エチオピア

2016年08月12日

ダナキル砂漠 快適キャンプ泊

こんにちは、大阪支社の中田です。

「エチオピアと大地溝帯」のパンフレットを発表させていただき、昨年に引き続き、大好評のダナキル砂漠ツアー。追加設定も4本発表いたしました。是非、ご予定を合わせてご参加ください。
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よくお問い合わせもいただくダナキルツアーでのキャンプ泊についてご案内したいと思います。
ダナキルツアーではお一人様に一張りずつテントを準備し、設営は現地スタッフが行います。テントを立てたご経験が無い方でも安心していただけます。
また、テント内は十分な広さがあります。テントを設営する場所は小石などが多いため、快適にお休みいただける様、簡易ベッドをテントの中に入れて、その上で寝袋をご利用いただきます。ベッドとお荷物を置いても十分なスペースがあります。寝袋は、弊社での貸し出しをご希望の方は、キャンプ地でお渡しして、朝には回収させていただくので、お荷物の心配もいりません。

■アフデラ湖畔を目の前に、キャンプ泊
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■エルタアレ山麓、頂上では点はありませんが、簡易ベッドの上に寝袋を敷いてお休みいただきます。
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また、専属コックが同行し、毎日バラエティに富んだ美味しい食事をお召し上がりいただきます。朝はおかゆも準備します。食事はテーブル、イスを準備し、そこでお召し上がりいただきます。
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■昼食の一例
アハメッド・エラではかまどを利用したラザニアやピザがでることもあります。
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■夕食の一例
夕食は、サラダやスープ、ピラフなど、メニューも豊富です。
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発電機を持って行くので、カメラの充電や、冷蔵庫に入れた冷たいお飲物もお楽しみいただけます。
猛暑の中、冷たいビールで乾杯できるのは西遊旅行ならでは。
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キャンプ生活も、ダナキルツアーの楽しい思い出のひとつになること間違いなしす。
是非、この機会にご参加ください。
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■ダナキルツアー
・追加設定も発表!ダナキルツアーの決定版
 「ダナキル砂漠・塩のキャラバンとエルタ・アレ火山
・“アフリカの角”ジブチからダナキル砂漠へ。
 「アフリカ大地溝帯最深部アファール・トライアングルを行く
・<新企画>ダナキル砂漠からアビシニア高原へ
 「ダナキル砂漠とアビシニア高原周遊の旅

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2016年08月02日

天空の大自然 バレマウンテン国立公園でオオカミを追う!

アフリカ大地溝帯が貫くエチオピアは、ダナキル砂漠のような海抜-120mにもなる低地から、標高4,000mを超える高原地帯まで、変化に富んだ大地が広がります。

今回紹介させていただくバレマウンテン国立公園は首都アディスアベバから420kmほど南に位置し、車で8時間ほどの距離にあります。この国立公園は東京都の面積とほぼ同じ2,165平方㎞2

森林から草原、高原地帯と変化に富む地形で、特筆すべきはアフリカ最大のアフロアルパイン(高山植物相)を持ちます。この珍しい景観を高原に暮らす動物を捉えた写真とともにご覧ください。

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【バレマウンテン国立公園の概略図】

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【サネッティ高原と群生するロベリア】森林限界を超えた4,000mの大地ではジャイアント・ロベリアの大木のみ見られます。 

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【ハレナの森を眼下に望む】山地南の急な崖を下った山麓には豊かな森林が広がります。

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【苔むしたハレナの森】針葉樹ではなくサルオガセが糸状の枝をたらす、高山性熱帯雲霧林となっています。

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【エチオピアオオカミ】絶滅危惧種であり、バレマウンテンには250頭ほどが生息しています。

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【マウンテンニアラ】エチオピアの固有種で高地のみに生息する大型のアンテロープ。褐色の肌に4本ほどの白い縦じまが神秘的で優美。

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【ゲレザ】別名アビシニアコロブス。白と黒の体毛のコントラストがはっきりしていて美しい。樹上生活が一般的。

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【エチオピアコウチノウサギ】エチオピアの固有種でオオカミの食糧となります。

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【オオタケネズミ】バレマウンテンの固有種。地中に張り巡らされたトンネルと植物の根を食べては掘り返す行動が、サネッティ高原の豊かさの元になっています。

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【ネズミを探すエチオピアオオカミ】巣穴に隠れるネズミを掻き出したり、垂直にジャンプしたりして脅かし、出てきた所を捕食します。多彩な技を使った、貴重な狩りの瞬間に出会えるといいですね。

関連ツアーはこちらから。
バレマウンテン国立公園とリフトバレー湖沼群
固有種の宝庫 エチオピア自然紀行

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2016年07月22日

シミエン国立公園 「アフリカの屋根」をハイキング

東京本社の荻原です。
今回はエチオピア北部の「シミエン国立公園」をご紹介いたします。

「エチオピア」と聞いてイメージする場所と言えば、ダナキル砂漠やエルタ・アレ火山、ラリベラの岩窟教会群などが有名ですが、実はここシミエン国立公園は、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

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エチオピア最高峰ラスダシャン山(標高4,620m)をはじめとする高山が連なり、「アフリカの屋根」とも呼ばれるシミエン国立公園。およそ2500万年前の隆起と火山活動によって形成され、1,000mもの高さの断崖絶壁がいたるところでそそり立っています。

ツアーでは、標高3,300mの場所から切り立った山々が連なる景観を見ながら軽いハイキング。

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特殊な環境の中で独自の生態系が作り出され、ゲダラヒヒ、ワリアアイベックスといった固有の動植物を見ることができます。

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▲胸部が赤いゲダラヒヒ


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▲親の背中に乗った子どもの姿に出会えることも


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▲ナス科の「ソラヌム・エチオピクム」


高原の澄んだ空気を肌に受けながら、大自然を感じることのできるハイキングは本当に気持ちが良いです。

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シミエン国立公園のあるエチオピア北部・アビシニア高原は11月~3月頃までの間雨の少ない乾季のベストシーズンを迎えます。

今年は以前からご要望が多かった、シミエン国立公園を含む北部エチオピアとダナキル砂漠・エルタアレ火山を一度に周る充実内容のツアーを新設定致しました。

直行便が就航し、ぐっと距離が近く感じられるようになったエチオピア。
この機会にぜひ西遊旅行でエチオピアの旅をお楽しみください。


シミエン国立公園、イスラム都市ハラールを含むエチオピア5大世界遺産を10日間で巡る
ナイルの源・エチオピア アビシニア高原周遊の旅

<新企画>大地溝帯が造り出した奇跡の景観ダナキル砂漠と、世界遺産のシミエン国立公園を含むアビシニア高原を1度に訪問!
ダナキル砂漠とアビシニア高原周遊の旅

<新企画>シミエン山地とバレ山地、エチオピアを代表する2つの国立公園をじっくりと巡り、豊かな自然を楽しむ
固有種の宝庫 エチオピア自然紀行

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2016年07月15日

極彩色のダロール火山 ~塩水が造り出した奇観

 大阪支社 高橋です。

 本格的な夏を迎え、毎日暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 弊社でも、先日「エチオピアと大地溝帯」のパンフレットを発表させていただきましたが、おかげさまで毎日たくさんのお問い合わせをいただいております。誠にありがとうございます。

 本日は、弊社でも2008年の視察実施から、長年ツアーを実施し、これまで数多くのお客様をご案内させていただきました「ダナキル砂漠・塩のキャラバンとエルタ・アレ火山」のツアーの中での
見どころの1つ「極彩色のダロール火山」をご紹介いたします。

 地熱によって噴出した塩水が造りだした「極彩色の奇観ダロール火山」

 「ダロール火山」とは、エチオピアのエトラエール山脈の北東、アファール州ダナキル砂漠に位置する、高さ約50m程度の溶岩台地の小さな山で、玄武岩質のマグマが地中に侵入したことによって形成されたと考えられています。
 現在も活動は続いており、1926年にはダロール火山にて水蒸気爆発が起こり、直径約30mのクレーターが形成される現象が起き、ここ近年ではこの水蒸気爆発が最後の大きな現象です。 
 雨水などが地中にしみ込む過程で地層にある塩や硫黄を含みます。それらの水が地熱によって熱せられ、水蒸気となって噴出し、地上で冷やされると再び液体化します。
 この中に含まれる塩、硫黄、カリウム等の鉱物が人口的には作り出すことのできない、絶妙な色彩を作り出しているのです。
 また、塩水が噴出する場所は毎年変わるのが特徴で、訪れるたびにその姿を変えているのも不思議なところです。

 ここからは、ダロール火山を楽しむ1日の流れをご紹介いたします。

 早朝、キャンプ地であるアハメッド・エラ近くにある枯れ川のほとりへ出向き「塩のキャラバン」の見学に向かいます。
 旅の道中で出会うラクダのキャラバン隊は、アサレ湖の塩の採掘場へ向かう前に、アハメッド・エラ近くで一晩を過ごし、日の出前から塩の採掘場を目指して出発します。

 そんな絶好の撮影機会を逃す西遊旅行ではありません。

 もちろんキャラバン隊が出発する前から、撮影ポイントでスタンバイし、朝焼けに染まる空の下、キャラバン隊の行進の見学・撮影を楽しんでいただきます。

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【早朝、アサレ湖を目指して出発するキャラバン隊】

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【アハメッド・エラに朝日が昇る】

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【アハメッド・エラで出会ったアファール族の少女】


 キャンプ地に戻り、朝食を済ませた後に「ダロール地区」への見学に向かいます。
 ダロール火山の麓に到着後、山頂台地を目指し、ダロール火山の約30~40分のミニ登山を開始します。

 山頂台地に昇る道中、一度は後方を振り返ってみてください。
 延々と続いているのではないかと錯覚してしまうほどの広さのダナキル砂漠の景観、また遠望ながら、塩の採掘場のあるアサレ湖を見渡すことができます。
 また、ラッキーだと紅海方面から吹く風が、酷暑に悩まされる私たちに「ひとときの涼み」を与えてくれます。

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【振り返るとダナキル砂漠とアサレ湖の景観が広がる】

 山頂台地へ登り切ると、雨、風の浸食により形作られた「塩のテーブル」が台地に広がる風景をご覧いただけます。
 注目すべき点は、台地に広がる塩のテーブルが「全て同じ高さ」である点です。
 1つの層が浸食された結果が、あのような不思議な景観を作り上げているというのがよく理解できる場所であります。

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【山頂台地に広がる塩のテーブル】

 その後、いよいよ「硫黄フィールド」へと足を運びます。
 塩のテーブルの先にある小高い丘を登り切ったところに立つと正面に黄色(硫黄成分)白色(塩化カリウム分)赤色(鉄化合物)と極彩色の景観が広がります。
 この光景をご覧いただいた瞬間、お客様の歓声が硫黄フィールド全体に響き渡ります。
 一面に広がる極彩色の硫黄フィールドも印象的ですが、その1つ1つを細かく見学すると、人工的に造り出す事の出来ない大自然の作品の素晴しさを感じ、地下から湧き出た水蒸気、液体化したものがこういった素晴しい造形美を作りだす大自然の驚異を感じるに十分なポイントです。

【極彩色の絶景が広がるダロール火山】

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【大自然の驚異を感じる造形美もご覧いただけます】

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 極彩色の硫黄フィールドを一周し、下山ルートに差し掛かる道中、「イタリア軍キャンプ跡地」も見学します。
 1941年までエチオピアを植民地としていたイタリアが軍ならびに科学研究のキャンプを設置していた場所なのですが、なぜか撤退する際に全ての機材などを燃やし置いて行ってしまったそうです。
 こんな素晴しい大自然の景観の一部に、このような残骸を残して帰るという行為は本当に残念で仕方ありません。

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 3つのエリアを見学後、同じルートを辿り下山します。

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 ダロール火山の見学後、「アサレ湖の塩の奇岩群」や「塩を積み込み帰路につくキャラバン隊」の見学などをお楽しみいただきます。
 
 その見どころについては、追々ご紹介していきたいと思います。

 エチオピア・ダナキル砂漠の旅と言えば、エルタ・アレ火山の「漆黒の闇夜に浮かび上がる溶岩湖」をイメージされる方が大半です。
 今シーズンの弊社パンフレット「エチオピアと大地溝帯」でも表紙として使わしていただきましたが、「極彩色の絶景が広がるダロール火山」も、たくさんの魅力が詰まった素晴らしい場所であります。
 エルタ・アレ火山だけでなく、大地溝帯ならではの絶景が展開するダロール地区も是非お楽しみいただきたい、私個人として、また弊社としてもお勧めの場所であります。

■ダロール火山の見学に際して 
 硫黄ガスが噴出する場所での見学となりますが、弊社ではガスマスクを準備し、皆様へお配りしておりますので、ご安心ください。
 念のため、口元を覆うマスクやハンカチは必ずご準備ください。

■ここがツアーのポイント
 弊社ではアハメッド・エラでのキャンプ泊(テント泊)では2連泊とさせていただいております。
 ダロール地区に展開する絶景の数々を、余すところなく、ゆっくりと見学していただくため、猛暑の中でのテント泊ではありますが、2連泊の設定としております。
 過酷な環境下でも快適にお過ごしいただくため、発電機と冷蔵庫を準備し、冷たいお飲み物もご提供。専属コックも同行。毎日の飲用ミネラルウォーターも十分にご用意いたしますので、ご安心ください。


■「極彩色の絶景・ダロール火山」へ訪れるツアーのご紹介
  ダナキル砂漠・塩のキャラバンとエルタ・アレ火山 10日間

  アフリカ大地溝帯最深部 アファール・トライアングルを行く13日間

  <新企画>ダナキル砂漠とアビシニア高原周遊の旅

■特集「ダナキル砂漠をゆく」
 ※「ダナキル砂漠について」「みどころの紹介」「よくある質問」など、弊社HPで特集しております。

※「エチオピアの旅」については、おかげさまで非常にお問い合わせが殺到しております。
 ご興味あるコースがございましたら、お早目にお問い合わせください。


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2016年06月20日

エチオピアとアフリカ大地溝帯パンフレット発表

この度、2016年の秋~2017年にかけての「エチオピアと大地溝帯」特集パンフレットを発表しました。
今年は新コースも充実。これまでの定番コースから、改定コースに加えてエチオピアオオカミが生息するバレマウンテン国立公園を訪れるコース、エリトリアを訪れる新企画も2コース発表しました。
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1.ナイルの源・エチオピア アビシニア高原周遊の旅
 聖地ラリベラや旧都ゴンダール、イスラム都市ハラールなどアビシニア高原を中心に5つの世界遺産を巡ります。数々の歴史遺産が多きなみどころですが、雄大な山並みが美しいシミエン国立公園も訪れます。
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聖地ラリベラの聖ギオルギス教会

2.ダナキル砂漠・塩のキャラバンとエルタ・アレ火山
 例年大好評をいただいておりますエチオピア北東部ダナキル砂漠への旅。10日間でアフデラ湖、エルタ・アレ火山、アハメッド・エラでは塩を運ぶラクダのキャラバンやダロールの奇観など地球の息吹を感じることができるツアーです。
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極彩色のダロール火山

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夜のエルタ・アレ火山

3.アフリカ大地溝帯最深部 アファールトライアングルを行く
 ジブチからエチオピアへ陸路で国境を越え、エルタ・アレ火山、ダナキル砂漠へと抜けるコース。今年は13日間で設定しましたので、より短い日数でアフリカ大地溝帯最深部への旅をお楽しみいただけます。

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美しいグラデーションを成すアッサル湖

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アベ湖畔に放牧にやってくるアファール族の少女

4.ダナキル砂漠とアビシニア高原周遊の旅
 今年新たに設定したコースです。エルタ・アレ火山、ダロールの奇観、ラクダのキャラバンなどダナキル砂漠のハイライトを訪れると共に、アビシニア高原に残る歴史遺産も見学。一度にエチオピア北部を巡りたい方にはお勧めのコースです。

5.バレマウンテン国立公園とリフトバレー湖沼群
 近年注目を集めるバレマウンテン国立公園。標高4,000mを越えるサネティ高原から、美しい苔むした森が広がるハレナの森、マウンテンニアラやメネリクブッシュバックなど固有の野生動物が生息する北部の草原地帯など、ひとつの国立公園内で、様々な植生が広がっている特徴があります。アフリカ最後のオオカミとも呼ばれるエチオピアオオカミの観察も大きな見どころです。

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サネティ高原のジャイアント・ロベリアの群生

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アフリカ最後のオオカミと言われるエチオピアオオカミ

6.固有種の宝庫 エチオピア自然紀行
 バレマウンテン国立公園とシミエン国立公園。豊かな自然を残すエチオピアを代表する2つの国立公園を訪れる新企画。ウェブ川が造りだした巨大な洞窟ソフ・オマールも見逃せません!
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アフリカの屋根と呼ばれるシミエン国立公園

7.知られざるアフリカの角 エリトリア
 これまでベールに包まれてきたエリトリア。1月の視察を経て新発表いたしました。エリトリア鉄道の乗車や紅海に浮かぶダラク諸島、アファール族が自然と共存して暮らすブリ半島、アクスム王国の遺跡群など知られざるエリトリアを巡る11日間の旅です。

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ケレンの月曜市

8.エリトリア探訪
 蒸気機関車の旅、ダラク諸島、アフリカらしいケレンの月曜市などエリトリアの主要な見所を8日間で訪れます。全てホテル泊ですので、キャンプ泊が心配な方にお勧めです。

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エリトリア鉄道に乗車

既にたくさんのお申し込みをいただいているコース、出発日もございます。
是非、お早目のご検討よろしくお願いします。

西遊旅行 米谷健吾




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2016年06月14日

スルマの伝統儀式 ドンガ(エチオピア)

今日はエチオピア南西部に暮らすスルマの人々についてご案内したいと思います。南部エチオピアにはいまだに昔ながらの暮らし続ける民族が多数暮らしていますが、その中でも最も伝統的な文化、風習を残すのがスルマ族です。彼らはオモ川の西側に暮らし、牛と共に生きる民族です。
スルマ族には3つの系列があり、スーリ、ムルシ、 それぞれその様に呼ばれ、オモ川の西側に暮らすのはスーリと呼ばれる人々。オモ川の東側・マゴ国立公園周辺にはムルシ族が暮らしています。

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スルマの女性

彼らは牧畜を中心に生計を立てていますが、少し農業も行いソルガムやトウモロコシなどの穀物を育てます。石臼を使って穀物を挽き、パンや地ビールを作ります。

牛は彼らにとって欠かせない存在です。牛の糞を集め、体に塗るのですが、これは虫よけや皮膚病の予防になると信じられています。マラリアの予防としても考えられています。

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瘢痕模様を施すスルマの女性

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デヴィニャと呼ばれるリッププレートをはめるスルマの女性

牛のミルクはもちろんですが、血を飲むのもスルマの人々の特徴です。ナイフを使って牛が死なない量の血を抜き、飲むのです。その他、牛の尿を使って顔や体を洗ったりします。エチオピア南部にも近年は舗装道路が拡張され、ここ数年で大きな変化が起こり始めていますが、スルマの人々はいまだこの様な文化を残しています。
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牛を育てて暮らすスルマの人々

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牛の地を取って飲む文化が今でも残っています。

スルマ最大の文化と言えるのが「ドンガの儀式」です。男達がドンガスティックと呼ばれる長さ1.2m程の木の棒で戦う儀式なのですが、その危険さから2011年にスルマの行政によって禁止されました。これはスルマの人々の中にも近年は都会で勉強する人達が増え、彼らが役人となった時に、ドンガの様な野蛮な文化はなくした方がいいと考え、実施されたそうです。しかしながら、人々にとってかけがえのない儀式であり、多くのスルマの人々が再開を望み、昨年からこのドンガが再開されることになりました。

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ドンガの会場へと向かう人々

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ドンガの儀式が行われる会場

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スルマの伝統儀式・ドンガ

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村人によって担いで運ばれる勝者

ドンガの儀式はいくつかの村対抗で行われ、同じ村同志では戦いません。場所や時間は村の長老たちによって決められ、時間になると多くのスルマの男女が集います。

戦いはどちらかがギブアップするか、大きな怪我を負うまで続きますが、ちゃんと審判も存在します。ギブアップすると2年間はドンガに参加できないらしく、男達は必死になって戦います。

場合によっては相手が死んでしまう事もあります。その様な場合はなくなった相手の家族へ牛などを送るという補償制度の様なものもあるそうです。

勝利を得たスルマの男は村人に担がれて女性達が集まる場所へと向かいます。そこでドンガスティックを地面に置きます。その男性を気に入った女性は自らのブレスレットをドンガスティックの上に重ねておきます。最初にブレスレットを置いた女性がその男性を射止めるのです。しかし、これは恋人を見るけるためのもので、結婚とは関係がありません。

古くから続いてきたこの伝統文化。一時は2度の戻ってくることがないかと思われていましたが、再び再開されることになりました。この機会に弊社でもこの「ドンガの儀式」を求めてエチオピア南西部を訪れるツアーを設定しています。ドンガの儀式はいつ、どこで行われるのか、現地に行ってみないとわかりません。そのため、彼らの暮らすキビシュにて時間を多めにとり、情報を集めながらツアーを進行します。
近年、経済成長も著しく、人々の暮らしにも大きな変化をもたらしているエチオピア。是非、このチャンスをお見逃しなく。

◆キビシュに3連泊。
エチオピア最深部 オモ川流域に暮らす人々を訪ねて

◆キビシュに4連泊
エチオピア最深部 スルマの人々を訪ねて

yonetani_saiyu at 13:46|Permalink

2016年02月19日

29.8万円~ エチオピア航空就航1周年特別企画!

昨年4月に成田空港に就航したエチオピア航空が、間もなく就航1周年を迎えます。それを記念してエチオピア航空協賛のもと、4月と5月限定の特別価格のツアーを設定しました。

■エチオピア航空協賛特別企画① 北部エチオピアの旅
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エチオピア航空のおひざ元となる本国エチオピア。北部のラリベラ、アクスム、ゴンダールといった世界遺産が数多く残る歴史街道(ヒストリックルート)を巡る旅を2コース設定しました。エチオピア北部のシーズンと言えば日本の冬にあたる季節と言われます。しかし、4月~5月はまだ乾季の終わり。冬に比べると少し気温は上がるものの、雨はあまり降らず、なによりも観光客の数が圧倒的に少ないという魅力があります。ラリベラの岩窟教会群など、ベストシーズンには世界中の観光客で賑わうため、狭い教会内ではどうしても落ち着いて見学することができません。穴場となる4~5月は観光客が非常に少ないので、そういった教会などでもじっくり見学できるというメリットがあります。

①HISTORIC ROUTE エチオピア歴史街道 8日間 特別価格 29.8万円
青ナイル川の源となるタナ湖のほとりに広がるバハールダル、中世に建設された重厚な城が残るゴンダール、エチオピア最古の都アクスム王国が栄え、モーセがシナイ山で授かった十戒を納めた契約の箱が安置されているとされるアクスム、そして数多くの岩窟教会が残るラリベラと、エチオピアの歴史を知る上で重要な4都市を効率よく巡ります。また、旅の最後には首都アディスアベバの国立博物館を訪れ、ツアー中にご覧いただいた歴史の数々をおさらいし、より深く知っていただくことができます。

②ナイルの源エチオピア アビシニア高原周遊 10日間
8日間で訪れる歴史街道に加えて、世界遺産に登録されるシミエン山地や、東部に残るイスラム都市ハラールも訪れる充実の10日間の旅。北部エチオピアの自然と歴史両方に触れることができます。10日間コースは4月29日からのゴールデンウィークにも設定しましたので、お仕事されている方にもお勧めです。

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聖地ラリベラを代表する聖ギオルギス教会

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アクスムはエチオピア最初の王国の都として栄えた町。現在でも当時の繁栄を物語る巨大なオベリスクが聳える。

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ゴンダールに残るデブレ・ブラハン・セラシエ教会の天井に残る天使の壁画。エチオピアで最も有名な壁画とも言われます。

■エチオピア航空協賛特別企画② 緑のタンザニア 8日間
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もうひとつは昨年も好評いただきました「緑のタンザニア」です。5月のタンザニアは雨季の終わりにあたり、6月からの繁忙期を前に快適なロッジもお得な値段でお泊りいただけます。また、雨季の間に降った雨が、サバンナ一面を緑豊かな草原に変え、花々も咲く美しい季節。丁度この頃は、ヌーやシマウマの群れがセレンゲッティのセロネラ地区からウエスタンコリドーへと移動する季節。セロネラ地区のロッジに宿泊し、お弁当を持ってサファリへと出かけます。

当コースはお一人部屋を特価の9,800円でご提供!快適なロッジに格安のお値段でお泊りいただけるのもこの時期ならではの特典です!

ンゴロンゴロ自然保護区にて
プライドと呼ばれるライオンの家族

どちらもお値段がお得なだけでなく、内容もしっかりとたツアーです。
是非、就航1周年を迎えるエチオピア航空にて、アフリカへ行ってみましょう!



yonetani_saiyu at 10:00|Permalink

2015年10月14日

失われたアークはどこにあるのか?

旧約聖書の出エジプト記で描かれる預言者モーセがシナイ山で神より授かったとされる十戒を記した石版。そのすさまじい力を抑えるため、アカシヤで造られ、金箔で内側、外側を覆われた箱に保管されたと言われています。この箱は契約の箱・アークと呼ばれました。モーセがエルサレムにたどり着く前にネボ山で亡くなった後も、ヨシュアをはじめとする人々がエルサレムへと入り、ユダヤの町を築きました。その後、長きにわたってエルサレムで保管されていたこのアーク。ソロモン王の支配のもとに造られたエルサレム神殿、その中の聖室にアークは納められたとされています。旧約聖書によると1年に1回司祭がこのアークを外に運び出したそうです。しかし紀元前900年以降、アークは突然姿を消すことになります。旧約聖書におけるアークに関する最後の記述はヒゼキヤ王の統治時代ですが、この後、アークがどうなったのかという事については触れられていません。

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現在のエルサレムに残る神殿の丘と嘆きの壁

このアークが今どこにあるのか?学者の間でも正確な事は分かっておらず、様々な説が存在します。今日はエチオピア正教で信じされている節”エチオピアの古都アクスム説”をご紹介します。様々な説がありますが、下記はアクスムのガイドの説明によるものです。

紀元前10世紀頃、イエメンを支配していたシバ王国の領土はエチオピア北部にも及んでいました。このシバ王国の女王(一部ではビルキスと呼ばれる)は、当時イスラエルを支配したソロモン王との間に子供を身籠り、アクスムへ向かう道中で出産したとされています。この子供はメネリク1世と名付けられ、後にアクスム王国を支配する偉大な王となりました。メネリク1世が成人となった時、シバの女王は彼に父親はエルサレムのソロモン王であることを告げました。それを知ったメネリク1世はエルサレムへと向かい、父親であるソロモン王と対面したのです。

■シバの女王の宮殿
アクスムに残るシバの女王の宮殿跡

エチオピア説によると、アークはメネリク1世がエチオピアへ戻る際にアクスムへと運ばれたと信じられています。その過程にについても諸説あり、父親であるソロモン王が息子に託したという話や、アークを管理していた司祭が夢の中でアークはメネリク1世と共にエチオピアに行くべきであるというお告げを聞き、メネリク1世にも知ららされることなく、ひそかに運ばれたという説もあります。

とにかくエチオピア正教ではアクスムのシオンの聖マリア教会に保管されていると信じられています。現在はシオンの聖マリア教会のすぐ横にある別の建物に保管されているそうですが、5月の時点ではすぐ横に新しい建物を建設していました。完成すればこちらに移されるのだとか。

■古いシオンの聖マリア教会外観
現在のシオンの聖マリア教会外観

■契約の箱が保管される場所
本物の契約の箱(アーク)が保管されていると言われる建物

シオンの聖マリア教会はこれまで何度か再建されてきました。もともと4 世紀にイザナ王がキリスト教の教会を建設しました。最初に造られた教会はエチオピアで最初の教会であると同時に、サブサハラで最古の教会でもあったのです。

■4世紀の教会跡
4世紀に建てられた教会の跡

9 世紀にヨディトグディトによってアクスム王国が滅ぼされた際に、この教会も破壊されました。その時、保管されていたアークは事前に司祭たちによって運びだされ、違う場所で保管されたといいます。その後、再び教会が建てられましたが、16 世紀にイスラム教徒によってふたたび破壊されました。その時は教会内の貴重な品々はタナ湖にある修道院に運び込まれたそうです。現在の教会は17 世紀にファシラダス王によって建設されたものです。教会内部は女人禁制となっており、男性のみしか入場することができません。

■古いシオンの聖マリア教会内部の壁画 (1)
教会内部の壁画

■古いシオンの聖マリア教会内部の壁画 (2)
16 世紀まではキリストやマリアも白い肌で描かれていましたが、以後黒い肌で描かれるようになりました。

■天使ミカエルとラファエル
天使ミカエルとラファエルの壁画が描かれたドア。

女性もお祈りができるようにと造られたのがすぐ横にある新しい教会。こちらは男女共に入場が可能です。中には500年前に書かれた非常に古い聖書をご覧いただくことができます。1965 年、ハイレ・セラシエ皇帝の奥さんによって建設されました。

■新しいシオンの聖マリア教会 (4)
新しい教会内部に保管される500年前の聖書

エチオピアではこの契約の箱アークの事をタボットと呼びます。エチオピアの各教会にはこのタボットのレプリカが保管され、毎年1月に行われるティムカット祭の時には全てのレプリカが司祭によって祭り会場に運ばれ、掲げられます。しかし、シオンの聖マリア教会に保管されているとされるオリジナルは一切外にでることはありません。

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ティムカット祭の様子。タボットのレプリカを持って司祭が集まる。

失われた契約の箱・アークがどこにあるのか?本当の所は誰も分かりませんが、その一つの説を信じてエチオピアを訪れてみるのも面白いのではないでしょうか?

2016年 西遊旅行で行く 北部エチオピアの旅 詳細は↓
ナイルの源・エチオピア アビシニア高原周遊の旅 10日間
北部エチオピア歴史紀行 8日間






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2015年09月24日

謎の王国・アクスム(エチオピア)

アクスムの考古遺跡は全体の5%程しか発掘されておらず、そのほとんどはまだ地下に埋まったままです。アクスムは現在のイエメンに当たる南アラビアから紅海を越えてきたセム語系のサバ(シェバ)人が中心になって建国されたと考えられています。3,000 年以上の歴史を持ち、エジプト、ローマ、ペルシャ、中国、インドと並ぶ古代文明を持った町のひとつなのです。しかし、発掘調査が及んでいない部分が多いため調査が十分に行われておらず、古代アクスムについては不明な点が非常にに多く残っています。
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アクスムのシンボル・オベリスク

中でも町のシンボルとなっているのが巨大な石柱の並ぶ広場オベリスクフィールドです。このオベリスクがどのような理由で造られたのかはっきりとしたことは分かっていませんが、権力者の墓石であったのではないかと推測されています。

■倒れた巨大なオベリスク
■DSC6012


最大のオベリスクは高さ33m、重さ520 トンにも及びます。しかしながらこのオベリスクは既に倒れてしまっています。もともと巨大な1 枚の花崗岩を切りだして造られ、最初に切り出された一枚岩の重さは1000 トンに及んだと推測されています。倒れた理由に関しては諸説あり、

①地中に埋める部分が少なすぎて重さを支えきれなくなった。
②地震によって倒れた。
③地殻変動など地面の変化によって倒れた。
④950 年アクスムがクシ系のアガウ族の女族長ヨディトグディトによって滅ぼされた際、オベリスクも倒された。

などが挙げられます。

■壊れたお墓
大きなきな一枚岩の屋根を持つ墓はロイヤルファミリーの墓と考えられています。巨大な石の屋根は多くの石柱によって支えられていましたが、巨大なオベリスクがその上に倒れた事により壊れてしまったと考えられています。
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オベリスクの倒壊によって壊れた墓

■地下墳墓
1993 年にデービッド・フィリップスというイギリスの考古学者が発掘。ほとんどの財宝は盗まれていたが3 世紀のアクスムのコインが見つかっています。アクスム王国は独自の硬貨を持ったアフリカで最初の国で、エンドゥビス王からアルマー 王に至る治世の間(270 年から670 年まで)同時代のローマの通貨を模倣した金貨や銀貨や銅貨が鋳造されていたと言われています。
■地下に残るお墓DSC_6018


■ラムハイ王の地下墳墓 4 世紀〜5 世紀頃の王様
偽物のドアを彫り込んだ墓石。地下には棺を納めた部屋とその横には宝物を保存した部屋。棺は未完成のままであった。墓を成す巨大な石組はインカ文明を彷彿とされるような技術が使用されています。
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偽物のドアを彫り込んだ墓石

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石の大きさを測るのに利用したと考えられているものさし

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鉄を使って石と石をつないでいた高度な技術を今もみることができます。

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地下には棺を納める部屋が残っています。

■放棄された巨大な石
切り場はアクスムから5km ほど離れた所にあったとされています。そこで切り出された巨大な岩は象などを使って運ばれ、こちらで彫刻されたと考えられています。中には左の写真の様に、途中で放棄されたオベリスクも見ることができます。
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■高さ26m のオベリスク
現在立っているオベリスクとしては最大のもの。1937 年にムッソリーニに率いるイタリア軍が三分割してイタリアへ持ち去り、長い間ローマに聳えていました。このオベリスクがアクスム王国最盛期の技術の高さを証明するもののひとつであることは明白です。1947 年に国連はオベリスクがエチオピアに返還されるべきであると決議しました。しかし、イタリアは承諾せず、両国政府の長い外交交渉の末に、2005 年にようやく返還されました。ロシアの飛行機で3 回に分けて運ばれたそうです。オベリスクには窓やドアの様な模様が彫刻されており、イエメンの建築によく似ていると言われています。すぐ横には高さ24mのオベリスクがありますが、26m のオベリスクを建てる際にこちらのオベリスクが倒れない様に現在の様な補助装置をつけたのです。26m のオベリスクが2005 年に戻ってくるまでは、アクスムで最大のオベリスクでした。

■DSC_6010
イタリアより戻ってきた最大のオベリスク

紀元前3,000年頃からと言われる長き歴史を誇るアクスム。まだまだ発掘が進んでいないことから、その地名どはエジプトやローマ、ペルシャなどには及びませんが、素晴らしい遺跡が残っています。アクスムのあるエチオピア北部のアビシニア高原は11月~3月頃までの間雨の少ない乾季のベストシーズンを迎えます。2016年11月11日発「北部エチオピア アビシニア高原周遊の旅 10日間」コースも催行決定しましたので、是非ご検討下さい。

2016年 西遊旅行で行く 北部エチオピアの旅 詳細は↓

ナイルの源・エチオピア アビシニア高原周遊の旅 10日間
北部エチオピア歴史紀行 8日間







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2015年08月14日

旧都ゴンダールのファジル・ゲビ王宮

今日はエチオピア帝国の旧都ゴンダールのファジル・ゲビ王宮をご紹介します。
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1636 年にゴンダール朝を開いたファシラダス帝(在位1632~1667 年)以後、キリスト教を信仰した歴代皇帝が建てた石造りの王宮跡が点在するファジル・ゲビ王宮。ユネスコの世界遺産にも登録され、ゴンダールのハイライトとなっています。
ファシラダス帝の父であるスセニョス1 世がカトリックに改宗した際、国内諸勢力の反乱をひき起こしました。その後、1630 年に皇帝に即位したファシラダスはエチオピア正教への復帰と帝権の強化をめざして新たな都の造営事業を開始したのです。王宮ファシル・ゲビの建設はポルトガルやインドから工匠の参加を得て1632 年に始まり、半世紀後のイャス帝の頃には、エチオピア人の工匠が独自に造営工事ができるまでになったといいます。このようして生まれたゴンダールは、ヨーロッパの王宮都市とは大きく様相を異にし、その軍営がそのまま居住区に発展するかたちをとりました。低地にはイスラム教徒の居住区、町外の谷間にはユダヤ人居住区といった具合に全体として分散した街並みを形成してゆきます。

ファシラダス王の王宮。高さ32m、3 階建て。ドームの塔は見張り塔で最上階に王の礼拝の部屋があります。
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ファシラダス王の王宮内部 シンプルな造り。手前がレセプションルーム、奥がダイニングルーム。その他王の着替えの部屋や見張り部屋が残っています。
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ファシラダス王の王宮内部 一カ所だけオリジナルの天井が残っています。
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イヤス王の宮殿 。イヤス王は1682年~1706年の王 1941年のイギリス軍の爆破で破壊され、後々修復されたものです。
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イヤス王の浴場 王が皮膚病にかかったために造られました。サウナの他、薬の部屋、水浴びの部屋、更衣室などがありました。
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イヤス王の浴場の更衣室。服をかけるためのフックや、着替えをいれる棚の様なスペースも残っている
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ライオンの檻。かつては王宮内にライオンが飼育されていたと言われています。
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バカファ王の宮殿。左は馬の厩舎、右側のホールでは晩餐会が行われた場所です。
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手前が ヨハネス1世の宮殿、奥はヨハネス1世の図書館です。
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かつてエチオピアの都として栄えたゴンダール。その栄華のいったんを垣間見ることができる。そんな場所がファジルゲビ王宮です。

西遊旅行で行く 北部エチオピアの旅
北部エチオピア歴史紀行 8日間
ナイルの源 エチオピア アビシニア高原周遊の旅 10日間
エチオピア正教の祭典 ティムカット祭

写真・文 西遊旅行 米谷健吾

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2015年08月03日

「ダナキル砂漠への旅」の魅力 ~その①「ダナキル砂漠」 

 大阪支社 高橋です。
 猛暑日が続く中、思わず「涼み」を求めてしまう日々が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 そんな中、今回紹介させていただくのは、さらなる猛暑の地である「ダナキル砂漠の旅」です。

 ダナキル砂漠への旅は、2008年の視察から始まり、これまで56本のツアーを催行しており、その実績と経験を生かし、西遊旅行が自信を持ってお届けするコースです。

 昨年、ツアーグランプリ実行委員会(委員長:日本旅行業協会)が主催する「ツアーグランプリ2014」にて、弊社の企画・実施するツアー「アフリカ大地溝帯 ダナキル砂漠への旅」が、審査員特別賞を受賞いたしました。

 今シーズンも、この6月に「エチオピアの旅」のパンフレットにてダナキル砂漠への旅を発表させていただきました。これまでにたくさんのお客様からのお問い合わせやお申し込みをいただいており、おかげさまですでに催行決定となったコースもございます。

 また、このブログを執筆中、CNNのホームページに以下のニュースが掲載されていました。

欧州観光貿易評議会(ECTT)が毎年発表している「世界最高の観光地」に、今年は東アフリカのエチオピアが選ばれた。
 同国はスペインやイタリア、タイなどのように有名な観光地では ないが、豊かな自然と壮大な景観、文化遺産に恵まれている。
 エチオピア文化観光省によると、同国を昨年訪れた観光客は10 年前から10%増えて60万人余り。
 国立公園や3000年前にさかのぼる遺跡、国連教育科学文化機 関(ユネスコ)に登録された9カ所の世界遺産と、見どころは尽きない。

http://www.cnn.co.jp/travel/35067388.html

 CNNも注目の「東アフリカ・エチオピア」の中から、西遊旅行が自信をもってお届けする「ダナキル砂漠の旅」。その魅力を少しずつ紹介していきたいと思います。

 本日は「ダナキル砂漠」についてです。

 砂漠と言えば、アフリカの3分の1を占める「サハラ砂漠」、世界一美しい砂漠と称される「ナミブ砂漠(ナミビア)」など、砂の世界が一面に広がる景観を想像される方が多いかと思います。
 多いどころか、ほぼ大半の方がそうだと思います。

 「ダナキル砂漠(Danakil Desert)」とは、エリトリアとの国境に近いエチオピア北部に位置し、別名「アファール低地」とも呼ばれます。
 このあたりは「アフリカ大地溝帯」に位置し、夏は気温が50度以上、冬でも40度を越える世界で最も暑い場所のひとつとされています。
 アフリカ大地溝帯は今から約1000万~500万年前に形成が始まったと考えられています。マントルの上昇流が地殻にぶつかり、東西に流れることで大地が引き裂かれ、真ん中に巨大な谷、その両側に山が形成されたのです。ダナキル砂漠はその谷にあたる場所に位置し、標高は海抜下になっています。
 地質学的にも重要な地域で、アフリカ大地溝帯がアデン湾と紅海に分かれる場所のため非常に活動が活発であり、多数の火山や断層の他、地面の拡大が起こっているため、数百万年後には海水が流入して海となり、東西に拡大していくだろうと考えられています。
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 現在でも火山活動が非常に活発な地熱地帯であり、「エルタ・アレ火山」に代表される活火山も数多く存在します。
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<マグマを湛えるエルタ・アレ火山(南の火口) やはり「夜の訪問」がおススメ!>

 その他には、玄武岩質のマグマが地中に侵入したことによって形成されたと考えられ、地中から熱された硫黄などの鉱物が噴き出す「ダロール地区」。
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<極彩色のダロール火山 どこを歩いても絶景が広がります>

 どこまでも広がる塩の湖「アサレ湖」やアフデラの町に位置する「アフデラ塩湖」では、塩の採掘所もあり、イスラム教徒とキリスト教徒(ティグレ族)の共同作業による「塩のキャラバン(ラクダのキャラバン)」がご覧いただけます。
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<アサレ湖の「塩の採掘所」から、塩のキャラバンが続く>

 また、アサレ湖周辺では、隆起によってできた塩の奇岩群など、大地溝帯が造り出した奇跡の景観をお楽しみいただけます。
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<アフリカ大地溝帯が造り出した「塩の奇岩群」>

 太古の地殻変動を物語る火山地帯に位置する「ダナキル砂漠」は、たくさんの魅力が詰まった場所となっています。それぞれの魅力については、追ってご紹介していきたいと思います。
 そんな魅力の詰まった「ダナキル砂漠の旅」、西遊旅行では3コースを発表しております。
 また、9月には「ダナキル砂漠・塩のキャラバンとエルタ・アレ火山 旅行説明会」の開催を予定しております。ご質問の多いエルタ・アレ火山の登山やキャンプ、持ち物や気候・服装、現地情勢まで、スライドを交えて詳しくご案内いたします。
ダナキル砂漠への旅にご興味のある方は、お気軽に弊社へお問い合わせください。

次回は「エルタ・アレ火山」について、ご紹介します。 

つづく

<アフリカ大地溝帯 ダナキル砂漠への旅>
■ダナキル砂漠・塩のキャラバンとエルタ・アレ火山 10日間
■ダナキル砂漠・塩のキャラバンとエルタ・アレ火山 13日間
■アフリカ大地溝帯最深部 アファール・トライアングルを行く 15日間

■ダナキル砂漠・塩のキャラバンとエルタ・アレ火山 旅行説明会
【東京会場】
会場:ICI石井スポーツ ici club 6F アースプラザ(神田・神保町)
日時:2015年9月5日(土) 14:00~16:00

【大阪会場】
会場:西遊旅行 大阪支社
日時:2015年9月6日(日) 14:00~16:00

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2015年07月21日

デブラ・ブラハン・セラシエ教会(エチオピア)

今日はエチオピア北部、ゴンダールの町に残るデブレ・ブラハン・セラシエ教会をご紹介します。

ゴンダールはかつてエチオピア帝国の都が置かれた旧都。この教会は1674 年、イヤス王によって建設されました。長方形の形は旧約聖書に登場するノアの方舟を表していると言われています。教会を囲む壁には12 のドームがあり、これはイエス・キリストの12 使徒を表し、メインゲートはライオンを象っているとされます。教会の入り口は男性、女性によって分かれており、内部は旧約、新約聖書の物語を描いた壁画、天井は天使の壁画で埋め尽くされています。

■DSC5920
教会外観  長方形の造りはノアの方舟を表している

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教会を囲む壁には12 使徒を表す12 のドーム。

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ライオンが座っている姿を模した門

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屋根の上にはダチョウの卵をあしらったゴンダール式の十字架

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天井には天使を描いた壁画。この教会で最も有名な壁画。木の上に直接描かれている。

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教会内部の見学できるのは1 部屋のみと小さいが、壁画は素晴らしい。正面には十字架に張り付けられたイエスと、その上には三位一体(Trinity)を表す壁画。

■三位一体とは:キリスト教において「父」と「子(キリスト)」と「聖霊(聖神)」が「一体(唯一の神)」であるとする教え。「三位一体」は、正教会・東方諸教会・カトリック教会・聖公会・プロテスタントにおいてはキリスト教における中心的な教えの1 つであり、正統教義のひとつ。

■マリアとヨセフエジプトへの逃避
北側の壁には聖母マリアの生涯を表す壁画。上段2 段はマリアとヨセフのエジプトへの逃避を表す。また、下段はキリスト教の戦士が異教徒と戦う姿を現す。キリスト教徒は正面から見た顔(両目)、異教徒は横顔(目がひとつ)で描かれる。

■イエスのエルサレム入場と最後の晩餐
南側にはイエス・キリストの生涯が描かれる。左上はイエスのエルサレム入場、右下は最後の晩餐。

■イエスの磔から蘇り
最後の晩餐の後、12 使徒のひとりユダに裏切られたイエスはヘロデ王につかまり、十字架にかけられ、再び地上に蘇る(レザリクション)までのお話が描かれている。

この様に、小さいながらに内部一面が壁画で埋め尽くされた、デブレ・ブラハン・セラシエ教会。ヨーロッパの教会とは異なるエチオピア独特のタッチで描かれています。その昔、字が読めない人々に聖書の教えを説くためにこの様に絵で表現したそうです。エチオピアを代表する歴史遺産に違いありません。

北部エチオピアは10月頃から乾季のシーズンに入ります。特に10月、11月は雨季の間に降った雨で山々が緑に茂り、大変美しい季節。是非、ベストシーズンのエチオピアへ足をお運びください。

写真・文 西遊旅行 米谷健吾

西遊旅行で行く 北部エチオピアの旅
北部エチオピア歴史紀行 8日間
ナイルの源 エチオピア アビシニア高原周遊の旅 10日間
エチオピア正教の祭典 ティムカット祭






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2015年06月23日

【エルタ・アレ火山】非現実的な絶景を求めて

皆さんこんにちは。東京本社の荒井です。
先日、2015年から2016年にかけてのツアーを発表しましたダナキル砂漠の魅力をお伝えしたいと思います。

本コースでは、ダロール火山、塩のキャラバン等、魅力的な訪問地が多数ありますが
その中でも一番の見どころは何と言ってもエルタ・アレ火山です。

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まずはエルタ・アレ火山をご存知でない方のために簡単に…

【エルタ・アレ火山:Erta Ale】
現地に住む遊牧民族アファール族の言葉で「煙の山」という意味のエチオピア北部にある粘性が非常に低い玄武岩質のマグマが特徴的な火山。山麓の直径は30㎞。幅は50㎞。標高は613m。頂上のカルデラの面積は1㎢。カルデラの中には、2つのクレーターがあり、北の火口は現在活動をしておらず、1968年と1973年に溶岩をたたえていた。南の火口は横幅60m、縦100mあり、北の火口より小さい。現在でも活動を続けている。

過去125年の間に7回の噴火。1873年、1903年、1904年、1906年、1940年、1960年、1967年、1967年以後も噴火を続けている。エルタ・アレ火山の溶岩湖は少なくとも90年は続いていると言われ、記録されている休火山の中で最も長い。熱の発散は大きいが、溶岩流出は少ない。研究者によるとマグマの密度は高さが噴火を抑制しているとの事。この研究者は岩脈や貫入岩床の携帯の近くにマグマが蓄積されていると提言している。

火口は「マグマたまり」と直接つながっていて、どんどん湧き上がってきているという。大きな変化2004~2005年の間に起こり、南の火口から噴き出した溶岩がクレーターの縁の高さを高くした。エルタ・アレ火山の近くでは地震が何度も確認されており、近い将来に噴火が起こるかもしれないと考えられている。

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エルタ・アレ火山に向かうにはまず、麓のベースキャンプに一泊する必要があり
翌朝、3時30分頃から登頂を開始します。(お日様が登りきってしまうと気温が上昇しすぎる為)
 

ここではローカルガイドさんの先導のもと、ヘッドライトを首からぶら下げ歩き始めます。
「夜間登山」という事でエルタアレのルートを熟知しているガイドさんなので安心です。

足場が悪い所もありますが、こまめに休憩をとりつつ頂上を目指します。

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途中で荷物を運ぶラクダともすれ違います。
毎日このルートを往復してると思うと頭が下がります。

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登頂直前には朝日を見る事も出来ます。
登山中に見る朝日は格別ですね!

登頂後、朝食をお召し上がり頂き、いよいよ「エルタ・アレ火山の火口」へと向かいます。

弊社ツアーでは、エルタ・アレ火山の火口見学を合計3回設けております。

①登頂後の朝食後(10時頃~)

②昼食後(15時頃~)

③夕食後(19時頃~)


後程記載させて頂きますが、エルタ・アレ火山は
見学する時間帯によって全く別の顔を見せてくれます。

朝の見学は、今なお活動を続ける南の火口の見学です。
冷え固まった溶岩の広がるクレーター内を歩きながら、徐々に熱気を感じられる火口付近に近づきます。
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朝の見学のため「明るくてもマグマは見えるの?」と心配や不安を抱る方もいますが心配ご無用です。
お日にちにより火山の動きに多少の変化はありますが躍動感のある姿をご覧頂けるかと思います。


昼食後、日中の暑さのピークを過ぎた15時頃から「午後の見学」がスタートします。
午後は北の火口へ向かうために「火口縁ハイキング」をお楽しみ頂きます。IMG_7807
 

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北の火口は南の火口とは違い、噴火活動はしていませんが真ん中に大きな煙突が出来ています。
この煙突は年々大きくなっているそうです。果たして今年はどこまで大きくなっているのでしょうか!?
是非、皆様の目で確認してきてください!

北の火口を見学して頂いた後は、再度南の火口の見学です。IMG_7845

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火口の周りには朝の見学時にはなかったリングらしきものが!
ガイドさんの話によると、外気が低くなるほど火山活動が活発になるそうです。

夕食後はいよいよ夜間の火口見学です。
火口に到着すると、耳を塞ぎたくなる程の轟音が鳴り響きます。
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夜の火口は想像以上で、言葉を失う程です。
ここ見た光景は、一生忘れられない思い出になる事でしょう。

毎年ダナキル砂漠へのツアーは大変好評をいただいております。
気象条件やキャンプ泊、野天泊が多いことから足踏みされている方も多いかもしれませんが
まずはお問合せ下さい。経験豊かな社員が皆様の不安を解消します!

ダナキル砂漠への旅は是非、西遊旅行をご利用ください。

arai_s_saiyu at 13:30|Permalink

2014年09月29日

ダナキル砂漠への旅 「ツアーグランプリ2014」審査員特別賞受賞!

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この度、ツアーグランプリ実行委員会(委員長:日本旅行業協会 理事 古木 康太郎氏)が主催する「ツアーグランプリ2014」にて、弊社の企画・実施するツアー「アフリカ大地溝帯 ダナキル砂漠への旅」が、審査員特別賞を受賞いたしました。

今回の受賞にあたっては、『個人では訪れることの難しい、パッケージ旅行ならではの醍醐味の詰まったツアー企画』、『地域特性を考慮した綿密な知識と調査を以って新たなデスティネーションを意欲的に開発』との評価をいただきました。

2008年の視察から始まり、これまで49本のツアーを実施してきました。これまでご参加いただいた皆様、ご支援いただいた皆様本当にありがとうございます。この名誉ある賞をいただいたことを糧に、今後とも頑張っていきたいと思います。

ここが違う!西遊旅行で行く ダナキル砂漠の旅

■少しでもサービスをご提供するため、少人数限定コースとしています。
 ダナキル砂漠・塩のキャラバンとエルタアレ火山 7名様催行/12名様限定
 アフリカ大地溝帯最深部 アファールトライアングルを行く  7名様催行/9名様限定


■四輪駆動車は1台につき、お客様3人乗りまで。
 長距離の移動が伴うため、少しでも快適にお過ごしいただける様、助手席に1名様
 後部座席は2名様と、1台につきお客様3名様までの乗車としています。


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ダロール地区 ダロール火山から眺めるアサレ湖

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訪れる旅に姿を変えるダロール火山

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四輪駆動車にてエルタ・アレ火山へ。

■キャンプ泊中もしっかりサポートします!
 テントの設営、撤収は全て現地スタッフが行います。
 エチオピアのダナキル砂漠滞在中は発電機、冷蔵庫も準備します。


 一年で最も気温の下がる11月~2月の間でも日中の最高気温は45度位まで暑くなるダナキル砂漠。弊社では、発電機や冷蔵庫を準備しますので、アハメッド・エラでのキャンプの際にも冷たいジュース、お水などのお飲物を準備します。ビールについても事前に購入しておき、キャンプの際に実費で販売が可能です。
※エルタ・アレ火山山頂滞在時は発電機、冷蔵庫はご利用いただけません。

 面倒なテントの設営、撤収も全て現地スタッフが行いますので安心です。

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アハメッド・エラでのキャンプの様子

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テント内も広々。地面に石が多いので簡易ベッドも用意しています。

ラクダのキャラバン
どこまでも続くラクダのキャラバン

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アサレ湖の塩の採掘所

■エルタ・アレ火山では山麓と山頂でそれぞれ宿泊。3回の火口の見学を設けています。

 西遊旅行のツアーでは、エルタ・アレ火山の山麓(ベースキャンプ)と山頂のそれぞれで宿泊。迫力あるエルタ・アレ火山を存分に見学していただけるような日程作りをしております。
 早朝、ベースキャンプを出発し、暑くなる前に山頂付近に到着。その後、日中に1回、夕方に1回、夜に1回と計3回の見学時間を設けております。せっかくここまできたからには夜の火山だけでなく、明るい時間帯に訪れることで火山全体の様子が良く分かります。

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昼間のエルタ・アレ火山

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夜のエルタ・アレ火山

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間近に望む迫力の火口
 
まだ、ダナキル砂漠のツアーにご参加いただいたことの無いお客様。
ダナキル砂漠への旅は弊社が自身を持ってお届けするコースです。
是非、弊社のツアーでダナキル砂漠へお出かけ下さい!

■西遊旅行で行く ダナキル砂漠の旅 詳細は下記をクリック!

ダナキル砂漠 塩のキャラバンとエルタ・アレ火山 11日間

ダナキル砂漠塩のキャラバンとエルタ・アレ火山 14日間

アフリカ大地溝帯最深部 アファール・トライアングルを行く

西遊旅行 大阪支社 
米谷健吾

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2014年09月05日

【塩のキャラバン】異宗教間の共同作業

こんにちは。
東京本社の荒井です。

今回はダナキル砂漠で訪れる塩のキャラバンについてご紹介します。

かつて塩のキャラバンは採掘所のダロール(アサレ湖)からティグレ州のメケレまで
標高-121m~2000mまで塩を運ぶ一週間の過酷なキャラバンでしたが、今では本格的に塩を運ぶのはダロール~アハメッド・エラ、ベル・ハアレまでの約57km、2日間のキャラバンとなっています。

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これだけ過酷な労働でも収入は少なくラクダ1頭につき50ブルしか利益がなく
ビール1~2本程度の収入です。

ラクダは1回につき塩板を200kg(約30枚)分積んで運んでいます。
そんな過酷な仕事の現場を見学させていただきましたが、楽しそうに仕事をしていた事が
とても印象的でした。

もう1つ興味深い点は、この塩の採掘所では
キリスト教(ティグレ族)とイスラム教徒(アファール族)の方々が共同作業を行っている点でした。
詳細は以下の通りです。

・キャラバンをしているのは「ティグレ族の人々(キリスト教徒)」
・アサレ湖で塩の採掘・塩板の成形をしているのは「アファール族の人々(イスラム教徒)」

アファール族は自分たちの塩を守るために採掘場や隊商をしっかりと管理しており
キャラバンの商人たち(ティグレ族)はアハメッド・エラの収税官事務所で採掘と取引に課せられる税金を支払わなければいけません。

塩の採掘所はアファール族によって仕切られ、塩の切り出し、隊商相手の商売など全てがアファール族によって運営されているのです。

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なおアサレ湖の塩は採掘を続け、数年周期で場所を変えるそうですが、紅海方面から風に乗って運ばれてくる海水がこの地に塩の層を作り上げ、4~5年後には再び元の通りに戻るそうで、無くなる事はないそうです。 

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またここでの塩は主に飼料用の塩として利用され、一部の村では食事用の塩として利用するそうです。 

これから、シーズンを迎えるダナキル砂漠。
毎年満席で出発することの多いツアーですのでお早めにご予約下さい。


ダナキル砂漠を訪れるツアーはこちら!

ダナキル砂漠・塩のキャラバンとエルタ・アレ火山11日間

ダナキル砂漠・塩のキャラバンとエルタ・アレ火山14日間

アフリカ大地溝帯最深部 アファールトライアングルをゆく  

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2014年03月28日

エチオピア最深部に生きる人々

83もの民族が共存するエチオピア。特にケニアのトゥルカナ湖に注ぐオモ川流域には、13の少数民族が暮しています。今日はオモ川流域に暮す人々の様子をご紹介いたします。

オモ川を挟んで東西に分けると、気候が若干異なるこの地域ですが、東側には通過儀礼の牛飛びで知られたハマル族や、デヴィニャというリッププレートをはめたムルシ族が暮らし、西側には、ドンガという伝統儀式を行っていたスルマ族が暮します。どの民族も、文明社会と隔たった辺境の地で、独自の生活を営んでいます。


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【頭髪に牛の油と泥を混ぜたものを塗ったハマル族の女性】


ムルシ族とスルマ族は、オモ川を挟んで対岸に住みながら、民族的には同じナイル・サハラ族に属します。女性はデヴィニャというリッププレートを唇にはめ、男性も女性も自分の体に傷をつけて装飾としています。どちらの民族の男も、すらりとした体系に、引き締まった筋肉を持っています。女性たちは、美しさの象徴であるデヴィニャをはめています。小さい時に、針で小さな穴をあけ、歳を重ねると共にだんだんと大きなデヴィニャに変えてゆきます。丸いお皿のようなデヴィニャの他、四角いデヴィニャをはめた女性もいます。

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【オモ川の東に暮すムルシ族の女性】

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【こちらは西側のスルマ族。四角いデヴィニャです】


スルマ族が暮すオモ側の西側では、2011年に政府に禁止されるまで、杖一本に自分のすべてをかけた戦いの儀式、ドンガが行われていました。この地域に住むスルマの男達にとって、雨季の終わりに行われるこの儀式は正真正銘の真剣勝負でありました。かつては、2メートル以上ある細い木の杖一本で、草原の真ん中で一対一の勝負を繰り広げ、勝った男は勝利の雄たけびを上げながら、何本もの杖を組み合わせて造った神輿に乗り担がれていきました。この儀式は、時に死者も出るほどのすさまじい勝負であり、政府から禁止令が出たため、現在は見ることができません。

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【かつて行われていたドンガに臨むスルマの戦士】


しかしながら、スルマの人々は近代社会からかけ離れた、驚きに溢れる生活を営んでいます。例えば、牛の首に矢を放ち、傷口からあふれ出る生き血をヒョウタンで作った器に受けて、朝食としてそれを飲み干したり、モロコシで作った地酒をヒョウタンの器で飲むなど、他では見ることができない生活を営んでいます。

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【ヒョウタンの器で酒をすするスルマの女性達】

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【牛の首に矢を射って生血を取る】


今年から、南部エチオピアを訪ねるツアーは、オモ川の東西を一度に訪れる内容に変わりました。かつては、ホテルもなくテント泊で巡ったオモ川の東側は、整備が進んですべて宿泊施設に泊まれるようになりました。しかしスルマ族が暮す西側は、まだ設備が進んでおらず、テントに三泊しながら見学します。辺境の地ではありますが、テントの設営はスタッフが行い、専属のコックが食事を作ってくれ、快適なテント生活を送ることができます。

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【辺境の地でも、快適なテント泊の様子】

オモ川流域には、我々が暮す社会とはかけ離れ、未だ伝統的な暮らしを営む少数民族の人々がいます。民族の写真を撮るのがお好きな方は、地球上の他の地域では見られない光景を撮ることができます。そして驚きと感動を、オモ川の地で体験されることでしょう。


関連ツアー
エチオピア最深部 スルマ・オモ川流域に暮らす人々を訪ねて
http://www.saiyu.co.jp/itinerary/new/GAET17/index.html

yamada_saiyu at 18:06|Permalink

2013年09月24日

追加設定!年末年始ダナキル砂漠の旅

大阪支社の米谷です。
先日、年末年始12/26発「ダナキル砂漠・塩のキャラバンとエルタ・アレ火山」11日間コースが満席となったために追加設定コースを発表しました。12/25発の11日間コースとなります。
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≪追加設定≫
12/25発 ダナキル砂漠・塩のキャラバンとエルタ・アレ火山 11日間
http://www.saiyu.co.jp/itinerary/new/GAET19/index.html
旅行期間:12/25(水)~1/4(土)
旅行費用:618,000円
お1人部屋使用料:30,000円

観光内容は12/26発と同じですが、若干観光の順序が異なります。
また、当追加コースでは大阪・東京/バンコク間にソウル乗り換えのアシアナ航空を利用します。

38夜の火口ラクダのキャラバンの出発
写真左:闇に浮かび上がるエルタ・アレ火山  写真右:早朝、ラクダのキャラバンの出発
塩の採掘所2
写真左:アサレ湖・塩の採掘所 
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現在のところ間もなくこちらの追加コースも催行決定できそうな所まできております。
12名様までの限定コースとなり、こちらも満席となる可能性が十分に考えられます。
是非、今年の年末年始はエチオピア・ダナキル砂漠でお迎え下さい!

9/28(土)、9/29(日)にはダナキル砂漠の説明会も大阪・東京にて開催します。
こちらも合わせてご予約のお電話お待ちしております。

ダナキル砂漠・エルタアレ火山旅行説明会の詳細はこちらをクリック!
yonetani_saiyu at 09:30|Permalink

2013年08月25日

エチオピア ダナキル砂漠とエルタ・アレ火山旅行説明会!

こんにちは。大阪支社の米谷です。

今年もまたまたエチオピア・ダナキル砂漠への旅の季節が近づいてきました。
世界でも最も過酷な場所のひとつとされるダナキル砂漠。長きにわたって続く塩のキャラバン、訪れる人々を魅了してやまないエルタ・アレ火山など世界で類を見ない驚愕の世界が広がっています。

行ってみたいけど、どんな場所かわからない、自信がないという声をよくお伺いします。そこでこの度は東京・大阪にて旅行説明会を開催することとなりました。

エルタ・アレ火山の登山の様子、火山の見学、キャンプの様子、気候や服装、持ち物などこれまで幾度と足を運んだ弊社の担当者からスライドを交えてご説明いたします。

是非、お誘いあわせの上、ご参加ください。


35夜の火口
迫力のエルタ・アレ火山

36迫力の景色が眼下に広がります24荷物はラクダが運びます
眼下に溶岩湖を望む             エルタ・アレ登山の様子

蜃気楼の様に続くラクダのキャラバン
蜃気楼の様に続くラクダのキャラバン

ダナキル砂漠・エルタアレ火山 旅行説明会  開催要項

【東京会場】
会場:ICI石井スポーツ ici club 6F アースプラザ(神田・神保町)
日時:2013年9月29日(日) 13:00~15:00
定員:40名様・参加費無料

【大阪会場】
会場:西遊旅行 大阪支社
日時:2013年9月28日(土) 13:00~15:00
定員:20名様・参加費無料

【対象コース :アフリカ大地溝帯 ダナキル砂漠への旅】
ダナキル砂漠・塩のキャラバンとエルタ・アレ火山
年末年始特別企画 ダナキル砂漠・塩のキャラバンとエルタ・アレ火山11日間
アフリカ大地溝帯最深部 アファール・トライアングルを行く
年末年始特別企画 アフリカ大地溝帯最深部 アファール・トライアングルを行く


<お申し込み ・お問い合わせ方法>
ご参加の際は、事前にインターネットまたは電話にてご予約ください。
電話:フリーダイヤル 0120-811391 

yonetani_saiyu at 01:24|Permalink

2012年12月18日

知られざる絶景地 ダロール(エチオピア)

こんにちは。大阪支社の米谷です。今日はダナキル砂漠のダロール地区をご紹介します。

ここ数年大変ご好評をいただいておりますエチオピア・ダナキル砂漠へのツアー。エルタ・アレ火山やラクダのキャラバンが良く取り上げられるのですが、隠れた大きな見どころがこのダロール地区に広がる奇観と言えます。
ツアー終了後のお客様のご意見ではここが大変印象に残っている、思いもしていない景色が見られてびっくりしたというようなご感想も多々いただく場所でもあります。

ダナキル砂漠全体がアフリカ大地溝帯に位置しますが、この大地溝帯の形成は火山活動の影響によるものなのです。地中から湧き上がるマントルが地殻にぶつかり、地殻を引っ張ることによって大地が裂け、大きな谷とその両側に山が形成されたと言われています。今から1000万年~500万年も前のことと推測され、現在もこの活動は続いています。今のままで行けば、数10万~数100万年後に、この大地溝帯でアフリカ大陸は分裂する可能性もあるそうです。

さて、この大地溝帯に位置するダナキル砂漠はアファール・ホットスポットとも呼ばれる火山活動の活発な地熱地帯です。地熱地帯と言えばアイスランドやアメリカのイエローストーン国立公園などが知られ、観光地としても有名ですが、ダロール地区にもそれを凌駕する絶景が広がっています。

ダロール地区はラクダのキャラバンが集まるアハメッド・エラの北側、塩の採掘がおこなわれているアサレ湖に位置します。このあたりはポタッシュ(塩化カリウム)の採掘が盛んで、このダロール地区でもかつてイタリアの会社が採掘を行っていました。

最大の見どころは「ダロール火山」と呼ばれる場所。火山といってもマグマを湛える火山ではなく、1926年の水蒸気爆発によって形成された丘のような所です。丘の麓で車を降り、20分ほど登ると、言葉で表現できないような景色が広がっています。雨水などが地中にしみ込む過程で地層にある塩や硫黄を含みます。その水が地熱によって熱せられ、水蒸気となって噴出し、地上で冷やされると再び液体化します。この中に含まれる塩、硫黄、カリウム等の鉱物が人口的には作り出すことのできない、絶妙な色彩を作り出しています。下記の写真は2012年2月に訪れた時の写真ですが、その前の年とも活動している場所は変わっていました。訪れる度に景色が変わり、また新たな発見があるのも楽しみです。

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≪極彩色の景色が広がるダロール火山≫

活動がなくなった場所は乾燥し、塩のテーブルだけが残されています。これもまた、不思議な景色です。
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ダロール火山から眺める塩湖・アサレ湖。大地溝帯の形成の過程で、紅海の水が流れ込み、塩分がこの土地に閉じ込められたことが、この塩湖の形成に大きな要因となったのです。
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ダロール火山から少し移動した場所には「塩の奇岩群」が広がっています。塩の層によってできた渓谷です。地殻の活動によって隆起した塩湖の大地が長い歳月の間に雨風によって浸食され、このような景色ができたと考えられています。

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最後に紹介するのは地中から鉄分や硫黄を含んだ水が湧き上がる不思議な泉です。一番大きな泉は直径40mほどの大きさ。その周囲には小さな泉がたくさん湧き出しています。なぜか鳥やバッタなどの死骸もたくさん見かけられ、おそらく湧き出す水には有毒な物質も含まれているのではと想像できます。温泉みたいにボコボコと湧き出していますが、熱くはありません。

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この様に、ダロール地区に広がる不思議な景色は、日本ではまだほとんど取りあがられる事もなく、知らない人がほとんどです。しかし、実際に訪れてみると、誰もが納得されられる、他に類を見ない絶景地なのです。

今年も11月末からダナキル砂漠へのツアーが始まり、すでに2本のツアーが出発しています。年明け以降、2013年1月、2月のコースで若干空席がでているコースもありますので、ご興味おありの方は、お問い合わせ下さい。

≪関連ツアー≫
ダナキル砂漠・塩のキャラバンとエルタ・アレ火山
アフリカ大地溝帯最深部 アファール・トライアングルを行く


















yonetani_saiyu at 22:34|Permalink

2012年10月25日

民族に出会う旅。南部エチオピア

ダナキル砂漠、エルタ・アレ火山で盛り上がりを見せているエチオピアですが、
南部もまた大自然とは違った魅力が満載です。

少数民族。

数百万年前の化石人骨が発掘され、世界遺産にも登録されているオモ川流域
に暮らす人々は、今もなおそれぞれの伝統や文化に根付いた暮らしを送っています。
ではここでそんな彼らを少し紹介したいと思います。

<ワライタ族>
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ほとんどがプロテスタントのキリスト教徒。衣服は普通の格好をしているので、我々
日本人がぱっと見ただけではどの部族かは分かりません。

<ムルシ族>
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おそらくエチオピアの少数民族と聞いて一番思い描かれるのがこのムルシ族でしょう。
口に大きなプレート「デヴィニャ」をはめた女性が特徴的です。今はこのプレートが
大きければ大きいほど、結婚をした際に旦那さんからもらえるプレゼントが多いという
ラッキーアイテムなのですが、もともとは奴隷時代に、支配者からさらわれたりしない
ようにわざと顔を不細工にみせようとはめたのがはじまりだそうです。

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同じムルシ族でも男の子たちはまた変わった格好をしています。
チョコレート色の肌に白のペインティングが映えますね。

<ハマル族>
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ムルシ族と同じく、今も土着(自然)信仰をしているハマル族は、
赤土とバターを髪に塗り込めた女性で有名です。

<カロ族>
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雄大なオモ川を見下ろす高台にある村に住む、カロ族。もともとはハマル系の人々で、
ハマル語でカロは「魚を食べる人々」を意味します。下唇に釘を刺した女性が特徴。


写真を撮るごとにいくら支払う・・・といった交渉が必要だったりすることもありますが、
撮った写真の画面を見せてあげると、皆嬉しそうににっこり笑ってくれます。


添乗員付きツアーは夏の設定ですが、個人旅行での手配も承っています。
ご興味のある方、いつでもお問い合わせ下さい!

秘境・南部エチオピアの民族と出会う旅 10日間

mitsuda_saiyu at 10:00|Permalink