at 20:29│ニジェール | サハラ砂漠

2011年02月14日

ニジェールの塩のキャラバン Azalai アザライ 2011

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サハラ砂漠でトゥアレグによって営まれる塩のキャラバンを「アザライ」といいます。20世紀初頭には2つのアザライが存在しました。
①トンブクトゥ~タウデニ(マリ)
②アガデス~ファシ~ビルマ(カワル山地)
この2つは現在も残る唯一のサハラのキャラバンであり、雨期があけ気温が下がる11月~1月に最も多く組まれますが、トラックの輸送が発達してきたため、ニジェールでのキャラバンは衰退にあります。

2011年1月、ニジェールのファシ付近で、幸運にも”塩のキャラバン”に出会うことができました。


caravan06ファシのオアシス手前でキャラバンの足跡発見! 
車でキャラバンの足跡を追跡、幅から大きなキャラバンであることを推測 







caravan01荷済みをしている出発直前のキャラバンと遭遇。150Kg~200Kgほどの荷物を積むとのこと。ビルマやファシで作られているヤシの木の幹でかたどった塩Kanutuを積んでいます。






caravan05塩とラクダの食料の干草をつんで出発する。後ろのラクダは前のラクダの干草を食べないように口にロープが巻かれています。また、キャラバンには修行中の子供ラクダの姿も。






caravan02今回であったキャラバンは、ナイジェリア国境マラディの近くのマダワから出発したキャラバン。
マダワ→アガデス→トラヤ→テネレの木→ファシ→ビルマ→ファシ→テネレの木→トラヤ→アガデス→マダワと歩いている、ファシを出発して1日目のところでした。「何日間のキャラバンですか」と聞くと、「家を出てから今日で50日目」と。


マラディの近くのマダワで黒人トゥアレグによるキャラバンでした。「昨日は朝9時半にファシを出て夜中まで歩いてここにきた」と。ファシからちょうど50Km地点でした。400匹のラクダを連れた隊で、今年2回目になる11歳の見習いの子供も参加していると、35年キャラバンをしているリーダーが説明をしてくれました。

キャラバンに出会えた、という幸せ。この伝統が受け継がれていきますように。

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文・写真 Mariko SAWADA  澤田真理子


テネレ砂漠の塩のキャラバンと出会うチャンスのある西遊旅行のニジェールの旅
「ニジェール・アイール山地とテネレ砂漠塩のキャラバンルートを行く」

at 14:35│エチオピア 

2011年02月13日

アフリカのラクダ

今日はアフリカで家畜として飼育され、頻繁に見かけるラクダについてお話します。

≪写真下:エチオピア・ダナキル砂漠のラクダのキャラバン≫
9443ラクダにはヒトコブラクダとフタコブラクダが存在しますが、アフリカではヒトコブラクダが飼育されています。一方、フタコブラクダは中国やモンゴルなどで良く見かけます。今から2000年位前からサハラは砂漠化をはじめ、砂漠の移動には馬ではなく乾燥や暑さに強いラクダが使用されるようになりました。これはアルジェリアのタッシリナジェールやリビアのアカクス山中に残る岩絵からも伺い知ることができます。

≪写真下:モーリタニアの砂漠にて放牧されるラクダの群れ≫
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古くからサハラ交易を支えてきたラクダは「沙漠の船」と呼ばれ、長きにわたってキャラバン隊の主役を務めてきました。近年になって自動車が普及すると徐々にキャラバンの姿は少なくなってきたもののニジェールやマリ、エチオピアのダナキル砂漠などで未だに活躍しているラクダもたくさん存在するのです。


そんなヒトコブラクダのすごい所をいくつかご紹介しましょう。

・頑丈で太い骨格と頸部靭帯を持ち、200kgもの重い荷物も持つことができる。
・一日60kmもの距離を歩くことができる。
・こぶにエネルギーと水分を補給することができ、5~8日間何も食べなくても生きていくことができる。
・体温が6度上下できる。これによって砂漠の厳しい環境でも対応できるのです。
・ヒトコブラクダのミルクは、ビタミン・ミネラルが牛乳の3倍もあり、抗菌性も高い。

サハラを旅しているとラクダを良くみかけますが、野性のラクダは存在せず、全て家畜として放牧されているものです。野生のヒトコブラクダは、辛うじてオーストラリアで二次的に野生化したものが存在するのと、2001年には中国の奥地にて1000頭のヒトコブラクダ野生個体群が発見された程度しかいないそうです。

≪写真下:エチオピア・アサレ湖の塩の採掘所にて≫
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見かけは面白い顔をした動物ですが、人間にとって、特に砂漠暮らす人々にとっては切り離す事ができない重要な動物なのです。


大阪支社・米谷健吾

at 13:01│ニジェール | サハラ砂漠

2011年02月08日

かつてはキリンの楽園、ニジェール

2010年末から2011年2月初めまで日本とニジェールを2往復。さらに首都ニアメからアイール山地とテネレ砂漠の入り口アガデスまで1000キロ。苦労の果て、目の前に広がるテネレ砂漠の美しさは格別です。
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さて、ニジェールで気になるのが「キリン」。アイール山地にはたくさんの岩刻画が残されていますがニジェールの岩刻画の特徴はなんといっても「キリン」の多さ。実にさまざまな手法で表現され、中にはダボスの岩刻画のように最大・最高傑作とさえいわれるものもあります。




niger_giraffeニジェール・アイール山地の岩刻画は諸説がありますが、紀元前6000年以降の作品が多いといわれています。このモデルとなったキリンは、ジラフ・カメロパルダリス・ペラルタと呼ばれる、ほかのアフリカに暮らすキリンとは異なるもの。かつてはニジェール全土に棲息していましたが1900年代に激減し、1995年には65匹にまで減ってしまいました。その後の保護努力で2009年には200匹まで回復しています。このキリンは首都ニアメから60㎞のクレ付近でみかけることがあります。

ホンモノのキリンと出会うチャンスはなかなかなくても、素敵な岩のキリンたちがいます。アイール山地のアナコムのキリンの岩刻画は、アーチストによるキリンの模様のさまざまな表現が見られます。

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beer niger01そして旅の夜は「キリンビール」。BEER NIGERと呼ばれるニジェールのビール。日本のお客様には「キリンビール」と親しまれています。

砂漠とキリンに乾杯

文・写真 Mariko SAWADA 澤田真理子


at 16:55│マリ 

2011年01月27日

ドゴン族の仮面(マリ)

こんにちは。
今日はマリに暮らすドゴン族の仮面について、お話をしたいと思います。

ドゴン族は現在バンディアガラと呼ばれる断崖に集落を作り、昔ながらの
伝統的な生活習慣を残して、暮らしています。
もともとは低地に住んでいたと考えられていますが、侵入者から追われて
この地に逃げ込んできたそうです。

ドゴン族を有名にしているもののひとつが「仮面」です。
様々な種類の仮面が作られ、これを用いた踊りが御祭りや葬儀などで催され
ます。ドゴン族最大の祭りは60年に一度行なわれる「シギの祭り」や12年に一度祖先の霊をまつる「ダマの祭り」が有名ですが、訪れる観光客のためにも
ドゴン・ダンサー達が仮面舞踊を披露してくれます。

仮面の役割の中には、死者の魂を宿し、現世と交信するというものも
あり、とても神秘に満ちています。

仮面の種類も様々で、その一部をご紹介します。


カナガP1020424【カナガマスク】上の横棒が空、下の横棒が大地、真ん中の縦棒がドゴン族の暮らす世界を表しています。








ウサギ【ウサギのマスク】動物をかたどったマスクもたくさんあります。








ハイエナ【ハイエナのマスク】ハイエナを模った仮面です。
















女性【女性に扮するダンサー】貝殻などで作った長い髪の毛が女性を表しています。














シリゲ【シリゲのマスク】これはドゴン族の宗教的な指導者であるホゴンの家を模った仮面と言われています。















他にもいろいろな仮面がありますが、残りは現地に行ってからのお楽しみです。
夏は大変暑い所ですので、気温が下がる12月~2月のベストシーズンに是非訪れてみて下さい。

at 13:42│エチオピア 

2011年01月21日

変化を続けるエルタ・アレ火山(エチオピア)

城戸撮影IMG_6155IMG_0193

大阪支社の米谷です。
本日はエチオピア北東部・アフリカ大地溝帯ダナキル砂漠のエルタ・アレ火山の最新情報をご案内します。


2008年からたくさんのお客様にご参加いただいた、エチオピア・ダナキル砂漠への旅。そのハイライトのひとつが活火山エルタ・アレです。


活発なマグマの活動を眺められ、地球の活動を間近に感じられる世界に類を見ない場所といえます。粘性が低いマグマをたたえ、楯状の形をしておりハワイのマウナロア火山と同じ様な形をしています。


昨年11月末、このエルタ・アレ火山に大きな活動がありました。火口のひとつから溶岩が溢れ出し、その溶岩が冷えて固まったことによりクレーターが大きく姿を変えたのです。


現在は落ち着いた状況ですが、まさに活動を続ける活火山と言えるでしょう。
姿を変えた火口は年末年始のツアーで訪れた際にはさらに変化をとげ、訪れる
度にその姿を変えているようです。


次回はどの様になっているのか。
大自然の凄さに驚かされるばかりです。



at 20:37

2011年01月20日

アフリカ担当者によるスタッフブログ「アフリカン・ドリーム」スタート!

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こんにちは。アフリカの情報をお届けするスタッフブログ「African Dream」をスタートしました。

アフリカは言葉で言い表す事が出来ないくらい、変化に富んだ大陸です。
まだまだ日本人にとって馴染みのない国もたくさんありますが、少しでも多くの皆様にアフリカの魅力をお伝えできればと思っています。

一度はまったら抜けられない。そんな魅力をもつアフリカの扉をここから開けてみて下さい。

アフリカ担当一同

(写真:テネレ砂漠 アラカウの大砂丘・ニジェール)