バオバブの木

2013年03月13日

マダガスカルのシンボル・バオバブ

こんにちは。大阪支社の米谷です。
今日はこれから乾季のベストシーズンを迎えるマダガスカルについてご案内します。
中でも国のシンボルとも言えるバオバブの木について紹介したいと思います。

「バオバブ」の名は、16世紀に北アフリカを旅した植物学者が「バ・オバブ」と著書に記したのが始まりと言われています。もとはアラビア語のブー・フブーブ(種がたくさんあるもの)という言葉から来ているという説が有力で、原生種がマダガスカルに6種、オーストラリアとアフリカに1種ずつ存在します。

現在ではアフリカを中心に、オーストラリアなど亜熱帯から熱帯に分布しており、他の植物が生息することが困難な暑く、乾燥したサバンナに生息しています。

バオバブは食料として、また薬や縄、布などの生活用品としても人間に材料を提供してきました。果実はビタミン、ミネラルなどの栄養価が高く、ビタミンCも大変豊富で、貴重の食料でした。種も栄養があり、プロテインとカリウムが豊富に含まれています。

そんなバオバブの木が最も有名な国はやはりマダガスカルでしょう。国内には様々な場所でバオバブを観察できますが、最も有名な場所はムロンダヴァという町です。アンタナナリボから国内線で約1時間。マダガスカル西部に位置するムロンダヴァ周辺には沢山のバオバブが自生しており、旅行者にも人気のスポットです。
町から車で1時間程走ると様々なバオバブの木を観察することができますので、ご紹介したいと思います。

双子のバオバブ双子のバオバブ。2つの巨木が並んで建っていることからその様に呼ばれています。










逆さバオバブ
逆さバオバブ。5月頃はまだ雨季の間に降った雨によってできた池が残っており、水面に鏡の様に映るバオバブもご覧いただけます。また、朝にはこの池に睡蓮が花を咲かせ、美しい風景をお楽しみいただけます。


睡蓮とバオバブ
睡蓮の咲く池とバオバブ

愛し合うバオバブ愛し合うバオバブ。2つの木が絡みあい、抱き合っている様な姿に見えることから名前がつけられました。









そして、バオバブの並木道。なんとも巨大なバオバブの木が連なり、迫力満点の景色。
バオバブ並木道


ここで、夕日が沈むのを待ちます。地元の子供たちも集まってきて、何やら物売りを始めたりします。徐々に太陽が沈んでいくと静けさと共に、バオバブの木がシルエットとなり、マダガスカルならではの風景をお楽しみいただけます。
夕映えに映えるバオバブの並木道8


ゴンドワナ大陸から分離し、独自の生態系を育んできたマダガスカル。見どころはバオバブだけではなく、シファカやキツネザルをはじめとする様々な野生動物も大きな魅力です。4月~10月にかけて乾季を迎え、観光に最も適した季節となります。
今年は新たに世界遺産のベマラハ国立公園のツィンギーも日程に加えた改定版でお届けしています。南部のベレンティ国立公園では横跳びで有名なシファカやワオキツネザル、東部のペリネ保護区ではインドリなどの固有の野生動物を観察。ムロンダヴァではマダガスカルのシンボルともいえるバオバブの絶景を楽しみ、ベマラハ国立公園ではでは世界遺産のツィンギーをハイキング。マダガスカルという国を様々な観点からお楽しみいただけるツアー内容とっています。

ベローシファカワオキツネザル

ネズミキツネザル

写真:左上 ベローシファカ 右上:ワオキツネザル
写真:下  夜行性のネズミキネザル

乾季のベストシーズンを迎える6月、8月、10月コースは間もなく催行決定!
是非、今年はマダガスカルへ足を運んでみて下さい。

西遊旅行で行く マダガスカルツアー
インド洋の楽園 マダガスカル

マダガスカルツアーレポートはこちら








yonetani_saiyu at 10:00|Permalink