エルタ・アレ火山

2017年07月10日

エルタ・アレ火山の南の火口が再び!

エチオピア北東部・ダナキル砂漠に聳える活火山エルタ・アレ。
間近で迫力ある溶岩湖の姿を観察できる場所として非常に注目を集めてきました。2016年の11月から17年の1月にかけて、非常に活発な活動を続け、1月には大きな火山活動により火山の様子も大きく変化しました。

10月末~11月上旬にかけて、南の溶岩湖から溶岩が溢れ出し、また溶岩湖の表面のレベルが地表のすぐ近くまで上がっていました。あまりに活動が活発な事から、火口の淵からの見学は危険となり、近くの岩山の上からの観察をお楽しみいただいておりました。
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2016年11月観察のエルタ・アレ南の火口
(夕方)
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同様に2016年11月観察のエルタ・アレ南の火口。夜になるにつれて徐々に溶岩の赤色が浮かび上がってきます。

1月末にはさらに大きな火山活動が起こり、南の火口から1km程離れた場所に新しい火口が出現。まさに生きている火山を印象づけられる出来事と言えます。
新しい火口が出現した翌日にエルタ・アレ火山のベースキャンプに宿泊していたのですが、麓からでも溶岩によって夜空が煌々と照らされる様子がはっきりと観察できました。
この新しい火口の出現により、特にこれまで最も迫力ある溶岩湖の見学ができていた南の火口が大きく変わり、溶岩湖の表面のレベルが大きく沈下し、間近で観察することができなくなっていました。南の火口の下にあった溶岩だまりの溶岩が新しい火口へと流れて行ってしまったと考えられていました。新しい火口へは、宿営地となる山上のシェルターから1時間程度歩き、火山の展望ポイントまでご案内しておりましたが、これまでの様に間近まで近づく事が困難な状況でした。
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2017年1月下旬の南の火口 新しく流れ出た溶岩の模様が非常に美しい。

一方、これまで沈黙を続けていた北の火口も徐々に活発な活動を初め、12月の初旬には北の火口でも溶岩が流れ出る姿が観察できています。夜中、火山ガスが噴き出す音がシューシューと鳴り続けていました。1月末の火山活動では、これまで北の火口を覆っていた冷えた溶岩の塊が崩落し、巨大な火口が姿を現しました。もくもくと噴煙を上げる姿はこれまでほとんど見られなかった新しい北の火口を印象づける出来事でした。
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2017年12月撮影 エルタ・アレ北の火口

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2017年1月下旬撮影 エルタ・アレ北の火口

先日、現地エチオピアより入った最新情報によりますと、山上付近の火山活動にまた大きな変化が起こり、南の火口で再び溶岩が観察できるようになったということです。世界広しといえども、ここまで間近に迫力ある火山の様子を見学できる場所はそれほど多くはありません。南の火口で再び溶岩湖が観察できるようになったという情報は多くの観光客にも朗報であるに違いありません。

2017年6月 再び溶岩湖を望む事ができる様になった南の火口
エルタアレ


エルタアレ2


もちろん、これから冬までの間、どのような活動が起こるのかは神のみぞ知るという状況。南の火口が以前の様な迫力ある姿を我々に見せてくれるかどうか、現時点ではっきりとした事は言えませんが、大きな期待を持たせてくれる事に違いはありません。

11月~2月にかけて、ベストシーズンを迎えるエチオピア・ダナキル砂漠は、地球の活動を肌で
感じる事ができる特別な場所として、存在し続けているのです。

■2017年11月~2018年2月 ダナキル砂漠への旅はこちら
ダナキル砂漠・塩のキャラバンとエルタ・アレ火山 8日間・10日間
アフリカ大地溝帯最深部 アファールトライアングルを行く 13日間
ダナキル砂漠とアビシニア高原周遊の旅 15日間

西遊旅行 米谷健吾




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