サハラ

2015年12月09日

西サハラ、そしてモーリタニアへ

西サハラのライユーンを目指します。アガディールからの距離は630Km。

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しばらく走っていくとこの地独特のアルガンツリーがたくさん生えていました。この木の実は若返り効果があるとされ高価な女性用の化粧品や食物油などにも利用されています。面白いことに太古の昔に陸続きだったメキシコにも同じ種類の木があるそうですが実はならないそうです。
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絵本「星の王子様」で有名なサンテグジュペリはタルファヤの飛行場で勤めていました。絵本の中で描かれた世界はこの町のジュビー岬で過ごしていた時の記憶から生まれました。
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アンチアトラス山脈を越えて標高を下げていくとまた景色は変わり緑の少ない平原が広がっていました。

サギアエルハムラ川越えるとライユーン市内です。
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ライユーンは内陸にありますが港としての機能は車で15分ほど離れた海岸の工業地区にあり、西サハラ最大のリン工場やその付近に風力発電もあります。モロッコの電力のほとんどはアトラス山脈中にある水力発電によって得られています。西サハラまではアガディールから電線が引かれています。

砂丘地帯からすぐに礫砂漠へと入り、南のダクラを目指します。ライユーンから510Kmの距離です。
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ダクラは1884年にスペイン人が西アフリカではじめて恒久寄港地として建設した町です。人口18000人の町は湾での漁業やウインドサーフィンなどが盛んに行われています。市場へ行くと鮮魚やオリーブ、デーツなどが並んでいました。ここで漁獲されたタコは日本向けに輸出されます。
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北緯23度27分は北回帰線。ボロボロのTropic cancerの看板も発見しました。
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西サハラから緩衝地帯を抜けてモーリタニアのヌアディブへ。途中、モーリタニア北部最大都市ズエラットから鉄鉱石を運ぶ、世界一長い3000mの列車も運よく見ることができました。
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大西洋に突き出した半島先端のブラン岬まで行くと、2003年に座礁したままの錆びついた船や古びた灯台、さらに荒い波間を泳ぐチチュウカイモンクアザラシやきれいな夕日も見ることができました。
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最後のシーズン迫っています!カサブランカ(モロッコ)~西サハラ~モーリタニア~ダカール(セネガル)まで大西洋岸を進むツアーはこちらから。

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2011年02月14日

ニジェールの塩のキャラバン Azalai アザライ 2011

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サハラ砂漠でトゥアレグによって営まれる塩のキャラバンを「アザライ」といいます。20世紀初頭には2つのアザライが存在しました。
①トンブクトゥ~タウデニ(マリ)
②アガデス~ファシ~ビルマ(カワル山地)
この2つは現在も残る唯一のサハラのキャラバンであり、雨期があけ気温が下がる11月~1月に最も多く組まれますが、トラックの輸送が発達してきたため、ニジェールでのキャラバンは衰退にあります。

2011年1月、ニジェールのファシ付近で、幸運にも”塩のキャラバン”に出会うことができました。


caravan06ファシのオアシス手前でキャラバンの足跡発見! 
車でキャラバンの足跡を追跡、幅から大きなキャラバンであることを推測 







caravan01荷済みをしている出発直前のキャラバンと遭遇。150Kg~200Kgほどの荷物を積むとのこと。ビルマやファシで作られているヤシの木の幹でかたどった塩Kanutuを積んでいます。






caravan05塩とラクダの食料の干草をつんで出発する。後ろのラクダは前のラクダの干草を食べないように口にロープが巻かれています。また、キャラバンには修行中の子供ラクダの姿も。






caravan02今回であったキャラバンは、ナイジェリア国境マラディの近くのマダワから出発したキャラバン。
マダワ→アガデス→トラヤ→テネレの木→ファシ→ビルマ→ファシ→テネレの木→トラヤ→アガデス→マダワと歩いている、ファシを出発して1日目のところでした。「何日間のキャラバンですか」と聞くと、「家を出てから今日で50日目」と。


マラディの近くのマダワで黒人トゥアレグによるキャラバンでした。「昨日は朝9時半にファシを出て夜中まで歩いてここにきた」と。ファシからちょうど50Km地点でした。400匹のラクダを連れた隊で、今年2回目になる11歳の見習いの子供も参加していると、35年キャラバンをしているリーダーが説明をしてくれました。

キャラバンに出会えた、という幸せ。この伝統が受け継がれていきますように。

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文・写真 Mariko SAWADA  澤田真理子


テネレ砂漠の塩のキャラバンと出会うチャンスのある西遊旅行のニジェールの旅
「ニジェール・アイール山地とテネレ砂漠塩のキャラバンルートを行く」

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