの1つ「極彩色のダロール火山」をご紹介いたします。

 地熱によって噴出した塩水が造りだした「極彩色の奇観ダロール火山」

 「ダロール火山」とは、エチオピアのエトラエール山脈の北東、アファール州ダナキル砂漠に位置する、高さ約50m程度の溶岩台地の小さな山で、玄武岩質のマグマが地中に侵入したことによって形成されたと考えられています。
 現在も活動は続いており、1926年にはダロール火山にて水蒸気爆発が起こり、直径約30mのクレーターが形成される現象が起き、ここ近年ではこの水蒸気爆発が最後の大きな現象です。 
 雨水などが地中にしみ込む過程で地層にある塩や硫黄を含みます。それらの水が地熱によって熱せられ、水蒸気となって噴出し、地上で冷やされると再び液体化します。
 この中に含まれる塩、硫黄、カリウム等の鉱物が人口的には作り出すことのできない、絶妙な色彩を作り出しているのです。
 また、塩水が噴出する場所は毎年変わるのが特徴で、訪れるたびにその姿を変えているのも不思議なところです。

 ここからは、ダロール火山を楽しむ1日の流れをご紹介いたします。

 早朝、キャンプ地であるアハメッド・エラ近くにある枯れ川のほとりへ出向き「塩のキャラバン」の見学に向かいます。
 旅の道中で出会うラクダのキャラバン隊は、アサレ湖の塩の採掘場へ向かう前に、アハメッド・エラ近くで一晩を過ごし、日の出前から塩の採掘場を目指して出発します。

 そんな絶好の撮影機会を逃す西遊旅行ではありません。

 もちろんキャラバン隊が出発する前から、撮影ポイントでスタンバイし、朝焼けに染まる空の下、キャラバン隊の行進の見学・撮影を楽しんでいただきます。

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【早朝、アサレ湖を目指して出発するキャラバン隊】

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【アハメッド・エラに朝日が昇る】

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【アハメッド・エラで出会ったアファール族の少女】


 キャンプ地に戻り、朝食を済ませた後に「ダロール地区」への見学に向かいます。
 ダロール火山の麓に到着後、山頂台地を目指し、ダロール火山の約30~40分のミニ登山を開始します。

 山頂台地に昇る道中、一度は後方を振り返ってみてください。
 延々と続いているのではないかと錯覚してしまうほどの広さのダナキル砂漠の景観、また遠望ながら、塩の採掘場のあるアサレ湖を見渡すことができます。
 また、ラッキーだと紅海方面から吹く風が、酷暑に悩まされる私たちに「ひとときの涼み」を与えてくれます。

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【振り返るとダナキル砂漠とアサレ湖の景観が広がる】

 山頂台地へ登り切ると、雨、風の浸食により形作られた「塩のテーブル」が台地に広がる風景をご覧いただけます。
 注目すべき点は、台地に広がる塩のテーブルが「全て同じ高さ」である点です。
 1つの層が浸食された結果が、あのような不思議な景観を作り上げているというのがよく理解できる場所であります。

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【山頂台地に広がる塩のテーブル】

 その後、いよいよ「硫黄フィールド」へと足を運びます。
 塩のテーブルの先にある小高い丘を登り切ったところに立つと正面に黄色(硫黄成分)白色(塩化カリウム分)赤色(鉄化合物)と極彩色の景観が広がります。
 この光景をご覧いただいた瞬間、お客様の歓声が硫黄フィールド全体に響き渡ります。
 一面に広がる極彩色の硫黄フィールドも印象的ですが、その1つ1つを細かく見学すると、人工的に造り出す事の出来ない大自然の作品の素晴しさを感じ、地下から湧き出た水蒸気、液体化したものがこういった素晴しい造形美を作りだす大自然の驚異を感じるに十分なポイントです。

【極彩色の絶景が広がるダロール火山】

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【大自然の驚異を感じる造形美もご覧いただけます】

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 極彩色の硫黄フィールドを一周し、下山ルートに差し掛かる道中、「イタリア軍キャンプ跡地」も見学します。
 1941年までエチオピアを植民地としていたイタリアが軍ならびに科学研究のキャンプを設置していた場所なのですが、なぜか撤退する際に全ての機材などを燃やし置いて行ってしまったそうです。
 こんな素晴しい大自然の景観の一部に、このような残骸を残して帰るという行為は本当に残念で仕方ありません。

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 3つのエリアを見学後、同じルートを辿り下山します。

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 ダロール火山の見学後、「アサレ湖の塩の奇岩群」や「塩を積み込み帰路につくキャラバン隊」の見学などをお楽しみいただきます。
 
 その見どころについては、追々ご紹介していきたいと思います。

 エチオピア・ダナキル砂漠の旅と言えば、エルタ・アレ火山の「漆黒の闇夜に浮かび上がる溶岩湖」をイメージされる方が大半です。
 今シーズンの弊社パンフレット「エチオピアと大地溝帯」でも表紙として使わしていただきましたが、「極彩色の絶景が広がるダロール火山」も、たくさんの魅力が詰まった素晴らしい場所であります。
 エルタ・アレ火山だけでなく、大地溝帯ならではの絶景が展開するダロール地区も是非お楽しみいただきたい、私個人として、また弊社としてもお勧めの場所であります。

■ダロール火山の見学に際して 
 硫黄ガスが噴出する場所での見学となりますが、弊社ではガスマスクを準備し、皆様へお配りしておりますので、ご安心ください。
 念のため、口元を覆うマスクやハンカチは必ずご準備ください。

■ここがツアーのポイント
 弊社ではアハメッド・エラでのキャンプ泊(テント泊)では2連泊とさせていただいております。
 ダロール地区に展開する絶景の数々を、余すところなく、ゆっくりと見学していただくため、猛暑の中でのテント泊ではありますが、2連泊の設定としております。
 過酷な環境下でも快適にお過ごしいただくため、発電機と冷蔵庫を準備し、冷たいお飲み物もご提供。専属コックも同行。毎日の飲用ミネラルウォーターも十分にご用意いたしますので、ご安心ください。


■「極彩色の絶景・ダロール火山」へ訪れるツアーのご紹介
  ダナキル砂漠・塩のキャラバンとエルタ・アレ火山 10日間

  アフリカ大地溝帯最深部 アファール・トライアングルを行く13日間

  <新企画>ダナキル砂漠とアビシニア高原周遊の旅

■特集「ダナキル砂漠をゆく」
 ※「ダナキル砂漠について」「みどころの紹介」「よくある質問」など、弊社HPで特集しております。

※「エチオピアの旅」については、おかげさまで非常にお問い合わせが殺到しております。
 ご興味あるコースがございましたら、お早目にお問い合わせください。


at 09:30│ナミビア | 野生動物サファリ

2016年07月08日

エトーシャ国立公園 ナミビアでのサファリはここ!

東京本社の廣野です。

たくさんの魅力をもつナミビアについて書きます。
ナミブ砂漠、ヒンバ族など、このブログでもナミビアの魅力について何度もみなさんに紹介させていただいていると思いますが、ナミビアではサファリも楽しめます。

エトーシャ国立公園
エトーシャ国立公園

エトーシャ・パンと呼ばれる約4,700平方kmの広大な塩原が、ナミビア北部に広がっています。
この塩原とその周辺がエトーシャ国立公園として保護されており、ナミビアの中でも最も大きな野生動物保護区のひとつとなっています。

エトーシャ・パンは、1年のうちほとんどは乾いた状態ですが、たまに大雨が降ったあとには薄く水が張ります。地表に蓄えられたミネラル分が溶け出すため、その水は非常に塩分濃度の濃いものとなります。

基本的にはとても乾いた土地ですが、いくつかの水場を中心に集まる動物たちを見ることができます。

ツアーでもよく見る動物たちの例としては下記の通りです。

キリン
シマウマ
オグロヌー
オリックス
エランド
スプリングボック
クードゥー
アフリカゾウ
ダチョウ

目の前の道路を横切るシマウマ
シマウマ


オグロヌー
オグロヌー


水を飲むオリックス
オリックス



スプリングボック(手前)とクードゥー(奥)
スプリングボックとクードゥー



アフリカオオノガン
アフリカオオノガン



また、運が良ければ下記のような動物に出会えることも!

クロサイ
チーター
アフリカライオン

くつろぐライオン
アフリカライオン




こちらは、実際に私が添乗で行かせていただいた際に撮った写真です。
アフリカゾウ

視界の中にこんなにたくさんのゾウがいることは、滅多にないのではないでしょうか?!
この時は、ゾウたちが水浴び(泥あび)をしているのを見ることができ、大迫力でした!


限られた水場に、色々な種類の動物たちが集まるのも面白いです。
エトーシャ国立公園


エトーシャのサファリは、四輪駆動車ではなくツアーの大型バスでそのまま行います。
決まった道から外れることはできないですし、動物の種類もそこまで多くはないかもしれません。
アフリカでサファリと言えば!のケニア・タンザニアなどと比べると若干劣ってしまうかもしれませんが、ナミビアの魅力のひとつとして、ぜひ体験していただきたいサファリです。

ほぼ1年を通して設定し、ご好評いただいているナミビアのコース、現在発表済みのコースは下記の通りです。

■8/5発  ナミビア →催行決定!残席はお問い合わせください。お申し込みはお急ぎください。
■9/9発  ナミビア →催行決定!残席はお問い合わせください。
■9/23発  ナミビア →まもなく催行予定です。
※詳細は こちら をクリックしてください。

お気軽にお問い合わせください!

ふさふさまつ毛のキリン
キリン




at 09:30│ジンバブエ 

2016年06月30日

カミ遺跡

今回はジンバブエのカミ遺跡についてご紹介したいと思います。

カミ遺跡はジンバブエの標高1000mのジンバブエ高原の西部、ブラワヨ近郊にある石造遺跡群。カミ遺跡群国立記念物とも呼ばれます。グレート・ジンバブエ国が放棄された後に栄えたトルワ国の首都です。このころ、ムニュムタパ国とトルワ国という2つの大国が栄えますが、岩の建築というグレート・ジンバブエの特徴を発展させ、引き継いだのがこのトルワ国でした。このトルワ国の首都として栄えたのが、カミでした。より高度な技術で作られた国の後には、グレート・ジンバブエでは見られなかった美しい装飾が至る所で用いられています。

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15世紀にトルワ王国の首都となり、17世紀頃まで機能していました。町の人口はおよそ7000人、中央の丘に王と霊媒師が住んでいました。西の傾斜部分の装飾が一番手が込んでいて、その美しさに圧倒されます。
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石ブロックひとつおきにくぼませて作った市松模様(チェック柄)がふんだんに施されています。この模様をワニ、つまり先祖の霊のシンボルであると考える人もいます。
日本ではあまり知られていない遺跡ですが、グレート・ジンバブエから引き継いだ石造建築技術の発展がはっきりと確認出来ます。遺跡好きの皆様には是非訪れていただきたい場所です。

ジンバブエの知られざる見どころへもご案内するツアーはこちら。
9月は満月の夜に月の光とビクトリアの滝の水煙が織り成す絶景をご覧いただくチャンスがある、ルナ・レインボーにもご参加可能です。
※9月10日出発で設定しておりました当コースは、9月9日出発、10日間コースとして再設定しております。詳細な日程は担当までお問い合わせください。
催行間近となっておりますので、この機会に是非ご参加ください。

■「石の都とサバンナの国ジンバブエ

at 09:30│コモロ諸島 

2016年06月24日

知られざるインド洋の島国 コモロ諸島の魅力

アフリカ大陸とマダガスカルのほぼ中間、モザンビーク海峡の北端にコモロ諸島はあります。4つの島から構成されておりすべて火山性で山がちです。15世紀頃よりアフリカの内陸部やインドネシア、アラビア半島から移民が到来し、イスラム教徒のスルタンが治める国となりました。フランスの保護領となった後、1975年に南東にあるマヨット島を除く3島がコモロ連合共和国として独立。マヨット島は住民投票の結果フランス海外領としてとどまりました。

日本ではあまり知られていないマヨット島を含むコモロ諸島の様子をお届けします。

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インド洋に位置しながら、フランス海外県であるマヨットは完全に周囲をサンゴ礁で囲まれ、世界でも最も美しい礁湖ともいわれます。

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ボートに乗り、ウミガメがやってくるというサジル自然保護区へ。

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実際にカメは見られませんでしたが、静かな浜辺には研究者が滞在していて、昨晩孵化して海に旅立っていった子ガメを映像を見せてもらいました。

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船内で読書にふける地元の女性。樹皮から作られる日除けの為の粉を塗っていました。

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島の東部にある巨大なバオバブ。

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イランイランはこの島の特産。蒸留所でかいだオイルはとてもいい香りがしました。

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グランドコモロ島にわたると国教がイスラム教というだけあり、女の子もシロマニという女性用の衣装をきています。

島は美しいマンゴーの木と、近年移植されて高い繁殖率をもつアボガドの木が見られます。ホテルの朝食でも大人の両手ほどもあるような熟したアボガドが。醤油をつけるとマグロのトロというのは、本当でした。

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首都モロニ近くの砂浜。

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活気のある市場では獲れたばかりの近海の魚たちや新鮮な野菜・熱帯の果物が並んでいました。
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白亜紀に絶滅していたと考えられていた「生きた化石」シーラカンス。コモロの近海で捕獲された。
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港の金曜モスクと、後方は楯状火山である最高峰カルタラ山(2,361m)。
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頂上には幅3~8kmもある世界でもっとも大きなクレーターのひとつがあり、いまだに活動中。(個人撮影)


コモロ諸島と、絶景レユニオンも一度に訪れます!西遊旅行のツアーはこちら!

at 19:58│エチオピア | アフリカ大地溝帯

2016年06月20日

エチオピアとアフリカ大地溝帯パンフレット発表

この度、2016年の秋~2017年にかけての「エチオピアと大地溝帯」特集パンフレットを発表しました。
今年は新コースも充実。これまでの定番コースから、改定コースに加えてエチオピアオオカミが生息するバレマウンテン国立公園を訪れるコース、エリトリアを訪れる新企画も2コース発表しました。
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1.ナイルの源・エチオピア アビシニア高原周遊の旅
 聖地ラリベラや旧都ゴンダール、イスラム都市ハラールなどアビシニア高原を中心に5つの世界遺産を巡ります。数々の歴史遺産が多きなみどころですが、雄大な山並みが美しいシミエン国立公園も訪れます。
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聖地ラリベラの聖ギオルギス教会

2.ダナキル砂漠・塩のキャラバンとエルタ・アレ火山
 例年大好評をいただいておりますエチオピア北東部ダナキル砂漠への旅。10日間でアフデラ湖、エルタ・アレ火山、アハメッド・エラでは塩を運ぶラクダのキャラバンやダロールの奇観など地球の息吹を感じることができるツアーです。
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極彩色のダロール火山

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夜のエルタ・アレ火山

3.アフリカ大地溝帯最深部 アファールトライアングルを行く
 ジブチからエチオピアへ陸路で国境を越え、エルタ・アレ火山、ダナキル砂漠へと抜けるコース。今年は13日間で設定しましたので、より短い日数でアフリカ大地溝帯最深部への旅をお楽しみいただけます。

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美しいグラデーションを成すアッサル湖

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アベ湖畔に放牧にやってくるアファール族の少女

4.ダナキル砂漠とアビシニア高原周遊の旅
 今年新たに設定したコースです。エルタ・アレ火山、ダロールの奇観、ラクダのキャラバンなどダナキル砂漠のハイライトを訪れると共に、アビシニア高原に残る歴史遺産も見学。一度にエチオピア北部を巡りたい方にはお勧めのコースです。

5.バレマウンテン国立公園とリフトバレー湖沼群
 近年注目を集めるバレマウンテン国立公園。標高4,000mを越えるサネティ高原から、美しい苔むした森が広がるハレナの森、マウンテンニアラやメネリクブッシュバックなど固有の野生動物が生息する北部の草原地帯など、ひとつの国立公園内で、様々な植生が広がっている特徴があります。アフリカ最後のオオカミとも呼ばれるエチオピアオオカミの観察も大きな見どころです。

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サネティ高原のジャイアント・ロベリアの群生

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アフリカ最後のオオカミと言われるエチオピアオオカミ

6.固有種の宝庫 エチオピア自然紀行
 バレマウンテン国立公園とシミエン国立公園。豊かな自然を残すエチオピアを代表する2つの国立公園を訪れる新企画。ウェブ川が造りだした巨大な洞窟ソフ・オマールも見逃せません!
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アフリカの屋根と呼ばれるシミエン国立公園

7.知られざるアフリカの角 エリトリア
 これまでベールに包まれてきたエリトリア。1月の視察を経て新発表いたしました。エリトリア鉄道の乗車や紅海に浮かぶダラク諸島、アファール族が自然と共存して暮らすブリ半島、アクスム王国の遺跡群など知られざるエリトリアを巡る11日間の旅です。

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ケレンの月曜市

8.エリトリア探訪
 蒸気機関車の旅、ダラク諸島、アフリカらしいケレンの月曜市などエリトリアの主要な見所を8日間で訪れます。全てホテル泊ですので、キャンプ泊が心配な方にお勧めです。

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エリトリア鉄道に乗車

既にたくさんのお申し込みをいただいているコース、出発日もございます。
是非、お早目のご検討よろしくお願いします。

西遊旅行 米谷健吾




at 13:46│エチオピア | 伝統文化

2016年06月14日

スルマの伝統儀式 ドンガ(エチオピア)

今日はエチオピア南西部に暮らすスルマの人々についてご案内したいと思います。南部エチオピアにはいまだに昔ながらの暮らし続ける民族が多数暮らしていますが、その中でも最も伝統的な文化、風習を残すのがスルマ族です。彼らはオモ川の西側に暮らし、牛と共に生きる民族です。
スルマ族には3つの系列があり、スーリ、ムルシ、 それぞれその様に呼ばれ、オモ川の西側に暮らすのはスーリと呼ばれる人々。オモ川の東側・マゴ国立公園周辺にはムルシ族が暮らしています。

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スルマの女性

彼らは牧畜を中心に生計を立てていますが、少し農業も行いソルガムやトウモロコシなどの穀物を育てます。石臼を使って穀物を挽き、パンや地ビールを作ります。

牛は彼らにとって欠かせない存在です。牛の糞を集め、体に塗るのですが、これは虫よけや皮膚病の予防になると信じられています。マラリアの予防としても考えられています。

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瘢痕模様を施すスルマの女性

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デヴィニャと呼ばれるリッププレートをはめるスルマの女性

牛のミルクはもちろんですが、血を飲むのもスルマの人々の特徴です。ナイフを使って牛が死なない量の血を抜き、飲むのです。その他、牛の尿を使って顔や体を洗ったりします。エチオピア南部にも近年は舗装道路が拡張され、ここ数年で大きな変化が起こり始めていますが、スルマの人々はいまだこの様な文化を残しています。
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牛を育てて暮らすスルマの人々

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牛の地を取って飲む文化が今でも残っています。

スルマ最大の文化と言えるのが「ドンガの儀式」です。男達がドンガスティックと呼ばれる長さ1.2m程の木の棒で戦う儀式なのですが、その危険さから2011年にスルマの行政によって禁止されました。これはスルマの人々の中にも近年は都会で勉強する人達が増え、彼らが役人となった時に、ドンガの様な野蛮な文化はなくした方がいいと考え、実施されたそうです。しかしながら、人々にとってかけがえのない儀式であり、多くのスルマの人々が再開を望み、昨年からこのドンガが再開されることになりました。

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ドンガの会場へと向かう人々

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ドンガの儀式が行われる会場

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スルマの伝統儀式・ドンガ

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村人によって担いで運ばれる勝者

ドンガの儀式はいくつかの村対抗で行われ、同じ村同志では戦いません。場所や時間は村の長老たちによって決められ、時間になると多くのスルマの男女が集います。

戦いはどちらかがギブアップするか、大きな怪我を負うまで続きますが、ちゃんと審判も存在します。ギブアップすると2年間はドンガに参加できないらしく、男達は必死になって戦います。

場合によっては相手が死んでしまう事もあります。その様な場合はなくなった相手の家族へ牛などを送るという補償制度の様なものもあるそうです。

勝利を得たスルマの男は村人に担がれて女性達が集まる場所へと向かいます。そこでドンガスティックを地面に置きます。その男性を気に入った女性は自らのブレスレットをドンガスティックの上に重ねておきます。最初にブレスレットを置いた女性がその男性を射止めるのです。しかし、これは恋人を見るけるためのもので、結婚とは関係がありません。

古くから続いてきたこの伝統文化。一時は2度の戻ってくることがないかと思われていましたが、再び再開されることになりました。この機会に弊社でもこの「ドンガの儀式」を求めてエチオピア南西部を訪れるツアーを設定しています。ドンガの儀式はいつ、どこで行われるのか、現地に行ってみないとわかりません。そのため、彼らの暮らすキビシュにて時間を多めにとり、情報を集めながらツアーを進行します。
近年、経済成長も著しく、人々の暮らしにも大きな変化をもたらしているエチオピア。是非、このチャンスをお見逃しなく。

◆キビシュに3連泊。
エチオピア最深部 オモ川流域に暮らす人々を訪ねて

◆キビシュに4連泊
エチオピア最深部 スルマの人々を訪ねて